皆様、こんばんは。

本日も「キーンランドC」について。
まずは昨日書けなかった続きを少々。
キーンランド2
こちらは昨日も掲載した過去5年の3着内馬一覧ですが、これについてもう少し掘り下げます。

前走レースは準OP~G1まで様々ですが、前走クラス別成績は以下の通り
キーンランド4
まず前走準OPからの好走が目立ちますが、今年は該当馬なしなので割愛。

前走OP特別組ですが、データ上は4頭の好走例となっていますが2009年モルトグランデは2着入線後に降着となっていますので、実質は5頭好走馬が存在。その内4頭までが2011年以前のもの。
この4頭は全てUHB杯(現UHB賞)をステップにしていましたが、当時の同レースは中3週。現在は中1週となっており、その施行条件となってからのUHB賞組は【1-0-0-23】と不振。24頭の中にはUHB賞勝ち馬6頭(3着内好走馬9頭)を含んでいての結果ですから、同組の信頼度は低いです。
そもそも前走クラスに関わらず、中2週以内での臨戦馬は【1-1-0-32】。暑い時期での間隔を詰めた臨戦過程にも問題がありそうですね。

となると狙いは前走重賞組となります。出走例自体が少ないG1・G2組はともかく、G3組については前走着順できっちり線引きできます。
(前走G3組)
前走3着以内【5-3-4-11】勝率21.7%(単回値96円)連対率34.8%、複勝率52.2%(複回値95円)
前走4着以下【0-1-2-31】勝率0.0%(単回値0円)連対率2.9%、複勝率8.8%(複回値61円)

ちなみに4着以下から巻き返した3頭は全て牝馬でした。やはり牝馬というだけで押さえておく必要がありますね

データ分析は以上で、後は有力馬の中から数頭ピックアップして短評を書きます。

アスターペガサス
前走が除外馬多数で重賞とは名ばかりのレース。内容自体も前後半34.4‐34.0秒とスプリント重賞とは思えぬスローなのに馬群はそこそこ縦長というレベルの低さで、それを2番手粘り込みでは過大評価は禁物。ただ2走前には北九州記念2着のディアンドルと時計差なしの2着。三段論法なら古馬重賞でも通用しておかしくないでしょうが、北九州記念とキーンランドCなら後者の方がメンバーレベルは上。それをどう考えるかでしょう。3走前にはスローで大いに掛かりましたし、トップスピードには限界のある馬。テンから流れるレースが希望

タワーオブロンドン
前走はアスターペガサスの項で書いたような低レベルスプリント戦。あのレース自体は位置取りの差で負けたような内容ですし過度に悲観する必要はないと思います。ただあのペースでも後方の位置取りになりましたし、後半性能の高さで上り詰めた馬だけに本質的なスプリント適性には疑問符が付きます。今回は前走以上の激流が予想され、前走以上に基礎スピードが要求されるだけに期待よりも不安の方が大きい戦いになると思います

ライオンボス
5勝全てが1000m戦、1200m以上では5戦5大敗。これをもって「1000m専用機」と考えるのが普通かも知れませんが、こうも言えます。逃げた時は6戦5勝、ハナ切れなかった時は7戦7大敗。同馬はとにかく揉まれるとまるでダメな馬ですが、1200m以上戦では一度もハナを切れたことがないという時点で「1000m専用機」とは決めつけられないです。2勝クラスを勝った時に「今年のアイビスSDは決まり」とツイートしたほどのスピードの持ち主ですから、ポンとハナを切れれば捨てたものではないと思いますよ

デアレガーロ
前走はG1を思えば着順・着差共に善戦と言えるものですが、これは出遅れから変に流れに乗らなかったことと、その出遅れが奏功して道中の接触事象に巻き込まれなかったことが大きかった印象。昨夏の1200m戦を振り返ると、どうも基礎スピード不足なのか流れに乗ってしまい甘くなるレースの連続で、それは勝利した準OP戦でも同様。先に「出遅れから変に流れに乗らなかった」ことが好走要因のひとつと書いたのはそういうことです。ペースが緩めば緩んだで掛かり癖があるのが厄介で、穴人気しそうな今回ですが個人的には積極的に買いにくい印象です

セイウンコウセイ
2017年の高松宮記念勝利以降はかなりムラのある成績ですが、マイペースで運べたレースでは概ね好走しているという事実は案外見過ごされがちです。3走前こそハナを切ったものの初着用のブリンカーが裏目に出て惨敗しましたが、その後は馬に我慢を覚えさせる調教の成果もあって、2走前にはそれまで良績がなかった内で控える競馬でも好走。前走はG3で3着敗退しましたが、それまで【0-1-0-6】だった中10週以上のローテで好走した訳ですから評価を下げるのは禁物というものでしょう。この2走を見る限りは、不振期の「レースを投げる」同馬ではありませんから、ここも大崩れはないと見ます。問題は逃げ馬複数で激流になりそうな展開でしょう

1200m戦で面白いと思うのがこの穴馬
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中央競馬ランキング
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2勝目が前後半34.2‐36.4秒、3勝目が同34.2‐35.0秒の前傾戦を共に差し切った同馬。高い基礎スピードを持っているので、道中流れても楽に追走出来る点がこの馬のストロングポイント。3勝目については、自身ラスト3F11.2-11.0-11.8秒で上がりましたが、直線入口での4馬身差をラスト200m地点で半馬身差まで詰めたようにギアチェンジ力を持っているのは小回りコースでは心強い材料です。前述通りに基礎スピードタイプだけにスプリント戦は絶対に向くはずで、近走は番組や路線の都合でマイル前後を走らざるを得ませんでしたが、ここにきて1200m戦に矛先を向けて来たことには納得。陣営も同馬にスプリント適性を感じているのだと思います。常に人気が出ない馬ですが、戦って来た相手を考えてもG3なら通用級のはずで過小評価は禁物です

逆にこの人気馬は微妙ですね・・・
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「最強競馬ブログランキング」内ブログ紹介文に火曜日限定で馬名を記載しておきます(7位ぐらい)
一言で末脚特化型。OP好走の3好走は全てイーブン~後傾ラップで後半性能の高さで優位を誇ったレース。昨夏に前後半32.8-36.2秒の強烈な前傾ラップのスプリント戦で凡走したように道中流れて基礎スピードが問われるレースは歓迎とは言えません。前走はテン3F33.4秒と一見流れたように見えますが、前日同条件の2勝クラスが33.3秒ですから、クラスを考えると決して厳しいレースではなく(馬場も高速でした)あれを持って課題が解決したとは思えません。ペースが緩めばここでも突き抜けるだけの一瞬の脚は持っていますが、テンから流れる想定なら評価は下げたいです