奈良放火殺人は、とても悲しい事件です。

事件の全容がわかるにつれて、ホントやるせない気持ちです。

「医師である父親から成績のことで強くしかられ、殴られることが多かった」
「周辺住民によると、医師の父は勉強部屋を「ICU(集中治療室)」と呼び、小学校の時から夜遅くまで付ききりで勉強を教えていた。」

 私の息子は今年から東京の大学へ行ってますが、東大ではありませんよ(笑)
一緒に勉強してきた友達が受験失敗で、二浪となってしまったそうです。
今は、東京の予備校で勉強していると聞きました。新潟にも予備校がありますが、都会の方がいいんでしょうか。その友達のお父さんは医者で、将来、仕事を継ぐために頑張ってるそうです。 ようするに、「必ず大学合格をして、医師免許をとって、親の仕事を継がななければならない人生」が待っているわけです。

 この親の敷いたレールの上を歩かなければならないプレッシャーは相当なものでしょう。事件を起こした長男は「環境をリセットしたかった」と言っているそうです。
きっと「追いつめられた受験環境、家庭環境」でなければ、殺人者とならずに、高校生活を送れたはずです。「環境をリセットしたかった」というのは、「家族をリセットしたかった」「親をリセットしたかった」ともいえます。なんともいえない悲劇です。


追いつめられた状況で犯した殺人者は、逮捕直後は「スッキリした」と言っている記事が多いですね。たぶん それは、例えると「精神」という風船に、プレッシャーという「空気」がパンパンになってしまい爆発した状況なんでしょう。 

 今回の事件は、子供を持っているお医者さんの家庭は、きっと人ごとではないと思いますよ。

 成長期の子供に精神的、肉体的に逃げ場のない家庭環境をつくるのはやめましょう!

 なかなか難しい問題ですが。 将来の夢や人生の選択は子供の意思を尊重してあげてほしいですね。幼稚園のお受験事情などみると寒気、吐き気を感じるほど、日本社会のゆがみを感じます。