皆様、こんばんは。

本日は「函館記念」の有力馬診断を行います。
対象馬は7頭です。では早速参りましょう。

バイオスパーク
前走は前後半47.8‐48.0秒の淀みない流れを先行しつつ、ラスト2F目の最速地点でもしっかり反応して一旦先頭に立つ2着好走。勝ち馬には差し返されたものの中味の濃いレースでかなりポジティブな内容と言えました。出遅れたとはいえ、同じように前半の基礎スピードを問われる形になって直線伸びあぐねた2走前とは雲泥の差と言える内容だったわけですが、思い返せば不得意なはずの上がり特化のレースを差し切るというキャリアの中では異質なレースをした3走前と5走前は共に京都コース。もしかすると下りの惰性から脚を伸ばすという形が相当得意なのではないかと推測出来て、そう考えれば2走前と前走のギャップにも説明が付きます。そう考えると非京都コースの今回は能力を出し切れないはずです

カウディーリョ
前走は前後半62.5-58.2秒のスローラスト3F戦で、スタートから1800mの間掛かりっぱなしという競馬。直線は進路が綺麗に取れない中でもそれなりに脚は使いましたが、道中あれだけ力んでしまっては一押しが効かなかったのも当然と言えます。このように同馬は気性面が最大の課題と言えるわけですが、そういう意味で滞在競馬は大歓迎。事実滞在競馬では3戦3勝、洋芝でも2勝を挙げていますので今回の舞台は能力を存分に発揮出来る舞台と言えます。好走実績は準OPまでしかありませんが、その関門橋Sの内容からは低レベル重賞なら通用級と思えますので、スローロンスパ戦の流れに乗れればチャンスあり

ベストアプローチ
2年2か月ぶりだった前走、トーラスジェミニがマイペースで逃げて前後半49.1‐46.9秒のスローで流れたにも関わらず馬群はやや縦長という前有利の競馬で、事実上位馬は「内・前」を立ち回った馬達。そんな流れをやや出負けしての後方追走から勝負所では5頭分以上の外回しを余儀なくされた訳ですから直線で伸びあぐねたのも当然と言えて、この敗戦自体をマイナスに考える必要は全くありません。むしろ外目を勢いよく上がって行く様は能力の衰えがないことを感じさせるものでしたので、これを叩いて次はかなり良くなるだろうと思わせたのがレース後の感想でした。休養前には脂が乗っていた時期のポポカテペトルや次走で目黒記念を好走するノーブルマーズに完勝しているように持てる能力は重賞通用級だった馬。OP特別・リステッドレベルですら好走出来る馬がほとんど居ない今回のメンバーなら素質上位と言えて、前走で能力の減退がないことを確認出来た以上は好勝負を期待するのは当然でしょう。追い切りで上昇を感しられるようならば、重い印候補の一頭になります

アドマイヤジャスタ
一言で脚が遅い馬。6走連続2桁着順を続けた後の前走では6着と久々にまともな着順で走れましたが、その内容自体は平凡。レースは前後半60.0‐60.1秒の平均ペースでしたが、4F目から12.2-11.8-12.2-11.6-11.7-12.1-12.5秒と一貫して淀みないラップを刻んだ流れで速い脚を求められなかったレース。この流れを中団から伸びずバテずでゴールしただけの結果で、自身より前で競馬した3頭を交わせず、後ろから2頭に差されるというごく平凡な内容。スタミナ面での優位さがある分で大バテせずに踏ん張れましたが、3着と0.9秒差という現実には可能性を感じることはありませんでした。今回は前走比2kg減の54kgで出走出来ますし洋芝に替わる点はプラスと思いますが、それだけで大勢をひっくり返せるとも思えず・・・

トーラスジェミニ
前走推奨馬。その際の推奨文の一部を転載します
前走が18頭立て18人気での激走。特殊馬場で差しが利きにくい馬場の恩恵ということで軽視されそうですが、ここに妙味が生まれます。そもそも逃げて4角を先頭で回った場合は【3-0-1-4】、逃げられなかった場合【1-0-0-8】、と逃げれば強い馬。キレがないので「肉を切らせて骨を断つ」逃げを確立するまでには逃げても凡走することが多かったですが、型が定まった現在では逃げればほとんど凡走はありません(近走で唯一逃げて凡走した節分Sはこの馬を理解していなかった鞍上が前後半47.3‐46.2秒のスローに落としてしまった)。今回は単騎逃げが見え見えのメンバーで、陣営も「スローだとキレ負けする。突っつかれて速いぐらいの流れの方が頑張れる」と馬の特性を理解していますので(鞍上もすでにこの馬のことを理解している)やや速めのペースで後続の脚を削ぐ逃げを打つはずです。前傾戦で逃げた場合に崩れたことが無いわけですから、素直にこの馬から入れば良いでしょう
その前走は想定通りにハナを奪っての逃げ切り。前後半ラップこそ49.1‐46.9秒のスローでしたが、ラスト5F目から11.9-11.9-11.6‐11.5‐11.9秒と上がり勝負には持ち込まずにラップを分散させる逃げ切りでした。となると今回も同じ逃げの手しか無い訳ですが、1800mよりもホームストレッチが長くペースが上がりやすい2000m戦、前走よりも内有利が薄れているBコース2週目の馬場、相対的な斤量不利、マークされる立場、良績の無い巴賞好走馬、と取り巻く環境はマイナス面が多いのが今回。それでいてそこそこ人気するならば狙いは下げる方が賢明と思えます

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同馬は速い上がり時計が求められない流れならば好走出来るというキャラクター。そういう意味では上がり特化戦にはなりにくい函館2000mは向く舞台だと思いますし、洋芝実績がある点も心強いところ。ただ近走では「好走期待馬」として推奨した3走前をはじめ、向く展開・流れになったレースは複数ありましたが、それでも結果を残せていない点は看過できないポイント。今回は近走よりも相手関係が楽になるという見方も出来ますが、前走とてOP特別で3着内好走した馬が2頭居ただけで重賞好走からの臨戦馬はゼロというかなりの弱メン。そんな相手関係の中で結果を残せなかったわけですから、相手関係が楽になるという見方そのものに無理があると言えるでしょう。滞在競馬になり環境が変わることでの変わり身に期待する手もあるでしょうが、人気薄ならまだしもそこそこ人気を背負う立場であることを考えると、そんな淡い期待を抱くよりも軽視する方が余程効率的と言えるでしょう

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4角を2番手以内で通過出来れば【4-2-1-5】と連対率50.0%を誇る同馬。控える競馬では掛かる面を見せたりと能力を発揮出来ないと共に、トップスピードのレベルは平凡ですので、上がりが掛かる流れ・馬場がベストでもあります。5走前は前後半47.0‐45.9秒のスローラスト3F戦に対応出来ず、4走前は控える競馬で掛かり通して終了、3走前は前後半63.6‐58.0秒のスローラスト3F戦に対応出来ず(道中掛かってもいた)、前走はテンから進んで行かずに控える競馬になって回って来ただけ、と近走は噛み合わないレースばかり。唯一噛み合ったと言える2走前でも敗れたものの、このレースは前後半59.9‐61.9秒の前傾差し決着を先行早め抜け出しからゴール前で捕まったというポジティブな敗戦でしたので評価が下がるものではありません。今回もスンナリ先行が条件になりますが、適正ペースで運べれば実はまだ底を見せていませんので、軽視は禁物の一頭と言えます