キムの裁判傍聴日記

裁判傍聴が趣味の金村圭介と申します。
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8月13日に、傷害の事件を見てきたので紹介します。

(事件の概要)

被告人は、39歳の男性。
専門学校を卒業後、建築業の自営をしています。
傷害事件で、過去に2度逮捕歴があります。
逮捕はされましたが、現在は保釈中。

無題

被告人は、経営している建築会社で被害者男性ともう1人の男性従業員(以下A)を雇用していました。
被告人は以前より、仕事のミスで被害者に対して暴力を降ることがありました。

事件の前日、被告人、被害者、Aは夕方より3人で現場に行き、仕事をしました。
仕事は深夜に終わり、被告人の車でAを自宅に送り届けました。
そして被告人と被害者で、会社の敷地に車を停めて、飲酒を始めます。

飲酒中、被告人は被害者の言動に腹を立て、暴行を振るいます。
しかし、被害者は飲酒していたこともあり、よく覚えていないようでした。

事件後に被告人はAに電話をかけて、「被害者をボコボコにしてしまった。しかし、被害者は覚えていないようでラッキー、このことは決して警察に言わないように」と隠蔽工作を図ります。
さらに後ほど再度Aに電話して「被害者に先に殴れたことにする」と口裏を合わせるように言います。

一方、被害者は昼に気がつくと、フラフラして吐き気もありました。
しかし、その日の仕事には何とか出かけます。
仕事後にAから電話がかかってきて、家に来るように言われ、被告人がボコボコにしたことを告げられ、一緒に警察に行くように勧められます。
その後、被害者とAは警察に行きます。
これにより、被告人は逮捕されました。

病院で診断を受けたところ、外傷性くも膜下出血、顔面打撲で全治3週間を診断されました。
被害者は「これまで我慢して働いてきた。今後被告人とは関わりたくない。なるべく長い間刑務所に入っていて欲しい」と話しています。

(今後の進行)

本日は、ここで終了。
今後、被告人質問があります。

被告人は概ね認めていますが、どちらが先に暴行を振るった等、争う姿勢があるようでした。
場合によっては、Aが証人として出廷する可能性もあるみたいです。

(感想)

被告人質問後に、感想は述べたいと思いますが。
事件の概要だけ聞くと、被告人は墓穴をほったなという印象です。

暴行が言語道断であることは当然として。
被害者の記憶も曖昧で、以前も暴行に対して我慢していたことから、逮捕にまで至らなかった可能性もあります。
しかし、Aに対してぶっちゃけ、味方に取り込もうとしたことが失敗します。
Aは被告人の味方ではなく、被害者の味方だったのです。
そりゃー普通、上司に対して、従業員同士で結束するのは至極当然のことでしょう。
被告人はそこを見誤って、言わなくてもいいことをAに言ったことで、不利な立場になっていると思いました。

2018年7月20日 詐欺の判決が出ました。

(主文)

被告人を懲役8月に処する。

・被害額は決して小さくない
・執行猶予中の犯行であり、強い非難に値する

一方で、

・知人の助け等もあり、被害弁償を行っている
・罪を素直に認め、反省している
・知人が被告人の更生を助ける旨述べている
・2年6月の執行猶予が取り消される見込みである

以上より、上記判決の通りの刑とした。

(感想)

金にだらしなく、やってしまったCDの借りパク&売却で、懲役8月。
2年6月の刑も取り消されて、合計3年2ヶ月も刑務所にいないといけません。
得た金は1万円以下ですが、こんなことしなかったら、執行猶予も取り消されなかったので、いくらしょぼい人生とは言え、その代償はあまりに大きかった。

ただ、被告人は犯罪傾向が相当進んでいる印象ですし、社会的にはこのぐらい刑務所にいていただき、根性を叩き直して欲しいと思います。

刑務所の中は、超理不尽な人間関係とかもあるみたいですし・・・
この程度の犯罪では割に合わないと、自覚いただければ。

「2018年7月4日 強制わいせつ」及び「2018年7月18日 強制わいせつ」について、判決が出ました。

(主文)

被告人を懲役年6月に処する。
この裁判が確定した日から年間その刑の執行を猶予する。

・犯行は稚拙ながらも、悪質かつ卑劣
・自身の性欲を満たすためであり、動機に酌量の余地はない
・酒に酔って覚えてないと述べているが、前後の状況より甚だ疑わしい

しかし
・犯行自体は認めている
・被害者に謝罪文を送っている
・罰金以外の前科前歴はない

以上より、今回に限り執行猶予付きの判決とした。

(感想)

またしても、予想通りのビンゴ賞でした。

酒に酔っ払って全く覚えていないというのは疑わしいとして、性欲バリバリとして認定されたものの。
まあこれぐらいで実刑はさすがにやりすぎです。
執行猶予で妥当だと思います。

ちなみに、この裁判では審理の段階から若い女性とその母親っぽい人が、傍聴席にいました。
そして執行猶予付きの判決が出た瞬間に「マジ判事おかしい」と言いながら、怒って扉をバタンと締めて、途中で出ていってしまいました。
もしかたしたら、被害者の女性なのかもしれません。

このように、女性はこの手の犯罪には本当に厳しく、被害者感情を重視する昨今の裁判では、示談に持ち込めずに、起訴されて刑事裁判になることも十分に予想されます。
胸を揉んだぐらいで、裁判になっては割にありません。
僕も気をつけようと思いました。

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