皆様、こんばんは。

ほぼ勝負レース確定の「チューリップ賞」の話題はちょっとお休みして、本日は再び「弥生賞」について。

「弥生賞」は例年ペースが遅くなりがちで、近5年についても例に漏れず前半はスロー。4,5年前は5Fロンスパ戦になりましたが、近3年はラスト2~3Fのラスト特化戦。
今年の登録馬を見てもペースは例年通りでしょう。ロンスパ戦になるのか特化戦になるのかは枠の並びも重要ですから現時点では予想出来ませんが、近年の傾向からしてスパート地点は遅めになる可能性の方が高いかなと思っています。

本日はその辺りのペース想定も踏まえた有力馬分析を簡単に行っていきたいと思います。

カントル
初戦はスローからの11.4-11.3-11.1秒でキレ負け(自身11.4-11.3-11.3秒)、3戦目は前半から流れて消耗気味のラップでしたがラスト2F地点で引き離され3着。トップスピード自体は並。前走こそラスト3F11.1‐11.0‐11.6秒と数字的には今までにないラップを刻みましたが、昨秋ほどでないにしてもやや高速状態の府中戦ですし、中盤3Fが相当緩んだこともあります。アイビーSで完全にキレ負けしたトーセンカンビーナが32.9秒の脚を使えるレースですから、あの一戦はまやかしと考えた方が良いでしょう。未勝利勝ちが5Fロンスパ戦で、自身最速地点11.6秒というラップ。あのように全体的に分散する形がベストでしょう。ただそれにしてもコーナー地点でかなり置かれてしまうのは問題で、この辺りは全兄ワグネリアンとも似ています。兄はそれをポテンシャルで補えましたが、弟は兄と比べると一回り以上は小粒。流れ自体は向いても、それで即上位争いかというとそういうものでもないでしょう。人気とのバランスを考えると評価は下げたいです

サトノラディウス
初戦は最速地点10.7秒の脚を使ったとは言え、あれは5F68.1秒でスタートから直線まで13秒台を刻み続ける超超超スロー戦なので参考外。むしろ強さが光ったのは2戦目の葉牡丹賞。道中緩みが無い流れを3角入りから徐々に促し4角4頭分大外から直線入口では先頭。最後は我慢が利かなかったものの競馬の内容としては一番強かったものでした。前走も重い芝状態の京都でラスト6F目からペースアップする我慢比べをジリジリ差す内容。血統的に父ディープですが、母系はデインヒル×サドラーズウェルズ×エラマナムー。母系のスタミナや重厚さが強く出ている感はあって、やはり初戦のようなキレ勝負よりスタミナ値が問われる流れの方が良いでしょう。上がり特化の流れだと出番はないですが、早めに動く流れだと上位争い

シュヴァルツリーゼ
初戦は5F65.5秒の超超スローから自身ラスト3F11.9‐10.8‐10.9秒での差し切り。サトノラディウス同様にかなり遅い流れでしたので、この数字自体は参考程度に留めた方が良いでしょう。それより気になったのは掛かって鞍上が引っ張っていたにしても頭が高く、やけに高脚を使う走法。決して燃費が良い走りとは言えませんし、小回り対応する器用さがあるようにも見受けられませんでした。口向きの悪さや、やや加速に時間が掛かる点も気に掛ります。素質は認めますが、キャリア2戦目という点も含めて今回は静観が妥当かなと思います

ニシノデイジー
勝ち切った3戦を順に振り返ると、未勝利勝ちが5Fロンスパ戦でラスト4Fラップが12.0-12.1-12.2-12.1秒。札幌2歳Sは前半から流れる消耗戦でラスト4F12.1‐12.3‐12.6‐12.7秒。東スポ杯2歳Sが4.5Fロンスパ戦でラスト4F11.6‐11.6‐11.4‐11.6秒。いずれも分散するか消耗するかでギアチェンジが求められなかったレースでした。逆に敗れた2戦はというと、新馬戦は5F65.2秒の超スローでラスト4F12.2‐12.3‐11.9‐11.8秒の加速ラップでラスト1F最速地点では前に離され3着馬に詰められる内容。ホープフルSは3~4角で緩む疑似5Fロンスパ戦で、ラスト4F11.8-12.2-11.5-11.8秒。ラスト3-2Fの0.7秒急加速地点で置かれ、ラスト1F減速地点で巻き返す3着でした。前走は4角捌きがスムーズでなかったことも事実ですが、進路確保してからも反応は平凡でした。スロー志向の現代競馬では珍しく終い特化の流れを経験していない馬で、それゆえ好成績を残せてきたという言い方が出来るでしょう。今回は久々の終い特化のレースになる可能性が高く、そうなるとギアチェンジ力の無さを露呈して馬券外に沈むことも想定しておきたいですね。ロンスパ戦になれば大崩れはないでしょう

ブレイキングドーン
この馬の場合すでに長所と短所がハッキリ。まず長所はアグネスフローラ牝系でヘイロー≒ドローンのニアリークロスの影響でコーナー加速が抜群に巧いこと。そしてギアチェンジに優れていること。反面、速い脚が長続きしないことと末脚の絶対量が少ないことが短所。5F63.5秒の超スローからのラスト3F戦でコーナー出口からの11.1秒で突き放したもののラスト1Fは11.8秒まで落としたデビュー戦。同じく5F62.3秒のスローからのラスト3F戦で4角11.2秒で抜け出し掛けたものの、付いて来られたクラージュゲリエにラストはジリジリ離された京都2歳S。疑似5Fロンスパ戦の4角最速地点で楽々先頭に立ったものの、末脚の絶対量が足りず早々に脱落したホープフルS。これまでのキャリア3戦は長所と短所がハッキリ出たレースでした。故にスロー想定は大歓迎。スパート地点が遅くなればなるほど有利で、そうなればコーナー加速で突き放して逃げ込む姿も十分に想像出来ます。反面前走同様にスパート地点が早くなれば、最初に脱落するのはこの馬でしょう

ラストドラフト
初戦が5F63.4秒の超スローから自身ラスト3F11.4-10.9-10.8秒の加速ラップでのフィニッシュ。ゴール前100mで手前を替えてから最加速していましたので、通常の加速ラップよりも高く評価する必要があります。2戦目の京成杯は5F61.1秒+次の1Fも13.0秒のスローからのラスト4F戦を先行策から押し切り。初戦こそ10.9-10.8秒と速いラップを踏んでいるとはいえ、昨秋の府中は超高速状態ですし5F63.4秒なら特筆することは無い数字。むしろラスト3Fのバランスを評価すべきで、つまり長く良い脚を使えるということ。それは自らペースを作ってラスト4F戦を押し切った前走にも表れています。同じ中山2000mのスロー想定の今回を考えるに当たっては大きな減点材料がないと言えます。特筆することは無いと言いつつも、少なくとも高速状態なら10秒台を出せるわけでスパート地点で遅くなって瞬発戦になっても対応可能。本番皐月賞では間違いなくペースが上がりますし、その時に対応出来るのかはまだ未知な面もありますが、それはまた別の話。今回に関しては堅い軸馬という位置づけで問題ないでしょう


有力馬分析は以上。
ちょっと酷い鼻炎でイライラしながら打ち込んでいるので、誤字脱字が多いかも知れませんがご容赦下さい。

明日はいつも通りなら全重賞の追い切り特注馬をご紹介するのですが、チューリップ賞の記事にする可能性もありますので、この場で弥生賞の追い切りについて触れておきます。

今回分析した有力馬の中で最も追い切りの動きを評価したいのはこの馬!
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中央競馬ランキング
ランキング内ブログ紹介文(F)が該当馬です(25位ぐらい)

簡単に言えば全身の連動性は美しいですね。そんなに負荷は掛けていませんが、この程度で十分戦えそうです