音楽雑記帳

音楽鑑賞ネタ 他は 自分の英語ブログ(google blogger)からの転載など。他は適宜時事、社会ネタも混じります



 前回の投稿でネタにしたMMカートリッジ出力専用のライン入力用増幅アンプ のコンデンサーの容量を2か所を変更したところ、ノイズが低減し、安定感がでてきました。後段の負帰還部のコンデンサーは雑音源ですが、取り外すと増幅率がかなり落ちるので、最適な容量は試して嵌め変えてみました。あとトランジスターの入出力部のコンデンサー3つが同じに成らないように一か所147μFに変更してみました。

 取りあえず回路図を書いておきましたので、公開しておきます。 

  初段にはJ-FETの2SK369を用いて高入力インピーダンスになっています。二段目は2SC2655のエミッタ接地回路ですが、どちらかと言えば高負荷のパワーアンプに近く、通常良く用いられるのは2SC1815の方です。音質面の違いを狙ってみました。 

 ※トランジスターをつないでいるコンデンサー(図では147μF)の部分は、HPF風の回路に成っていますが、10Kは要らないかも知れません。遮断周波数は0.1Hzぐらいしか有りません。コンデンサーの容量はもっとずっと小さくても良い。
アンプ
 

 結果的にライン入力用アンプとしてはかなりハイパワーで、オーディオ インターフェース等で録音するときのレベルは目盛り半分ぐらいで良いでしょう。カートリッジに接続した時の無音時の録音レベルが -48~50db程度になると思います。16VのADアダプターを用いていますが、(最初はパソコンのアダプター19.5Vを使うつもりだったが、結果的に一般的な16Vに)この回路は電源の影響を受けやすいので、できればスイッチング電源ではない方が良いかも知れません。トランスーブリッジ回路、定電圧シャントで自作する方法は有ります。

 サンプル録音をアップしておきました。マイルス クインテットのトニー ウィリアムスのスタジオ録音としては最初のものと成ると思いますが、シンバルワークが生々しい。ハイハットのミュートのリアルさとか空気の漏れみたいなものまで伝わってきます。


 



 DSCN0277 4石アンプをばらしてMMカートリッジ出力増幅用アンプに転用したところ、好結果でしたので、再度、回路設計から2石+2chのMMカートリッジ出力増幅専用アンプを拵えてみました。
 
 初段はJ-FETの2SK369, 出力段は2SC2655です。電源電圧20V、入力インピーダンス50Ω~ 増幅率は60db以上だいたい電圧利得で1,000倍程度がめどです。FETは入力インピーダンスの設定に自由度があります。
 
 MMカートリッジの出力電圧がだいたい2mV~で、これをライン入力用に2V位まで増幅するわけです。 

 電源は両電源になり、信号系と電源のアースは別になります。 

  スクリーンショット (130)これは、カートリッジに繋いで無信号時のデジタル録音で、ノイズを調べているところです。だいたい13,000hzあたりでノイズが発生しているようです。

 電源によってはキレイに整数倍で共振波が出ているので、電源がノイズの発生源のようで、アナログ回路はこれが問題。対策は研究中。コンデンサーの数値を変えてみた 方が良いかも。

  電圧は当初想定した20Vだとノイズが酷く成るので16Vに変更しました。どうも最初の回路設計と実際の最適電圧がずれてしまいます。抵抗やコンデンサーの数値はもっと緻密に計算しなくてはいけないのだが...(結構テキトーかつ現物合わせです)


 前回の2石アンプとは音色の傾向が少しかわりました。いうなればすこし密度がました感じです。ノイズレベルはほぼ同等か若干向上しました。出力がましたぶん 余裕があります。

 今回はブック オフで入手したジャック ルーシェの厚生年金会館のライブ盤(1971 キングレコード)のバッハです。ずっしり重く、カートリッジが殆どふらつきません。アンプの「アラ」を見るのには良さそうです。

   


 今回はかなり個人的な趣味の世界に成ります。どうかご容赦を。ガトー バルビエリとかオーネット コールマンではたぶん誰も相手にしないかもしれませんが、マッコイ タイナーなら幾分ましかもしれません。マッコイ タイナーのオリジナル盤(たぶん)のデジタル化です。1975年録音の(Trident)で、一般にこの頃のマッコイタイナーのアルバムを好んで聴く人は 日本人にはあまりいないかも知れませんが、「サハラ」とか「アトランティス」とかハマると「我を忘れる」ほど凄いんです。普通は「フライ ウィズ ザ ウインド」までです。
 
 748ところで、このアルバムに参加しているロン カーターのベースって「あれ、レコードの回転がおかしいんじゃないかって 」なるんですね。マイルスクインテットのCDなんかで聴いて、なんか気持ち悪いなって思ってたんですけど、デンマークの天才ベーシスト ニールス ぺテルセンが「ロン カーターはピッチがヨレヨレ」って初めてはっきり言ったんです。まあ、大先生ですからね、難しいです。

 この頃のオリジナル盤で現在高価なものは余りないと思います。 冒頭のcelestial chant という曲はいきなりハープシコードを「打ち鳴らしています」 デリケートな楽器だけに困ったもんですが、ハープシコードって恐らく録音難しい楽器じゃないかって思うんです。(実際に弾いて怒られたことがある)

   

 
 オペアンプを用いない回路を(フル ディスクリート) とかいうそうだが、オリジナルで作った2ch 2石のFETを使ったA級増幅回路をMMカートリッジ出力増幅用に用いたところ、これは悪くない結果でした。

 これは投稿ネタにもした(4石×2アンプ)からSEPP回路部を取り外しただけですが 、初段に低雑音FETを用いているのがポイントです。オペアンプをカートリッジ出力の増幅に使うと、イマイチの音質なので、もしかしたら、トランジスターの数が少ない方が良いのかも知れません。欠点としてはノイズが多く、電源、電圧の影響が大きい点ですが、さすがにFETは電圧増幅がやりやすく、録音レベルは十分です。エミッタ接地回路+SEPP回路からSEPP回路を取っ払ったので、電源は単電源から両電源に付け直しました。電源はオペアンプ用の使いまわしで、カップリングコンデンサーの容量(470μF×2)が少し小さいかも知れません。


                               

 難点として、SN比はオペアンプDSCN0274やD級アンプモジュールより悪く、5db程悪化しますが、解像感やキレはオペアンプよりかなりマシです。

 オペアンプが厳しい理由はカタログデーターを見ていても分かりません。それならトランジスターの数が多い事が問題だとしか考えられませんから、2石で十分だって言えるかも知れませんが、この辺の解析は如何せん知識と機材が不足していているので余り突っ込んだ事は分かりません。ノイズはソフトでかなり除去できるタイプのノイズなので、それなりに使い物になると思いますが、アナログ増幅に関してはシンプルな自作回路の方がオペアンプよりも良いという結果になりました。



 テスト動画(音声はMP3にダウングレード)です。EPのB面を使用しています。

 

 ※天地真理のEPで行ったものの方は溝の状態があまり良くないので差し替えました。
  
 追記 電源のコンデンサーを470μF×2から2200μF ×2に変更、回路も金属の缶に収めたところSN比が3dbほど向上、ノイズ除去を行わなくても気に成らないレベルになりました。若干低音ノイズが残るがHPFを使うかどうかは悩ましい。

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