このたび広島市土砂災害によりお亡くなりになられた方へお悔やみを申し上げるとともに、被災した方々にお見舞い申しあげます。また、行方不明の方が一刻も早く発見されます事を、お祈り致します。

広島の土砂災害は、「土砂災害警戒区域」の宅地造成された土地も多くあるようです。

このような「土砂災害警戒区域」は、急傾斜地の崩壊や土石流、地滑りの危険がある区域のことで、土砂災害防止法に基づき、都道府県が指定します。

特に、山間部を宅地造成した土地は、地盤調査をしていたとしても要注意です。

風雨の状況、地震の影響、地盤の液状化……………。
想定外の自然の猛威は、私達に想像を超えた被害をもたらします。

風水では、自然の環境を巒頭(らんとう)と呼び、土地選定の際の判断材料に使います。

最適な環境を四神相応の地として、四方に保護された土地が良いとされます。
この四方は、山間部では、「山」「丘」「高い土地」などが該当します。

この四方の保護の役割とされる「山」が豪雨により土砂災害を起こしました。

この「山」の土質にもよるので一般論では語れないのですが、
風水では、保護となる「山」の配置によって、吉凶が分かれることもあります。

それは、山の峰の連続している延長線が交差するような土地は吉となります。
逆に山の低い谷の部分の延長線が交差する土地は凶とされます。

今回の土砂災害も、豪雨によって山の谷の部分に集中的に圧力がかかったと思います。

特に宅地造成された土地が、山の低い谷の延長線上の交差する環境である場合は注意が必要です。

地盤2地盤