皆様、こんばんは。

本日は一旦G1から離れて土曜重賞「日経賞」について考えたいと思います。
この日経賞もそうですが、もうひとつの土曜重賞「毎日杯」もそこそこ頭数が揃いそうで、今週土曜はなかなか面白いレースが見られそうですね。

さて、まずは過去5年のレースラップと3着内好走馬一覧をご覧頂きます。
日経賞1

日経賞2

日経賞3
日経賞4

中山2500mは外回りの3角手前からのスタート。コーナーを6度回る長距離戦であることに加えて、スタンド前から2角に掛けてかなり上るレイアウトのため中盤は緩みがち。レースが動くのは向正面に入って以降になりますが、内回りコースということもあって騎手の仕掛け意識は早めで極端な上がり特化戦にはなりづらく、4~6Fのロンスパ戦になりがちです。
同コースで行われる有馬記念も同様ですが、年によって勝ち時計に大きな差が出るレースで、良馬場比較でも最遅時計と最速時計には6.6秒もの差があります(中山開催過去10年)。この時計の差は中盤に緩みに起因するものですが、そこで見て頂きたいのが以下のデータ。

日経賞5
日経賞は年により出走頭数にバラつきがあるレースですが、出走頭数が少ない年ほど中盤の緩みが大きくなっていることが分かります。近5年で言えば2015・2016・2019年が12頭立て以下の少頭数年ですが、レースラップを見て頂ければ分かるようにこの3年は後半ラップが明らかに速くなっていることが分かります。
これらの年ではトップスピードのレベルや持続力という適性が求められるのに対し、それ以外の年(=中盤が極端に緩まない年)では相対的に上がりも掛かる傾向にありますから、よりスタミナ色が濃くなる傾向にあります。

またこのペースの違いは枠別成績にも影響を及ぼします。

12頭立て以下
日経賞7

14頭立て以上
日経賞6

少頭数年は内枠優勢で、多頭数年は外枠優勢。
これもロジカルに考えれば当然の話で、12頭立て以下年(=上がりが速くなる年)では中盤が緩むことで馬群は一塊になります。その後直線へ向かうに従いペースアップするわけですが、当然コーナーのラップは速くなります。速いラップを踏む地点で内を回すか外を回すかの負荷の違いは非常に大きく、そこでインを取りやすい内枠馬が優勢になるわけです。
逆に14頭立て以上年(=上がりが掛かりやすい)では、コーナー地点のラップは少頭数年と比べて速くなりにくいですし、スタミナ値を問われやすくなるだけに直線に入る段階でバテる先行馬も多くなります。そうなると内を突いた2列目以降馬は渋滞が起こりやすくなりますので、外目をスムーズに加速出来る外枠馬が優勢になるわけです。

同様の理由で、多頭数年の方が差しが利きやすくもなります。

12頭立て以下
日経賞8

14頭立て以上
日経賞9

12頭立て以下年では3着内好走馬9頭中4頭(44%)が3角3番手以内馬なのに対し、14頭立て以上年では3着内好走馬21頭中5頭(23%)のみ。3着内好走馬の半数以上にあたる11頭が3角7番手以下馬でしたので、多頭数年での狙いは差し馬ということになります。
尚、14頭立て以上年での先行馬の単複回収率が非常に高い数値になっていますが、これは単勝167倍のネコパンチが引き上げているものですので再現性はありません。

という感じで出走頭数によって狙い方が変わる日経賞ですが、今年は登録段階で15頭と多頭数年になりそうな様相。となると、スタミナ色に優れた差し馬に狙いが立つ年になりそうですが、そういう流れで信頼出来そうな馬がこの馬
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中央競馬ランキング
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長距離戦での実績がない同馬ですが、3走前には前後半58.0‐61.6秒の前傾戦を早めの立ち回りから差し切ったように一定のスタミナ値は持っています。上がり特化戦にも対応出来るようにペース対応幅は広い馬ですから流れは不問です。外回りコースばかりながらも中山コースでの実績は豊富で、人気馬の中では最も減点材料が少ない同馬が信頼出来そうです

一方で懐疑的に見たい人気馬がこの馬
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「最強競馬ブログランキング」内ブログ紹介文に水曜日限定で馬名を記載しておきます(5位前後)
追走力に問題がある同馬。基本的には中盤までゆったり入って脚を溜めたいタイプですから、多頭数戦で中盤が緩まない流れは歓迎とは言えません。昨秋は馬具を変更して上昇の兆しを見せたものの、頭数が揃ってしまうとここでの復活は難しいと言わざるを得ません