皆様、こんばんは。

本日は3重賞の内、まだ触れていなかった土曜重賞「クイーンC」について分析していきます。
まずは過去5年のレースラップと3着内好走馬一覧をご覧頂きます。

クイ1

クイ2

クイ3
クイ4

東京芝1600mはスタートから3角まで約540mの直線、4角出口からゴールまでが約525mの直線。つまり1600mの内、1065mを直線が占める(66%)というコースレイアウトですから、当然のように直線スピードが重要になるコースです。 そういうコースですから、ペースが緩むとすれば3~4角のコーナー部分(=4・5F目)のみ。前半3Fラップも重要ですが同じくらいに中盤ラップも重要で、ここで緩みが生じるか否かでレースの性質は180度変わります。
先週行われた同コースの「東京新聞杯」と比べると、距離適性が定まらない3歳牝馬が出走するため前半・中盤は年によって変化しがちなのが特徴で、特に近年は決まったペースパターンにはなりません。過去5年をざっくり解説すると・・・

【2019年】前半緩い・中盤緩い
馬群が一団で直線を迎えるので、位置取りよりも瞬発力の有無が問われる瞬発型台頭レース

【2018年】前半速い・中盤速い
基礎スピードに優れた馬が台頭。差し馬も追走で脚を削がれるので、ハイペースだから差し優位という構図ではない

【2017年】前半速い・中盤緩い
緩んだ地点で後続馬は前と
の差を詰められるので、極端に言えば前半飛ばしただけ前の馬は不利。後ろで脚を溜められる瞬発型台頭レース

【2016年】前半速い・中盤速い
基礎スピードに優れた馬が台頭。差し馬も追走で脚を削がれるので、ハイペースだから差し優位という構図ではない

【2015年】前半速い・中盤緩い
緩んだ地点で後続馬は前との差を詰められるので、極端に言えば前半飛ばしただけ前の馬は不利。後ろで脚を溜められる瞬発型台頭レース


このように近5年のペースはバラバラ。それぞれのペースで走れる馬の種類も変わって来るので、道中の位置取りにも共通点はありません。ただし過去10年ベースで見ると、テン3Fが34秒台まで上がったのは2016~2018年のみ。それぞれメジャーエンブレム・レーヌミノル・テトラドラクマという強くて速い馬がペースを作った年で、どちらかと言えば異質だった年。2014年以前の5年間は全て前半も中盤も緩いラスト3F戦になっていますので、余程の強力逃げ馬が居ない限りは昨年のようなラップパターンになると考えて良いと思います。

前走クラス別成績は次の通り
クイ5
例えば同じ牝馬限定重賞でも「フェアリーS」などは1勝クラス戦と変わらないようなメンバーレベル・レースレベルになりがちですが、「クイーンC」は大箱東京コースで行われるクラシック王道路線に位置するレースですから、メンバーレベルもレースレベルも高くなりがち。前走クラスが上がるのに比例して成績も上昇しているのは当然と言えば当然です。
ここでは前走クラス別の好走条件をピックアップしておきましょう。

(新馬・未勝利組)
馬券に絡んだ5頭は全て1人気に支持されていた馬で、5頭中4頭は0.2秒以上の差を付けて勝利していました

(前走1勝クラス組)
馬券に絡んだ5頭は全て3着以内だった馬で、4着以下敗退馬は【0-0-0-17】で好走例なし。過去20年に遡っても【0-0-2-33】ですから、最低限馬券に絡んでいることは必須

(前走G3組)
馬券に絡んだ9頭中8頭は前走で勝利しているか、敗退しても0.2秒差以内だった馬。クラシックに繋がるレベルの高いレースだけに、重賞の壁に大きく跳ね返された馬の巻き返しは難しいと考えるべき


今年は前走OP特別組、G1組が存在しませんので、この2組ついては割愛。
前走G1出走馬が0頭というのは非常にレアで、過去20年振り返っても2004年と2010年の2年のみしか存在しません。その2004年は前走OP特別出走馬がワンツー(重賞出走馬は京王杯2歳S8着馬1頭のみ)、2010年は3頭居た前走G3出走馬が1,3,4着で、2着は前走OP特別勝ち馬。このようにG1出走馬が居なければ居ないで、その次に格の高いG3出走馬・OP特別出走馬が上位を独占していますので、前走の格は重視したいですし、そこで好走していればここでも好走出来ているというのが過去の結果です。

また、過去10年の3着内好走馬31頭(3着同着が1年あり)中30頭は前走芝1600m以上使用馬。1400m以下出走馬は【0-1-0-22】で、唯一2着好走したプリンセスメモリーもOP特別3着からの臨戦馬でしたので、このクラスで戦える実績を残していない距離延長馬は全滅ということになっています。

次に前走人気別成績は以下の通り
クイ6
上位人気が堅調。1,2人気馬は過去10年中9年で少なくとも1頭が馬券に絡んでおり、10年中5年で2頭共が馬券に絡んでいます。また極端な大穴馬の馬券絡みも皆無で、この辺りはフロックが起こりづらいレベルの高いレースらしいところ。馬券的な妙味は5~10人気の中穴帯になります。

5~10人気で馬券に絡んだ馬は11頭居ますが、注目したいのは関東馬
クイ8

ちなみに出走馬全体の東西成績は以下の通り
クイ7

全出走に対する好走率は関西馬が関東馬を圧倒。ただし単複回収率を見ても分かるように、好走している関西馬は人気馬のみ。中穴帯になると関東馬が好走率で逆転しており、穴は関東馬からと言えます。

5~10人気・関東馬で馬券に絡んだ9頭中7頭は前走条件に関わらず前走で3着以内に好走していた馬(例外の2頭は共に前走G1出走馬)。2歳~3歳早期のレースは1勝クラスでも重賞レベルのレースがありますし、その逆もまた然り。自己条件敗退で見限られたり、新馬・未勝利勝ち直後で舐められて人気薄になるパターンがほとんどですので、そういったパターンに該当する関東馬には注意が必要です。

データ面については以上。
これらを予備知識として持って予想に入って行きたいと思いますが、登録馬を見渡していると今年は昨年と同様にテンから流れないレースになりそう気配。前半も中盤も緩いラスト3F戦になりそうですが、そうなって無視できない中穴馬がこの馬
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詳細はまた明日書きますが、若さが残る走りながらも初戦で見せた素質は無視出来ませんよ

一方で疑問符が付くのがこの人気馬
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これも詳細は明日書きますが、このローテは結構疑問ですね。本当に使うんでしょうか。初戦はスムーズさを欠いた場面があったとは言え、超スローからのラスト2F特化戦で何も出来ませんでしたし・・・

明日は「クイーンC」の有力馬分析を行います