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書籍・雑誌

2009年10月16日

「アートである。ブレイキーではない。」

このフレーズを読んで、ピンときた人は、相当のジャズ通だと思われます。
あるいはJAZZ歴の長い人かもしれませんね。

このフレーズは、Kind Of Blueを評した名言です。
書いたは、中山康樹氏。
「日本一のマイルス者」を名乗るジャズ評論家で、元スイングジャーナルの編集長でもあります。

この方は、『マイルスを聴け!』という、Milesのアルバム紹介本を書いている人なのですが、この本は、マイルス のブートレグが発売されるたびにバージョンを重ねて新版されています。

現在、バージョンがどんどん重ねられ、本の厚さもどんどん厚くなってきているのですが、Kind Of Blueのことを、「アートである。ブレイキーではない。」と書いているのはバージョン1のみなんです。

バージョン2か3、つまり改訂版からは、なぜかこの一文が削除されている。
削除しなくてもいいのにと思う読者も多いのでしょうが、マジメな内容にしたかったのかもしれません。

しかも、このバージョン1の本は、径(こみち)書房という出版社から出版されていたのですが、すでにこの出版社、倒産してしまっており、店頭でお目にかかれることは滅多にありません。(下に貼り付けた本の画像は最新のものです。ネットショップでもなかなかお目にかかりません)

仮に、初版を古本屋で奇跡的に見つけたとしても、今だとかなりの値がついているのではないかと思われます。

だから、このレアなフレーズを活字で目にした人は、古くからのジャズファンか、初版の段階から『マイルスを聴け!』をチェックしている熱心な読者なのです。

とにもかくにも、このカインド・オブ・ブルーを、ギャグまじりに短いフレーズで表現した名文句が読めなくなったのはじつに惜しいことなのであります。


マイルスを聴け!(version 8)
マイルスを聴け!(version 8)



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Kind Of Blue……。トランペッター・Miles Davisが1959年に録音した、世紀の傑作アルバムです。そして、間違いなく20世紀のJazzを代表する1枚。ピアニストにBill Evans、テナーサックスにJohn Coltrane、ベースがPaul Chambersと、最高のジャズマン達を従え、マイルスはデリケートで美しい芸術作品をニューヨークで吹きこみました。世界でもっとも売れたアルバム(レコード・CD)でもあります。いや、21世紀になった現在でも、ブルースペック盤や、SHM-CDなど、次々とリマスタリング盤が再発され、今でも多くの音楽好きの心を打っているのです。このブログでは、様々な角度から、マイルス・デイヴィス、そしてカインド・オブ・ブルーの魅力を紹介してゆきたいと思います。 ブログランキングならblogram
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