DQX その先にあるものー

盗賊王みならいロングウェルが紡ぐ妄想冒険抒情詩ー

「ポイントはさ、“あのセリフ”をどうやって言わせるか、だね。」
「そうだよね。“あのセリフ”だけは絶対はずせないよね。」

「よし、わかった。
 “あのセリフ”を言ったら合格じゃーっ!ってなるシナリオ作るわ。」


2015年01月05日 18時53分38秒
雪だるまつっくろ~。ウェルです。
年末に時間できたので、遅ればせながら「アナ雪」を見ました。
オラフがどツボでした。ナンデ?

さてさて、今日の記事はね、昨年の夏の終わり頃のお話になります。
絶対記さなくてはいけない大事な出来事がこの数か月の間に
いくつか起きたのですが、そのうちのひとつ。
おれたちコスポ・ミ・レイジュに大切な仲間が増えた日の話。

**************************************************
2014年08月29日 16時20分13秒

2014年8月某日 メギストリス-

今日はとても大切な日だ。

おれは仕事を急いで片付け帰宅し、
やや緊張気味な面持ちでWiiUを起動させた。

約束の時間ギリギリだ。
集合場所であるメギストリス城へ向かう長い階段を駆け上がり
指先に滲む汗をぬぐいながら、チームチャットを飛ばした。

「こんばんわーい!台本は出来ているのかい?」
「完璧だよ!大枠はラインに載せたからすぐ読んで!」
と、すぐさま、リーダーイコプからのチャット玉。ポイン。
「しっかり頼むよ、ウェルちゃん!大事な役やからな。」
と、続けざま、リーダーイコプからチャット玉。ポイン。


え?


おれ、なんか役あるん?それも大事なやつ?
「ちょっとー、聞いてないよ!」とは言わないでおこう。
「うん!言ってないよ!」って返しが目に見えてるからな。
大事なことが予告なく急に決まるのはいつものことだ。
おーけーおーけー、リーダー。こんなの慣れっこさ。

とはいえ、今回は大事な入団試験です。
さすがにそんな無茶振りはしないだろうと半ば祈りにも似た
根拠のない安心感を胸に、おれはチームラインを開く。

スマホを握る左手が震える。
家路を急いだおれが見落としたイコプの投稿には
綿密に長々とつづられた長編大作台本が添付されていた。

なっがっっ!!
おれのセリフ、めっちゃ多いし、なっがっっ!

「・・・セリフは少し変えてもいいよね?(今から覚えきれん」
「いいで!大枠外れなければアドリブでいっちゃって!」
「(い、いっちゃってって、おまえ・・・)お、おう」
「“あのセリフ”にたどりつけるかは、
 ウェルちゃんとれでぃこにかかってるからな!頼むで!」

“あのセリフ”とは、今回の入団希望者の有名な口癖のことだ。
おれたちコスポが窮地に追い込まれているという状況をねつぞうし、
・・・いや違った、熱演し、
その口癖を限りなく自然な流れで口にさせる。
するとそれがきっかけでチームが救われるといったシナリオだ。
主要キャストは、わがまま姫役のれでぃこ。
そして、おかかえシェフ役のおれ、ロングウェル。
その他メンバーはエキストラである。がやである。そっちがよかった。

メンバーが試験会場に続々と集まり、ワイワイ騒いでいる中、
おれはイコプの考えた台本を流し読み、上記要点を頭に詰め込む。
そうか、おれはシェフ役だったな。
城門まで来てふと思い立ち、階段を駆け下りる。

雰囲気、大事だからな。
真っ黒なパティシエエプロンの紐を締め、ドレスアップ屋の扉を閉めた。

再度長い階段を駆け上がろうとしたおれの目の前に、
純白のドレスをまとい、ぶつぶつとなにかつぶやきながら歩く
小さなお姫様がひとり。

れでぃこだ。

普段はなかなかファンキーな装いの彼女だが、
この日のためにピンクの長髪を結い、完璧な姫モードだ。

「あ、ウェルちゃん。えへへ、雰囲気、大事だもんね。」
緊張しているのか、別人のように言うことがまともである。

お互いセリフの定まらない中、大枠の流れを決め
あとはアドリブでいこうとだけ打ち合わせ(雑)、
メンバーの待つメギストリス城の一室の扉を開いた。
晩餐会会場のような、豪華なダイニングルーム。
長テーブルに並んで座るコスポメンバーが、一斉にこちらを振り返る。

メンバー「仕上がってるな?」
れで&ウェル「当たり前だ。」


***************************************************

「みんな。あの・・・ね。
 一生に一度のスカウトアタックをしたいヒトがいる。」

数日前、急にそう言いだした今回の推薦人フジコ。
ああみえて人見知りなフジのこの言葉になぜか
とても嬉しく思ったのを記憶している。なぜかな。

入団希望者として今回の険しい試験に臨むのは
白くてスベスベで、でもちょっぴり毒舌なプクリポ。
439573091755[1]
おもちさん。

この部屋にいる全員の想いはひとつ。
彼女に気持ちよくコスポに加入してもらおう。
なんとしても“あのセリフ”を超絶自然な流れで言ってもらおう。

フジコの想いを最高の想い出に変えるために。


そして来る約束の時間-
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部屋の前で待機する試験官イコプのもとに
推薦人フジコと入団希望者おもちがたどり着いたようだ。
自分が試験を受けたときの、あの緊張感を思い出す。
おもちさん、きっと子羊のように震えているに違いない。わかるよ。


わざとらしい深いため息をつき、イコプがなにやら説明を始めた。

「おもち殿。ようこそいらっしゃいました。
 運命はもつれあい絡まり合い、ここへ導かれた。
 本日はこれよりコスポ伝統の入団試験を受けていただきます。
 想像を絶する険しい試練となりますが、その覚悟はおありか!?」
「・・・」

ガン無視されたようにも見えましたが、気のせいでしょう。
うちのリーダーはメンタルがメタル系なみに強固なので大丈夫です。
回答を待たずに突き進みます。

「まずは我らコスポ・ミ・レイジュが今、直面している
 大きな問題について知っておいていただきたい。」
「・・・」
「実はコスポのわがまま姫れでぃこが、それはもう超絶わがまますぎて、
 シェフの作った料理をまったく口にしなくなってしまったのです。」
「・・・」
「このままでは、姫がおなかぺこマズンで、いずれは・・・」
「・・・」
「今この部屋ではコスポメンバーたちが食事をとっている頃。
 おもち殿。百聞は一見にしかず。とにかく中にお入りください。」
「は、はい。」

さすがスベリ耐性100の男。導入を見事に押し通しました。
さぞ、やりきった感満点のドヤ顔をしていることでしょう。見えないけど。
※補足だが、スベリ耐性100とはスベらないという意味ではない。
スベっても、まったく動じないということ。メッチャ慣れちゃっているということなのだ。


話が突飛すぎたのか、おもちさんの反応がやや薄いのが
気になるところですがここまできたらやるしかないのです。


そして開かれる運命の扉-
れで、いくぞっ。
20140827-2254_178718229s[1]

「いやーーだーー!いやーーーだー!!食べたくないい!」
「姫っ。この愛情オムレツは私が姫のために気持ちを込めてお作りした品。
 必ず御口に合います故、どうかお召し上がりください。」
「いやよーー!おいしいかどうかわからないものーーっ!いやー!」
「しかし、姫。これでは姫のお世話をお任せいただいた国王と王妃様に
 合わせる顔がございませぬ。何とぞっ。」
「いらなーーいっ!まずそおだもぉぉん!」

(中略refrain)

「姫っ。栄養をとっていただかなくては、その見事なプロポーションも
 台無しになってしまわれます。一口だけでも(れで、もういいで)」
「いーーやーだーーっっ!」
「(このやろー。はよ、食わんかいっ!)」

ここでおれのアドリブに限界を感じたメンバーたちが、
次々と白チャ助け舟を飛ばし始める。

「わーわー。大変だぁ。このままでは姫が倒れてしまう。」
「あちゃーー。またいつものわがままが爆発してしまっている!」
「こうなると姫はおれたちの言うこと、絶対受け入れないんだよな・・・」
「(シェフの本音がもれちゃってるwwww)」
「あのオムレツがおいしいということをなんとか姫に伝えられないだろうか。」

「誰か!どなたかっ!!助けてくださいっ。」



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おもち「おいしいよっ!」

IMG_2262s[1]

全員の視線は“あのセリフ”を叫んだ小さなプクリポに注がれる。

刹那の静寂。

「おいしいの?じゃあ、食べて・・・みよかな。」

姫はそう言うと、差し出された愛情オムレツをじっと見つめた。
スプーンですくった卵から湯気がわずかに立ち上がる。
食器のこすれ合う微かな音だけが響く部屋に
美味しそうな甘いミルクの香りが漂う。

恐る恐るそれを口に運ぶわがまま姫。
その様子を固唾を飲んで見つめるメンバーたち。

「いかがですか?姫。」
「・・・うん。」

「おいしい!すごくおいしいよっ!これならたくさん食べちゃう!」


「おおおおおおおおおおおおお!」
湧き上がる歓声。

「姫の閉ざされた心が開いた!」
「奇跡だ・・・」
「救われたっ。コスポの危機が去ったんだぁ!」
「命の恩人だぁぁぁ!」

その小さな勇者のもとに駆け寄るおれたち。
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そして、一部始終を無言で見つめていたイコプが口を開く。

「たったひとことで、我々コスポを窮地から救うとは。
 これはもう・・・文句なしで・・・・」


「合おおぉぉぉ格だぁぁぁああああ!」

「やったーー!」
「おめでとおおおおおおおお!」
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ポカンとするおもちに駆け寄り、飛び跳ねるメンバー。
抑えていた歓びを爆発させる。

ちりーーんちりーーーん!

『おもちがコスポ・ミ・レイジュに加入しました。』

「おもたん、いらっしゃいいい。」
「ようこそコスポへ!」

おもち「ありがとう!よろしくお願いします!」

*******************************************************
まだまだ暑かった晩夏の夜の出来事。
今日は身内のネタにお付き合いいただき、ありがとうございます。
『ドラクエ10勇者への寄り道。』で知られるレジェンドブロガー、
おもち大好きおもちさんのコスポ入団模様を紹介しました。
彼女の決め台詞「おいしいよ!」が今回のkeyでしたよ!っと。

平日にも関わらず、普段より多くインしてきたチーメンたち。
残念ながらインできなかった仲間を含めた全メンバーが、
朝からそわそわわくわくしていたことでしょう。
新しい仲間が増えることしか頭にないからね最初からww


おもたん。

おれも同じようなこと悩んだことあったけど。
チームに入る理由なんて、どうでもいいよ。
ただ、仲間になってほしいというおれたちメンバーの想い。
ただ、仲間に入りたいというおもちさんの想い。

それだけあれば、じゅうぶん。
他にはなにも必要ないんだよ、きっと。

あれからもうすぐ5ヵ月が経つね。
悩む必要なんてなかったなぁwって、
今、あの日のことをただ笑って振り返ってくれてたらいいな。

2014年08月29日 16時20分29秒
- 24th star comes and shines on a Sky named Cospo mi Reige.

~おまけ~
「にぼし派だけど・・・」
2015年01月05日 18時53分43秒
おもち、おいしいよね。
ちなみにおれは、きなこ派です。

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風を掴むために神がデザインした美しいフォルムの両腕を広げ、
思うままにさえずり、思うままに空を翔る。

その姿を見上げるおれは、無条件にこう感じてしまう。

鳥ってさ、自由でいいよな-

確かに自分の力で空を飛べないおれたちにとって、
大空を舞う鳥たちの姿は限りなく自由で幸せそうにみえる。
自由の象徴そのものとして表現されることも多い。

でも、
彼らは、飛びたくて飛んでいるのだろうか。
彼らは、飛ぶことを楽しんでいるのだろうか。
彼らは、大地を踏みしめるおれたちを見下ろして何を思うのだろうか。


2015年01月06日 08時32分47秒

皆様、新年明けましておめでとうございます。

旧年中は大変お世話になり誠にありがとうございました。
またも訪れた長い沈黙の期間に、
時折このブログを開いてはため息を漏らしてくださった
親愛なる読者、フレンドの皆様にお礼とお詫びを申し上げると共に、
皆様にとって新しく開かれた2015年が、
笑顔とメタキンで溢れる年となることを心より祈念いたします。
             
2015年01月06日 08時32分05秒
こんにちは。ウェルです。
ご無沙汰しておりました。

いろいろ思うこともあり、長い間記事を書かずにいましたが、
そうこうしている間に、ものの見事に年が明けました。
あかんっ、ご挨拶くらいしなくてわっっ。
と、久しぶりにキーボードをカタカタ叩いています。

さてさて、今回も非常に日並びのよいカレンダーで、
長めの年末年始休暇となった方も多かったかもしれませんね。
皆さんはいかがお過ごしだったでしょうか。

おれはといいますと、怒涛の忘年会地獄でHPを使い果たし
名前真っ赤になりながら無事仕事を納め、
DQXver2.4を堪能していましたよ!
特に闇箱追加の王家は、さらに面白みが増して
次の日曜が待ち遠しい限りです(早く姫に逢いた略。

そして何と言ってもver2シナリオが終幕しました。
ラスボス・・・つよっっ!
もちろん攻略記事は書きません。
でも、最終決戦の模様は妄想めぐらせて書きたいところだけど
・・・我慢しとこうかな。
おれの読者さん、クリア前に読んじゃうコが多いからねww
是非、最初は本家をご堪能いただきたい!
次の“新しい物語”への期待が膨らむいい感じになってます。
ver3はよっ!!

2015年01月01日 01時56分03秒
年越しの瞬間はといえば、
もちろんコスポのメンバーたちと一緒でした。

年越し5分前、ドラキーマさんに後押しされるように
誰かが花火あげたーいとチムチャを飛ばすと・・・

どっか集まろ、どっか!どっか!?どっか??
よ、よし。じゃあ、おれんちの前、海だからここにしよ。
あと1分はよ!はよっ!!
あれ、集会所登録どうやるんだっけ汗汗汗
バタバタと集まりうえええええええい!と花火を上げ飛び跳ねてました。
ギリでした。極限ギリ。なんなら若干過ぎてました。

思えば2013年の年越しとほぼ同じ流れ。デジャブか。
相変わらずです。相変わらずなボクらです。

でも、集まれてよかった。
2015年01月05日 18時54分40秒

昔から年が変わってもなにかが変わるわけではないのだからと
思ってしまう若干ひねくれた性格なわけですが、
最近はなにかを変えるためのきっかけにできる区切りなのかなと
思えるようにもなりました。

リアルでもおれたちの“新しい物語”はじまりのときです。

自分の良くないところ。
ここを変えられたら、もっと幸せに過ごせるんじゃないかなというところ。
そういうのって、自分自身が一番よくわかるモノですよね。
一方でそれらがなかなか変えられない厄介なモノであることも
同時によくわかってるんだけど。
それでもひとつでも少しでも改善していきたいよね。
ティアでだけじゃなく、リアルでも常にLV上げてかなきゃな。

今日は1月6日。
もちろんまだ遅くはないよね。
なにかを作るのも変えるのも捨てるのもすべて自分次第。自由。
ヒトはそれができる生き物なんだから。
失敗したっていいよ。
そのためにおれたちは“忘れる”という能力を授かっているんだ。

これね自分に向けて言ってるんだけどね。
だけど、もしよかったらこの機会になにか目標立ててみましょうよ。
みんなと違っておれは直さなきゃいけないことが
たーーーくさんあるんだけどw
そうだな。取りあえずブログもちょっと頑張らなきゃかな。

この記事をその第一歩にできたなら-

2015年01月05日 18時55分13秒
- I just wanna be a better man but always...

人影のない静かな海岸線を眺めるおれの視界の端に
不意になにかが横切り、一瞬だけ太陽の光を遮った。
ピィーーッとあたりに響く甲高い鳴き声は波に削られた岩肌にこだまし、
大きく2度羽ばたいたその影は
澄み切った冬の空気を切り裂き、だんだん小さくなっていった。

もしかしたら、彼らは飛びたいわけではないかもしれない。
もしかしたら、彼らは飛ばざるを得ないだけなのかもしれない。
もしかしたら、彼らもおれたちを見下ろし呟いているかもしれない。

ヒトってさ、自由でいいよな-

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「まさか、おれに杖を握らせるとはな。正気か?おまえら。」


※今回の記事では、真ピラミッドに現れた新たな強敵との戦闘が描かれます。
若干のネタバレを含みますので、初見を楽しみたい方はご注意ください。



一面に広がる足元の砂は思いのほか柔らかく、
踏み出す度に、くるぶしあたりまで深く沈み込む。

誰がどのように作ったのか、未だ謎深き巨大建造物ピラミッド。
進入者を阻むために作られたと思しき落とし穴から
飛び降りた4人の頭上へぱらぱらと砂の雨が降りかかる。
おれたちはその乾いた雫が入らぬよう目を細め、
およそ室内にあるとは思えない小高い砂丘の先を見据えた。

「これ、皆さん食べておいてください。」
食糧袋を差し出す金髪エルフのなるは、
お気に入りらしい帽子の縁についた砂を、軽く払う。
「さんきゅっ!なるちゃ。」
決して美味そうには見えない黒紫のタルトを一気に頬張るキリト。
フルオーバーに被った砂を気にする素振りは微塵もない。
「キリトよ。これ・・・どんな味がするんだ?」
細い瞳を細め、手渡されたタルトを怪訝そうに見つめるジュウスは、
それを一口かじりながら、羽衣の袖から取り出したメモに視線を落とす。
「意外と食えるだろ?腕利きのシェフに頼んだからね。」
動きにくい月のローブの袖と裾を少し破り、おれは腕を回した。

******************************************************
~vs.ダークネビュラス the cast / Case of Cospo ~

一番隊隊長・小覇王キリト(僧侶)
参謀ジュウス(僧侶)
スーパールーキーなる(魔法使い)
盗賊王ロングウェル(魔法使い)
******************************************************

ウェル「言っておくがな。今回ばかりは全く自信がないからなっ!」
キリト「なんとかなるって!」
ジュウス「大声で言うことかい。」
なる「にこw」

キリト「さぁ、お出ましだぜぇ!」

天井を支える巨大な柱の陰からゆっくりと姿を現した
漆黒の魔竜を見上げ、おれは持ち慣れない女神の杖を握りしめる。

ダークネビュラス。
今この大地に生息する魔物の中で最強最悪と噂されるドラゴン。

うまくやれる自信はない。
だけど、不思議だな。
おまえらと一緒なら、負ける気もしないんだー

2014年08月25日 09時37分37秒

ひゅるるるるるぅるるうるううううぅぅぅぅ


襲いくる高速ミサイルの雨嵐。
焦げついたようなオイルの刺激臭。
四方八方、あちこちで大きな砂煙が立ち上り、
その煙の中をさらに無数の追尾ミサイルが飛び交う。

やわらかい砂地に足をとられながら、着弾寸前、
前方へ大きく前転しその直撃を辛うじて避ける。
砂にまみれ肩で息するおれの後方で、連続した爆発音が響き、
徘徊していたミイラ男の群れが一瞬にして消し飛んだ。
一発一発が瞬時に標的を滅する威力を持つ弾道ミサイル。
爆風圧を受けるだけで体力のほとんどが奪われる。

ひゅるるるるるぅるるうるううううぅぅぅぅ

キリト「ウェル!また来るぞっ!止まるなぁぁ」
黒焦げ、倒れたなるの胸にザオの印を刻みこむ。

なる「がはっ・・・気を・・つけて。ミサイルを避けた先にヤツが。」
ミサイルから逃れることばかりに気を取られれば、
ネビュラス本体の打撃をもろに受けることになる。
どちらを優先して回避すべきかなのか?
どちらを?

違う・・・両方だ。

今までの相手と根本的な違いがある。
絶対に避けなくてはいけない攻撃はどれか、じゃない。
どれを受けても、まず立っていることは叶わない。
キリトが絶え間なくつなげる“聖女の守り”が、
ただ唯一、おれたちが走り続けるための命綱なのだ。

相手が一匹だけなら、むしろ楽な戦いだったかもしれない。
だが、目の前に迫るのは漆黒の魔竜だけではないのだ。
耳障りな警告音と共に、黄金の機械竜が砂底から湧き上がり、
ミサイルで削られた体力に追い打ちをかけるように迫りくる。
壊しても壊しても・・・・
ダークネビュラスの“声”に反応するように、
バラバラになった部品が集まり、再び竜の姿を形成する。

ひゅるるるるるぅるるうるううううぅぅぅぅ


ジュウス「よく見るんだ!ミサイルは2種類あるようだぞっ。」
息を切らし、小さな体を転がすように走りながら
高位回復呪文ベホマラーの印を、両手で交互に刻み続ける。
キリト「そうっ。どっちもやばいが、特に近い方はダメだっ。」

近づかれないよう、走り続けながら呪文を放つ・・・か。
理屈はわかる。言うのはたやすい。

なる「この大きな柱を、はぁはぁ・・・利用したらどうでしょうか!?」
柱の影から飛ばしたメラゾーマが、見事に機械竜を1体吹き飛ばす。

あと、何匹だ?

キリト「そうだなっ、こいつを利用して距離をとっていこう。」
標的との最短距離を突き進もうとする竜たちは、
その首や翼を柱や壁、互いの巨体に食い込ませながら、
なおも構わずひたすらに前進を続ける。
ジュウス「見ろ!ひっかかっているぞ。」
ウェル「なるが狙いだ!ジュウスっ、キリトっ。少しでも遅らせろ!」

機械仕掛けのドラゴン。
誰がどのように生み出したのかはわからない。
その動きは実に正確で合理的。無駄が一切ない。
だが、インプットされた行動に正確従順であることは、
裏を返せば臨機応変さの欠如と言える。

なる「ウェルさん、ここに敷いておきますね。」
頭上で回転させ、大地に突き刺したイーリスの杖が
赤紫に輝く魔方陣を浮かび上がらせ、砂の粒が震え出す。
ウェル「OK、すぐそこにいく。」
魔法陣を残し柱の裏へ廻りこむなると、それを追うドラゴンたちを
横目に見ながら、同じ場所に女神の杖を突き立て、深く念を込める。
重なり合う2つの魔方陣はやがて1つとなり橙の光を放つと、
周囲の砂をすべて吹き飛ばした。

ウェル「これでも喰らえ。」
おれはその光の中に立ち、
不慣れな手つきで超高位呪文マヒャデドスの印を切り始めた。
やがて両腕から放たれた青白い光は瞬時にあたりを包み、
迫りくるドラゴンの四肢を凍りつかせる。
凍てつく絶対零度の世界-

自らの状態異常を感じ取れないその体は、それでも尚前進を続け、
ひざより下を地面に残したまま、前のめりに倒れ込む。
空中で大きさを増す氷塊が落とす影は、徐々にその色を濃くしていく。
首元まで氷づけとなり、頭部のみわずかに動かすドラゴンの様は、
自らの行く末を覚悟しているようにも見えた。

もしかしたら恐怖を感じるのか-

数秒後、その場を包むすべての氷が弾け飛ぶ。
粉々に吹き飛ばされる2体のドラゴンの胴体。
空中でキラキラと輝く無数の氷の結晶。
転がるその頭部は、太古の竜の化石のそれと変わらない。

キリト「よしっ!今ので12体目だなっ。」
叫ぶキリトの背後で不意にドス黒い煙があがり、
奥からダークネビュラスがゆっくりと歩み寄る。
その足元に横たわる小さな影がひとつ。

ウェル「ジュウスっっっ?」
なる「ウェルさん、こっちに来ますよ!」
ウェル「あ、ああ。わかった。」
柱の裏に少しだけ見え隠れする頭部に向け放ったメラゾーマは、
わずかに柱の角を削り、軌道がずれる。

キリト「うまいお菓子食べといてよかっただろ?」
ジュウス「まったくだ。だけど・・・」
ふらつきながら立ち上がったジュウスは
目を閉じたまま、柱にもたれかかった。

ウェル「無事かっ。ほら、見てみろ。あと一息だ。」
ジュウス「そうしたいのは山々だが・・・目をやられちまった。」
なる「!!!」

ウェル「キリト!」
キリト「わかってるよ!」
ふらつくジュウスを脇に抱え、走り出す。

キリト「ジュウス、何ができる?」
ジュウス「今までどおり回復は僕がする。だから“守り”を絶やすな。」
キリト「できるのか?まったく見えないんだろ?」
ジュウス「大丈夫・・・

ひゅるるるるるぅるるうるううううぅぅぅぅ

ダークネビュラスの背中から再び凶弾が放たれた。
同時にベホマラーの印を切り始めるジュウス。

・・・大丈夫、ちゃんと聞こえてる。」

キリト「ウェル、なる!こっちは問題ない。ぶちかませ!」

ウェル「今度はおれが先に敷くぜ。」
賢者の聖水を一気に飲み干し、杖を地面に突き立てる。
なる「にこw」

“6番目”の感覚は、なにも特別なモノではない。
元来おれたちが持ち合わせた5つの力。
それらを極限まで研ぎ澄ましたとき、それは覚醒するのだ-

写真 3
超激戦だった・・・地獄絵図。
おれの魔法使いボス戦デビューの相手が、コイツになるとは。
これから挑戦予定の皆さんに朗報!PS皆無魔使いでも勝てる模様!
こんばんは、ウェルです。

あれこれ考えてどうなるレベルを越えたとき、
神経が極限まで研ぎ覚まされる。そんなことってあるよね。
無心ってよく言われるけど、それって
無駄なことをせず落ち着いて考えることで起こるのではなく、
おれたちが持ってる“モノ”をフル回転させたときに、
辿り着くんじゃないかなって思います。
無我の境地って場所に。

あたりがシーーンってなって、余計なものが聞こえないような状態。
こうしよう!って頭が決める前に体が動いているような状態。
うまく表現できないけどね。そんな状態。

久しぶりに手が震える戦いでした!

即湧きしたけどね・・・
もうちょい余韻楽しませよ?
2014年08月25日 09時37分48秒
- Reveal own sleeping Nature called "Sixth Sense".


~おまけ~
「だってスターだもの」
写真 1

ちょっとヴェリナードまで自家用ジェット。

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