梨田監督カード(本日もう一つ、掲載)
大阪近鉄バファローズの梨田昌孝監督が、今日退任。そして、打診されていたオリックス統合球団のヘッドコーチ就任は断り、ユニフォームを脱ぐことになった。
個人的には歓迎したい。
梨田監督はバファローズ最後の監督である。
55年続いたチームにおいて、選手と監督で優勝を味わった唯一の人でもある。
男前(就任時には真弓明信ヘッドコーチと、小林繁投手コーチを迎え男前トリオとも言われた。のちに小林氏が退団し、コンビになった。真弓氏も今回ユニフォームを脱ぐ)で温和な感じが、人気だった。キャッチャー出身という雰囲気を感じさせない、さわやかさもあった。
野球選手や監督というと、愛車はベンツとかゴツイのが多い中、梨田監督はプジョーに乗っていた。どちらかといえば小型車であるプジョーに乗るのも、野球関係者としては個性的だったといえる。ラリーに参戦するプジョーのチームに協賛したのも、記憶に新しい。

バファローズ一筋、それが梨田監督だった。
だからこそ、オリックスのユニフォームを着ることは、あってはならないと、多くのファンは感じていたのではないかと思う。フロント入りという話もあったが、これもなくなったといえそうだ。
仰木監督には、コーチと監督(引退した88年)として世話になっただけに、一時はヘッドコーチとして残ることも考えた。しかし、眠れない。
選手がどうなるのかわからない。オリックスの選手も戦力外通告を受けているし、バファローズの選手はみんな反発している。ノリ、大村、礒部といった主力が抜けることも可能性として高い。梨田さんが説得して残ってもらうこともあったろう。しかし、かならずチームを去る選手が出る。その選手のことを考えると、また裏方やコーチもどうなるかわからない。オリックスは伊原監督が解任された。その中で、自分だけ残るのはどうかというのは非常にわかる。
そして、バファローズ最後の監督で終わりたかったというのもあろう。
ファンはみんな望んでいたと思う。残っても、監督じゃない。ヘッドコーチだ。つまり降格されるのだ。それへの嫌悪もあったのではないか。

梨田監督、お疲れ様。男前!