2017年11月02日

福島 裏磐梯の紅葉 ③ ~沼の静けさと美しさ~



翌日向かったのは、前の日に見て回れなかった中瀬沼付近にある、レンゲ沼、姫沼、そして中瀬沼を一望できる見晴台。

レンゲ沼や姫沼付近には、裏磐梯サイトステーションを含め駐車場が3か所あるので、アクセスにはとても便利です。

まず始めにレンゲ沼に行ってみました。
沼の周りに小道があり、ところどころ沼を一面に見渡せる箇所があります。
そのポイントから見たレンゲ沼は、緑色の木々が残ってはいるものの、赤や黄色に綺麗に色づき始めていました。
そして何より、景色をより一層美しく見せていたのが、水面へのリフレクション。



DSC_0130 (2)





風が全く吹いていなかったので、シンメトリーな絵画を見ているような錯覚に陥るほど、美しいリフレクションが広がっていました。
青空が広がっていれば、もっと色鮮やかな景色になったかもしれませんが、空も水面も真っ白な世界というのも、静けさや秋の物哀しさを表現するにはちょうどいいのかもしれません。




DSC_0135 (2)





次に訪れたのが姫沼。
木々に囲まれた小道を抜けると、中瀬沼展望台への地図が描かれた看板がありました。
その看板の横に別の小道があり、その先に姫沼が眺められるView ポイントがあるようです。

期待を胸に膨らませながら進むと、目の前には・・・

ため息が漏れてしまうほど幻想的で、モネの睡蓮を連想させるような絵画の世界が広がっていました。





DSC_0152





自然が作り出す紅葉のグラデーションはあまりにも優しく、美しい。。。
水面には浮き草と木々の影が混在し合い、そこに薄っすらと赤や黄色をにじませている。





DSC_0156






もう少し日が経てば、緑の部分が少なくなり、ほとんどが紅葉色に染まる。
黄色や赤色もより濃く色を発し。。。
この風景の移り変わる姿を想像しているだけで、興奮してしまいます。





DSC_0154 (2)





姫沼に魅了されながら、看板が立っているところまで元来た小道を戻り、再び中瀬沼展望台へと通じる道を歩きました。
夜に降ったであろう雨で道は多少ぬかるんでいたので、慎重に慎重に歩いていると、目の前に緩やかな登坂が見え、何人かの声が薄っすらと聞こえてきました。

- あの先が展望台なんだな・・・

そう思うとまた鼓動が高鳴り始めます。

ガイドブックで見た中瀬沼の写真。
木々と沼が混在し、裏磐梯を車で走っている時には想像もつかなかった景色が本に載っていました。
その景色が後少しで見られる。。。。

坂を上りきって丘の上から見える景色、それは黄色く色づいた自然美。
晴れていれば、目の前に湾曲した磐梯山が見えるのですが、今日は雲で一部隠れています。
それでも、雨に濡れた木々の葉がより色濃く見え、しっとりとした黄葉が本当に美しく、「静けさ」が辺りを包み込んでいました。



DSC_0143 (2)





緑色や黄色に混ざって顔を覗かせている、赤やオレンジの木々が紅葉のアクセントになっていて、何だか、日本じゃない海外を思わせる風景です。





DSC_0148 (4)





この中瀬沼を最後に、裏磐梯を後にしました。
まだまだ行ってみたい湖や沼は沢山あるけれど、今回はここまで。

でも、ウェルから「裏磐梯は本当に素敵なところだね」という言葉をもらえたので、再来年くらいにまた訪れようかなと密かに思っています。来年は別の場所の紅葉を見たいので。。。ぐひひ。

大満足のまま裏磐梯を抜け、磐越自動車道へ向かう途中に、素敵なカフェ 「Cafe 煙突の木@Rootsの森」に立ち寄りました。





DSC_0173 (2)





1階はカフェスペース、2階はインテリアショップになっています。
カフェは、木造りを基調に、ログハウスのような内装になっており、木の温もりに溢れ、暖炉があることでより一層素敵な空間になっています。





DSC_0166 (2)





コーヒー等を淹れてくれるカウンターのあるお部屋の床には木くずのようなものが敷き詰められ、植物が沢山並べられています。





DSC_0169 (2)





窓の近くに造られたカウンターテーブルの椅子は切り株たち。




DSC_0170 (2)





私たちが座った席は、個室のようなお部屋で、素敵な木の家具に囲まれながら、レアチーズケーキと自家製コーヒーをいただきました。
本当にほっこりするカフェ。
とっても居心地が良かったです。
次回裏磐梯に来た際には、また帰り際にここに立ち寄ろうと思います。

ちなみに、2階のRootsの森というインテリアショップにはナチュラル感溢れるファブリックや木造りの家具が展示・販売されています。
そこで、私たちはエストニア産の陶器でできた小さな家の置物を二つ購入しました。
とっても素敵な空間が広がっていますので、是非立ち寄ってみてください☆





DSC_0172





前回、秋の裏磐梯に訪れた時は、五色沼がメインでした。
五色沼も美しかったけど、それ以上に、裏磐梯の秋色に染まった町並みや、車窓に時々現れる湖に心打たれ、今回は素朴な秋色に触れに来ました。

達沢不動滝に続く小道沿いの緑があまりにも美しく、滝の神聖さに魅了され、、、




DSC_0033





裏磐梯に点在する沼や湖の鏡のような景色に、見惚れました。





DSC_0097





私にとって福島は、毎回想像以上の感動をくれる場所です。
また一つ、お気に入りの風景を増やしました(≧∇≦)






kingswing1021 at 09:32|PermalinkComments(0)

2017年10月23日

福島 裏磐梯の紅葉 ② ~美しい裏磐梯の町並みと曲沢沼~



磐梯吾妻レイクラインが終わると、いよいよ裏磐梯の中心へと入って行きます。

この辺りで一番有名な場所が「五色沼」。
五色沼の周りにはレストランやお店が大通り沿いに建っているのですが、ほとんどログハウス調の建物だったり、セブンイレブンやガソリンスタンドの標識も茶色に統一されているので、落ち着いた雰囲気が漂っています。
ホテルも自然と融合する様に建てられているので、近代的な建物はほとんど視界に入ってきません。

そんな中、自然の中にポツポツと姿を現すのが、アメリカの田舎町を連想させるようなペンションたち。
赤や黄色の木々に囲まれたその佇まいは本当に美しい。。(*''▽'')
あまりの美しさに、ウェルに車を停めてもらい、写真を撮ってしまいました。




DSC_0160 (2)




茶、クリーム、緑を基調とした家に、紅葉の木々がうまくマッチしています。





DSC_0157





前庭には植木鉢やベンチ、テーブルなどが置かれ、それらを彩るように散りばめられた落ち葉たち。
この空間だけでも、絵本の世界そのものです。





DSC_0163





ペンションの他にもコーヒーショップを営んでいる洋館風の建物と、色鮮やかな紅葉。
裏磐梯にはこのような風景があちらこちらに点在しているんです。





DSC_0164





そんな町並みに見惚れながら、ペンションが特に多く建っている “ レイクウッド地区 ” に入って来ました。
お目当てはどうしても見たい沼がその地区にあるから。

道なりに車を進めると、車窓越しに沼が目に入りました。

路肩に車を留め、木々の途切れたところから覗いてみると、そこにはてっぺんが赤く紅葉した山にうっすらと雲がかかり、紅葉し始めの木々が沼に美しく立ち並ぶ景色が広がっていました。

そう、ここ裏磐梯には、五色沼だけでなく、大小さまざまな大きさの沼や湖が点在しているのです。





DSC_0091 (4)






名前のわからない沼を後にし、地図とにらめっこしながら目的地の沼周辺にやってくると、突如、右手に静寂で満ち溢れた沼が視界に入りました。

その名は「曲沢沼」。





DSC_0102 (5)






以前訪れた五色沼や、今日見た沼とは明らかに色彩が違う、錦色に輝く沼がただただひっそりと佇んでいました。

沼の奥には、ほわっと花を開いたかのような黄金色の木々たちが立ち並び、その姿はあまりにも優美で、目を見張る美しさがありました。





DSC_0103 (3)






水面には紅葉が反射して、黄・金・オレンジ・赤・緑を水彩画でぼかしたようなグラデーションが浮かびあがっています。




DSC_0104 (3)






そんなグラデーションの上に星の様に散りばめられた白い点は、水鳥やカルガモたち。
こんなに美しい紅葉を愛でながら泳げるなんて、なんて幸せなんだろう。。。





DSC_0106 (2)





誰かがカットするでもなく、自然とできた木々の曲線は、水面にも反射して、沼にダリアの様な大きな花を咲かせていました。





DSC_0107 (4)






一番色濃く紅葉している部分だけを切り取って写真に撮ってみると、それはそれは豪華絢爛。
自然が作り出す黄金色にただただ見惚れるばかりです。





DSC_0108 (4)





まだ紅葉はこれからという、緑が残る部分を切り取ると、なんだか乳白色の色鉛筆で薄く優しく塗ったような、幻想的な色彩が広がりました。





DSC_0111 (2)




カメラマンたちが魅了されて止まない。
その理由が素人の私でも十分感じ取れるほど、優美で神秘的で静寂に包まれた美しい沼でした。

曲沢沼の後は、小腹がすいたので、幸せな気分のままちょっとティータイム。

紅葉の下、かわいい看板が目印の「ヒロのお菓子屋さん」を訪れました。
入り口から絵本に出てきそうな可愛らしいおうちです。




DSC_0118





中に入ると、ドリームキャッチャーやカントリー雑貨が品よく飾られ、窓越しに美しい紅葉を眺めることができます。
私が頼んだのは、自家製焙煎珈琲と、“ガトー塩っこら”。
ウェルが頼んだのは、自家製焙煎アイスコーヒーと、“タルトタタン”。
私の塩っこらは、その名の通り、ほんのり塩の風味が口に広がる甘さ控えめの大人なガトーショコラ。
フレンチプレスで淹れてもらったコーヒーととてもよくあっていました。





DSC_0114 (2)





そんなお店で一際目を引いたのが、オレンジ色のカボチャに黒いペンで描かれた魔女と黒猫の絵。
絵の上手さはもちろんのこと、カボチャに絵を描いてハロウィンをうまく演出しているところに、感心してしまいました。




DSC_0117 (2)





そんな素敵なカフェでのひと時を楽しみ、再度曲沢沼を通り、その後、また車窓から美しい景色が目に入ったので、ウェルに車を停めてもらいました。

地図で位置を確認するに、ここはどうやら「大沢沼」。

曲沢沼より大きな沼でしたが、ここも紅葉が見頃を迎え、自然でしか出せない美しいグラデーションに、山が華やかな装いを身にまとっていました。




DSC_0122 (3)





やっぱり、裏磐梯 大好き。

もう少しだけ、つづきます。。。




kingswing1021 at 00:34|PermalinkComments(0)

2017年10月22日

福島 裏磐梯の紅葉 ① ~達沢不動滝・中津川渓谷~



今年もまた紅葉の時期がやってきました。
北海道や東北、その他標高の高い所は、すでに紅葉の見頃が終わり、冬支度を始めていますが、低地はこれからがまさに紅葉のシーズン(*^▽^*)

ということで、今年は私の中でとーっても好きな福島県の裏磐梯に行ってきました。
こんにちは、アーヤです。

秋の裏磐梯に訪れるのは今回で2回目。
前回五色沼周辺を訪れた時に、紅葉に囲まれた美しい町並みと、点在する紅葉色の湖を車窓から眺めていて、「もう一度裏磐梯の秋を満喫したい」っとずーっと思っていました。

訪れた10/21は、曇り空。
太陽がさんさんと降り注ぐ紅葉ももちろんいいですが、今回は、雨で葉が濡れしっとりとした色濃い紅葉の美しさをたっぷりと味わってきました。
そんな裏磐梯の景色をご紹介します。


 *   *   *   *   *   *   *   *


東北自動車道を北上し、まず始めにやってきたのは猪苗代町にある「達沢不動滝」。
滝に向かって走っていると、最後は林道の様な細い道になり本当に滝があるのか少し不安にもなりましたが、きちんと駐車場(小さ目ですが)が完備されています。
駐車場からは徒歩で約10分。

滝周辺はまだ色づき始めといった状態でしたが、淡い黄緑色を身にまとった木々と落ち葉の絨毯に囲まれ、ここは絵本の世界(。´・ω・)? と思ってしまうほど幻想的な景色に溢れていました。




DSC_0009 (2)




落ち葉の絨毯の横には、その先に滝があることを連想させてくれる小川が流れています。




DSC_0012 (2)




小川沿いにのびる小道を歩いていると、目の前に大きな石を包み込んだ木の根っこが現れました。
瞑っている目を見開き今にも歩き出しそうな木。
みなぎる木の生命力を感じました。





DSC_0015 (2)





そんな美しい自然と遭遇しながら歩き進むと、見えてきたのが「達沢不動滝」と書かれた鳥居。
そこをくぐると、目の前にまっすぐで力強い線を落とす滝の姿が見えました。





DSC_0022




紅葉はもう少し先、とは言いつつも、落ち葉が岩の上に落ちている姿を見ると、秋の到来を感じずにはいられません。




DSC_0025





黄色くなり始めた葉と川面の落ち葉だけでも、十分に秋を感じます。





DSC_0023





不動滝から少し目線を移動させると、はかなげな滝がもう一つ見えます。
達沢不動滝が「男滝」と呼ばれるのに対し、もう一つの滝は「女滝」と呼ばれています。
                                                                                                                        




DSC_0035





達沢不動滝でマイナスイオンを浴びた後、少し北上し「磐梯吾妻レイクライン」と呼ばれる景勝道路を走り、中津川渓谷へと向かいました。

レイクラインの途中に中津川渓谷レストハウスという建物があり、その建物の横から中津川渓谷と中津川橋へと下りられる散策路があります。

中津川渓谷へと通じる道の周りは、標高が高いせいか黄葉が進んでおり、周りの空気まで黄色く感じるほど。
渓谷まで徒歩10分とは書いてありますが、実際はかなり大きな段差の階段が続くため、少し息が切れてしまうかも。




DSC_0049 (2)





黄葉に目を奪われながらも、ふと足元をみると金平糖をばらまいた様な星型の落ち葉がいっぱい落ちていました。





DSC_0050 (3)





階段を最後まで下りると、辺り一面黄色・オレンジ色・茶色に彩られた美しい渓谷美が広がっていました。





DSC_0058




特に岩場の落ち葉がより一層秋らしさを演出しているように感じました。




DSC_0060





これから徐々に黄葉から赤い紅葉に変化していくのだと思いますが、私が訪れたときは、しっとりとした黄色が本当に美しかったです。





DSC_0064 (3)





再び階段を登り、途中枝分かれしていた小道へ進むと、今度は中津川橋に到着しました。

その橋から眺める中津川渓谷の姿には本当にうっとり( *´艸`)

黄・オレンジ・赤・緑で作られた見事なグラデーション。
前回訪れた中津川渓谷は、もう少し時期が遅かったので、もう少し赤みの強い紅葉でしたが、晴れていたので、渓谷の片方が影ってしまい、また橋の影も落ち、渓谷全面の色味を写真に写すことができませんでした。

それに比べて曇天の場合は、影ができず、且つ朝方降った雨で葉がより一層色鮮やかになり、色濃い風景が写真に収めることができました。




DSC_0071





橋の反対側にも広がる渓谷。
弧を描く黄色の葉が打ち上げ花火の様にも見えます。





DSC_0068 (2)





渓谷の先には、薄っすらと赤色を羽織った山も見えていました。





DSC_0072





その後再び車に乗り、磐梯吾妻レイクラインを進みます。
途中、ところどころ景色の良い所に車が止められるビューポイントがあります。
そこからは、「レイクライン」という名の通り、“ 秋元湖 ” や、



DSC_0077




“ 桧原湖 ” が眺められます。
風がほとんどなかったので、湖面に映る紅葉が神秘的な美しさを放っていました。




DSC_0087 (2)




どこを見てもうっとりの裏磐梯の紅葉( *´艸`)

まだつづきます。。。





kingswing1021 at 01:00|PermalinkComments(0)