皆様、こんばんは。

本日は「ジャパンC」についてレースの全体像を分析して行きたいと思います。
まずは過去5年のレースラップ一覧をご覧頂きます。

JC1
過去10年で前傾ラップになったのは2年のみ。重馬場だった昨年を除いた年の5F通過平均タイムは60.6秒で後半5Fは58.7秒。基本的に前半はややゆっくり入る後半型の競馬になりやすいと考えれば良いでしょう。ただし純粋なラスト3F戦になったのは2010年のみで、概ね後半4~5Fにラップが分散される傾向がありますのでロンスパ性能は必須です。
そしてもう一点道中で場合によっては13秒台のラップを含むこともある同じ中距離G1の「有馬記念」とは違って、道中で極端に緩いラップを踏まない点も大きな特徴。

ジャパンC:12.9-11.2-12.2-12.3-12.0-12.3-12.4-12.1-11.9-11.4-11.9
有馬記念:6.9-11.5-12.0-12.1-12.4-13.2-13.0-12.6-11.9-12.1-12.0-11.5-12.0

これは両レースの良馬場過去9年平均ラップですが、コーナー4つで基本的には高速状態にある秋の東京で行われる「ジャパンC」では道中あまり緩むことはありませんので、緩急の少ないレベルの高い有酸素運動能力も必要と言えます。

次に過去5年の3着内好走馬一覧を見てみます。
JC2
過去10年で3着内好走した古馬は23頭存在しますが、その内17頭までが前走「天皇賞秋」出走馬。残る6頭中3頭が前走「京都大賞典」出走馬。「天皇賞秋」組については17頭中次走「有馬記念」を使わなかった馬が7頭、「有馬記念」を使った馬10頭中8頭は「有馬記念」で馬券外凡走しているという事実。前走「京都大賞典」出走馬は中6週と余裕を持ったローテで臨めることを考えても、基本的には「ジャパンC」を目標としたローテーションを組まれた馬が優位性を持っていると言えるでしょう。

一方の3歳馬については、同舞台の「ダービー」「オークス」で3着内好走実績があった馬に限ると【3-3-1-10】勝率17.6%(単回値98円)、連対率35.3%、複勝率41.2%(複回値114円)。世代レベルは考慮する必要はありますが、古馬との斤量差がアドバンテージになりますので世代上位馬であれば通用すると過去実績は語っています。

そして全体的に言えることは牝馬優勢だと言うこと。日本馬に限定すると【5-3-0-9】勝率29.4%(単回値133円)、連対率47.1%、複勝率47.1%(複回値97円)。更に前走6着以下大敗馬を除くと【5-3-0-3】勝率45.5%(単回値206円)、連対率72.7%、複勝率72.7%(複回値150円)まで上昇します。スタミナやパワーという要素が問われにくいこの舞台では牝馬により適性があるという理解で良いでしょう。ただ今年は出走する牝馬全頭が好走データに当てはまってしまいますが・・・

他にある意味で注目しておきたいのが枠番別成績
JC4
これは過去10年の枠番別成績。「ジャパンC」の1番枠有利は良く知られたところですが、その理由は先に書いたように「ジャパンC」が後半型の競馬になりやすいから。ラップが上がる地点で内を通すか外を通すかで負荷の掛かり方はまるで違いますから、内を回しやすい内枠馬が優勢になるのは当然です。ただし、注意したいのは今年の馬場。ご存知のように内が荒れて、逃げ馬が3頭分ほど内を開けて4角を回って来るような状態ですから、今年は例年のようには行かないのでは?という仮説は誰しも考えることでしょう。そこで見て頂きたいのが以下のデータ。

JC3
これは5回東京芝コースの枠番別成績ですが、今年は明らかに内枠劣勢・外枠優勢。やはり安易に内枠だからと飛びつくことは危険と言えますので、過去データには流されず土曜の馬場傾向と枠の並びで冷静に判断したいところです。

そして今年は牡牝の三冠馬が参戦しますので、最後に世代間比較について考えておきます。
JC5
これは3歳・古馬混合重賞における世代別の複勝率(ジャパンC前までの成績)。今年の3歳馬の世代レベルは低い、ということはこれまで再三再四お伝えして来ましたが、改めて見ても3歳馬のレベルは近年最低であると言えるでしょう。世代限定戦を除くG1における3歳馬の成績は【0-0-0-10】で、ダ―ビー2着馬・オークス2,3着馬・桜花賞2着馬・NHKマイルC1着馬、これら世代上位馬が全頭馬券外に終わっている事実は看過できないでしょう。だからと言って、これらに勝って来たコントレイルやデアリングタクトまでが弱いとは言えないのですが、少なくとも強い相手に勝って来た訳ではないということは、事実として頭に入れておいた方が良いでしょう。
上では世代上位馬であれば通用の過去データがあるだけに、なかなか悩ましいところです。

以上を踏まえて予想に入って行きたいと思いますが、昨日も書いたようにこの秋のG1では最も期待値が高いレースになりそうですから、最終見解にご期待下さい。

明日は「有力馬分析」を行いますが、ここでは2頭を取り上げて簡単に分析しておきます。
まずはこの馬から。
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中央競馬ランキング
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昨年は内を立ち回らないと勝負にならない馬場。このレースでは珍しい前傾戦になり展開が向いたことは事実ですが、それでも不利な外を差し込んだ内容は悪くない内容でした。ただ、近走の好走例はいずれも時計が掛かる馬場でのものだけに時計が掛かる馬場が奏功したことは事実。例年よりも高速状態ではないとは言え、流石に昨年ほど時計が掛かる状態ではないですし、先週の馬場を見ていると今週はそこそこ時計が出る馬場を造ってき来そうな感もあります。メンバーレベルも昨年より大幅に上がることを考えても、ここは静観が妥当だと言えそうです

次にこの馬
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前走は物足りない結果だったことは事実ですが、終始馬場の悪い内目を通したこと・一度も良績がない斤量・直線半ばでややスムーズさを欠いたこと、これらの影響があっての凡走でしたので情状酌量の余地はあるでしょう。左回りベストの同馬にとって府中G1は最も好走の可能性が高いと言えて、5走前だけ走れればノーチャンスとは言えません。そのためには最高潮まで仕上がることが不可欠。最終追い切り次第ではヒモ穴として拾いたいです


明日は「有力馬分析」を行いますが、公開頭数は「人気ブログランキング」のINポイント及び順位で決定します(最小3頭~最大6頭)。お手数をお掛けして申し訳ありませんが、バナークリックのご協力をお願い致します。