皆様、こんばんは。

事情があって遅い更新となりました。申し訳ございません。
本日は「高松宮記念」の有力馬分析を行いますが、時間的制約があったことと本予想のネタバレになるところもありますので、今回は6頭の分析に留めさせて頂きました。
では早速参りましょう。

ダノンスマッシュ
強くなったと思います。前走はデビュー以来最高と言っても良い出色のパフォーマンスでした。その前走は前後半33.1‐34.3秒の中山1200mらしい前傾戦を出負けから盛り返して好位追走し、直線で抜け出したという内容でしたが、評価したいポイントは2点。まずは最速ラップを踏んだラスト2F目で前を行くナックビーナスが出し抜こうとするところで同馬より速い脚を使って差を詰めた点。要所の反応が鈍かった同馬にとってここでスッと動けたことは成長の証です。そしてもう1点は急坂でグイッと伸びて前を交わしたこと。昨年の高松宮記念でも、スプリンターズSでも急坂地点で加速出来ずに坂を上がってから前との差を詰めたように、これまでは急坂で脚が鈍っていたのが同馬の弱点でした。ただ前走ではその弱点を克服したかのような伸びを見せたことは驚きで、この点にも同馬の成長を見ました。思えば最終追い切りを激賞したように、稽古内容から成長の跡が見せていましたので、前走のパフォーマンスは一枚皮がむけた同馬の姿と判断してしまって良いと思います。
あのパフォーマンスが出来た以上はここでも最有力と言ってしまって良いと思いますが、世間的に気になっているのはやはり昨年の敗戦でしょう。特に左回りで【0-1-0-3】と良績がないのが最大の不安材料と言えそうで、私も昨年の高松宮記念前にはその点を不安視していました。ただ実際のレースではコーナーリングも問題なく(やや外に膨れたのは内のラブカンプーが膨れた煽りを受けただけ)コーナー減速もなし。直線では早々に手前も替えて、内外にモタれる面もありませんでした。左回りには何の不安もなかったというのが私の評価で、それよりも直接的な敗因は直線入口からの急坂で明らかに伸びが止まったことでした。従ってこの点が最大の不安点になりますが、これは前述したように前走で克服出来た感がありますから、全く不安なしとまでは言いませんが過度に気にする必要はなくなったと思います。前傾戦はシルクロードSとキーンランドCで強い勝ち方をしており問題ないどころか歓迎材料。洋芝の稍重で好走しているなど、稍重【2-1-0-0】で多少の雨馬場なら問題なし、とペース・馬場にも問題なしとなればほぼ盤石。ただし唯一の懸念点は安定しないゲート。もし外枠でも引いてしまうと更に厄介で、その場合でのみ評価を下げることになると思います

ステルヴィオ
まずは前走阪急杯前の予想コメントを転載します。
脚を溜めての終い性能を活かしたい同馬。古馬になってからの好走は「前後半47.3‐45.5秒のスローラスト3F戦」「前後半47.1‐46.2秒と中盤で緩むラスト3F戦」「前後半バランスは46.7-47.3秒とやや前傾も、前2頭が3番手以下を1.3秒程度離す逃げで実質スロー」と前半はゆっくり入るレースばかり。前半から流れるレースは経験しておらず、あえて言えば前後半45.8‐45.1秒の前走ぐらい。その前走は直線でスムーズさを欠いたことは事実でしたが、進路が開いてからの伸びは地味でしたので、やはり前半から急かされる流れは向いていないと言えるでしょう。より前半の基礎スピードを問われる1400m戦に今回は条件としてはプラスとは言えませんし、大飛び気味でゆったり走る馬だけに内回りコースもマイナス。そして個人的に全く評価していないこの鞍上への乗り替わりも大幅マイナスでしかなく、それでいて人気するなら私は軽視します
その前走はやや出負けから中団まで押し上げ、4角~直線は最内の経済コースを通したものの前後半34.1‐34.8秒の前傾戦では脚が溜まらず、ラストは失速気味の5着敗退でした。前半に無駄に脚を使い続けた取り口はいかがなものかと思いましたので、その点に前進の余地はありますが、それでも前半から急かされる流れが向いていないことには変わりはないでしょう。今回は更に距離短縮しての1200m戦では強調材料はなく、ゲートが安定しない点も中京1200mのG1ではかなりのマイナス材料。今回も軽視が正解でしょう

アイラブテーラー
7戦5勝2着2回。2走前には今やトップスプリンターと伍して戦えるまでになったライトオンキューに対して道中の不利がありながも0.3秒差の競馬が出来ているように、その能力には侮れないものがあります。ただ課題や証明出来ていない点も多くて、中でも1200mでの3戦が全て時計の掛かる京都1200mだということは看過出来ないポイントです。と言うのもその3戦の前後半ラップは「34.4‐34.7秒」「34.2‐34.6秒」「34.8‐34.8秒」で、京都1200mらしくテンからペースが上がらないレースばかり。今回よそされる流れ(モズスーパーフレアがハイペースで引っ張る)とは異質と言って良いペース経験しかしていないだけに、基礎スピードを問われる形になって対応出来るのかは未知。前向き過ぎてかなり掛かる面がある馬だけにペースが上がってむしろ良さが出る可能性も否定は出来ませんが、物理的に速い時計に対応出来るのかという面も含めて不安は拭えません。未知の可能性に賭ける選択肢もありますが、それでもヒモで拾うかと言うレベルであって、少なくとも重い印を回すことは出来ないでしょうね。不利があったとは言え2走前にライトオンキューに完敗を喫しているような能力面も考え合わせると尚更です。時計が掛かるという意味で雨馬場はプラスです

タワーオブロンドン
スプリンターズS時には「サマースプリントシリーズ狙い後の惰性使い」という前提で考えたことで大怪我を負ってしまった当ブログですが、改めてスプリント戦転向後のレースを精査すると、ひとまずは高速馬場が向くということは間違いなく言えるでしょう。それほどにセントウルS→スプリンターズSのパフォーマンスは出色だったわけですが、前者では前後半33.0‐33.7秒の前傾戦を中団から自身10.8-11.0-11.4秒の脚を使っての楽勝。後者では前後半32.8‐34.3秒の激流を中団から自身11.0-11.1-11.3秒の脚を使っての差し切り勝ち。一定以上の速い流れを追走しながら、ラスト3Fの全ての地点で速いラップを踏み続けられる高い持続力は特筆すべきもので、この高い持続力があれば少なくとも高速馬場下でのレースでは崩れることはないでしょう。一方で、函館SSでは前後半34.4‐34.0秒のスローだったとは言え、ラスト1F11.7秒と減速した地点でも反応出来ず、キーンランドCでもラスト1Fの伸びは外を回した3,4着馬に劣るもの。デキの違いは考慮する必要はありますが、前述のセントウルSやスプリンターズSの後半ラップとは雲泥の差と言えるものですから、やはり力の要る馬場では割引が必要と言えます。前走については追い切り段階からチグハグな内容でデキが伴っていなかったのは明白ですから、あの敗戦についてはあまり深刻に捉える必要はないでしょう。同舞台のスプリンターズSでの自身の前後半バランスが33.6‐33.5秒だったのに対し、前走は33.7‐34.4秒。馬場差を考慮しても全く走っていませんので、まるで能力を出せなかった一戦です。
さて、高松宮記念に向けてですが、まずはG1開催日になると高速化する馬場は大歓迎。また、スプリンターズSで強い競馬をしたように前傾戦になるだろう点も問題はありません。残り600m地点で逃げ馬から1.0秒弱程度の差ならひっくり返せる末脚性能を持っていますので、極端な出負けが無い限りは勝ち負けに加わると考えるのが自然でしょう。ただし今回は中京1200m。外枠でも引いてしまえば過剰に外を回される可能性が高まりますので差し遅れの危険性は高まりますし、週末は雨予報。特に土曜が最も降りそうな点は雨の中でレースが行われて馬場が荒れるという意味で痛恨と言えて、時計が掛かる馬場になっていると非常にマズいでしょう。枠順・馬場・追い切りで評価が全く変わる一頭と言うのが現時点での評価ですが、全てが好転するならば本命視する可能性は高いです

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中京1200mは高いレベルのレースのみ走って【1-1-1-1】という巧者。最大のストロングポイントは直線に入ってすぐの急坂で加速が利く点で、ここで優位性を作ることが好走パターンです。一昨年の高松宮記念では敗れていますが、最内枠スタートから主張したものの終始外から被される展開でオーバーペースとなり失速した内容。同馬は元々が揉まれる競馬では能力を発揮出来ない馬でしたので、あの枠からのあの展開では止むを得ない敗戦でした。ただ今では内目で揉まれても競馬が出来るようになっており、それを実戦で証明したのが6走前ということになりますから、この点は心配ありません。近走は敗戦が続いていますが、昨年も右回り連続大敗から中京で巻き返しており臨戦過程自体は心配なし。むしろハイペース&外伸び馬場を内目先行から粘った前走内容は、大敗していた昨年より余程良いと言えます。それを証明するように、1週前には猛時計を計時して今週も抜群の動きを披露(明日の追い切り分析で触れます)してデキは万全。晴雨兼用という面も心強く、一発があるならばこの馬が筆頭格でしょう

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2走前の内容が物足りなくて、このレースが前後半34.2‐34.6秒と極端に上がり切らずにレースのラスト3Fが11.3‐11.4‐11.9秒が少々速くなったレース。その流れで1,2着馬には明確に伸び負けしたという内容だったわけですが、緩い流れからの後半勝負という流れで再三好走して来ていた馬ですから、決して悪くない流れの中で見劣った内容は上位馬との脚力の差を感じさせるものでした。4角で落馬の煽りを受けたことは確かですが、それとて決定的と言うほどではありませんでしたのでエクスキューズにはなり得ません。3走前は展開利、前走は展開利&バイアス利もあっての好走でしたが、いずれも時計が掛かる京都コースだから届いたという感は強くて、同じことを中京1200mで再現するのはコース形態的に難しいでしょう