コンサルティング会社に転職して役立った本10冊。
①イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」 安宅和人
・「一次情報を死守せよ」「変数を削減する」等、イチイチ刺さる。半年で5,6回読み直した。
②戦略「脳」を鍛える 御立尚資
・「パターン認識」や「シャドウボクシング」というコンセプトは即効性がある。確かにスケールメリットやコストビヘイビア(固定費/変動費)といった切り口はまず検証している。
③V字回復の経営―2年で会社を変えられますか 三枝 匡
・業績不振企業にいたことがあるなら「不振事業の症状」に共感できること間違い無し。「業績悪化と社内の危機感は逆相関にある」。
④ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 楠木建
・競争優位の源泉は「部分非合理性」にあり。ガリバー戦略の読解は感動的。
⑤事業再生の実践(特にⅠとⅢ) 産業再生機構
・「計数計画の作り方」や「経営管理基盤(PDCAサイクル)の構築」といった再生シーンで頻繁に出くわす事象に対して、極めて実務的に記述されている。
⑥プロフェッショナルコンサルティング 波頭亮、 冨山和彦
・「起点と終点を定めることに価値がある」。確かに最初からゴールをクライアントと握れているような仕事は楽ですが…。
⑦問題発見プロフェッショナル―「構想力と分析力」 齋藤嘉則
・「As Is(現状)」と「To Be(あるべき)」はいかなる場面でも使える。議論の焦点がぼやけてきたらあるべきに立ち返る。
⑧IGPI流 経営分析のリアル・ノウハウ 冨山和彦
・フェルミ推定のように自ら算出ロジックを組み立てることの大切さを実感。
⑨意思決定のための「分析の技術」―最大の経営成果をあげる問題発見・解決の思考法 後正武
・「分析の前にマグニチュード(重要性)の把握から」。経営分析の手法がほぼ網羅されている。
⑩図解 実戦マーケティング戦略 佐藤義典
・「強みとは、顧客の選定理由である」「競合とは、顧客にとっての選択肢である」。マーケティングを考えるうえでの大前提が記載。