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Kind Of Blue

2012年10月30日


CDで気軽に再生して愉しむのももちろんよいのですが、
『カインド・オブ・ブルー』の世界にはまってきたら、
是非、アナログ盤も聴いてみましょう。
(ご自宅にレコードプレイヤーがあればですが)



レコードを取り出して、ターンテーブルに乗せ、
針を下ろすまでの流れが、
まるでひとつの厳かな儀式のように感じられ、
よりいっそうこのアルバムの深い世界にはまること間違いなしです。



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2012年08月30日

「Kind Of Blue」でベースラインが印象的な曲は、
ひとつに、So Whatの出だしのリフがありますね。

それともうひとつ、All Bluesのパターンも特徴的ですよね。

あのベースのパターンが延々と繰り返されているからこそ、独特の空気が生まれているといっても過言ではないでしょう。

しかし、ウッドベースで一つのパターンをずっと演奏しつづけることは、かなり至難のワザなのだそうです。

エレクトリックベースの場合は、比較的容易に同じパターンを繰り返すことができますが、エレクトリックベースよりも指の力が必要なウッドベース(コントラバス)の場合は、むしろ動くベースラインを弾いているほうがラクなのだそうです(ウッドベース奏者の話によると)。

しかし、ベーシストのPaul Chambersは、執拗に同じパターンを弾き通りました。

11分もの長い時間。

アシュリー・カーン著、中山啓子訳の『カインド・オブ・ブルーの真実』という本をひも解いてみましょう。

212ページです。

一見容易な印象を与えるものの、同じフレーズを繰り返し演奏する場合、ヴェテランのミュージシャンでさえ非常な努力を要する。エンディングを迎えてもっとも安堵の胸をなでおろしたのは、おそらくチェンバースだった。彼は、じつに11分33秒ものあいだ《オール・ブルース》特有のオスティナートのパターンを演奏しつづけたのである。



なるほど、だとすると静かでいいムードだなと我々が感じているオールブルースも、チェンバースにとっては悪戦苦闘の演奏だったのかもしれませんね。





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2010年04月07日

Kind Of Blueが語られる際、
まずはMiles DavisやJohn Coltraneのモードに基づくトランペットのアドリブや、Bill Evansのクラシックの素養に基づく和声感覚などは、このアルバムが語られる際の遡上には登ります。
しかし、メンバーの一人であるCannonball Adderleyについてはあまり語られません。
たとえば、代表曲のSo Whatに関しても、話題になるのは常にマイルスやコルトレーン、そしてビル・エヴァンスのプレイのみで、ついで印象的なPaul Chambersのベースや、平坦なシンバルレガートがかえって効果をあげているJimy Cobbのドラミングは話題に上るのですが、キャノンボール・アダレイに関しては、まったくといってよいほど、彼のプレイについては言及されません。
ときおり彼のアルトサックスについて語られることもあるのですが、その主張内容のほとんどが、「彼はモード奏法を理解していない」といったネガティヴな内容のものが多いです。
つまり、Dm7のコードの上をドリアンスケールでアドリブをとるべきところ、彼は勝手にバップイディオムの語法に基づいたツー・ファイヴ分解を意図的に流れの中に挿入してアドリブラインを形成している云々といった内容。
たしかに、楽理が分かる人がきけばそのとおりなのでしょう。
しかし、スタティックなマイルス、禁欲的なコルトレーンの後につづくキャノンボールのひらめきにみちたブライトなソロもなかなか、演奏の中においてのメリハリになっているのではないかと感じます。
きっと、マイルスもそれぐらいのことは先刻承知で、キャノンボールを使っていたのではないかと思うのです。
管楽器の3人が3人とも同じアプローチでアドリブをとってしまうと、音色の違いこそあれど、あまり演奏上の効果って感じられませんからね。
みなさんはどう思われますか?

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Kind Of Blue……。トランペッター・Miles Davisが1959年に録音した、世紀の傑作アルバムです。そして、間違いなく20世紀のJazzを代表する1枚。ピアニストにBill Evans、テナーサックスにJohn Coltrane、ベースがPaul Chambersと、最高のジャズマン達を従え、マイルスはデリケートで美しい芸術作品をニューヨークで吹きこみました。世界でもっとも売れたアルバム(レコード・CD)でもあります。いや、21世紀になった現在でも、ブルースペック盤や、SHM-CDなど、次々とリマスタリング盤が再発され、今でも多くの音楽好きの心を打っているのです。このブログでは、様々な角度から、マイルス・デイヴィス、そしてカインド・オブ・ブルーの魅力を紹介してゆきたいと思います。 ブログランキングならblogram
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