今後、さらに大きな爆発が起こると、せっかく除染した苦労が水の泡になってしまいます。
そこで今の進展しない事故処理をなんとか打開できないものか、ない頭をしぼってあれやこれやと
機械工学や流体力学や原子力工学を知らない素人が考えてみました。ジョークとして見てください。

現在、原子力発電では熱媒体として水を使っています。内部に閉じ込めた水と熱を海に吐き出す海水です。熱的にはこれが一番効率がいいはずです。しかし、地震によって原子炉内部、配管が損傷を受けた今、水の外部への漏れが大きな汚染を招いています。それでは、金属を流し込んだり、コンクリートを流しこんだりした場合はどうでしょう。この場合は熱伝導効率は液体に比べて大きく低下してしまいます。炉心を固体で包んだ場合は燃料周辺だけが高温状態になり、二次災害の可能性が出てきます。次に熱媒体としてガスを考えてみます。ガスは一般的に液体や固体に比べ熱容量が小さいため熱媒体としては効率が悪いことになります。しかし、地下水への漏出や格納容器を冠水した場合の耐震性の問題はなくなります。また固体に比べ、収束後の処理がしやすいという利点もあります。ガスとした場合、窒素を考えてみます。なんとか窒素ガスの熱容量を上げ、外気への漏れをなくせば、可能性があるかもしれません。また窒素ガスはこれまでにも水素爆発防止のために使われてきており現場では使いやすいと思われます。
やさしいコメントをお願いします。m(_ _)m

<概要>
1.熱媒体  -180℃程度の窒素ガス(液体窒素は-200℃近く)および低沸点流体

2.熱媒体の循環経路
     a .圧力容器⇔熱交換器
     b. 圧力容器⇒格納容器⇒建屋⇒ドーム1⇔熱交換器→圧力容器
     c. 圧力容器⇒格納容器⇒建屋⇒ドーム1⇒ドーム2⇔熱交換器なし→圧力容器

3.熱交換  窒素ガスと低沸点流体(低温発電)および海水とのプレート式熱交換方式
4.環境保護 建屋をシート状のドームで二重に密閉する
5.電源  外部電源と低温発電による電源
6.バックアップ  本設備の二重化が望ましい
           ドームの三重化が望ましい


<系統図>
genshiro