皆様、こんばんは。

本日は「函館2歳S」について分析していきますが、毎年逃げ切り勝ちの馬が多数出て来るレース。過去データやラップ分析は重要ではないと思っていて、あくまで個体分析が重要だと考えます。従ってこのレースの分析に関しては有力馬分析のみにしたいと思います。
対象として取り上げたのは6頭です。では、早速参りましょう

モンファボリ
初戦が逃げてほぼ追うところのない楽勝。勝ち時計の1分8秒7は開幕2週目の馬場とは言え、同日古馬1勝Cの勝ち時計を上回り、同じく2勝Cと0.2秒差しか違わないものでしたので大変優秀。この開催の2歳1200m戦における断然の一番時計で、次位が1分9秒5。4F目に緩みやすい函館1200mながら4F目も11.3秒と緩まない逃げでしたので、正に抜けたスピード能力を持っていると言って良いでしょう。ただ、いくつかの不安点があるのも事実。まずは新馬戦当時よりも0.5秒以上は時計が掛かる馬場状態になっていることはスピードを身上とする馬にとってはマイナスにこそなれプラスにはならず。そして11頭立て9番枠から逃げた内容でしたが、番手で控える競馬になった場合に同じだけの能力を発揮出来る保証はどこにもありませんし、馬群内での競馬を強いられる形になると尚更その不安は増幅します。事実、過去5年の函館2歳Sの3着内好走馬15頭中13頭は前走逃げ以外の戦法で好走した馬でした。控える競馬でも問題ないことを証明出来ていることは想像以上に重要ですし、前走より頭数が増えるレースならば尚更。高い能力は十分に認めるものの、危うい面も含んでいることは理解しておくべきでしょう

ホーキーポーキー
デビュー戦でそのモンファボリに敗れたのがホーキーポーキー。デビュー戦は好発を決めるも二の脚の速さで見劣っての番手追走から直線引き離される一方の2着。ただ4F目に緩まない厳しいペースでも大バテせずに2着を確保出来たことは評価出来て、次走で完勝を収めたのは当然と言えば当然。その2戦目も好発から楽にハナを奪ってのマイペースでの逃げ切り勝ち。スタート時点で1馬身以上のリードを取るロケットスタートを決めたことでマイペースで運べて、ペースは前後半35.2‐35.7秒の楽なペース。4F目に緩めて直線で再加速するという思い通りの競馬が出来ましたので、このレース自体は大して評価は出来ません。となると考えるべきはやはり初戦。冒頭で書いたように評価出来る内容ではあったものの、モンファボリには軽く捻られましたし、3着以下は全頭未だ未勝利と少々メンバーレベルには疑問符が付くレース。それを考えるとデビュー勝ちした馬が多数揃うここでは見劣りは否めないです

カイザーノヴァ
母ステラリードは函館2歳S勝ち馬。その母と同じように差してデビュー戦を飾った初戦でしたが、レースは前後半34.1‐36.1秒の前傾戦で少々流れに恵まれたことは事実。ただ、直線入口では外の馬に馬体をぶつけて弾き出して進路確保する強引な競馬でも怯むどころか勝負根性に火が付いたように脚を使えたことは心の強さを感じましたし、自身はラスト1Fを11.8秒で上がれていますので単純に展開に恵まれただけと考えるのは危険でしょう。モンファボリの項で書いたように、ストレスが掛からない逃げの手ではなく馬群を割って競馬が出来た点は高く評価出来ます。ただ、あまりに二の脚が遅すぎて前半に置かれ過ぎてしまう点も心配材料。2戦目で前進気勢が増す馬は多く居ますので、この点がどれぐらい改善されているかが鍵になりそうです

フォドラ
初戦は前後半34.7‐34.9秒での逃げ切り。ペースとしては楽なものでしたので前後半ラップだけでは大した評価は出来ません。ただ4F目に11.5秒と緩まない中でもラスト1Fを12.0秒と大きく失速しなかった点は評価出来ますし、直線は追われてはいたもののノーステッキ。時計も同日2歳未勝利を1.0秒上回り、3歳未勝利の2着馬と同タイム(勝ち馬は0.6秒後続をちぎったように水準レベルを超えていた)なら悪くないものです。そしてもう一点ポイントとして挙げたいのが道中は常に軽く促しつつの追走だったという点。恐らく緩い馬場で進みが悪かったからだと推測出来て、水分含水量が少ない馬場状態ならより良さが出るのでは思わせました。控える競馬でも能力を発揮出来るのか、3㎏増の斤量など懸念点は複数ありますが、新馬勝ち組の中では上積みが最も大きそうなのがこの馬です

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初戦の時計は平凡。ただ序盤に流れ切りませんでしたし、4F目には12.7秒と極端に緩いラップを挟みましたのである意味で仕方ない面もあります。レースは出たなりで中団に付けましたが、3角手前から外を通してジワジワと位置を上げつつ4角も4頭分外を回すかなり負荷の大きな競馬。それでも直線では最速地点でも反応しつつ長く脚を使ったことは評価出来ますし、最後は苦しくなって内にモタれたのも仕方なし。むしろ苦しくなりながらも頑張れたことを評価したいです。テンのスピードが不足している点は少々気になる材料ですが、時計の印象よりは強い競馬が出来ていますので、穴で一考したい一頭です

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初戦は前後半35.1‐34.5秒での逃げ切り。完全にペースに恵まれたレースではありましたが、4F目に11.4秒とこの地点で緩みやすい函館1200mにては緩みませんでしたし、その上でラスト2F目に11.0秒と一脚を使ってのノーステッキでの勝利でしたので、一介の逃げ馬とは思えない勝ち方でした。ペースを考えると時計もまずまず優秀です。出負けから枠の利と二の脚の速さもあって逃げることにはなりましたが、前後半ラップは差し馬のそれ。あの脚の使い方が出来るならば控える競馬でも走れると思わせました。ただ血統的には揉まれたりスムーズさを欠く形では能力を発揮出来ない可能性が高く、再度出負けする可能性があることを考えると外目枠を取ることは絶対条件と言えるかも知れません