音楽雑記帳

音楽鑑賞ネタ 他は 自分の英語ブログ(google blogger)からの転載など。他は適宜時事、社会ネタも混じります


 アナログ カートリッジ用のアンプ製作をしていると、聴きたいものというより、テスト サンプルみたいなものが欲しくなるわけで、1960年台のAtlanticレーベルものをブック オフで物色していたらハービーマンの来日記念盤(日本ビクター)があった。1970年前後のものであろう。若干駄盤感もあるのだが。

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 ハービーマン(1930~2003)はジャズ フルートの第一人者だったとされるが、そもそもジャズ フルート自体がマイナーなので、ワン&オンリーというべきか。 カミン ホーム ベイビー とか メンフィス アンダー グラウンドなどのヒットで知られていた。スムース ジャズなどの大御所的存在でもある。
 
 メンフィス アンダー グラウンドはよく聞いたので、特に驚くことはないのだが、このLPはB面の方が録音がよく曲もソフトだ。A面はあまり録音が良くない。というか楽器のアンプがとてつもなく歪んでいて聞き苦しい。A面はR&B色の強い選曲、B面はラテン タッチだが、こちらの方が古さを感じさせない。


 こういったLPを一旦デジタル化して聞くわけだが デジタル化したものは殆どノイズレスだが、録音のあまり良くない古いLPはノイズが幾分混じっていたほうが聞き心地は良いかもしれない。アナログ録音は1980年台の半ばくらいからデジタル録音にきりかわるか、マスターそのものがデジタル化しているので、LPを入手する場合それ以前のカッティングのLPがデジタル化のメインになります。マスター テープは経年、保管状態で劣化があるので、再発CDより当時のレコードの方が音質が良いというのは特に珍しく有りません。現在ハイレゾ再発の躓きになっています。


 
差動増幅回路にカレント ミラー回路を組み込んでMMカートリッジ アンプを新規に製作しました。非常に安定感があります。

カレントミラー高域特性はカレント ミラー回路のコレクタ抵抗値を下げることで改善。カレント ミラー回路の組み込みで何か違うかといえば、聴感的には違う結果になりました。かなり「引き締まった音質」のようです。音の分離感は非常に良いです。高域ノイズもかなり減りましたが低域の改善はすばらしい。これでしょうか。






 スクリーンショット_2017-04-15_15-20-13入力ショートで雑音レベルは50kHzまで−115dbと素晴らしい結果ですが、高域ノイズは20db近く増えています。













スクリーンショット_2017-04-15_15-22-22MMカートリッジ接続時、低域の雑音レベルは極めて小さく、通常の増幅回路ではちょっと無理レベル。高域ノイズも抑えられています。

概ね−100db以下達成で十分すぎるノイズ性能です。









 カレント ミラー回路は左右ペアでシンクロする定電流回路を差動回路のコレクタ抵抗と置き換えたものですが、事実上極めて大きなダイナミック抵抗として作用するため 印象論で言えば、銃座の固定がよくなって命中率の上がったマシンガンみたいなものでしょうか。
スクリーンショット-(306)
 電源に関しては、トランス電源を利用しています。スイッチングアダプターはどうしても高調波ノイズが出るため、現在LCフィルタの理論面のテキストを研究中です。

 






 とりあえずテスト音源をYoutubeにアップ。個人的な趣味が絡みますが、Atlanticの60年台後期ぐらいの録音だと思います。この頃はジョン コルトレーンなんかの盤が有名です。

   


  前回投稿の差動回路のレベル調整、ケースへの収納を行い、早速LPレコードのデジタル化テストです。(回路図は前回の投稿にけいさいしてあります)

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 缶は100円ショップの雑貨を利用しています。 薄いブリキ缶でレトロなプリントですが、そのまま使います。加工は簡単ですが、金切りバサミ、ハンドドリル、ヤスリ等は必要です。コードを通す穴は練ゴムで隙間を埋め、コードの固定、保護を兼ねています。RCAのジャック端子は穴あけ加工後、エポキシパテで固め、ネジを締め、硬化後瞬間接着剤で固定してあります。

 写真には写っていませんが、電源はトランス安定化電源を使っています。 





 オーディオインターフェースにつなぎ、192kHz,32bit 入力ショートで雑音レベルの測定です

 差動回路 入力ショート無音入力レベルは最大0dbになるようにしてありますが、 雑音はー90db以下なので、さらに無音部を40db増幅します。














差動回路 入力ショート 60kHzまでー107dbと雑音性能は文句なしですが、高域のノイズは大きめになっています。カートリッジの再生周波数は高級MCカートリッジでも55kHzぐらいまでです。











 MMカートリッジ MMカートリッジ を接続するとこのようになりました。PCはバッテリー駆動です。RIAAイコライズでー110dbは行きそうですが、45kHzあたりに細いすじが立っています。こういうのを完全に消すのはまだ当方の技術レベルでは困難。対処法も容量の小さなパスコン(1000pF以下)を適宜嵌めてみるぐらいしかわかりません。







 とりあえずMP3にしてYoutubeにアップしました。

 

 
 目下、差動増幅回路の製作はMMカートリッジ用のハイゲイン ヘッド アンプの製作、研究中ですが 経過報告をもって投稿ネタとしています。今日は二作目になります。
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 差動回路を使ってにエミッタ フォロワー、自己流負帰還回路を用いて高入力インピーダンス、低出力インピーダンス、超ハイゲイン、ワイドレンジ、ローノイズとかなり欲張りかもしれません。 通常のエミッタ接地回路ではハイゲインにすると周波数特性がかなり落ちます。

 トランジスターは熱結合したニ個一組で行いますが、左右でばらつかないように作るには、hfe,Vbe特性の揃ったトランジスターがステレオだと4個いることに成ります。

 前回の投稿で、ローノイズ、ハイゲイン化に出力段にエミッタ フォロワーを接続し、負帰還をかける方法を使いましたが、差動回路の入力インピーダンスを(掟破り的に)かなり違わせてあるのですが(差動出力に大きなDC電圧が加わってしまう。)、電位のチェック は LTspiceで可能です。負帰還で直流の電位をかなり修正できましたしゲインも大幅にアップ、回路のインピーダンスも下がってローノイズ化も達成されましたが、やたらパスコンを小さな基盤に詰め込んだのでこのようになりました。

スクリーンショット (305)
 
 実際の電源は専用の別回路です。













 MMカートリッジ接続、インターフェース入力最大時のゲイン調整で、入力ショートで雑音性能を見てみると、-105~110db とかなり優秀です。で、この回路はUMC204DのXLRマイク入力にはハイゲインすぎるので、ゲインの調整は出力側に抵抗(300Ω)でショートさせる方法を取りましたが、これなら音質は殆ど変化しません。出力側にシリーズに接続すると、音質は落ちます。
スクリーンショット (296)
 













MMカートリッジを付けると50kHzあたりから高調波ノイズが出てきますが、RIAAイコライズで-100db以下になるので、問題なしといったところでしょうか。 

スクリーンショット (294) MMカートリッジを接続すると変なピークが出てくるのが分かりますが、レベルは極小さく概ね-90db以下です。この図のレンジは96kHzありますから、レコードの音声記録域は最高でも半分弱です(45kHz程度) 低域ノイズが極めて少ないのも差動回路の特徴みたいですね。

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