いやービックリした記事がありました。私は立花隆氏の本が好きでいろいろと読んでますが
今回もするどい指摘でした。

http://nikkeibp.jp/style/biz/topic/tachibana/media/050426_internet/

●立花隆:反日デモ統制にも使われた逆説としてのネットより

『 4月24日の朝日新聞で、北京特派員の藤原秀人記者が、
「水平線/地平線」というコラムに書いていた、「胡主席 デモはいつ知ったか」は、現代中国社会のあり方を考える上で、きわめて興味深い情報を伝えている。

 日本のメディアが連日大々的に報道した反日デモについて、
中国の新聞もテレビもニュースとしてはまるで伝えていなかったので、
中国人から「反日デモというのは本当ですか?」とたびたび聞かれたのだという。
上海の領事館で破壊行為が起きたあと、当局は、愛国的なデモであろうと、
それが破壊行為に転ずるのは許せないとテレビではっきり警告したが、

それを聞いても、中国人の大半は、そのような破壊行為があったということ
それ自体を知らなかったので、藤原記者の方が逆に、「いったい何があったのですか?」と聞かれる始末だったという。』

たしかに、テレビでは、中国では反日デモのことがほとんどニュースになっていないと言ってましたね。

    わたしがもっと驚いたのは、日本の報道のありかたです。


『最近つくづくそれを感じたのは、友人のジャーナリストから
、麻布の中国大使館の取材に行って見聞きしたことを詳しく聞いたときである。

たしかに、一般のメディアでも、中国大使館にいやがらせの電話があったとか、
塀にペンキで落書きされたといった程度の話は豆ニュース的に報道がされてはいる。
しかし、現場の様子はそんな生やさしいものではないのだそうだ。

「それはもう唖然とするほどすごいです。
右翼が次から次に大型の街頭宣伝車をつらねてやってきて、
ボリュームをいっぱいに上げて、耳がこわれるほどの大音声で、
中国攻撃を延々何時間もやってます。それも、『×××××は死ね!』だの、
『×××××は日本から出て行け!』だの、
差別語丸出しの聞くに堪えない攻撃をガンガンやりつづけるわけです。
聞いてるほうがウンザリしていやになるほどやりつづけます。
放っておけば、大使館の中に突入しかねないので、警官隊が二重三重に防護しています。
中国の日本大使館、領事館と同じです。
あれを見たらいま日中両国がただならない緊張関係にあることがすぐわかります」という。

こういうことが一般のメディアで全く報じられないのは、
それを報じることが、彼らの行動を宣伝することになり、
その悪い影響が世に広がることを心配してのことだろう。
その基本的な心理は、中国政府が反日デモの事実を、
一般メディアに報じさせないようにしているのと共通しているといってもいい。』


               ホント、驚きました!

テレビや新聞では、中国大使館にペンキや悪戯書きといったことなどは、
少し伝えてましたけど実際はすごい状態だったんですね。田舎住まいの私はまったく知りませんでした。


  テレビ、新聞といった情報だけで事実を把握する危険さをつくづく感じますね。

それよりも、勇気ある報道の自由を持ったメディアが少ないのはどういうこと?
ある外国ジャーナリストが言ってましたね。日本は「官僚に統制された経済大国」と。