Kイズム

2010年07月01日

Kイズム8 〜ハートの強さって?〜

(担当:会長)

最近、この言葉がず〜っと頭から離れないんですよね・・・。


先日の「BRIDGE」で、明らかに“ハートが折れて”負けた選手がいましてね、

結局、

技術や体力は向上させることが出来ても、ハートの強さを向上させるって事は本当に難しいって実感したもんです。



「格闘技やってるくらいだから、ハートなんてみんな強いでしょ?」


いやいや、そうじゃないんです、みんな“自分のハートが弱い”って分かってるから格闘技やるんです。


かく言う自分も、ハートの強い選手だったかというと、残念ながらそうとは言い切れません。
数10戦とやってきた中で、ハートが折れたこともあるし、闘争心が見えない試合もあったと思います。

そのことについてやっぱり後悔はあるし、今でもハートの強さを求めて、自分に負けないように自問自答している日々です。




ハートの強さって一体何なのか?

どうすれば手に入れられるのか?




家庭環境や接する人によって左右されるとは思いますが、まず最初の一歩は、

「自分の弱さを自覚する」

ことにあるような気がします。



卑屈になるわけではありませんが、
自分の弱さを自覚し、そこに向かって挑戦していく・・・その繰り返しの過程で強くなっていくものなのかも知れませんね。





サッカー・ワールドカップで活躍した中沢佑二選手、

「アジアで通用してもアジアのプライドはいらない。いい意味で日本は下手だと思わないといけない」




幕の内一歩との対戦で敗れた千堂武士(マンガ『はじめの一歩』です)、

「ばあちゃんな、ワシやっぱりまだ弱かったワ」



自分の弱さなんて認めねーぞ!ってのもそれはそれで正解でしょう。
でも、臭いものに蓋ではいけませんね。





選手達には強いハートで戦ってほしい、やはりそう思います。

後悔はしてほしくない、まぁ、後悔してもいいけど、その3倍返しくらい強くなってほしいね。




kingmuay at 00:46|この記事のURL

2009年12月19日

Kイズム7

(担当:会長)

12月中旬のウィークデイなんていうのは、皆さん忘年会が多くて特に夜の部の練習生は少なめ・・・まぁ、毎年のことですね


そんな中でも、
子供達は元気に練習です(・∀・)


今週の金曜日18日のU-15のクラスでは、巷でムエタイの構えとよく紹介される、

“アップライトスタイル”

について子供らに説明しました。

ムエタイジムといっても、みんなにその構えを強制するのもどうかと思うし、今まで詳しくは教えてこなかったのですがね。



話は逸れますが、
“アップライトスタイル”って実は非常に合理的な構えなんですね。

「ミドルキックが出しやすく、なおかつカット(ブロック)し易い」

などの利点は語られますが、それよりも大切なのは、この構えは体幹の軸を作っているんですね。

これ以上は話が長くなるので、
詳しくはキング・ムエでどうぞ(笑)。



さてさて、



最近、野球の野村克也氏の書いた本を読んでいるのですが、その中で、

「野球は、(勝つための)最適な戦術を選択するスポーツだ」

とおっしゃっています。

これはね、ムエタイでも当てはまると思うのは自分だけではないでしょう。
攻撃・ディフェンス一つ一つに、その技を選ぶ理屈や理論って必ず存在します。

そこを理解して欲しいんですね。


もちろん、インストラクターがうまく説明しきれていないこともあるかと思いますが、そんな時はどんどん質問をぶつけてください

練習生の質問に答えられないインストラクターは失格です




また、野村氏はこうも言っておられます。

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」

これは名言ですね

確かに、
勝つことってどこかsomethingで勝つ場合もありますが、負けには必ず原因・理屈があります。ここを見逃しては先には進めないですね。



ムエタイやキックボクシングは、長い年月をかけて発展してきた競技です。もちろんこれからも発展していくでしょう。その中で先人達が伝えてきたテクニックには理論が存在します、存在するはずです。

それを突き詰めていきたいですね(⌒-⌒)




子供達は、
“アップライトスタイル”をちゃんと理解してくれたかなぁ・・・。





kingmuay at 02:08|この記事のURL

2009年06月20日

Kイズム6

(担当:会長)

このところ、プロ・アマ試合が続いています。

7日の「BRIDGE」が終わったと思えば、
21日には「ストライキング・チャレンジ」(長岡選手、貴志選手出場)、
来月5日には「NAGOYA KICK」(藤田選手出場)と続いていきます。

ちょっとずつですが、
キング・ムエから試合に出場する選手が増えてきて練習にも活気がありますね。

一般練習生の方々も、サンドバックやシャドースペースを選手に譲ってくれたりするのを最近良く見かけます。

みんなが協力してくれる姿に・・・選手に代わって・・・感謝!です。


・‥…━━━☆・‥…━━━☆


選手達は、1分1秒が“戦い”なんですね、大袈裟でもなんでもなく。

特に試合前や減量のとき、
今この一瞬をどう過ごすか、疲れを残したり逆に休み過ぎたり・・・ちょっと間違えただけで結果が違ってしまう・・・そう考えてしまうものです。

ある有名選手は、体重計に乗らなくても今、自分が何キロ何グラムなのか分かるといいます。自分の神経を研ぎ澄まし、体と対話しているんですね。

それだけ集中しているってことなんです。


自分のことを書くのはイヤなんですが、
自分は試合前、タクシーでジムに通ったことがあります。

ほんのちょっと歩くだけで疲れてしまうような気がして、極貧生活の中から(笑)タクシー代払った記憶があります。

タクシー代より、ほんの何カロリー分の運動量を練習に使いたかった・・・。


お相撲さんの話でよく聞きますよね、”ゲンをかつぐ”って。
勝った取り組みの日からヒゲを伸ばすだとか、草履を履くのは必ず右足からだとか。

そんなことまでして、勝利を呼び込もうとしているんですね。


それから、
計量が終わって、食事を採る選手の話。

減量後なので、急にガッツリ食べたり消化の悪いものは食べません。
パスタやうどんなどを噛みしめるように食べるんです。自分の後輩選手で、パスタの付け合わせで付いてくるサラダを食べない子がいました。

なぜか?

「生野菜は腹を壊すから・・・。」

ほんのちょっとのサラダですよ、でも彼にとってはマイナス要因なんですね。




自分の体と対話して、心と対話して・・・

如何に1分を1秒を過ごしたら勝てるか、
少しでも調子が良くなるならどんな些細なことでも、
バカバカしいようなことでもゲンをかついで、
少しでもマイナス面があれば排除して、

そこまでしても、勝ちたいもんですよ、選手ってのは。



だから、

どうぞ選手達を暖かく見守ってやってください。

彼らは今、必死なんです。
彼らの頑張りがまたみんなに、ジムに活力を与えてくれる・・・そう信じたいですね。

で、試合が終わったらゴチになりましょう(笑)。



皆さんの応援、よろしくお願いします。
kingmuay at 02:32|この記事のURL

2009年03月18日

Kイズム5

(担当:会長)

“合理的”という言葉があります。

人間の行動、特に経済では

「人は合理的に判断し、経済活動を行う」

市場原理主義的な経済学ではそう考えられていますよね。


また、企業の経済活動も合理的に行われています、「最小のコストで、いかに最大の利益を上げるか?」。


こうして考えると、人間は合理的・理論的に行動する生き物のように思われますが、

・・・・・そんなワケはないんですよ。

そこには感情や心理・認知といった、理論では説明できない何かが少なからず影響を与えます。


☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;


ムエタイ・キックボクシングをはじめ、格闘技は合理的・理論的では説明できない“鍛錬”もまた必要なんですね。

「いかに練習しないで、いい結果を残すか?」

そうではないでしょ?そんなこと考えてるヤツがいたら、往復ビンタだよ(笑)。


まぁしかし、

理論的・合理的に練習することは必要でしょう、でもそれは練習した分がはっきりパフォーマンスに現れるように理論的・合理的に考えるのであって、決してラクをして結果を残すためではありません。

まったく合理的ではない、無茶な練習も時には必要なんですね。

ミットでフラフラになっても、さらにラウンドを重ねる、
サンドバックを30Rもこなす、
首相撲を1時間以上続ける・・・

決して勧めるワケではありません(←ってか、できません


運動生理学では、

「血中乳酸濃度が4ミリモルを超えないように行う」

のが合理的なトレーニングの仕方、と言われています。

が、

そんなもんクソ食らえ!!とやるのもやっぱり必要。

理論や理屈、合理的にはまったく説明できない、気持ちや心理・感情で自分の限界を超えることが出来るのも事実でしょ?特に、相手と戦う競技なんだから。


☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;


そういう無茶をするヤツがなかなかいないねぇ

合理的と無茶・・・そのアンバランスなバランス?が一番必要なものかもしれませんね。
kingmuay at 02:21|この記事のURL

2009年02月13日

Kイズム4

(担当:会長)

自分より年上の諸先輩方には、

「お前のような若造が言うな!!

とお叱りを受けるかもしれませんが・・・30代も半ばを越えると、日頃から身体ってのは動かしていないとどんどん衰えていきます(笑)。


まだ自分は、どっちかってぇと同世代の方よりは身体を動かしているはずですが、それでも今現在のパフォーマンスをキープするのが精一杯といったところです。

そうなんです、
何もしなければパフォーマンスは下がっていくんですね

−1(マイナス1)の状態では、1を足しても0なんです。
しかも、何もしなければどんどんマイナスのみ増えていく・・・。




なにもこれは身体に限ったことではないのではないか、そんなふうに感じています。

技術も、ハートも、生き方も・・・先を求めなければマイナスになっていく。
問題は、マイナスであることに、その時点で気付かないことなんだと思う。


「今日、練習サボっちゃったけど、まぁ、昨日ハードやったからちょうどいいよ、これでプラマイゼロ〜

ゼロじゃないかもよ(笑)。


ちょうど、急な坂道を登っているのと同じだよね。
登っている時はいいが、立ち止まって脚の力を抜いたら転げ落ちてしまう。転げ落ちないようにするには登り続けるしかない。




結局、




常に進化していかないといけないということ。
昨日と同じは、実は同じじゃないよね。マイナスが基本なんだから。

自分のパフォーマンス、フィジカルの面もメンタルな面も、練習の内容・メニューも・・・
進化させてはじめて維持できるんだよ。


進化=維持、
停滞=後退、

そう考えてもいいかもね


kingmuay at 02:03|この記事のURL

2009年01月08日

Kイズム3

(担当:会長)

今日のテーマは、「頭を使って工夫して、自分を追い込め!」


日々、練習生や選手、特に子供達の練習を見ていると、

頭を使って考えて練習しているのか、
ただボーっと身体の趣くままに練習をしているのか・・・

よくわかります(笑)。



格闘技でもどんなスポーツでもそうだと思いますが、頭を使ってやらないと上手くなれない。

「キックって、頭悪いヤツがやるもんだろ。」

バカ言っちゃいけない。勉学は別としても、頭を使わないヤツは強くなれないのがこの競技。



相手がこうきたら、自分はこう返す・・・とか、
このカウンターはこの角度で・・・とか、
自分のパンチのインパクトはどうしてこうなってしまうのか・・・
体幹のバランスをよくするために、このトレーニングをやったらどうか・・・
今、戦っている相手の心理状況は、たぶんこうだ・・・etc・・・



そんなことを考えながらやるのが練習なんだと思う。
もちろん、実際の試合は考える前に身体が反応するんだけど、何千回何万回とこうした練習で培ったものしか反応してくれないよね。



自分の先生や指導者に教わったことをそのままこなすのは、それは当然のことなんだよ。
ただし、それが100%じゃない。

そこで満足していないか?

本当に強いヤツはそこからさらに工夫するし、そこからさらに自分を追い込む。

あくまで、自分のために練習するのだから、主人公はじぶんだよね。
誰かを喜ばす為にやるわけじゃない。


自分が指導する立場になってよく思うことは・・・いくらこちらが「こうしろ、ああしろ」と言っても、本人がそう思わなければいくら言っても難しいということ。まぁ、これは仕方のないことかもしれないね。結局、ロボットじゃないんだから。

だからこそ、

主体性を持って、頭を使って、考えながら練習して欲しいね。
自分ら指導する立場の人間は、それに対してほんの少し助言する程度しかできないんだな。



頭を使って工夫して、自分を追い込む・・・大切なことなんじゃないかなぁ。



kingmuay at 01:34|この記事のURL

2008年12月04日

K−イズム2

(担当:会長)

今日は“コミュニケーション”について話したいと思います。

自分は格闘技の練習において一番必要な物は“コミュニケーション”だと思います。
コミュニケーション・・・ウィキペディアで調べてみると、

「複数の人間や動物などが感情・意思・情報などを受け取りあうこと、あるいは伝えあうこと。」


などと書かれています。

そう、理解し合わないといけないんですね。自分は、例えば昇級審査の時でも、その人の「コミュニケーション能力」というものを審査項目に入れています。

結局、一人では強くなれないってことですね。練習をするにもパートナーや、ミット持ちが必要。もっと言えば、練習する場所や物品を提供してくれる人も必要です。一人で大きくなったような、ひとりで強くなったようなヤツは漫画や劇画の中の話。一人では強くなれないのなら、みんなに協力してもらわないといけない。その時にやっぱり“コミュニケーション”が必要なんじゃないでしょうか。

ビジネスでも恋愛でも格闘技でも、結局は人間対人間の複雑な関係が基本ですよね?バーチャルな世界とはやっぱり違うわけで。いくらネットやメールで仲良くなっても、最終的には顔を突き合わせてコミュニケーションをとらなければ恋愛には発展しないし、商談も成立しませんよ。ましてや格闘技、なおさらです。


挨拶も出来ないヤツ、他人と会話できないヤツ、素直に感謝の気持ちを表せないヤツ・・・それでは格闘技は無理だよ、と思う。ただ、照れくさいのは良くわかります(笑)。

「いちいち言わなくても、たぶんわかってくれているはず」・・・まぁ、それもわかるのだけど、問題はそこですね。自分もよく経験があります。

たぶん選手はこう考えているだろう・・・
きっとアイツはこう思ってるはず・・・


と勝手に解釈しちゃうんですよ。でも、それって誤解の元になりかねません。

勝手に答えを決めるのではなく、勇気を出して相手に問いかけてみる。自分の持っているカードを全部オープンにして、自分はこう思うんだけど、君はどうなんだい?と。
ここがミソだと思うんです。コミュニケーションをとるってこういうことなんじゃないかなぁと。

選手とセコンドの関係はまさしくこれですね。
選手の顔つき、その日の様子、話しぶり、パンチの角度やキックのインパクトの位置・・・言葉を交わすのはもちろん、第6感までを含めて選手と向き合わなければいい練習はできないし、試合の戦力、練習の方法・・・選手とセコンドがバラバラではいくら有能な選手でも勝てない。しっかりとコミュニケーションをとって、双方が同じ方向を向く必要があります。



・・・・


23日に試合を控える藤田選手と昨日、長時間話し合いました。
ここまでの練習について、今後あと3週間の練習方法、試合の戦略、減量方法等々・・・。時には言いたくないことも、言いにくいことも、苦い言葉も、ここでは言わないといけない。お互いプロとして勝つために練習しているわけであって、お友達を探しにきているわけではないよ。言葉はキツかったかもしれないけど、お互いいいコミュニケーションが取れたと思います。


ジムのみんなも、ちょっとだけ勇気を出してコミュニケーションをとってみてください。会員さん同士、インストラクターやトレーナーと、そして自分と・・・。

そこから色んな世界が広がるかもしれませんよ。

kingmuay at 01:35|この記事のURL

2008年11月26日

Kイズム1 

(担当:会長)

皆さん“クレド”って言葉をご存知ですか?
“クレド”とは「信条」を意味するラテン語で、

「企業の信条や行動指針を簡潔に記したもの」

を指します。導入企業はこの仕組みを、従業員の自主的な行動を促すためのツールとして利用しているという。高級ホテルチェーンのリッツカールトンのクレドなんかが有名です。

わがキング・ムエも、“クレド”を導入して自分はもちろんスタッフにも目指す所、なりたい姿、ジムとしてこうあらねばいけないという考えを明確にしなければいけない・・・それは会員さんにも・・・そんなふうに常々思ってたんですね。

じゃあキング・ムエのクレドって!?
・・・これはなかなか難しいですよ。一朝一夕に浮かんでくるものではありません。
ということで、

自分の考え、行動指針、感じたこと、感じること、過去の経験からも含めて今自分を動かすスタイルをまずは述べていこうと。そう考えました。で、このシリーズ、

〜Kイズム〜

を今日からスタートさせます!

「Kイズム」をたくさん述べていけば自ずとクレドが見えてくる・・・と願っています。ちなみに、Kはキング・ムエのK,そして師・小森会長のKも含まれています。小森会長から教わったことが自分の行動スタイルとなっているので、これははずせませんね。



挨拶もできない人、
コミュニケーションが取れない人、
あるべき姿を忘れてしまうこと、
愛想笑いしながら安易な方向へ流れてしまうこと、
真剣であることを羨ましがりながら茶化してしまうこと、
弱い自分とばかり対話すること、
大きくないクセに自分を大きく見せてしまう、
人の弱さに安心すること、
できないことに理屈を並べること・・・


そんな事々が世間で見受けられるのでね、これはいけません。綱紀粛正というわけではないけれども、格闘技の世界から何か発信しなければいけないと感じています。
そうした中で、会員さんには“Kイズム”をちょっと参考にしてもらってくれればなぁと思います。
まぁ、ボチボチ書いていきますね。



kingmuay at 00:53|この記事のURL
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