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            ☆間違いだらけの風水☆
         〈初心者でもよく分かる本格派入門〉
          〜vol.74 風水と内部空間


この度の東日本大震災により被害を受けられました皆様に心よりお見舞い申し上げます。
被災地の一日も早い復旧・復興を心より祈念致します。


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1 風水の話       風水と内部空間
2 風水ネタ評論     風水の不都合な真実?
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1 風水の話  風水と内部空間
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こんにちは。
本当にご無沙汰しておりました。

4月もスタート。
さっそく始めましょう。

今号は、家の内部について話しましょう。

風水では、外部環境である土地、敷地周辺、道路
などが家の吉凶に影響することは書きましたね。

私たちが外部環境を「形」から判断するときの
覚えておきたいポイントは、


【尖角衝射(せんかくしょうしゃ)】

尖った形、角のある形、衝突するような形、矢を射るような形

このような「形をイメージする状況」があると
凶作用の強い環境であると考えます。

「どうも不自然な形だなあ」とか
「不安定な形だなあ」とか感じるときは、
道路、建物、敷地などが「尖角衝射」である場合が多いと思います。

それでは、家の内部から「尖角衝射」考えましょう。

まず、家の内部から外部を見ることです。

内部から外部を見るというのは、
家の開口部である玄関、窓から外を見ることです。

玄関、窓を開けて、真っ正面を見てください。

家の外壁の角、看板、近隣の屋根、
細長い棒など気になる「モノ」がありませんか。

特に、玄関は気の出入りする場所として
とても重要な空間ですから、注意が必要です。

改善策は、敷地の状況などによって違いますが
基本的には「尖角衝射」が見えない状況をつくる。

ということになります。

次回は、家の内部空間について話しましょう。

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2 風水ネタ評論 風水の不都合な真実
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私が、ツイッター、メディア、サイト、書籍などから
面白い風水ネタをセレクトして、極々個人的な見解で
コメントするコーナーです(笑)

風水を地理学、環境学、民俗学、建築学といった、
いわゆる学術的な面から論評された風水本などは
よほど風水好きな人でないと読まないでしょう。

お手軽に「すぐ使える風水」で十分だよ
という方も多いと思いますが、

風水思想などについて、マジメに論じている中で
とても興味深く、面白いネタも多くあります。

※参考図書
「風水地理入門」
崔 昌祚 (著, 原著), 熊谷 治 (翻訳)

今回は、風水の弊害(お墓・陰宅)について、
わかりやすい部分から、一部紹介しましょう。

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『生前、両親が子供を前に座らせて、厳しく訓戒をしても
聞きいれられなかったのに、土中に埋められ腐っていく死体が
どうして、子供たちに福をあたえられるかと。』
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風水におけるお墓(陰宅)への疑問をなげかけ
さらに強烈に語りかけます。


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『父親が獄中に閉じこめられ、あらゆる残酷な刑罰をうけて
体中傷だらけになってしまっても、外にいる子供たちには
腫れ物のひとつできたという話しを聞いたことがないのである。

したがって、両親の遺骨がうけた大地の気運が子供たちに
伝わるという、同気感応論をどうして信じることができよう。

まず、自身と家門の幸福だけを望み、墓地探しに没頭する風水が、
風水にかこつけた雑術にすぎず、けっして正当な風水になり得ない
という事実である。』
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「生きる人」「死んだ人」の人間の気の感応について
真っ正面に疑問を突きつけてますね。

さらに、

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『西洋の学問体系に慣れた多くの学者たちは批判をくわえる。
風水は、迷信に過ぎないものであり、あまりにも非論理的な認識体系
であるので、一考の価値もないものであると』
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このように、風水に懐疑的な論評をとりあげています。
このするどい指摘に、風水研究者、著者はどのように
答えを見いだし、風水思想を語っていくのか..........続く。


どうですか。

推理小説を読んでいるようで面白いでしょ(笑)

さて、この先を知りたいと思うあなたは、

もしかして、風水の難解な迷宮へ入ることになるかもしれません。


次回は、その迷宮についてのネタをとりあげましょう。