皆様、こんばんは。

本日も「オークス」の有力馬分析を行います。対象頭数は5頭です(多くの1クリックのご協力をありがとうございました。本日以降もよろしくお願い致します)。
では早速参りましょう。

リアアメリア
桜花賞前の分析記事の一部を転載します
この馬を評価する人は血統や様々なブランド力に加えて、アルテミスSのパフォーマンスをその拠り所としているのだと思いますが、私からすればあのパフォーマンスは平凡なもの。これは阪神JF時の最終見解でも書きました。とりあえずはその2戦目と、同条件の他レースとの比較をしてみましょう。
桜花賞9
※「人気ブログランキング」(A)の馬=リアアメリアのことです
※表内のラップはレースラップではなく、各馬自身のものです
※御巣鷹山特別=2勝C、ユートピアS=3勝クラス(牝馬限定)

もちろん馬場差は考慮する必要はありますが、レッドベルディエス@御巣鷹山特別だけがやや時計が掛かる馬場というぐらいで、他レースには特筆するほど大きな差はありません。
これらを比較すると良く分かりますが、古馬2勝クラスにも明らかに劣る内容。同期比較でもクラヴァシュドールには全く及ばず、シャインガーネットやチアチアクラシカに対しては若干優位性があるかなというレベル。評価出来るとすればその持続性能で、速いラップを継続して踏めている点はまずまず優秀です(それでも前半の緩さを考えると過大評価は出来ません)。阪神JFの最終見解では「クラヴァシュドールやウーマンズハートを差すことはまず出来ない」と断言しましたが、その理由はラップ比較で明らかに劣っていたことに他なりません。それでも印を回したのは血統面や様々なブランド力、追い切りの動きから「奥があるかも」と考えたからですが、結果的には「奥」はありませんでした。少なくともこれまでのキャリアで証明してきたパフォーマンスではここでも用無しだと思います

この評価が全てです。左回りの良馬場に替わっての上積みはあるでしょうが、その左回りの良馬場だったアルテミスSが平凡なパフォーマンスなわけですから、それだけが理由で「買い」評価にならないのは当然です

スマイルカナ
逃げないと味が出ない馬で桜花賞も前後半46.5‐49.6秒とハイペースで飛ばす逃げ。ペースと馬場で後続の脚を削いでの3着好走でしたが、トップレベル戦ではこの形でしか好走することは無理でしょう。今回も十中八九単騎逃げが叶うだろうメンバーですから理想の競馬は出来るはずですから、後は距離の壁という自分との戦いになります。血統的なイメージ通りに距離延長はプラスには働かないというのが一般的な評価でそれが理由で人気が上がらないのでしょうが、馬体的には極端な短距離体系にも見えませんので、イメージだけで距離がダメだと判断するのは危険だと思います。逃げた時には【3-0-1-0】で底を見せていないのは事実ですし、今の前が止まらない馬場も味方に付けられるわけですからもう一丁があっても良い状況だと思います。そして注目しておきたいのは追い切り。覚えている方もいらっしゃるかと思いますが、前走時の追い切りでは「馬が変わった」と激賞して5点評価を付けました。あの姿が一過性のものなのかどうかでも最終評価は変わりますので、明日の追い切り分析にはご注目下さい。

デゼル
デビュー戦はあれはあれでまずまず優秀なのですが、やはりよりインパクトがあったのが前走スイートピーS。レースは前後半48.6‐46.0秒のスローラスト3F戦、五分のスタートから折り合いに専念する形で後方待機を決めて直線は自身10.9‐10.5‐11.1秒で豪快に差し切ったという勝利。多少の馬場差はあれど、同じスローだった昨年を優に上回るラップ精度でしたし(昨年の勝ち馬カレンブーケドールはスロー瞬発戦が得意ではないので、ラップ内容で上回ったからと言ってカレンブーケドールより強いということではありませんが)これがキャリア2戦目だったこと、チューリップ賞で0.3秒差5着のスマートリアンを問題にしなかったことも加味すれば相当なレベルのパフォーマンスと言うべきで、一躍オークスの主力候補に名乗りを挙げたという世間の評価には私も同意します。ただし当日はやや強めの追い風下であったことは考慮すべきで、純粋な瞬発力やトップスピードのレベルはデアリングタクトには及ばないというのが私の評価。それでも十分高いレベルにあるのも事実で、2番手グループの中では最上位クラスにあるということは間違いないでしょう。
ではオークスでも有力候補の一頭になるかと言われるとそう単純な話でもないと考えます。レースが超スローからのよーいドンという競馬になれば最有力の一頭であることには違いありませんが、近年のオークスは淀みなく流れる傾向がありますし、どういうラップを刻むかは未知とは言え今年はスマイルカナというはっきりとした逃げ馬が存在。キャリア2戦共に前半は強い負荷が掛からない競馬をしてきた馬ですから、追走ペースが上がることは小さくない問題になります。持っているポテンシャルは間違いないだけに、この点をどう考えるかが今年のオークスの最大の馬券ポイントになると思います

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前走時に悩んで推奨出来なかったことを大いに反省したのですが、評価の根拠となったのは2戦目までのパフォーマンス。初戦ではラスト2Fを11.3‐11.3秒を、2戦目はラスト3Fを11.6‐10.8‐11.2秒をそれぞれ楽に計時した脚力は評価出来て、特に2戦目については2~4F目に早めのラップを踏みつつ中盤で急激に緩んでラスト3Fで再加速するというインターバルトレーニングのような負荷の高い道中でしたから評価は高まります。またラップ精度は古馬2勝Cレベルのものでしたので、時期を考えればこの点でも高い評価を下せます。前走は直線でスムーズさを欠きかなり待たされる場面があっての結果でしたので負けたとは言え評価が下がるものではなく、前半からかなり流れたペースに乗っても脚を削がれなかったことも含めてポジティブな内容だったと思います。ただし燃えやすい気性は問題で、これまでも道中では折り合い面の危うさを再三見せて来ました。従って内枠は絶対条件と言えますし、出来れば前が引っ張てくれる流れが理想です。尚、巷では距離が云々言われていますが、あの馬体を見て距離が持たないと言っているのであれば論外(気性的に適正距離でないという意見なら同意)

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敗因のほとんどが馬場であるとハッキリしている前走敗戦が嫌われての人気落ちなら、定石的には今回は買いの番ということになります。前走以外はトップレベル戦で崩れなく走れておりペースの対応幅も広い総合力型ですから、パンパン馬場のここで巻き返しがあると考えるのは自然でしょう。ただ近走では前進気勢が強くなりすぎているのは距離を考えると大いに気掛かり。2走前はともかくとしても、前後半46.5‐49.6秒と前半からかなり流れた前走でも折り合いを欠いていたことは看過出来ません。また母は血統通りの生粋のスプリンターで、自身の馬体もマイラーのそれ。世代限定戦では距離適性はシビアに考えない方が良い局面も多いですが、気性面の危うさとセットで考えると流石に無視は出来ない材料です。今回は控える競馬を示唆していますので、内枠でも引いて上手く折り合いが付けば良いのですが、小さくない不安材料が存在する以上は積極的に買い評価は下せない一頭です。枠次第では消します

ということで本日は以上。
昨日今日で触れられていない有力馬については、最終見解で触れることになると思います。

明日は「オークス」の追い切り分析を行います。