
本年も宜しくお願い致します。
平成二十六年 元旦
今年も陣太鼓の音とともに、稽古が始まりました。
例年2月に体育協会主催・当会派主管で行われております初心者空手道教室ですが、今年度は1月実施ということで早速来週から3週にわたって開催されます。
...そんなわけで、新年一発目の稽古は参加者に披露する為の形練習が主となりました。
参加者も体験する平安初段を打つのは、幼稚園から小学校低学年を中心とした白帯から色帯の、団体形は勿論、殆どは試合に出たこともないメンバーたち。
入場から並び方まで初めてのことばかりで戸惑いもあるかとは思いますが、是非ともいつもにも増して元気よく!演武してほしいものです。
さて同じ日の午後、私を含む一部メンバーは県連盟の初稽古に出席してきました。
有志ではありますがこのイベントに参加するようになって3年目。
本年も県連技術指導委員会の先生方の御指導のもと、基本を重視した稽古とアトラクションを楽しんできました。
参加者層を見るとやはり一番多いのは小学生ですが、中にはマスターズ県代表の先生方や、関東地区の医学系大学選手権のチャンピオンの姿も...
休憩時間にも形を打ったり、打込みの練習をしながらざっくばらんにアドバイスをしあっている姿がとても印象的でした。
やはり皆、空手が大好きな「仲間」なのですね。
尚、参加者にはじゃんけんで勝った人から参加賞が渡されましたが、どうも当会のメンバーはじゃんけんに弱いらしく、皆例年の様に順番は後の方となりましたことをオチとして付け加えておきます...
是非とも来年は、じゃんけんに強...いや、更に稽古を積みたい人、友達を作りたい人、いろんな人の参加をお待ちしております!
(事務局 山下)
あけましておめでとうございます。
新年の稽古は1月6日(日)からとなりますが、また元気な顔で道場に集いましょうね。
さて新年早々難しい(?)話となりますが...。
2012年のWKF組手ルール変更を受け、国内でも本年4月より組手のルールが一斉に変更となります。
新しいルールについては既に練習でも採用しておりますが、代表的な部分をかいつまみますと
1:審判の人数が主審1、副審4名(+監査)となり、副審の位置はコートの四隅になります。
2:主審に得点判断権限はなく、副審の提示した旗の多数決判断のみ行います。
3:これまで「相打ち」とされていたようなケースでも、副審の旗が2本ずつ上がれば双方に得点が与えられます。
4:C1・C2共に「反則注意」までのこれまでの「ペナルティ」では相手に得点は与えられません。
5:「延長戦」「再試合」はなくなり、引き分け時には必ず旗判定を行います。
全空連・県連・連合会など各地で審判講習が行われておりますが、今回の変更はかなり規模が大きいものの為上級の審判の先生方の中でもかなり戸惑いの声が上がっている印象があります。
しかしながらここで落ち着いて考えて頂きたいのは
”技を取る基準”自体は何も変わっていない
ということです。
審判以外の方はあまり目にすることはないかも知れませんが、ルールブックには以下の項目が通称「技の六要素」として記載されています。
3.気力:技の力とスピードのことで、それを達成しようとする全くひるみのない、確固たる意志の表現が必要である。
近代空手道会スリランカ支部の便りが届きました。
G.H,アナンダ クマーラ支部長よりスリランカ国空手道選手権大会のパンフレット、入賞した、支部の選手の写真が届きました。
多くの選手が入賞し、日頃の稽古の成果が発揮され、うれしい限りです。
現在道場生は500名を越えているとの報告がありました。
「近年に選手を連れて日本に行きたい」と書かれていました。
あけましておめでとうございます。
今年も楽しく一歩一歩稽古していきましょう。
さて2012年度から中学校の体育にて、これまで学校裁量で選択となっていた武道科目が必修となります。
原則としては剣道・柔道・相撲の中から選択ですが、地域や指導者の事情等を考慮して他の武道に時間を割くことができる、とのことで、合気道や少林寺拳法、弓道、銃剣道、そして勿論空手道を選ぶ学校も(多くはないながらも)ある様です。
残念ながら地元厚木市では採用された学校はないそうですが、採用した学校ではどのような授業が行われるのか。
何をどこまで教えるのか、流派による技術の違いをどう踏まえるか、空手道独自のものを含む安全対策(単に授業の中だけでなく悪用されないようにする、他)等気になる点はいくつかありますが、個人的には
「『授業だから』ではなく、『空手道の魅力を伝えるため』取り組む」
といった方向であってほしい、と願っています。
いくら空手道という学校教育としては新しい試みを行ったところで、教える側がその魅力を伝え得る授業を行わなくては理解を得られるどころか、マイナスイメージが生まれてしまう危険性すらあります。
全空連(全日本空手道連盟)は体育教員や、体育以外でも経験のある教員を対象としたセミナーを開催したり、一部の学校で体験授業を開くなどの取り組みを行っていますが、それぞれの取り組み自体、そしてその内容を踏まえて先生方がどのような教え方をするのか、大きく問われる時期に来ていると言えるでしょう。
年数時間という限られた時間ではあくまで基本中の基本までになるものと思いますが、これがきっかけで空手道に対する理解が進み、興味を持つ人が増えることを願ってやみません。
(事務局 山下)