2016年02月20日

自転車冒険記その12 都民の森(前編)

皆さまお疲れさまなのです (* ̄0 ̄*)ノ

本日は、自転車冒険記 その12 「2016年冬 きんぎょ的八甲田山 都民の森」をお届けしたいのです。
 

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○序章

今年は、暖冬です。
計画していたスキーもどうやら中止せざるを得ない状況。
でも、せっかくの3連休、どうすんべ? そんな1月7日のこと。

そんなとき・・ふいに、天の声が聞こえたのです。
「きんぎょよ。冬山で修行するのじゃ ( ̄△ ̄) 」
海の神様はそう言って、身体の半分は海水で出来ているきんぎょに道を示されたのでした。

きんぎょが将来的に目指す「東京証券取引所の海千山千」のためには、山のことも知らなければです。


今回のライドは、いつものように観光半分ではないのです。
冬の山へと挑む「男の戦い」なのです。

困難に打ちひしがれ、ときに己の矮小さを恨み、血ヘドを吐くことがあっても、あの先にある頂にたどりつく・・。
誰もが一度は思い描いたであろう、そんな人生を、今きんぎょは歩き出すのです。



そんな成り行きで、なぜかこの自転車シーズンOFFの真冬に山を登ることに。
突然思い立ったのでちゃんと計画が出来ておらず、いつものようにグルメとか、観光名所とかそんなのはありません。

魚臭い男が、ただ延々と坂道を登り続けるという・・読む人のことを絶望と苦痛に陥れる物語が今、幕を開けるのです。



○序章その2 八甲田山

さて・・皆さま「八甲田山」という映画をご存知でしょうか?


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高倉健さん、北大路欣也さん主演の作品で1977年上映。
何度もTVで放送しているので見たことがあるという人も多いのではないでしょうか?

きんぎょも子供の頃に見て「なんで、こんな冬山を行軍してんねん。
  (σД ̄)ホジホジ 」
と意味も分からず、ただ吹雪の中で多くの人が倒れていくというその光景だけがトラウマのように脳裏に焼きついたのでした。




簡単に説明すると、ときは日露戦争の2年前。

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満州でのロシア軍と日本軍の衝突はもう時間の問題となっていた頃、シベリアの極寒の中でも問題なく活動する屈強なロシア軍と戦うために、冬の八甲田山で訓練したワケですね。

ウィキペディア先生によると・・210名中199名が死亡した事件(八甲田雪中行軍遭難事件)を題材に、一部創作を加えた作品であるとのこと。
そんな怖ろしい映画だったとは・・ ( ̄Д ̄;)

ケツの青い青春時代を、日露戦争と共に過ごしたきんぎょは、ぜひ知っておかねばならない作品だったようです。


○序章その3

予想される困難。

その1・・冬装備は、夏より3kg以上重い → 登りにくい
その2・・寒い。しかしヒルクライムは、とてもツライので汗だく。 まさしくサウナ&冷水フロ
その3・・日が短い。山でトラブったら、マジ遭難コース。





○行き先

そんな「きんぎょ的八甲田山」として選ばれたのは「都民の森」です。

都民の森まで
↑ ここです。

東京都の端っこ。東京唯一のムラである、桧原村です。




↑分かりやすいように今回からルートラボを採用してみました。
これできんぎょが進んだ足取りが地図上で分かります。
クリックしていただくと、三角マークがニョロニョロを走り出します。


ベースキャンプとして、JR立川駅(標高84m)まで、輪行予定。

JR武蔵五日市駅(標高187m)まで、20kmほど。そこから8kmほど進んだ桧原村役場(標高262m)からが、本格的な上り区間。
20kmもの山道を進み、都民の森(標高約1000m)まで上ります。
 
20kmで750mUPなので、平均勾配は3.75%程度でたいしたことないように見えますが、これは色々な自転車ブログを見ると大いなる間違いであると分かります。
前半は、UPDOWN区間で、徐々に勾配が上がって、足をゴリゴリ削りにきます。10%を越える部分もあるみたい。
そして、やっとの思いでなんとか辿りついた残り3kmで、死の坂が始まります。平坦一切ナシの登りっぱなしの平均勾配8%

こんな坂スペック、きんぎょに登れるのか? ( ̄Д ̄;)


今まで登ったまともなヒルクライムは・・
・不動峠 平均7% 約4km ~つくば山ロープウェイ(標高 528m)
・鹿野山 平均6% 約5km (標高 340m?)


なんか・・・スゴク無理っぽい。
2つの峠でさえ、死ぬような思いをして、心臓が今にも爆発しそうな心拍でギリギリ上ったのです。

都民の森の最後の3km区間単独でさえもかなり難しい。
それなのに、その前に前菜で17kmのショットガン攻撃を食らい続けた後に登れって、しかも極寒の中、冬の重い装備でですよ。
そもそも、きんぎょの足は2,30分くらいしか持たないですヨ。
 

いや、無理だからこそ、八甲田山なのです。たぶん・・。



○気象条件

1月9日(土)

天気:晴れときどき曇り 
気温:3℃~12℃ (標高1000mでは、-3℃~6℃
風 :西からの風穏やか

日の出6:51 日没16:45

冬としては暖かいけど、山は氷点下。
更に微風ながら向かい風。





さて、前置きが長くなりましたが、
「2016年冬 きんぎょ的八甲田山 都民の森」編、スタート!



○4:00起床

ヽ(  ̄○)ゞ。o○ファ~

ていうか・・本当に行くのかヨ。と自分自身にツッコミを入れながら、おにぎりを作り、準備体操。
たぶん、朝は凍え死にそうになるので。


○6:30 立川駅まで輪行ワープ

なんでこんなに朝が早いのかというと、都心を電車で通過するため。
東京方面に今まで足が向かなかった最大の理由がコレ。
満員電車の中をでかくて迷惑な荷物を抱え、しかも混雑する駅で乗り換えをしないと西方面まで抜けられない。


でも悪いことばかりでもなく、JRでなく途中まで地下鉄を使えるので、料金はリーズナブル。
1000円かからず、JR立川駅まで。
ただ・・始発なのに、やっぱり人が多い。



○6:45 ベースキャンプをスタート


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電車の中で、モグモグとすることも出来なかったので、おにぎりを食べながら自転車を組み立て出発~


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家を出た夜中よりはマシだけど、ガクガクと震えながら日の出まであと5分ほどの、空に明るさが出てきた多摩モノレールの下を走ります。


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朝日が顔を出しました。

思えば、西方面へと遠征するのは初めて。
いつもは眩しいのに、今日は背に太陽の光を受けて走るのは新鮮でした (・∀・)


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こんな感じで、自分の長い影がアフファルトに伸び、それを追いかけるように走ります。



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しばらく行くと山が見えてきました。
遠くからでも明らかに、今までの山とは大きさが違います。

このあたりの東京の道は全然分からないので、大きな幹線道路を進んできました。

新奥多摩街道~都道7号線~桧原街道 という流れ。
もっと車の通りが少ない快適な道があると思うのですが、きんぎょは千葉からやってきたよそ者の田舎モノ・・仕方ないところです。
完全アウェーですが、この世の存在を超越した仙人が住むという都民の森にいけば「都民のしるし」というアイテムを授かるに違いないと、このとき、きんぎょは信じていたのです。



○ 8:00頃 JR武蔵五日市駅 (標高187m?)


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ここまで、20kmを1時間強という超スローペースで来ました。
微妙な上り&向かい風ということもあるのですが、それ以上にこれは今日のきんぎょの知的な作戦の1つなのです (・∀・) グシシ・・

走行計画は急造でずさんでも、実は鹿野山以来、考えていた走法があるのです。

たぶん自分は、自分の実力以上のペースで走ってしまっているので、最後まで心肺が持たないのだと予測。
まず足を温存するだけ温存するのです。勝負どころまで。
そのために、自分のMAXパワーが100だとすると、平坦で60~70で巡航しているところを、40~50に落とす。

しかしヒルクライムでは、そんな選択の余地なく100を使わないと上れない。
いや、そう思っているだけで、実は更に・・かなりギリギリまでスピードを落し、6,70はさすがに無理でも80~90くらいの力で上ることが出来るのではないか?
そうすれば、今まで15~20分でゼェゼェと息が上がっていたのを、40~60分くらいまで伸ばせるのでは?
そう考えたのです。


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というワケで・・朝の渋滞気味の道路で車にやや煽られつつも、鉄の意志で自分の速度を遵守!
 (* ̄ロ ̄) くわっ
空気が読めない千葉県民にそんな威嚇が効くと思うなよ。(ただの迷惑)

というのは冗談で、さすがに流れは止められないので、路肩のメチャメチャ細い場所に押し込められ、トラックに怯えつつ走行。
だから、車どおりが少ない道がいいって言ったのに(泣)


体力は温存しつつも、精神を削られたので、駅で15分ほど休憩。
家から持ってきたミニドーナツをモグモグ。
この頃には、冷え切っていた身体も暖まり、外のベンチに座っていてもなんとか過ごせる感じに。




○8:15~ 桧原村役場へ


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桧原村(ひのはらむら)は、東京都で唯一のムラです。
人口3000人以下。

車通りもめっきり減って、ここは本当に東京なのか?という雰囲気。
気温1℃と表示された案内板を見て、緩やかに上っていきます。




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で・・気のせいか? 民家の屋根が白い・・ ( ̄Д ̄;)
いや・・山肌も白い。

最近は雨も降っていないし、これは雪ではなく、ですナ。

まさかの、山の上の方は路面の一部が凍結しているかも・・。
と、考えたところで仕方ないので、一定のリズムでペダルを回し続けます。



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かっちょいい橋。
これアーチ橋に見えますが、よくよく見るとつり橋です。
このあたりは、秋川渓谷といいまして、谷底も深いですし、これが確かに合理的なのでしょうネ。


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帰りに撮った写真ですが、秋川渓谷はこんな感じ。

前にいった養老渓谷よりも深さや造形はないですが、都内からこの距離でこの景観はスゴイと思います。



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道端の温度計は0℃を示しています。まだ標高は200mちょい。
山頂は予想通り寒そう。




んで、所々で煙が上がっていて、いわゆる「野焼き」をしていると思ったんですよ。
したらば・・


モウモウと上がってる白い煙は、なんと水蒸気だった。
顔を覗かせた太陽が、草むらに照り付けると、霜がどんどん蒸発していき、まるで太陽が当たっている場所だけ、煙が上がっているように見えました。
大げさな表現ではなく。

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※写真はないのでイメージ画像です。てか、うまく撮れなかった。
どういう光の具合で撮ればいいのか? わかっていないので、ただ眩しいだけの写真しかありませんでした。




○桧原村役場に到着 8:50?


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ついに、ヒルクライムアタックのスタート地点まで来ました。
ここで休憩を取って、万全の体勢で挑むのです。

と・・思っていたら・・。
武蔵五日市駅で食べたドーナツのせいでお腹が緩んだのか、急に便意が  ( ̄Д ̄;)グヌー
がっ、我慢できない。


どこかコンビニでも見つけて・・と思うけど、問題が。
というのは、ここから上に登ってコンビニを探すとスタート地点がズレてしまいます。
つまり、下におりるしかありません。

いや、そもそもここから先にコンビニなどがあるのか?かなり怪しい村の風景になってきています。

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村役場と言えば、村の中心地、メインストリート
なのに、商店すら見当たりません!


もしここに生まれて、幼なじみの美代ちゃんとデートしたとしたらです。

少ないお小遣いで無理して、自販機でちょっと高いコーヒーを飲んで、
「きんぎょ君は大人の味が分かるんだネ (・∀・) 」と褒められて有頂天になり、

「今日は、都民の森までのぼっちゃおうかな? o( ̄∇ ̄;)ゞ ほら僕タン、将来は東京さ出て六本木ヒルズで働くし、今から都民のなんたるかを知らないとネ」
と、聞かれてもいない自らの夢を語ってしまうに違いありません。

そして、菓子パンすらないこの街で、美代ちゃんのために、柿の木から実をもぎ取って、2人でそそくさと裏山に逃走するのです。(以下略)



そうではなくて、お腹が・・ モ、ダメ...(o_ _)/

チャリにまたがって爆走です。
せっかく登ってきた道を。




○桧原地域交流センター 8:55

を発見!!

たぶん2kmほど前に見た道路脇の公衆トイレは、寒そうだなー・・。
それが嫌なら、セブンイレブンはどこらへんで見たっけ? と記憶を探りながら走っていると、目に飛び込んできたのがこの施設。

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ほのかに灯りがついているので、営業しているカモ?!

「スイマセーン ( ̄д ̄) 」と、ガラス戸をあけると、普通にやっているみたいで、おトイレを貸していただけました。

桧原村・・ありがとう!!
そして千葉県民なのに、ウンコをして帰る雑魚を許してください。
桧原村でジュースを買いますから。

んで、便器でかなり大きなウンコをひねり出して、ふーっと一息。
結構時間的に危険だったゼ。



しかし、ここで大きな問題が発覚!
そうです・・。ありがちなというべきなのか、人生の厳しさをこの施設は教えてくれているのか?




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紙がメチャ少ないやんけ!

補充しとけヨ!桧原村!(怒)


と・・・いうのは、ウソです。スイマセン。
トイレを貸してくれただけでも、とてもとてもありがたいのです。

まあ・・残り紙50センチでの苦しい戦いでしたが、なんとか左右のロールに10cmばかりを残すことに成功!
大丈夫デス!
また紙は切れていません。ギリギリ。

きんぎょが紙を使い切っただなんて人聞きの悪いことを言わないでください!(真剣に怒)


つまり、今回の事件で明らかになったことはです。きんぎょはクズ人間です。ウンコ以下です。




○再び、桧原村役場 9:20

次にトイレを使う人への激しい罪悪感を覚えつつも、桧原地域交流センターを後に。

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悪いので、何か買おうと思ったけど、謎の積み木?みたいな工芸品しか売っておらず、さすがに自分には使い道がないのでスイマセン。

役場に戻ると、まあ意外と時間はたっているし、休憩になったか?と考え、10分ほど休んでからついに出発することに。



アタック開始 9:30


さて、アタック開始になりますが、ここからは頑張って山を登るので、写真はほとんど撮れておりません。
帰りに撮った写真などを使いますので、あらかじめご了承をです
 <(_ _)>
最初の方は、勾配も緩く、走りながら撮っている写真もあるのですが、途中からは一切余裕がありませんでした。

あと、この自転車冒険記は、自分の備忘録をかねているので、覚えていることをなるべく克明に記していきたいと思います。
ストーリーという流れからすると、美しくない流れというか、不要と思われる記述も多くあると思いますが、自分はこの都民の森に挑んだ思い出をずっと心に残しておきたい。
だから、感じたこと、苦しかったこと、嬉しかったこと、全てを残していきたいと思います。
そのため、読みにくい部分もあると思いますが、どうぞお許しをです。

まるで、アタック失敗の言い訳の伏線をはるようで申し訳ないのですが、自分は怖れずにこの都民の森へと立ち向かったことを後悔はしていないし、また自分のような初心者の人が上るときの参考に少しでもなれれば・・と思います。
一体ドコまで登れたのか?
箱根駅伝のように、皆さま、きんぎょを応援してください (・∀・)

それでは、本日のメインイベント、はじまり、はじまり~



○1km地点/約20km

役場のT字路を左へ。
最初の坂がスグにもう見えてきて、身震いします。

{{(・д・)}}ガクガクブルブル

のどかな桧原村の風景で、気が少し緩んでいたか? 
このモンスター級の峠の実力が垣間見えて、一気に現実に引き戻されます。

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と・・
勾配は4~5%くらいの坂がしばらく上がると終わり、緩やかに。


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左に、秋川渓谷を見ながら、ゆっくりと焦らずのぼっていきます。



スタート時点ですでに、寒いですがこれからの発汗に備えてそれまでしていたマフラーを外し、ポケットに補給食を詰め込みました。
20kmの長丁場、たぶん補給ナシでは登ることができません。自分は。

のぼりでは食べにくいので最初からもうお腹に詰め込んでおけばよいのでは?と思われることと思いますが、これは心の支えでもあるのです。

たとえ腹が減っていなくてもいいのです。
今から、心が何度も折れそうなツライことがあるはずです。
苦しくて天を恨むことも、意味の分からないことをブツブツとつぶやくこともきっとあるのです。
そんなときでも、
「オレには、まだ切り札が残っている!! 
 ゴ━━━━(# ゚Д゚)━━━━ルァ!! 」
「この禁断のニトロをチャージすれば、この困難を・・、この坂を・・背中に翼が生えたごとく登れるであろう。きっと」
と、たとえそれがウソであっても、世の中には美しい嘘で救われるほどの、ワラにもすがる思いの・・ゲロを吐きそうなときがあるのです。

まあ、そんな話はさておきです。


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道は、情報どおりUP&DOWN。
しかし、以前走った養老渓谷のような感じではなく、標高で言うと、「20~30m上がって、10mほど下がる」という感覚の行程を繰り返します。
株のチャートでいうと、押し目で一息つきますが、基本は上昇トレンドなのです。


○2km~4km?/20km

やや急な勾配が出てきても焦って足を使わず、ゆっくりと登ります。
出来るだけ、最後まで余力を残すのです。
すでに、インナーは完全開放。下り坂でも急がず、息を整えて次の登りに備えます。


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森林地帯を抜け、やや開けてきました。

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道はこのように広く、舗装状態もすこぶる良好。
東京都、金持ってるな!(千葉県民の嫉妬)
キツいところでも、まだ6~7%?というところでしょうか?(きんぎょの体感)


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山がキレイです。



○5km~7km区間/20km


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落石注意の道路標識は、それこそ山ほど出てきます。


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ミニ渓谷


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この昭和チックなバス亭

このバス亭で、コーヒーを飲みながら、あの日遠くに行った美代ちゃんの思い出に浸りたい。
そして、バスの低音のクラクションで、ふいに現実に引き戻されるのです。
ああ、そうか・・。
もう彼女はドコにもいない。
そして、自分の心もここにはもうなかったのだ。きっと・・。


灰色の雲から雨がポツリと降って、焼けたアスファルトを冷やしていく。
もう手の中で冷めてしまったコーヒーは、あの記憶と同じだった懐かしい香りをなくし、まるで時がすべての物事を流していくようだ・・。

って・・何の話だ?
というようなことを考えていたら、意外と順調に進んでいました。


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この区間は無心で?雑念でクルクルとペダルを回していて、
あまり記憶がないということは、実はむしろ少しツラかったのか?
いや、やっぱり、楽だったのか?

まあ、ダウンヒルで下っていくときにこの辺りを走って思ったのは、
「よくもこんな序盤のゆるゆるスポットで、もしかして意外とイケるんじゃネ?と勘違いできたナ」と苦笑い。

そうです。
7kmまでは、「アレ?もう1/3くらい来たゾ。結構ツラいこともあるけど、UP&DOWNだからか?ペースがいいのか、もしかしてギリギリ最後までいけるんじゃ・・」と、ちょっとだけ楽観してしまいました



○8km(残り13km)/20km


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「都民の森まで残り13km」の表示が見えてから、突如この坂道は牙を剥き始める。
ワインディングロードが始まり、体感ではなく、視覚からも明らかに斜度が上がって足が回らなくなってくる。
(記憶は曖昧ですが、たぶん)

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UP&DOWNのリズムも変わり、のぼりが長く感じられ、たまらずインナーローを使用。
今日は、この切り札を残さず、序盤からどんどん使う作戦・・というか、使わないとパワー80/100MAXを維持できない。
そして遠からず、インナーローでも80~90が無理で、100かそれ以上の足を使わざるを得ないときが出てくる。

なぜならまだ体感7~8%。そこそこ大変。



絶望の9km/20km

必死で、なんとか登っていきますが、パワー100でも登れなくなったら、ケイデンス(回転数)が落ちる。
たぶん今まで70回転/分以上を維持していたケイデンスがガタ落ち。

苦しい・・。
しかし、なんとか登ると、休める下りが現れる。


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そんな時間を長く過ごしたであろう・・と思っていたら、次に見た表示が「都民の森まで残り12km」

||||||||(* ̄ロ ̄)ガーン||||||


たったの1kmしか進んでいない。
永遠に長い時間に思えたのに・・。
それだけ知らぬ間に速度が落ちているのか?それとも、苦しい時間は早く終わってくれという心の叫びが時間感覚を狂わせるのか?
そして最大の絶望は、そう・・ここはまだ半分も来ていない地点。そして、今振り返ると、7kmまでの序盤はそれこそ遊び程度の勾配。
今から怖ろしい斜度が出現することは想像に難くない。
つまり、実質、行程の1/4程度しか進んでいないのに、この限界感!!



○続・絶望10km/20km


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予感どおりの強烈な斜度が出始めた・・と思う。
もう長すぎて、少し記憶が曖昧というか、頭が真っ白だったのか?よく分かりませんが。
インナーローでもケイデンスが50を切るようなヘロヘロで急勾配を登り、あのカーブを曲がれば平坦があることを祈る。
しかし坂道は終わらず、苦しい登坂が続きやっとの思いでちょっとだけの下りまでたどり着くと、ペダルを一切回さず息をハァハァと切らしながらも、まだ希望を捨てない。

この辺りは今思えば、体力的な限界というよりも、精神面で打ちのめされつつあった
残り距離と、まだ中ボス程度であろう坂道に徹底的にボコられる現状・・。
「頂上まで登れるハズ」という希望のロウソクの灯がユラユラと風に吹かれ、もう消えかかっていた。
そして、その精神への侵食が身体に重くのしかかる。

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風景は更に山深くなっていきますが、景色に目をやる余裕ナシ。
なので写真を載せていますが、この下りで撮った景色が、果たしてこの区間とあっているのか?全く分かりませんw


ヨロヨロとカーブを曲がり、もうほぼインナーロー入れっぱなし。




○絶望の中の開眼!  (☆。☆) キラーン 
11km~12km/20km

そんな四面楚歌の中、諦めない心が、きんぎょの鋼のハートが奇跡を起こす。

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今まで、「平坦や下りでないと休めない」と思っていた。
いや・・「登りでも休める」ことを、なんか分かった・・カモ?

ツラくて、身体が重いけど、そんなときは、目一杯スピードを落とす。
ケイデンス40くらいか? 止まりそうなくらい。
それでも、上がるのだ、進むのだ自転車って!!

カニ歩きのようなゆっくりとした足取りに落とすと、ハァハァと苦しかった息がちょっと楽になり、少しずつ回復していく。
そして回復したら、少しずつ無理をせずにまた速度を上げていき、また落とす。

一体どれだけ遅いんや!?と思いつつも、この新しい走法に驚きを隠せない。速度を落すべきと思っていたが、ここまで落せるとは。

今までは苦しかったら、それに負けてはいけないと頑張って無理をしていた。
そうではない。苦しかったらそれを認め、更に落すのだ。そして止まってしまったのなら、それはそこが限界ということ。
根性で、耐えて耐えた先が限界なのではない。
力を残し、残し、最後は消滅するまで余力が枯渇してしまうことが限界なのだ。たぶん・・。

だから90%の「結構苦しい」を、「足が回らなくなるまで」ではなく、「スピードが遅すぎて止まってしまうまで」続けるのだ。

この走法の威力を、苦しみの中で、いや、苦しみの中だからこそ開眼し、急速に己のモノにしていく。
そして、軽い蛇行(蛇行すると斜度がちょっと落ちる)なども使い、恥も外聞もなく確実に登っていく。




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テケテテッテテー♪ ヽ(・∀・)ノ

ときんぎょの頭の中で、RPGのレベルUP音が響いた。


そして、自分が「まだ進める」ということに、驚きと喜びを感じた。
見る余裕がなかった風景が急に色づき始める。
見上げれば山や空は原色の緑と青に染まり、鳥のさえずりも聞こえない冬の森林の静寂の中をきんぎょは進む。
ああ・・僕は生きている。


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○13km?/20km

で・・残念なことに、精神の疲労でシビレすら感じていた自分の身体の感覚が戻ってくると、小便がしたいことに気づく ( ̄~ ̄;) ウーン

いや、いかん。ここで足をついては。せっかくの新走法を手に入れつつあるのだ。
と思うものの・・1つもプランが頭に。


そうです。
小便はまだ我慢できます。でもネ、たぶん頂上まではもたないと思う。
仮にもったとして、
「あー、小便してー ( ̄Д ̄;)」なんていう気分で、この景色の中を登るのは悲しいというか、冒涜と言えばいいすぎか、つまり良くないです。ハイ。

だからですヨ。
今、ここでしてしまおうと思いました。
この先、怖ろしい激坂区間・・本当の都民の森が待っているのです。
そしてその急坂で、「小便がしたいから、仕方ないのです。生理現象は仕方ないよネ」と自分に言い訳して、苦しい勾配に心が折れたのを誤魔化すように、足をつく・・。
そんなのは嫌なのです。
たとえ限界で足が言うことをきかなくなって敗北しようとも、苦しみのあまり道路に倒れこもうとも、このアタックの最後は、前のめりに倒れるのです。
身体が限界で終わっても、自分の意思だけは、気持ちだけは決して後ろ向きでは終わらないのです。

そして「このオレに、鋼鉄の肉体さえされば・・」とつぶやきながら、血文字を道路に残すのです。
なんぴとたりとも、この魚の心を折ることは出来ないのです。



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なので・・
今、手に入れた新走法で、次の下りが出てきたら
「ペダルを一切回さず、ブレーキをかけながら30秒くらい使ってくだる」
そうすると・・30秒休むのと、同一のことが出来る。

これを違う風に解釈します。
「30秒休めるという事実がある。それを実践できる技術もある。そして目の前に下り坂がある。
つまり、今から30秒、立ち止まって小便することは、足をついていないのと同義!! (* ̄ロ ̄) 」
(きんぎょ的拡大解釈!!)



今ココに!きんぎょの中で、新しい登坂ルールが誕生したのであった
 (* ̄0 ̄*)ノ

30秒以内の小便休憩はカウントしない!(平坦orくだり区間でのみ)」(力説!)



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そうと決まれば、今、まさに目の前に現れようとしている下りで・・。

そして、きんぎょはロードバイクを道端に投げ出し、脱兎のごとく勢いで草陰に入り、立ちション
東京都の皆さん、ごめんさい (┳Д┳)
これも全ては、皆さんと同じ「都民のしるし」を手に入れるためなのです。



○14km/20km

ダッシュで自転車に戻り、走行再開。

ノーカウントです! きんぎょは過去はもう忘れました。 前へ進むのです !(*`д´)ノ


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心の重荷?もなくなって、軽やかな気持ちで、しかし足はゆっくりと確実に進む。
しばらくすると、またも勾配が上がってきて、数馬の湯
確か・・これを過ぎると、旧料金所はもうすぐのハズ。

旧料金所は、ここが有料道路だったときの名残で、そこから残り3kmの鬼区間が始まります。



○15km/20km

そして数馬の湯付近も結構な勾配。

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ここまで体感で12~13%くらいはあるんじゃなかろうか?と感じた2度ほどの坂の勾配と同等くらいのが出てきますが、新走法を手に入れたきんぎょは、もちろん大変な思いをしながらだけど、これをクリアー!
成長している!
疲労は蓄積しているハズなのに、前よりも楽に登れた。

自信というよりも、「最後までもしかしたら登れるカモ?!」という希望が出てきて、心まで明るく輝き出します。
そして精神が肉体を突き動かす。


さて・・この料金所までの区間、とっても遅いような記述をしておりまして、まあもちろんとっても遅いのですが、
後から記録を見ると、
13km/h~18km/hの平均速度で登っているんですヨ。(くだりも含めてですが)
つまり、自分が思っているほどは遅くはないんです。
いやもちろん遅いんですが。
だって、時速6,7kmくらいに思えましたから、体感。





○16km(ゴールまで残り4km)/20km


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そんな希望の光がわずかに差し込む中で出てきたのは、「都民の森まで残り3.9km
よしゃぁぁー。とりあえず、料金所まではいけそうや !(*`д´)ノ
あの苦しかった絶望区間が長かったけど、この4,5kmは新走法の試行錯誤に夢中で一気に時が流れた感じ。



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赤い橋を渡り


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滝だと思ってたら、偽者で、パイプから水が落ちているだけw



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10%の表示が出てきて不安が。

というのも、今まで勾配が何%だとか述べてますが、全部きんぎょの体感。
今までの坂の記憶からなのでアテになりません。

勾配を表示するGPSサイコンがあればいいのですが、前時代の武士である自分には高嶺の花・・。

なので、この10%がもし怖ろしくキツかったら、
スイマセン。今まで12,3%だと思っていたのは、実はたったの8%しかなかったみたいだ。
今までのことは全部忘れて、幸せに生きてくれ (ノД・。)
ああ、その5千円のことか・・。 それは、今までの慰謝料だ。とにかく、とても遠いところに引っ越した方がいいゾ、君は」
と、謎の物語を頭の中で作り、現実逃避するように、記憶が消去寸前に追い込まれるのは間違いありません。




そして、恐怖の10%は・・

というか冷静に考えると、10%はきんぎょのような雑魚が簡単に登れるシロモノではない。

しかし、なんと、あっさりとはいかないが、だいたい想定どおりのキツさ。
自分の体感勾配、メチャ正確!
「生まれながらの奇跡の測量士」と呼んでください。今日から!


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ちなみに・・忘れていましたけど、路肩にはこんな風に霜が。
白線のところまで凍っているところもありました。

でも、つい30分前までは、まだやや凍えて、道路でも日当に出るとホッとしていましたが、今は全くの逆。
汗がダラダラと出てきて、日陰を涼しく感じる状態。

もしかして、この発汗も、身体が動くようになった理由の1つカモ。
寒いと力が出にくいので。
あまりにも汗をかきすぎるともちろんダメですが、汗が出るほうが平坦でもスピードが乗るし。




315

長いストレートを登る。今までならその長さに絶望していた視界も、今は天空への挑戦権の回廊。




○旧料金所 17km(残り3km)/20km


そして、旧料金所と思われる場所に到達! ヽ(・∀・)ノ

やったで~。最低目標クリアー。


309



そして、ここからが鬼の最終区間!
平均で8%、最大14%の勾配の3km。平坦一切ナシ。との事前収集情報。

今までの行程の大変さを100とすると、150~160くらいあると思われます。
たぶん、絶望的に長い3km。
でも、不思議と怖れはなかった。
そう、高揚感と期待感が脳を支配する。


どの自転車ブログを見ても、述べてあることがあります。それは、
「この旧料金所から上を見上げてはいけない。絶望感が襲ってくるだけだから」



307


いやあ・・そんなこと言われても、嫌でも目に入ってくるわ。

しかも、いい天気でキレイやし。



307


写真の上の方に見える筋がガードレール。
今から、あの絶壁をつづら折れで登っていくのです。
まさしく天界への門。

自分は事前情報を仕入れていたためか?それとも先ほどの精神状態によるものなのか?
それほどの感覚は受けなかった。
「もしかして、登れるかも? いや、登ってみないと分からないと言うべきか?」
それは大いなる進歩だった。
家で計画を立てていた時点では、「ほぼ登れない」だったのだから。




さて・・とは言うもののです。

精神は良好でも、なにやら身体が悲鳴を上げております。
腰が微妙に痛いです ( ̄Д ̄;)
これは、これまで幾多の戦いに挑んできたきんぎょの感覚からすると「ヤバい」兆候。
足や肩などはまだしも、腰が疲労しているのは相当キテいる一歩手前。
ただまだ耐えられます。きっと。
そして、汗はダラダラではなくポタポタと道路に落ち始めます。

リズムは良い。
このまま登るのも良かろう。
しかし・・



きんぎょ苦渋の、8の字運動。 (・∀・;)えっ?

皆さん、何を言っているのかイマイチ分かりませんネ。
そうです。これはきんぎょ家に代々伝わる禁断の秘術「解釈の変更」なのです。


312


この狭い、料金所のスペースで半径2mほどの円を8の字に描くようにぐるぐるとやります。

そうです!そこのアナタ気づきましたネ。

これは合法的な、いやインチキぎりぎりの休憩走法。

「足はついておらん ( ̄Д ̄;) 誰が何と言おうと!(力説)」
ちゃんとペダルも回しているし、セーフなのです(要ビデオ判定)
そもそも足つきナシで登るとは言ったが、休憩ナシとは言っていない(強弁!)
つか、下り坂でのブレーキ休憩と同義です(錯乱)




300


そして、空に浮かぶ天空への道を見上げながら・・
「ああ・・自分、このまま何時間でもこの8の字をここで繰り返せる気がするわー (*´д`) うぃ~ 」
「よくよく考えると、もう登りたくねー。数馬の湯に入って、このまま全ての記憶を、偶然の倒木で抹消してもらって下界へおりよう。うん、それがいい」
などと、考えつつ1、2分ほどグルグル。



ここで、きんぎょの世界にまた1つ、新しい登坂ルールが生まれたのです (* ̄0 ̄*)ノ

ランドマークでの8の字休憩は、2分までは休憩とはみなさない(要ペダルを回し続ける)」


こうして、恥も外聞もなく、解釈の変更まで駆使して、徹底的に足つきを拒否。
いや、むしろここで足をついても何らおかしくはなかった。
その弱い心を己の意思でねじ伏せる・・ことは出来なかったけど、ギリギリ誘惑に耐えた・・と前向きに考えたい。

これを足つき、休憩とみなすか否か?は、懸命な読者諸君に判断を委ねたい。
そして、どんなに嘘をつき続けようが、真実は何か?それは自分だけは痛いほど知っているのだ。

そうだ、きんぎょは嘘にまみれた人生を歩んできた。
己を誤魔化し、他人には真実をひた隠し、でも自分は騙すことが出来なかった。
「天知る地知る子知る我知る」
しかし、今きんぎょは一歩前へ踏み出した。

これはグレーゾーンである !(*`д´)ノ





○18km(残り2km!)/20km


さて・・ 議論は出尽くしたようなので、先に進みますか ( ̄△ ̄)   


まあ、そんな小難しいことがたいして意味もなさい強敵が目の前に立ちはだかる。
1、2分間ほどの息の整えが、どれだけ効果があるのかは不明。


305

左手にこんな良い滝があるのに、全くのスルー


298


で橋を渡り、


295

天空への道を一歩一歩昇ってく。


やはりツライ。
8%の絶望が立ちはだかる。



292


休めないので、速度が極度に落ちる。

しかし、さっきも言いましたが、自分はここまでの行程の大変さを100とすると、料金所から先の区間は150~160くらいあると思っていたんですよ。
でも、120くらいでした。
だからもちろん苦しくて、汗が滴り落ちてゼェゼェと息が弾みますが、想定内以下だったので精神的なダメージはナシ。

285

更にこの区間はかなり風景が開けて景色がいいので、眺望の素晴らしさがその苦しさを癒してくれるようです。
太陽が照りつけ、自分の嘘や苦しみ、悲しみ、絶望、歓喜、全てが浄化されていくようなこの道。

280

ペダルを回し続け、己の足を大地に刻んでいく。

気がつけば、下に今走ってきた道路が。


帰りの写真なので、まだ足はついておりません。


286

空が青い。その青さが何よりの心の支えになった。

苦しさがMAXまで来ると、極限までスピードを落とし、わずかに勾配が緩むところでノロノロ運転。
鼓動が弾む、風景が心と一緒に流れていく、でも悪くない。リズムが出来上がる。

足が攣りそうになると、ダンシングで筋肉を伸ばし、早め早めに危機対処でかわしていく。



273

9%はもはや普通だ。



277

どこかで見た景色だ。と脳の記憶が呼び覚まされる。

そうだ。長野県の戸隠だ。
あのとき食べたソバはうまかった。
ソバアレルギーだったあの娘は元気にしているだろうか?



○19km(残り2km!)/20km



268


眼下に料金所が小さく見える。
ここは、あそこから見上げた天空への道だ。
100m近くあるか?
ならば、あと140mUPのハズ!



276

そうだ。登ってきた。ずっと下からだ。



271


「都民の森まで○km」という表示が見える。
遠くて何kmなのか、見えない。
そして、知りたいのに全然進まないのでじれったくもあり、知らないほうが幸せカモ・・とも思う。


自転車に乗っている人なら誰もが1度は思ったであろう。
「このライドが終わったら、一生自転車になんか乗らん! 絶対だ!
オレはかつてロードバイクに乗っていたことなど忘れて、自転車屋が街中にない理想の都市で平和に暮らすのだ。総理大臣になったら新しい法案を作って、すべての自転車をこの世から駆逐してやる!」
そんな、すべてを呪うような気持ち。
きんぎょは、なったことがあります。今まで200回くらい。

それでも、自転車を降りたらまた・・次の行き先を考え始めるんです。
もう意味が分かりません。
自転車に乗る人はみんな頭が少しおかしいのです。そうに違いありません。



そこでですヨ。

あの「あと○km」の表示が、もし「1」ではなく、「2」だったら、SKE48大矢真那ちゃん以外の人類のすべてを
呪ってやる!
ウワァァァァァァヽ(`Д´)ノァァァァァァン


東京都!そこは頼むで!
間違ってもあの標識でサバ読むなよ。この魚の全財産を使ってでも、道路交通法違反で訴えて、最高裁まで持ち込みますヨ!



で・・・


残り1km!




○20km!(残り1km)/20km


263


あのカーブを曲がれば・・
なんて後ろ向きの考えは、もうだいぶ前から頭からは消えていたことに気づく。
この道はずっと続くんだ。
自分が倒れるまで。
だから行こう!あの先へ。自分の限界へ。この魂が終わる場所まで。


278

もっと高く、もっと遠くへ。

I LOVE TOKYO 2020 オリンピック


きんぎょが、都民になるときが近づいてきた!

長かったのか?短かったのか?
もう登れる。いや、登るのだぁぁぁー



今日初めて、「絶対登る!」と意識したのが、たぶん残り500m。
どんな激坂が来ても、諦めない・・と思っていたら、最後は緩いストレート。




158


きんぎょ・・・感動のゴォォォォォォール

ウワァァ━━━━━。゚(゚´Д`゚)゚。━━━━━ン!!!!







だと、思いましたネ。 そこのアナタ!

そうです。あなたのその考えは間違っていません。

なぜなら、今の今までひとことも書いていなかったのですから・・。




163


このまま、風張峠まで登ります (*`・ω・´*)ゝ☆

都民の森は、多くの自転車乗りがゴールとして目指しますが、実は頂上ではないのです。
この先に、東京都の道路最高地点(1146m) 風張峠があるのです。

あと、4,5km そして150mUP
一見勾配は緩むように見えるけど、たぶんコレはUP&DOWNか?
事前情報を仕入れていないので分からない。
(実はこの認識は間違っていました。それは・・後で)


都民の森で休んでから、風張峠を目指す当初のプランでしたが、都民の森の駐車場を30秒ほどかけて1周してから、そのままアタック!!

なぜ、この暴挙に出たかというとです。
単純なことです。


オレはまだ出し切っていない! !(*`д´)ノ」

実際は、もう乾ききった雑巾を絞っても力は湧いてこない。
でも、この心が前へ、上へ進めと叫ぶのです。

もう誰もきんぎょを止められはしないのです。
きんぎょが倒れるのが先か?道路がもう上になくなるのが先か?



○21km/25km 風張峠 ボーナスステージ突入!


156

予想していたのと違う ( ̄Д ̄;)ハァハァ

勾配が緩んで少し平坦もあって休めるから、きっと登れるハズ・・と思ったけど、勾配はたいして変わらない。
気持ちさっきより緩いカモだけど、もう疲労でよく分からない。


登り始めたことを7,8回は後悔しつつ、引き返すという選択肢はない。
足をつくか、登りきるか?だ。

峠の構成は認識が間違っているカモだけど、1146mの標高は変わらないハズ。
だとすれば、7%UPならば2kmで終わるハズ。


ただ景色は更にどんどん良くなる。
そうだ。天空への道はまだ続いている。



○22km/25km 風張峠 


155

ぐるしいぃぃ・・ けど、頑張るです。

いや、頑張るとか頑張らないいう概念はもう存在しない。
この心が折れない、諦めない、終わらない。

何も考えられない頭が真っ白な気持ちではなく、天の光に導かれるように、魂を空に向かって引っ張り上げていくこの気持ち。

重力が恨めしい。でも愛おしい。

そして、その足かせを一歩ずつ外すようにもっと・・、よりもっと、自由な精神を手に入れるべく、この坂を登り続ける。


150


重力に縛られた人類よ!
きんぎょは、魚類は・・、今新しい境地への扉に手をかけている。

開け!この、心よ! 魂の鼓動よ!





したらば・・勾配が緩んできました。
でもまだ微妙に登ったり降りたり。


108

遠くに、関東平野が見える。



○23km/25km

117

浅間駐車場(1109m)

この標高は後から知っただけで、この時点では分かっておらず。




まだ坂が登っているので先です。


熱かった身体がもうさっきから、いや、急な勾配の後半からすでにどんどん冷めてくる。
たぶん、全てを出し切る身体の終わりが近づいているのだと悟る。

汗が出なくなってきた。

いや、単に勾配が緩んだせいで運動強度がかなり落ちていて、たぶん身体から熱をどんどん奪われているのカモ?
どっちにしても、もう水分を失ってはいけない・・と、身体がサインを出して警告している可能性が。



140


でも、もうゴールはきっとすぐソコだ。

早くつきたい・・という心境はなく、「もっと粘って、もっと力よ湧いて来い!この身体よ」という心境。
そうだ・・きんぎょの魂はまだ走れるのだ。
限界のその先まで・・。
どこまでも・・。



○24km/25km

095

風張峠の駐車場(1146m)


なのですが!!

ここを通ったとき、一度はスピードを落して、もしかして想像よりだいぶ近かったけど、ここか?
と確認したのですが、駐車場の看板の前に人が何人かいて気づかず。

しかもこの場所、自転車のスピードをかなり落してスマホで確認したら「電波が届きません (・∀・) 」
とか、言ってますヨ。いってまゆゆ。

みんなが来る様な一番高い場所に電波がないなんて可能性としては低いなぁ・・。
と、先に進んでしまいました。



○25km?+アルファ/25km?


091

んで・・そこから下るのですが、そのうち登りが出てくるやろーと思っていたら、小さいのぼりがちょこっとだけ出てきて、これで更に騙されることに。
月夜見第2駐車場の辺りまで行ってしまい、
コレはおかしいやろ? ( ̄Д ̄;)」さすがのアホきんぎょも気づいて、引き返し。
5,60mくらいは下ったのだろうか?よく分かりません。1.5kmくらい進んだような・・。

まあ、そんなオチで・・・


099


何の達成感も感動もないまま、いつのまにかゴォォォォール

していた場所に、またウンショウンショと登り戻るという・・なんともマヌケな。


そして、改めてゴォォォォォールなのですが、やっぱり感動とトキメキはすでにありませんヨ(悲!)

きんぎょも300円ほど出しますから、みんなでここに分かりやすい看板を立てましょうって!!




風張峠 標高1146m 11:29


097


まあ、そんなことでです。きんぎょさん、ついに東京都道路最高峰を制覇です! (* ̄0 ̄*)ノ

そして、写真撮影していると、ジワジワと徐々に達成感が・・ということはそんなになく、
「本当に自分は登ったんかいな?」という、アンブリバーボーな心境。

ゴールでへたりこむようなことがなかったのは、下の浅間駐車場が実質キツい勾配の終わりで、後は息も筋肉も楽になったので普通にスタスタ歩いておりました。

094


いつもと同じように・・、征服感など全くありませんでした。
終わったのだという感傷も、達成感すらほとんどなく、
ただ崇高な・・「この丸い地球のすべてを愛したい」、「世の中のすべてに感謝したい」そんな思いが、徐々にこの心に滲んでくる。


092

あんなに何かを呪うように登ったハズの記憶も、すべてが遠く、この透明な身体を突き抜けていく。
自分は今、地球と1つだ。

I LOVE THE EARTH!

やはりヒルクライムは、愛だった。
むき出しの魂が、大地と空の広さに抱かれていく。





○今回のヒルクライムまとめ

ただいまの~、きんぎょ君の記録~  ( ̄д ̄)


☆都民の森コース


桧原村役場(標高262m) ~ 風張峠(標高1146m) 884mUP

距離:25Km+アルファ

タイム: 2時間01分

(都民の森まで、1時間35分くらい? 風張峠まで 1時間55分くらい?? 推定値)

役場~料金所区間    :平均時速 13~18km/h
都民の森残り3km区間 :平均時速  8~10km/h
風張峠ボーナスステージ :平均時速 11~12km/h


※備考: トイレ30秒、グレーゾン8の字休憩:約120秒


☆考察
止まっているかのように感じたけど、意外に速い。
まあ、思い出せば確かに、歩いているのよりも全然早かった。
速い人は、1時間くらいで登るらしいので、もちろん遅すぎる全体のタイムですけど。
まあ、簡単に言うと・・「ただ登れただけ」という事実だけです。ハイ。
     
これを例えるならば・・
フルマラソンに参加して、死にそうになりながらも、歩きながらもなんとか完走。
そして、「参加賞」としてキッチンスポンジをもらって喜んで帰り、その原価10円くらいのスポンジを、家の祭壇にあがめ奉るという、他人から見たらギリギリ理解を得られる自己満足。・・ということです。 




後半へ続くヨ~。


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今日の成績 ヽ(・∀・)ノ
☆7/25(月)

※本日の前場の成績
     +0.0万円 

※今月の成績累計
 約   +1.2万円 
月別成績表
2014年 

1~4月  約+82.9万円

5月 →  +158,299円
6月 →  +585,871円
7月 →  +122,921円 
8月 →  +526,404円
9月 →  +225,920円
10月→  +124,258円 
11月→  +100,604円
12月→  +638,967円 

累計  +3,312,788円


2015年

1月→ +1,037,924円
2月→   +333,173円
3月→   +570,901円
4月→ +1,448,108円
5月→ +1,015,104円  
6月→ +1,325,916円
7月→ +1,134,932円
8月→   +743,194円
9月→   +212,964円
10月→  +182,541円
11月→  +514,643円       
12月→  +227,463円
  
累計  +8,746,863円


2016年

1月→   +197,723円
2月→   +252,438円
3月→    +56,437円 
4月→   +220,720円
5月→    +65,516円
6月→   +118,942円
7月→          ?円


累計    +911,776円 
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