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2012年01月13日

Miles Davisのトランペットは、ミュートをつけたバラード表現に定評があります。

「卵の殻の上を歩く男」という有名なたとえは、
卵の殻の上を殻を割らないように慎重に慎重に歩くように、慎重かつ丁寧にトランペットを吹くという意味なのです。

Kind Of Blueにおいては、マイルスは、Blue In Greenでそのデリケートなミュートトランペットプレイをしています。

耳をつんざくような尖ったような鋭いような音色、これは、ハーマンミュートを取り付けたことによって出る音で、ハーマンミュート=マイルスの音 と認識されてしまうほど、マイルス・デイヴィスというトランペッターを代表する音色になっている感があります。

とはいえ、このミュートでプレイしはじめたのは、大手メジャーレーベル(カインド・オブ・ブルーを録音発売したコロムビアですね)に移籍するあたり。

それまでは、カップ・ミュートと呼ばれるミュートを使っていました。
こちらのミュートの音色は、ハーマンミュートほど鋭くはありません。
もう少しマイルドなニュアンスの音色です。

Milesの『Walkin'』という有名なアルバムでは、カップミュートのプレイをたっぷりと楽しむことができます。
You Don't Know What Love IsにSolar、
Love Me Or Leave Me
など、カップミュートの音色の宝庫です。




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2010年04月07日

Kind Of Blueが語られる際、
まずはMiles DavisやJohn Coltraneのモードに基づくトランペットのアドリブや、Bill Evansのクラシックの素養に基づく和声感覚などは、このアルバムが語られる際の遡上には登ります。
しかし、メンバーの一人であるCannonball Adderleyについてはあまり語られません。
たとえば、代表曲のSo Whatに関しても、話題になるのは常にマイルスやコルトレーン、そしてビル・エヴァンスのプレイのみで、ついで印象的なPaul Chambersのベースや、平坦なシンバルレガートがかえって効果をあげているJimy Cobbのドラミングは話題に上るのですが、キャノンボール・アダレイに関しては、まったくといってよいほど、彼のプレイについては言及されません。
ときおり彼のアルトサックスについて語られることもあるのですが、その主張内容のほとんどが、「彼はモード奏法を理解していない」といったネガティヴな内容のものが多いです。
つまり、Dm7のコードの上をドリアンスケールでアドリブをとるべきところ、彼は勝手にバップイディオムの語法に基づいたツー・ファイヴ分解を意図的に流れの中に挿入してアドリブラインを形成している云々といった内容。
たしかに、楽理が分かる人がきけばそのとおりなのでしょう。
しかし、スタティックなマイルス、禁欲的なコルトレーンの後につづくキャノンボールのひらめきにみちたブライトなソロもなかなか、演奏の中においてのメリハリになっているのではないかと感じます。
きっと、マイルスもそれぐらいのことは先刻承知で、キャノンボールを使っていたのではないかと思うのです。
管楽器の3人が3人とも同じアプローチでアドリブをとってしまうと、音色の違いこそあれど、あまり演奏上の効果って感じられませんからね。
みなさんはどう思われますか?

コメント(0)トラックバック(0)Kind Of Blueメンバー| 

2010年04月01日

マイルス・デイヴィスのKind Of Blue のアルバムに参加したピアニストは2人います。

1人はビル・エヴァンス。
もう1人はウイントン・ケリー。

ケリーは《フレディ・フリーローダー》のみ。
残りの曲はビル・エヴァンスです。

この時期、Miles DavisバンドのレギュラーピアニストはWynton Kellyで、Bill Evansは既に脱退していました。

それなのに、なぜ、古いピアニストを呼び戻すんだ!?
もしかしたらケリーはそう思って不満だったかもしれません。

逆にエヴァンスはエヴァンスで、どうしてブルースの曲(フレディ・フリーローダーはブルース曲です)だけ、俺じゃないんだ?
やっぱり自分は白人だからブルースが出来ないと思われているんじゃないか!?

と落胆したかもしれません。

いずれのピアニストの心境は想像するしかありませんが、もしかしたら、互いにライバル意識を剥き出し状態になっていたのかも?

それが良い方向に作用したのだとすると、マイルスはそこまで計算していたのでしょうか?
だとすると、マイルスも人が悪い、というか人使いの達人ですね。


  

コメント(0)トラックバック(0)Kind Of Blue│ 
Kind Of Blue……。トランペッター・Miles Davisが1959年に録音した、世紀の傑作アルバムです。そして、間違いなく20世紀のJazzを代表する1枚。ピアニストにBill Evans、テナーサックスにJohn Coltrane、ベースがPaul Chambersと、最高のジャズマン達を従え、マイルスはデリケートで美しい芸術作品をニューヨークで吹きこみました。世界でもっとも売れたアルバム(レコード・CD)でもあります。いや、21世紀になった現在でも、ブルースペック盤や、SHM-CDなど、次々とリマスタリング盤が再発され、今でも多くの音楽好きの心を打っているのです。このブログでは、様々な角度から、マイルス・デイヴィス、そしてカインド・オブ・ブルーの魅力を紹介してゆきたいと思います。 ブログランキングならblogram
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