今日は血統面から天皇賞(春)を考察したいと思います。

近年好走が目立つ血統が父ハーツクライ。
産駒が天皇賞(春)に初出走した2012年以降の好走馬は以下の通り。

2012年:ウインバリアシオン→3着
2014年:ウインバリアシオン→2着
2015年:フェイムゲーム→2着
2015年:カレンミロティック→3着
2016年:カレンミロティック→2着
2016年:シュヴァルグラン→3着
2017年:シュヴァルグラン→2着


6年中2013年を除く5年で3着内馬を出しており、期間中の成績は【0-4-3-9】連対率25.0%、複勝率43.8%(複回値225円)
現代の天皇賞(春)を語る上で不可欠の種牡馬と言えます。

ハーツクライの父はサンデーサイレンス。サンデー直仔の種牡馬はディープインパクトのほか多数存在しますが、これら産駒の天皇賞(春)での戦績は【7-2-5-65】連対率11.4%、複勝率17.7%
ハーツクライと比較すると半分以下の数字になります。

なぜハーツクライ産駒が特別に走るのでしょうか?

理由は恐らくハーツクライの母父トニービンにあると考えます。
トニービンを血統表内に持つ馬はハーツクライ産駒以外でもアルナスライン(父アドマイヤベガ)・ビートブラック(父ミスキャスト)・トーセンジョーダン(父ジャングルポケット)などが馬券に絡んでいます。

トニービン自身はハイペリオン5×3・5の強いクロスを持っているのですが、ハイペリオンは粘り強さを強く伝える血であります。
近年の代表馬ではダイワメジャー・スカーレット兄妹がハイペリオンの強い影響があったと言えばイメージしやすいと思います。
昨日の記事で書いたように、天皇賞(春)は中弛みが少なくハロン12秒前半で走らされ続けるレース。最後は各馬一杯一杯になる中で、スタミナを絞り出すには最適の血なのです。

従って「ハーツクライが走る」とも言えますし「トニービンやハイペリオンが走る」とも言える訳です。

以上を踏まえて血統的に推奨したいのはハーツクライ産駒じゃないこの馬
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その中の当ブログ(78位ぐらい)紹介文内(E)が血統推奨馬です!


父の母父にトニービン。単純に登録馬中最もハイペリオン血脈が濃いこの馬を推奨しておきます。