十年巻き戻って、十歳からやり直した感想

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    コメント

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    ※スレ主さんの意向により、今後の再掲は控えさせていただきます。
    1:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 22:38:00.45 ID:oIV6bjxg0
    これは多分、君が想像してるのとは、
    正反対の話になるんだと思う。

    だって、二十歳の記憶を持ったまま、
    十歳の時点に戻ってやり直せるとしたら、
    普通、その記憶を利用して色々するだろう?

    一周目の反省や教訓を活かして、
    もっと優れた二周目を目指すはずだ。

    でも僕がしたことと言えば、
    まさにその正反対のことだったんだ。
    今思うと、馬鹿なことをしたと思うよ。本当に。


    3:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 22:39:03.78 ID:oIV6bjxg0
    自分の人生が十年巻き戻されたことを知ったとき、
    僕は思ったよ、「なんて余計なことをするんだ!」ってね。

    というのも、僕は自分の人生が気に入っていたんだ。
    可愛い恋人がいて、友人にも恵まれていて、
    まあまあの大学に通っていて、前途洋々でさ。

    人生をやり直すチャンスってのは、もうちょっと、
    自分の人生に心底絶望しきってるような、
    そういう人に与えられるべきだったんだと思うよ。

    それで、僕は余計なことを思いついちゃったんだ。


    4:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 22:41:30.25 ID:oIV6bjxg0
    僕が思いついたことと言うのは、一周目の人生を、
    二周目でも、そのままやり直そうということだった。

    自分がこれから犯す間違いが分かっていても、
    あえて全部、そのまま繰り返そうって思ったんだ。
    十年分の巻き戻しを、まったく無意味にしてやろうってわけ。

    これから起こる事件や災害、危機や変革のことも
    大体頭に入っていたけど、僕は口をつぐむことにした。
    とにかく、徹底的に一周目を模倣しようとしたんだよ。


    5:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 22:42:15.13 ID:2qLC+8Wz0
    面白そうだ



    6:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 22:43:04.62 ID:oIV6bjxg0
    二周目の人生は、ちょうど十歳のクリスマスから始まった。

    僕がそれに気付けたのは、枕元に置いてあった、
    スーパーファミコンの入った紙袋のおかげだったんだ。
    当時はそれが欲しくて仕方なかったんだよ。

    紙袋の中には、一緒にゲームソフトも入っていた。
    そのゲームの言い方を借りれば、僕の人生は、
    『つよくてニューゲーム』にあたるわけだな。

    結露した窓をパジャマの袖でこすって外を見ると、
    まだうす暗く、雪に覆われた街が一望できた。
    かなり寒いはずなんだけど、子供の体は温かかったな。


    7:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 22:45:42.87 ID:oIV6bjxg0
    僕が紙袋をごそごそやっていたせいで、
    二段ベッドの下で寝ていた妹が、目を覚ました。
    妹は眠たげな目で枕元のテディベアを眺めて、
    少し遅れて、「わあー」と歓声をあげた。

    僕ははしごを下りて、妹のベッドに腰掛け、
    テディベアに夢中な妹に、「なあ」と話しかけた。

    「兄ちゃんは、十年後から戻ってきたんだよ」

    妹は寝ぼけた様子で、「おかえりー」と笑った。
    僕はなんだかそれが気に入っちゃって、
    「ただいま」と言って妹の頭を撫でた。
    妹は不思議そうな顔で僕の顔を見つめた。


    8:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 22:49:46.17 ID:Vh3O1dLl0
    タイムトラベラーか


    9:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 22:52:27.68 ID:oIV6bjxg0
    僕は自分の最高の思い付きを誰かに披露したくて、
    目の前にいる七歳の妹に、こう言った。

    「今の僕には、これから自分が犯す過ちだとか、
    本当にやるべきことというのが、分かるんだ。
    今からなら、神童にだって、予言者にだってなれる。

    でも、僕はなにひとつ変える気がないんだ。
    前と同じ人生を送られれば、それだけで十分だからね」

    テディベアを抱えた妹は、僕の顔をぼうっと見つめて、
    「よくわかんない」と正直なところを答えた。


    10:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 22:56:03.68 ID:oIV6bjxg0
    一周目の再現に関して、僕は妥協しなかった。

    周りの連中をコケにしたくなるのを我慢して我慢して、
    わざわざ一周目と同じ事故に遭いさえしたんだ。
    何をするにも、手を抜くことに真剣だったね。

    我ながら、僕はよくがんばった方だと思うよ。
    それでも、蝶の羽ばたきひとつ程度の違いで、
    人生ってやつは、かなり変わってしまうものらしい。

    二周目に入って五年も経つ頃には、僕の人生は、
    一周目のそれとは、大きく様変わりしていたんだ。


    11:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 22:58:53.15 ID:17W4Fft10
    これは斬新。期待。

    二周目も同じ人生かぁ・・・
    そう言える人生が良かったな


    12:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 23:01:05.84 ID:oIV6bjxg0
    何から話せばいいかも分からないけど、
    とにかく、一から十まで変わってしまったんだ。

    一言でいうとね、僕は、落ちぶれたんだ。
    一周目の人生からは、とても考えられないほどに。

    理由は後で詳しく説明するけど、一例を挙げると、
    一周目で親友だった人物にいじめられたり、
    一周目で恋人だった女の子にふられたり、
    一周目で通っていた高校の受験に失敗したり。

    奇跡的な悪循環が生じたわけだよ。


    14:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 23:05:14.62 ID:oIV6bjxg0
    そんなこんなで、高校生になる頃には、
    僕はすっかり暗い人間になってしまっていた。

    志望校には落ちて、ろくでもない高校に入って、
    芽生えかけていた人間嫌いに磨きがかかってさ。
    絵に描いたような孤独な人間になったんだ。

    だから二周目の高校時代の思い出ってのは、
    ほとんどないんだ。卒業アルバムも捨てちゃった。
    寂しいもんだよ。修学旅行さえ苦痛だったんだ。


    15:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 23:10:47.95 ID:oIV6bjxg0
    でも、ひとつだけ、悪くない思い出がある。

    高校二年生の冬、ひどい吹雪の日だったな、
    僕はがたがた震えながらバスを待ってたんだ。

    その時、僕はふと、少し離れた場所で
    僕と同じようにバスを待っている女の子が、
    見たことのある顔だってことに気付いた。

    いや、忘れるはずもないんだ。
    それは一周目では僕の恋人だった女の子だ。
    十五歳で付き合い始めてからは、ずっと傍にいたんだ。

    それが、二周目では、あっさり告白を断られてさ。
    思えば、悪循環の始まりはそこだった気もする。


    16:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 23:16:14.33 ID:oIV6bjxg0
    向こうは、僕に気付いてないみたいに見えた。
    そうでなくても、僕の存在なんて、
    とうの昔に忘れちゃってたかもしれない。

    それでも僕の目には、寒さに震える彼女が、
    なんだか寂しそうに見えて――隣に誰か、
    温かい存在を必要としているように見えたんだ。

    いやあ、実に自分に都合のいい想像だよ。
    それでも僕は幸せだった。だってさ、
    自分が必要とされている気がしたんだ。

    あの子にはやっぱり僕が必要なんだって、
    幸せな勘違いをすることができたんだ。


    17:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 23:20:47.12 ID:oIV6bjxg0
    生きる気力をすっかり失っていた僕だったけど、
    かつての幸せな日々を取り戻したくて、
    彼女と同じ大学へ行くために猛勉強した。

    おかげで僕の学力は最後まで伸び続けて、
    一周目で通っていた大学に、無事合格できた。
    悪くない気分だったな。奇跡みたいだったよ。

    そこまではいい。そこまでは良かったんだよ。

    入学式が終わって、僕は彼女の姿を捜し回って、
    ついに見つけ出したわけなんだけど、
    むしろ、そっからが問題なんだ。


    19:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 23:24:56.03 ID:oIV6bjxg0
    体温が三度くらい下がった気がしたね。

    かつての恋人が、知らない男と腕を組んで歩いている。
    それだけなら、まだ我慢することができたかもしれない。

    でも、その男と言うのが、どこからどう見ても、
    一周目の僕にそっくりだとなると、さすがに話は違ってくる。

    僕のかつての恋人の隣を歩いている男は、
    背格好、仕草、声、喋り方、表情の作り方、
    どこをとっても、一周目の僕と瓜二つなんだ。

    ドッペルゲンガー、という言葉が僕の頭に浮かんだ。


    21:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 23:27:02.13 ID:VUCcYmnF0
    そのドッペルゲンガーの奴とは話したりしてないの?


    22:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 23:28:24.67 ID:oIV6bjxg0
    >>21
    のちのち


    24:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 23:30:28.30 ID:oIV6bjxg0
    二周目の僕は、一周目の僕と比べると、
    身長は四センチ小さかったし、体重は十キロ軽く、
    比べ物にならないくらい表情が暗くなっていた。

    仮に一周目の人生を正確に再現できていたら、きっと、
    目の前にいるその男みたいになれていたんだと思う。

    どうりで僕が彼女と付き合えなかったわけだよ。
    二周目では、僕の代役がいたんだ。


    26:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 23:34:49.64 ID:GNyV2yDS0
    なんか読みやすい


    29:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 23:36:22.31 ID:VoAsN12l0
    いいスレの予感


    30:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 23:36:42.95 ID:oIV6bjxg0
    誰かに対して敵意を抱いたのは、久しぶりだったね。

    『おい、違うだろ、それは僕の役だろうが!』って、
    狂ったように頭の中で言いつづけていたと思う。

    それからの数か月は本当に驚きっぱなしだったよ、
    なにせ、かつての僕の大学生活というものを、
    僕の分身が次々と正確に再現してみせたんだから。

    それにしても、客観的に見ることで、あらためて、
    一周目の僕って幸せだったんだなあって思ったよ。
    そのくせ嫌味もないし、人に親切だし。


    31:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 23:40:57.87 ID:oIV6bjxg0
    秋頃になって、僕の頭の中で何かが切れた。

    その頃になると、僕はほぼ引きこもりになっていて、
    ほとんど大学には行かず、一日中安酒を飲んで、
    ろくに食事もとらず、寝てばかりいたんだ。

    このままじゃ発狂すると思ったね。
    何をしていても、例のドッペルゲンガーと、
    今の自分とを比較してしまうんだ。

    そうすると、それまで当たり前だったことさえ、
    急に耐えられなくなっちゃうんだよ。


    32:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 23:45:07.18 ID:oIV6bjxg0
    変なところで、僕は冷静だったんだよ。
    今の自分が、彼女にふさわしい男ではなくて、
    分身に勝てないことは、重々承知していたんだ。

    でも、その上で考えたやり方と言うのは、
    とても正気の沙汰とは思えなかったね。

    つまり僕は、僕の代役を務めるあの男を、
    ぶっ殺してしまおうと思ったわけなんだ。

    そしたらあの子も、また寂しくなって、
    僕の方に傾くんじゃないか、ってね。

    いやあ、追い詰められた人間ってのは、
    本当にろくなことを考えないよ。視野が狭くて。


    35:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 23:52:36.82 ID:oIV6bjxg0
    そういうわけで、僕の恋人奪還作戦が始まった。
    別の言い方をすれば、ドッペルゲンガー殺害計画。

    以後、僕は定期的にその男を尾行するように
    なったんだけど、おかげで引きこもりが治ってさ。
    皮肉なことに、殺害計画を思いついてから、
    しばらく僕の性格はとっても明るくなるんだよ。

    妹に指摘されて、僕は自分の変化に気付いたんだけど、
    ――そう、すっかり妹の話を忘れていた。
    僕に匹敵するくらいの変化を遂げた妹の話。


    37:名も無き被検体774号+:2012/10/18(木) 23:58:10.82 ID:oIV6bjxg0
    本来、僕の妹は、運動と太陽をこよなく愛していて、
    年中健康的に日焼けしている、活発な女の子だった。

    ところが二周目においては、僕の影響を受けたのか、
    読書と日陰を好む、色白の眼鏡の子になったんだ。

    一周目を知る人から見たら、何かの冗談みたいだよ。

    兄妹揃って暗い人間になって、家は毎晩お通夜みたいだったな。
    両親も自分に自信がなくなったのか、嫌な人間になっていった。
    いやあ、人一人の持つ影響力ってのは、馬鹿にならないね。


    38:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 00:03:30.44 ID:oIV6bjxg0
    かつて僕と妹は、周りがあきれるくらい仲良しで、
    僕に恋人ができるまでは、どこへ行くにも一緒だった。

    でも二周目では、口をきかないどころか、
    目さえ合わせようとしなかったね、お互いに。

    妹は僕のことを嫌っていたんじゃないかな。
    だって、たまに珍しく口を開いたかと思えば、
    それは大抵、僕に対する文句だったからね。
    「目つき悪い」とか。人のこと言えないだろ。

    いやあ、実に悲しいもんだったよ。
    娘に嫌われた父親って、こんな気分なんじゃないかな。


    39:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 00:09:19.30 ID:vRIuLzlA0
    ところが、僕がドッペルゲンガー殺害計画を立て、
    嬉々として殺害方法を考えていた夜、その妹が、
    一人で僕のアパートにやってきたんだ。

    僕のことが大嫌いなはずの妹がだよ。

    ちょうど、初雪が観測された日のことだったな。
    あまりに寒いから、やむなくヒーターを点けて、
    懐かしい感じのする灯油の匂いが部屋に満ちて、
    そのとき、部屋の呼び鈴が鳴ったんだ。

    制服にカーディガンを重ねただけの格好の妹は、
    白い息を吐きながら、僕の目を見ずに言った。
    「しばらく、ここに泊めてちょうだい」


    41:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 00:14:26.01 ID:vRIuLzlA0
    本人はその言い方をしたがらなかったけど、
    妹のしていることは、いわゆる「家出」だった。

    らしくないことをするな、と僕は思ったな。
    たとえ家に不満があっても、家出のような
    意味のない行動に出るやつには見えなかったし。

    「どうやってここまで来たんだ?」と僕がたずねると、
    妹は「どうだっていいでしょう?」と模範解答をした。

    「汚い部屋」と妹は言った。「趣味も悪いし」
    「嫌なら出てけ」と僕も模範解答をした。

    一周目の妹だったら、苦笑いしながら掃除して、
    美味しい料理でも作ってくれたんだろうけど。


    42:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 00:19:50.27 ID:vRIuLzlA0
    妹だって、僕のところに来たくはなかったはずだ。
    友人の少ない妹には、他に行く当てもないから、
    やむを得なくここに家出してきたんだろうな。

    まだ冬休みも始まっていないだろうし、
    そんなに長くは滞在しないとは思うけど、
    さっさと出て行ってくれないかな、と僕は思った。

    けれども妹に強く言う勇気もなかった。
    二周目の僕はとことん臆病者なんだよ。
    そして二周目の妹はちょっと怖いんだよ。

    かくして、非常にぎすぎすした二人暮らしが始まったんだ。


    47:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 02:07:27.77 ID:aSjd8m4u0
    バタフライエフェクトみたいだな



    48:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 02:17:14.13 ID:LQhd9tEb0
    結構面白いな


    60:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 20:09:48.94 ID:vRIuLzlA0
    翌朝の八時くらいに、妹は僕を揺り起した。
    驚いてすっかり目が覚めてしまった僕に、
    妹は「この街の図書館に連れてって」と言った。
    それからちょっと間を置いて、「いますぐに」と付け足した。

    二周目に入ってから、僕の睡眠時間は激増して、
    十時間は眠らないと辛い体質になってしまっていた。
    多分、起きてる時間が苦痛だからなんだろうけどさ。

    それでも、相手が家出少女だろうと不登校児だろうと、
    女の子に起こされるってのは、悪い気分じゃなかったね。
    そういうのって、なんだかとっても人間的だよ。


    62:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 20:21:16.55 ID:vRIuLzlA0
    車に乗った妹の第一声が、「煙草くさい」だ。
    そして後部座席を見て、「きたない」と言った。
    「持主の性格が分かるね」とのこと。そいつはすごい。

    空は曇っていて、辺りは薄い霧に覆われていた。
    図書館へ向かう最中も妹は文句を言い通しで、
    勝手に借りている僕のコートが煙草くさいとか、
    何か音楽は流さないのかとか、好き勝手言っていた。

    無視し続けたら、ティッシュの箱で叩いてきた。
    「人の話はちゃんと聞きなさい」と言われた。ごもっともだ。
    ちなみに図書館では、本選びに時間をかける妹に
    「まだか」と聞いたら、「しゃべるな」と本で叩かれた。
    二周目の妹ってのは、こんな感じなんだよ。


    63:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 20:26:31.27 ID:xgH/76tr0
    妹結構かわええやん


    64:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 20:30:59.57 ID:vRIuLzlA0
    妹は、僕の部屋で一日中本を読んで過ごすらしい。
    僕が家を出て行こうとすると、妹は顔を上げて、
    「おにいちゃん、大学行くの?」と聞いてきた。

    「殺害したい相手の生活パターンを知りたいから、
    ストーカーしに行くんだ」と言うわけにもいかないから、
    僕は「そう、大学だよ。七時には帰る」と答えておいた。

    今年中には、この問題に決着をつけたかったんだ。
    ドッペルゲンガーと元恋人が共にクリスマスを過ごしたり
    新年を迎えたりすることなんて、考えたくもなかったからね。


    65:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 20:38:33.01 ID:vRIuLzlA0
    その頃になると、殺害方法は既に決まっていて、
    ドッペルゲンガーの行動様式も大体把握して、
    実を言うと、とっくに行動に移っても良い頃合だったんだ。

    それでも僕がだらだらと尾行を続けていたのは、
    多分、踏ん切りがつかなかったからと思う。

    つまり僕は、彼が欠点を晒してくれるのを待っていたんだな。
    僕は、彼が死ぬべき人間だって思い込みたかったんだ。
    殺すに値する理由が、ほんの少しでも欲しかったんだよ。

    困ったことに、数か月に渡ってあら探しを続けても、
    彼は短所らしい短所をまったく見せないでいた。

    どっちかと言うと、僕の方が死ぬべき人間なんだろうな。


    66:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 20:45:07.83 ID:vRIuLzlA0
    妹と図書館に行ってきた時に借りた本によると、
    ドッペルゲンガーには、以下のような特徴があるらしい。

    ・周囲の人間と会話をしない。
    ・本人に関係のある場所に出現する。
    ・ドッペルゲンガーに出会った本人は死んでしまい、
     ドッペルゲンガーがオリジナルになってしまう。

    ちょっと考えればわかることだけど、これらの特徴、
    どちらかというと全て、僕の方に当てはまるんだよな。

    友人のいない僕はめったに人と会話しないし、
    同じ大学に通う僕らは出現場所が似ているし、
    死ぬとしたら彼の方だし(僕が殺すからね)、
    向こうの方が見た目も中身も一周目の僕に近い。

    これじゃあまるで、僕が偽物みたいじゃないか。


    69:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 21:57:05.56 ID:vRIuLzlA0
    友人がいないと言えばさ、一周目の僕は、
    仲良く談笑できるくらいの相手は、大学中に、
    控え目に見積もっても二百人はいたんだよ。

    当時の僕は、そいつらが皆、癖こそあれ、
    それぞれにいい所を持った奴に見えたんだけど、
    今になって少し離れた場所から見ていると、
    どいつもこいつも、ろくでなしのように見えたね。

    自分と関係のある人間が良いやつに見えて、
    関係のない人間が嫌な奴に見えるのは当前だけどさ、
    変な話、そういうことに僕は慰められたんだよ。

    ああ、少なくとも、一周目の僕は、全てにおいて
    恵まれていたわけじゃなかったんだ、って思うとね。

    惨めな話だよ、そんなことに喜びを感じるなんて。


    70:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 22:08:42.41 ID:vRIuLzlA0
    かつての友人たちが、一周目とは違う顔を
    僕に見せるのは、なかなか興味深かったね。

    優しいと思ってた奴が利己心の塊だったり、
    謙虚だと思ってた奴が自己顕示欲の塊だったりさ。

    ただ、これは僕の憶測だけど、一周目において、
    僕が彼らのことを良い人間だと感じていたのは、
    けっして勘違いではなかったと思うんだよ。


    73:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 22:19:58.26 ID:vRIuLzlA0
    人ってのは、極端に優れた人物を前にすると、
    無意識にそいつの影響を受けてしまって、
    一時的に良い人間になれるんじゃないかな。

    一周目の僕を前にしているときに限定すれば、
    おそらく彼らは、実際に良い人間だったんだよ。
    逆に、今の僕みたいなのを前にすると、
    肩の力を抜いて、安心して屑になれるんだ。

    僕が何を言いたいかっていうとね、
    相手が嫌な人間だと感じたら、その時点で、
    少なからずこちらにも責任があるってわけさ。


    74:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 22:31:56.64 ID:vRIuLzlA0
    ただ、いくら自分と関係がなくなっても、
    これっぽっちも魅力を減じないどころか、
    ますます魅力を増すような人間もいたね。
    まあ、もちろん、元恋人のことだけどさ。

    手に入らないものほど欲しくなるってのもあるけど、
    二周目の僕は、下手をすれば一周目の僕より、
    更に彼女を好きになっていたように思うな。
    うん、崇拝していたと言っても過言ではないね。

    今こそ、今こそ人生をやり直すチャンスをくれよ、
    そう僕は思った。今度こそ上手くやってみせるからさ。

    僕は布団にもぐり、目を閉じて、その晩も祈る。
    目が覚めたら三周目が始まっていますように。


    75:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 22:50:05.67 ID:vRIuLzlA0
    さて。妹が家出してきてから、五日が経過した。

    さすがにそろそろ邪魔になってきたから、
    勇気を出して、「いつ頃帰る?」と聞いてみると、
    「おにいちゃんが帰れ」と返された。僕が悪かったよ。

    ちょうどその日、母親から電話があって、
    妹がそちらに行っていないかと聞かれたから、
    五日前から居座っていることを正直に話してやった。

    そのことを妹に伝えると、彼女は「そっか」とだけ言い、
    しばらくすると、荷物を丁寧にまとめ始めた。
    こういうところは、異様にものわかりが良いんだよな。


    76:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 22:57:00.94 ID:vRIuLzlA0
    バスターミナルまでは見送ることにした。
    雪が結構ひどくて、あまり街灯もない道で、
    妹一人で行かせるには心配だったからね。

    隣と呼んでいいのかどうか分からないくらいの
    絶妙な距離を保ちながら歩く僕たちは、
    あいかわらず、終始口をつぐんでいた。
    一周目だったら、手を繋いで歩いてたとこだよ。

    妹は、僕のことを恨んでるんじゃないかと思ったな。
    まあ、とっくに嫌われてるからいいけどさ。
    それに、これから人一人殺そうって人間が、
    誰にどう思われるか一々気にしてたら、きりがないよ。


    79:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 23:03:49.33 ID:vRIuLzlA0
    バスターミナルの建物は老朽化してて、
    壁や床はあちこち黒ずんで、蛍光灯は黄ばんで、
    椅子のクッションは破れて中身が飛び出し、
    売店には薄汚いシャッターが下りていた。

    バスを待つ客も数人のみで、しんとしていた。
    あまりにも陰鬱な感じがして、まるでここにいる皆が、
    家出先から実家に帰るとこなんじゃないかって感じ。

    「汚いところ」と妹は言った。「お兄ちゃんの部屋みたい」
    「情緒があるよ」と僕は自分の部屋をフォローした。


    81:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 23:14:55.55 ID:vRIuLzlA0
    僕と妹は、40cmくらい距離をとって椅子に座り、
    カップ式自販機のココアを飲みながらバスを待った。

    ひどい場所だったね。ここからバスに乗ったら、
    昭和や大正に連れてかれるんじゃないかと思った。
    まあ、本当にそうだとしたら、僕は進んで乗っただろうけどね。

    僕がココアを飲み終えると、妹は「ん」と手を差出し、
    僕のカップを自分のカップに重ね、捨てに行った。
    すたすた歩く妹の背中を、僕は後ろから眺めていた。

    一周目の妹と比べると、ずいぶん頼りない感じがしたな。


    82:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 23:22:12.87 ID:vRIuLzlA0
    突然僕は、妹に、ものすごく悪いことをしたような気になった。

    妹が家出した十六歳の女の子だってことを、
    僕は、きちんと配慮していたと言えるだろうか?
    本当は、母親には嘘をつくべきだったんじゃないか?

    そもそもこの子は、家出なんてするタイプじゃないんだ。
    よっぽどの考えがあって、僕のもとに来たんだろう。

    せめて本人が満足するまでの間くらいは、
    かくまってやった方が良かったんじゃないか?


    83:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 23:33:45.66 ID:vRIuLzlA0
    妹がバスに乗り込む寸前、「なあ」と僕は言った。
    「また家出したくなったら、来るといいよ」

    こんな台詞でも、言うのにずいぶん勇気を必要とした。
    二周目の僕は、家族に対してさえ臆病なんだよ。

    振り返った妹は、めずらしく目を見開いて、
    しばらく立ち止まって僕の顔を見て、
    「そうする」と言って笑い、バスに乗り込んだ。

    バスが行ってしまうと、僕は待合室に戻り、
    帰り道に向けて、再びココアで体を温めた。
    妹の笑顔を見て、やけにほっとしている自分がいたな。


    84:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 23:37:20.49 ID:UO/D64dt0
    なんだろう、笑ってくれただけなのに妹がかわいい


    85:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 23:44:28.71 ID:vRIuLzlA0
    妹は僕の言葉に甘えることにしたらしく、
    三日後、再び僕の部屋を訪れた。

    家にいるときに妹がすることと言えば、
    一方的に僕の悪口を並べ立てた後、
    「おにいちゃんは駄目だねー」と言うことだった。

    そして僕の夕飯をおいしそうに食べ、
    僕のベッドを占領してすやすや寝た。

    翌日、父親が迎えに来て、妹を連れて帰った。
    この分だと、またすぐに戻ってくるだろう。
    何が彼女をここまでさせるんだろうか?


    86:名も無き被検体774号+:2012/10/19(金) 23:56:07.72 ID:1lzDpgtC0
    なんか人間臭い部分がすげぇ共感できるわ


    87:名も無き被検体774号+:2012/10/20(土) 00:14:06.17 ID:z9P33ux30
    引き込まれるわ
    面白いなぁ


    94:名も無き被検体774号+:2012/10/20(土) 16:36:35.08 ID:JuWNwpCZ0
    ところで、二周目の僕が、擁護しようがないくらい
    明らかに一周目の僕より劣っているとは言え、
    部分的には、優れているところもあったんだ。
    第一、そうでなきゃ、やってらんないよね。

    二周目の僕は、一周目の僕と比べると、
    百倍くらい本を読む人間だったんだ。
    それはもちろん、孤独を紛らすために、
    図書室に通ったことが起因してるんだけどさ。

    そして、これから話す出来事において、
    その趣味がそこそこ役に立ったんだよ。


    96:名も無き被検体774号+:2012/10/20(土) 16:44:08.20 ID:JuWNwpCZ0
    かつての僕は、恋人のことを、完全に分かった気でいたな。
    五年間、ずっと一緒にいて、実に色んなことを話したからね。
    ところがさ、案外、僕の知らない面も存在したみたいなんだよ。

    その日も僕は、妹に踏まれて目を覚ましたんだ。
    「図書館に本返すから」と妹は言った。「市民の義務だから」
    まあ、午後四時にぐっすり寝てる僕も悪いんだけどさ。

    図書館につくと、妹は本の束を抱えて歩いて行った。
    辺りは早くも薄暗くなってて、街灯が点きはじめてたね。


    97:名も無き被検体774号+:2012/10/20(土) 16:52:29.83 ID:JuWNwpCZ0
    僕は駐車場のすみっこ行って、煙草に火を点けた。
    そこは物置みたいになってて、色んなものが散乱してたな。
    錆びた自転車とか、ポールとか、柵とか、そういうもの。
    ガラクタの中で、室外機だけが辛うじて息をしていた。

    僕は柵に腰かけて、煙草を吸っていたんだ。
    なぜかそこには、きちんとした灰皿があったからね。
    二周目の僕は、こういう寂しい場所にくると、
    心の底から落ち込むような人間になってたんだ。

    ふと見ると、こっちに向かって誰か歩いてくるのが見えた。
    どうやら僕と同じ用らしくて、手には煙草を持っていて、
    ――そう、それが僕の元恋人だったわけなんだよ。


    106:1:2012/10/20(土) 17:31:47.28 ID:JuWNwpCZ0
    >>97はあれですね、「心の底から落ち込む」ではなく、
    「心が安らぐ」の間違いですね。正反対です。くそったれ!


    102:名も無き被検体774号+:2012/10/20(土) 17:04:10.70 ID:JuWNwpCZ0
    僕の元恋人はとっても礼儀正しい子だったからさ、
    気まずそうな顔をしながらも、僕に挨拶したんだ。
    相手が誰であれ、笑顔で挨拶してくれる子なんだよ。

    僕も同じように挨拶しかえしたけど、内心、取り乱してたな。
    彼女が喫煙者だなんてこと、僕は知らなかったし、
    この図書館の利用者だってことも知らなかったんだ。

    あれだけ話す機会を欲しがっておきながら、
    いざとなると、何にも言葉が出てこないんだよ。
    何か喋んなきゃ、って焦るばかりでさ。
    なんとか会話を繋いで引きとめよう、ってね。


    103:名も無き被検体774号+:2012/10/20(土) 17:12:37.38 ID:JuWNwpCZ0
    「本、借りに来たの?」と彼女は僕にたずねてくれた。
    「僕じゃなくて、妹がね」と僕は正直に答えた。
    「そっか、妹さんか。……君は本、読まないの?」

    「そこそこ」と答えると、元恋人は嬉しそうな顔をした。
    周りに本を読む人間が少なかったんだろうね。
    それから僕たちは十分くらい、本の話をしたんだ。

    他愛もない話だったよ。大した意味のない会話。
    一周目の僕だったら、二秒で忘れるような会話さ。

    でもさ、たったそれだけのことで、僕は、
    嬉しさで胸がはちきれそうだったんだ。
    この時間が、少しでも長く続けばいいって願ったよ。


    104:名も無き被検体774号+:2012/10/20(土) 17:21:55.14 ID:JuWNwpCZ0
    「煙草、吸うんだね。意外だな」と僕が言うと、
    僕のかつての恋人は、困ったような顔で笑った。
    「彼にも秘密にしてるんだ。今の所、君しか知らない」

    僕はその言葉を脳に刻みつけたね。
    ”君しか知らない”。実に心地よい響きだよ。

    辺りが真っ暗になって、彼女は帰って行った。
    僕はしばらく、彼女との会話の余韻に浸っていたな。
    止まらない体の震えは寒さによるものなのか、
    興奮によるものなのかは、分かんなかった。
    こんなんで喜べるなんて、エコの極みだよね。

    それに、このとき僕はまだ、自分のしている
    致命的な勘違いには気づいていないんだ。


    105:名も無き被検体774号+:2012/10/20(土) 17:28:23.13 ID:JuWNwpCZ0
    妹はすでに車で待機していて、僕が戻ると、
    「五分の遅刻」と頭を五回たたいてきた。
    一時間遅刻したら大変なことになってたと思うよ。

    図書館を出てからしばらくして、妹が言った。
    「おにいちゃん、さっきの女の人、仲良いの?」

    「いや。僕と口をきいてくれるくらい、あの子が優しいってだけ」
    「ふうん。じゃあ、私も優しいね。口きくから」
    「違うな。僕たちは単に仲が良いんだよ」
    「ええ、そうなの?」と妹は迷惑そうに言った。


    107:名も無き被検体774号+:2012/10/20(土) 18:04:05.46 ID:JuWNwpCZ0
    街路樹や店先にイルミネーションが灯り、
    いたるところでクリスマスソングが流れ、
    駅前には巨大なモミの木が設置され、
    いよいよクリスマスが近づいてきていた。

    妹は四回目の家出から無念の帰宅をして、
    僕は駅にあるカフェでコーヒーを飲んでいた。
    そこからだと、広場の様子がよく分かるんだ。

    そして駅前の広場は、僕の元恋人が、
    待ち合わせによく使っていた場所なんだよ。
    僕はそこで、彼らが落ち合うのを見張っていた。

    この日は、ちょっと特別な日なんだ。


    110:名も無き被検体774号+:2012/10/20(土) 18:17:52.71 ID:JuWNwpCZ0
    言い忘れてたけど、僕の誕生日って言うのは、
    十二月二十四日、クリスマスイブなんだよ。

    そして僕の恋人は、クリスマスと誕生日が被るのは
    嫌だということで、一週間前に祝うようにしていたんだ。

    ドッペルゲンガーも僕と誕生日が同じらしくて、
    lクリスマスツリーの下で恋人と落ち合った彼は、
    綺麗に包装されたプレゼントを受け取っていた。

    こんな立場じゃなきゃ、微笑ましい場面だったんだど、
    僕はそれを見て思わず頭を抱えたね。


    111:名も無き被検体774号+:2012/10/20(土) 18:26:39.97 ID:JuWNwpCZ0
    それでね、ふと横に目をやると、おかしいんだよ、
    僕とまったく同じように頭を抱えている人がいたんだ。

    そいつをよく見ると、知らない顔じゃなかった。
    というのも、その子は小中高と同じ学校に通っていて、
    さらには大学の学部まで一緒の子だったから、
    人の顔を覚えられない僕でも、さすがに覚えてたんだ。

    でも、あんまり口をきいたことはなかったな。
    だって、向こうも僕には言われたくないだろうけど、
    ひどく話しかけづらい子だったんだよ。

    彼女の視線は、僕と同じで、駅の広場に向いていた。
    そりゃあ、ここにいたら、他に見るものはないんだけどさ、
    彼女を見ているうちに、僕の中で何かが引っかかったんだ。


    112:名も無き被検体774号+:2012/10/20(土) 18:29:17.39 ID:ogMOPFN+O
    ほうほう


    113:名も無き被検体774号+:2012/10/20(土) 18:39:16.67 ID:JuWNwpCZ0
    人ってさ、一緒にいる時間が長いと、
    口癖とか仕草とかが伝染るじゃないか。

    だから、一周目において、僕と恋人の間には、
    いろんな共通する「癖」があったんだ。

    そのとき隣の女の子がやっていた、
    左手で後頭部の髪をやたら触る仕草は、
    偶然にも、僕から恋人に伝染った癖の一つだった。

    なんだか、すごく懐かしい感じがしたね。


    114:名も無き被検体774号+:2012/10/20(土) 18:44:22.82 ID:z9P33ux30
    そうきたか


    115:名も無き被検体774号+:2012/10/20(土) 18:58:18.78 ID:9NcAP9/U0
    まさかの展開


    116:名も無き被検体774号+:2012/10/20(土) 18:59:52.07 ID:JuWNwpCZ0
    彼女が顔を上げたとき、僕らの目が合った。
    その一瞬で、どうしてか、僕は彼女に関して、
    色んなことが分かっちゃったんだ。

    その一。彼女は僕の代役に恋している。
    限りなく似たような感情を抱いていると、
    目を見ただけで、分かるものなんだよ。

    その二。彼女は僕の元恋人に嫉妬している。
    たしかに、思いを寄せている人間と
    あれだけ親密にされたら、そうもなるよね。

    その三。彼女には”一周目”の記憶がある。


    118:名も無き被検体774号+:2012/10/20(土) 19:10:35.94 ID:JuWNwpCZ0
    何ていうかさ、「やり直しにおける失敗」の
    スペシャリストである僕から言わせるとね、
    二周目で失敗した人間に特有の感情があるんだ。
    隣にいる女の子から、僕はそれを感じ取ったんだよ。

    そんでさ――これについては最初から
    説明しておくべきだったんだろうけどさ、
    実を言うと、僕が持つ一周目の記憶には、
    いくらか致命的な欠陥があったんだ。


    119:名も無き被検体774号+:2012/10/20(土) 19:18:14.75 ID:JuWNwpCZ0
    それは、「思い出し方に制限がかかっている」ってこと。
    自分はこういう特徴の人間とこういう関係がある、
    みたいなことはしっかり覚えてたんだけど、
    実際の名前、顔、声みたいな具体的情報は、
    いくら思い出そうとしてもはっきりしなかったんだ。

    「表情が豊か」とか「日焼けしている」とか、
    「大人しそうな名前」とか「目つきが悪い」とか、
    そういう風には思い出せるのに、だよ。

    でも、二周目の僕は、そのことを軽視していたんだ。
    一周目の再現をするだけの二周目においては、
    記憶に制限があっても、さほど支障はないように見えたからね。
    それに、記憶ってのは、多かれ少なかれ、
    はじめからそういう不確かな性質があるものだから。


    121:名も無き被検体774号+:2012/10/20(土) 19:25:47.34 ID:JuWNwpCZ0
    さて、僕の言わんとすることはもう分かると思うけど、
    以上の情報をまとめると、導き出される結論は一つ。

    隣にいる女の子は、僕のかつての恋人が、
    人生のやり直しに”失敗”した姿なんだよ。

    そう。席を奪われたのは、僕だけじゃなかったんだ。
    僕が中学の頃に告白したのは見当違いの相手で、
    殺人を犯してまで取り戻そうとした恋人は人違いで、
    僕がいつも影から見ていた二人は、両方とも代役だったんだ。

    そして僕の本物の恋人は、いつだって傍にいたんだよ。


    124:名も無き被検体774号+:2012/10/20(土) 20:02:18.96 ID:8fxptPBA0
    もっかい人生やりなおしてー・・・


    なんて思う必要ないってことだな



    125:名も無き被検体774号+:2012/10/20(土) 20:36:53.77 ID:YEpkHUy70
    予想の斜め上をいかれた
    これは期待


    131:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 00:08:19.58 ID:N2VltCWT0
    すげぇ展開
    鳥肌もんだよ


    132:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 00:50:27.49 ID:RS2ZrIW00
    面白い。


    145:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 20:22:20.49 ID:0NqI+JUK0
    かつての恋人が自分と同じような状況にあって、
    同じ苦悩を抱えていると知ったとき、
    けれどもね、僕は喜びはしなかったんだ。
    いや、むしろ絶望を深めたと言ってもいい。

    どうしてかと言うとね、たとえ隣にいるその子が、
    僕の本当の恋人だったとしてもね、今僕が好きなのは、
    より一周目の彼女に近い、”偽物”の方なんだよ。

    僕が気にするのは「オリジナルかどうか」じゃなくて、
    「一周目と同じ気持ちにさせてくれるかどうか」だったんだ。
    変わっちまった本物には、もはや興味がないんだな。


    147:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 20:34:36.70 ID:0NqI+JUK0
    それに、勘違いも十年も続けば、それはもう
    本人にとっては修正しようがない事実なんだよ。

    そして、僕の求める”偽物”の子が、そもそも僕とは
    赤の他人だったということが分かって、僕はがっかりした。
    こうなると、彼女と僕が結ばれる根拠は、いよいよ無いじゃないか。
    僕が信じてきた赤い糸は、広場にいる彼女じゃなくて、
    隣で頭を抱えている女の子と繋がっていたわけだからね。

    しかし、見れば見るほど、本物の元恋人は、
    僕と似たような変化を遂げていて、驚いたね。
    二周目の自分を客観的に見てる気分だったよ。
    あんまり良い気分じゃなかったな。


    148:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 20:44:49.87 ID:0NqI+JUK0
    そういうわけで、運命の再会とはいかなかった。

    寂しそうな目で広場を見つめる本物の元恋人は、
    隣に誰か、温かい存在を必要としているように見えた。
    うん、今度ばかりは、勘違いじゃなかったと思うよ。

    けれども僕は、彼女に話しかけず、店を出た。
    僕が必要としているのが彼女でないように、
    彼女が必要としているのも、僕の代役の方だろうからね。


    149:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 20:58:45.16 ID:0NqI+JUK0
    僕は街を当てもなく歩いた。そうしたい気分だったんだ。
    どこもかしこもクリスマスムードでむなしくなったけど、
    とことんそういう気分に浸りたい気分でもあったな。

    考えてみると、色んなことが馬鹿馬鹿しかったね。
    そもそも僕は、あの代役を殺す気でいたわけだけど、
    本当にそんなことができる気でいたんだろうか?

    そして奇跡的にそれに成功したところで、
    その相手の子は、今の僕を好きになると、
    本気で考えていたんだろうか?
    だとしたら、頭がおかしかったんだろうな。


    150:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 21:02:38.45 ID:0NqI+JUK0
    そういうわけで、僕はドッペルゲンガーの
    殺害計画を諦めたわけなんだけどさ、
    願いってのは、腹立たしいことに、
    願うのをやめた頃に叶うものなんだ。


    151:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 21:07:59.95 ID:cfy7UGur0
    な・・・んだと?


    152:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 21:12:02.59 ID:32fOe/5d0
    これまた急展開!!


    154:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 21:50:20.71 ID:0NqI+JUK0
    僕は頭をからっぽにしたかったんだ。
    今まで以上に、色んなことを忘れたかった。
    尾行する必要もなくなって、時間も余っていた。
    それで、目についた短期アルバイトに、
    片っ端から応募することにしたんだ。

    毎日夜遅くにくたくたになって帰宅する僕を見て、
    五回目の家出をしてきていた妹は、
    「おにいちゃん、恋人でも出来た?」と聞いてきた。
    今一番聞きたくない言葉だったね、まったく。

    そんでね、どうせ予定もないのだからと、
    年末までアルバイトを詰め込んだ僕だったけど、
    ろくに内容の説明も読まなかったせいで、
    クリスマス当日に、恋人の集まるデパートで、
    抽選会の係をすることになっちまったんだよ。


    157:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 22:06:06.26 ID:0NqI+JUK0
    浮かない気持ちで現地に集合すると、なんとね、
    思いもよらない人間がバイトに来ていたんだ。

    そう、本物の方の、僕の元恋人さ。
    うん、実に気まずい感じだったよ。
    やることも考えることも一緒なんだね、僕たちは。

    向こうは僕の顔を見ると、軽く頭を下げた。
    僕も同じように返したけど、この分だと、相変わらず、
    彼女は僕の正体に気付いていないみたいだった。

    僕たちは知り合いと言うことでペアにされて、
    暑苦しいサンタのコスチュームを着せられて、
    浮かれた夫婦やカップルなんかを相手にした。
    かつては僕たちも向こうの人間だったんだけどな。

    思えば、高校時代も、友達のいない僕たちは、
    他に組む相手がいないときなんかに、
    こうやって二人気まずく作業していたんだよ。
    それを思うとおかしかったね。


    158:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 22:25:14.99 ID:0NqI+JUK0
    休憩時間になると、僕は元恋人を放って、
    一人で外に煙草を吸いに行ったんだ。
    彼女といると、過ぎたことばかり考えてしまうからね。

    何気なく駐車場の様子を眺めていると、
    見覚えのある青い軽自動車が入ってくるのが見えた。

    それは僕がストーカー時代によく目にした車なんだ。
    つまり、代役二人が乗っている車というわけさ。
    結構めずらしい車種だったから、すぐに分かった。

    そういえば、二十歳のクリスマスの夜、
    僕たちはにここを訪れたんだっけ。


    160:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 22:32:30.54 ID:ix+gzYEHO
    相変わらず引き込まれる。


    162:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 22:41:02.54 ID:0NqI+JUK0
    休憩が終わってさ、再び抽選会場に戻って、
    まあこのあと起こることは予想できると思うけど、
    四人は、そこで初めて一堂に会することになるんだ。

    いつも以上に幸せそうなその二人は、まさかその幸せが、
    目の前にいる二人の冴えないサンタクロースによる
    クリスマスプレゼントだったとは、思いもしなかっただろうな。

    本物の元恋人の方を見ると、やっぱり、
    僕の代役の方を見て、辛そうな目をしてたな。
    多分僕も、そういう目をしていたんだと思うよ。


    164:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 22:50:59.76 ID:0NqI+JUK0
    代役の二人たちが行ってしまってから、僕はしばらく、
    彼らがこれからどう過ごすのかを思い出していた。
    隣にいる元恋人も、同じことを思い出していたんじゃないかな。
    こんなに気分の悪いことって、そうそうないよ。

    抽選会場の傍には家電コーナーがあって、
    僕は気を逸らすために、そこに置いてある
    大型テレビの映像を眺めることにした。

    なんてことはないニュース映像が流れていて、
    たまに駅前のイルミネーションが映されたりして、
    ――そして僕は突然、さっきの二人が、
    これから死ぬ運命にあるってことに気付いたんだ。


    166:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 22:59:22.49 ID:0NqI+JUK0
    人間の運ってものは、長い目で見れば、
    釣り合いの取れてるものなのかもしれないな。

    その考え方は、大抵は運のない人間が
    自分を慰めるために使う言葉なんだけど、
    この時ばかりは、そう思わずにはいられなかったよ。

    不思議と、どんな感情も湧いてこなかったね。
    そうか、あの二人は死んでしまうのか。それだけ。

    どちらかと言えば、喜ぶべきことだったと思うよ。
    あの男のことが憎いことには変わりがないし、
    あの女の子はどうせ僕のものにはならないんだし。

    そう、手に入らないものなら、最初っからない方が幸せなんだ。


    170:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 23:09:38.12 ID:xdSlEgev0
    ワクワクが止まらない


    174:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 23:27:21.34 ID:ZB2WVlzW0
    楽しい


    177:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 23:36:49.37 ID:NxR621130
    かっこいい文章だな。応援してまする。


    179:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 23:39:34.95 ID:0NqI+JUK0
    でも、次の瞬間には、僕はアルバイトを放り出して、
    かつての恋人の手を取って走り出していた。
    いやあ、自分でも意味わかんなかったなあ。

    でも仕方ない話なんだ。これからすることが、
    一人でどうにかできるものなのか分からなかったし、
    話を信じて協力してくれるとしたら、彼女だけだろうからね。

    デパートの中を駆け抜けていくサンタ二人を見て、
    子供なんかは僕らを指差して騒いでいた。
    実際、奇妙な光景だったと思うよ。

    彼女が何も言わずについてきたのはさ、握られた手に、
    どこか懐かしいものを感じたからだと思うんだよ。
    なんでかっていうと、僕がまさにそのように感じたから。


    184:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 23:50:11.30 ID:0NqI+JUK0
    外に出ると、既に吹雪になりかけていた。
    僕は車に乗り込んでエンジンをかけた。

    珍しく僕の頭は冴えわたっていたんだ。
    さっき見たニュースの進行具合から言って、
    間に合うかどうかの瀬戸際だったな。

    そんな緊迫した状況なのに、一方で僕は、
    おかしくて仕方がなかったんだ。

    自分が自分らしくない行動に出るのってさ、
    多分人生で起こることの中で、一番面白いんだよ。
    二周目の人生を主にそれに悩まされてきた僕だけど、
    でもやっぱり、人が「らしくない」ことを出来るのって、
    何かに対して一矢報いたような気がして、気持ちがよかったね。


    188:名も無き被検体774号+:2012/10/21(日) 23:59:52.96 ID:0NqI+JUK0
    「二十歳のクリスマスで、ひどい雪の日だったな」
    車を飛ばしながら、僕は助手席の彼女に言った。

    「覚えてるかな? プレゼントを渡しあった僕たちは、
    紅茶を飲みながら、テレビを見ていたんだ。
    わざとヒーターはつけないで、二人で毛布を被ってさ。
    ロウソクの火でわざわざ暖まったりして……、
    そういうのが楽しかったんだ、その頃の僕たちは」

    彼女は目を見開いて、僕の方を見つめる。
    しかし彼女が何か言う前に、僕は先を続ける。


    190:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 00:07:12.91 ID:T7AA0Ab80
    「テレビでは事故のニュースがやってた。というのも、
    あまりに雪がひどくて、その夜、一部で停電が起きたんだよ。

    それはそれでロマンチックではあるんだけどさ、
    場所によっては信号までつかなくなっちゃって、
    吹雪で視界も悪くて、案の定、痛ましい事故が起きるんだ。

    そのとき僕らが聴いてたCDは『レノン・レジェンド』で、
    ちょうど『スタンド・バイ・ミー』が終わって、
    『スターティング・オーヴァー』が始まった辺りだったな。
    それくらい鮮明に覚えてるよ。クリスマスに死ぬなんて、
    運の悪い人間もいるもんだなって思ってさ」


    193:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 00:15:04.18 ID:T7AA0Ab80
    「ニュースの映像では、数台の車がぐちゃぐちゃになってて、
    ――その中に、青い軽自動車があったことを覚えてるんだ。
    実を言うとそれは、二周目の僕にとっては、馴染み深い物でね。
    何せ、自分の役割を奪った男が乗っていた車だったから」
    そこまで言って、僕は一度、横目に時計を見る。

    「このまま放っておけば、同じ事故が起きて、彼らは命を落とす。
    それは本当なら、僕にとっては望ましい展開のはずなんだ」

    彼女は何も言わず、黙って話を聞いていた。
    視界の端で頷く彼女に、僕はまた懐かしい感じを覚えたな。

    「でもさ」と僕は言う。
    「そういう悲劇を見逃すには、今日はあまりにもめでたい日だ。
    それに僕は、一周目の人生を愛しているのと同じように、
    それを再現してる彼らのことも、どっか愛してるところがあるんだよ。
    僕も、たまには、二周目らしいところを見せてやろうと思う。
    一周目の反省や教訓を活かして、もっと優れた二周目を目指すんだ」


    194:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 00:16:26.79 ID:E3+Ysevu0
    これはむねあつてんかい


    196:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 00:27:18.60 ID:T7AA0Ab80
    事故現場に到着した僕らは、停電に備えて待機した。
    彼女はおそるおそる僕の肩を叩いて、聞く。
    「これまでにも、こうやって、人を助けたりしてきたの?」
    相変わらず、いいところに目をつけるんだよな。

    「いや。これが初めてだね」と僕は答える。
    「だから、今やってるのは、あんまり良くないことだと思うよ。
    本来、数えきれないくらいの命を救えたはずの人間が、
    いまさら自分の助けたい相手だけ助けるなんてさ」

    「そっか……私も、これが初めて」と彼女は言う。
    「私、二周目に入ってからも、一周目の記憶を使って
    何かしようとしたことは、一度もなかったんだ。
    今はこんな風になっちゃったけど、本当は、
    私、前の人生を、そのまま繰り返そうと――」

    「僕もそうさ」被せるように僕は言った。


    199:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 00:33:07.89 ID:T7AA0Ab80
    「あのさ」と彼女は言った。
    「停電で、見えなくなっちゃう前にね、
    最後に一つだけ、確認させて欲しいんだ」

    「何を?」と僕が言い終える前には、
    彼女は背伸びして、僕の頬に唇を当てていた。
    「ごめんね」と彼女は言った。「それだけ」

    確かに、確認はそれだけで十分だったんだ。
    それだけで、色んなことを、僕は思い出せた。

    僕はずいぶん表面的なことに捉われていたんだろうな。
    二周目における記憶の制限は、僕の考え方にまで、
    致命的な欠陥を与えてしまっていたようなんだ。
    言葉にできない感覚を、僕は軽視し過ぎていたんだよ。
    このことにしたって、口で言っても伝わんないんだろうけどね。

    「こんなに傍にいたんだね」、目を伏せて彼女はそう言った。
    彼女が振り返るのとほぼ同時に、辺りの灯りが一斉に消えた。


    200:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 00:42:03.35 ID:T7AA0Ab80
    それは実に馬鹿げた光景だったと思うよ。
    サンタクロース二人が袋から色んな灯りを出してさ、
    誘導棒を持って交通整理をし始めたんだから。

    用意した色とりどりの回転灯なんかは、見方によっては、
    クリスマスのイルミネーションに見えなくもなかったな。
    馬鹿みたいに沢山並べたんだよ、僕たち。

    しかも僕はその馬鹿らしさに当てられちゃって、
    窓を開けてねぎらいの言葉をくれたカップルとかに、
    何回か「メリークリスマス!」を言っちまったんだ。

    一番言いたくなかったはずの言葉なのにな。
    格好と寒さで頭がどうかしてたんだと思うよ。

    本当に酷い吹雪でさ、目を開けているのも辛かったし、
    無意識に奥歯を噛みしめちゃって、顎が痛くて、
    自分がどこまで服を着てるのかも分かんないくらい、
    体のあらゆるところが冷え切ってたね。


    201:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 00:47:52.28 ID:T7AA0Ab80
    僕のやり方が正しかったかどうかは分からない。
    でも、結局、事故は一件も起こさずに済んだんだ。

    何回か僕たちの方が轢かれそうになったけど、
    まあ目立つ服装だったからね、何とか生き延びた。
    この日ばかりはサンタクロースの格好に感謝したね、
    これがジャックランタンとかだったら、間違いなく死んでたよ。

    そして、例の青い車が通り過ぎるのを、僕たちは見送った。
    かつての僕たちが通り過ぎていくのを見送ったんだ。

    最初っから最後まで、彼らはなんにも知らない。
    でも、それでいいんだと思うよ。

    それどころか、自分が助けられたということに
    彼らがまったく気付いていないことが、
    僕にとっては、たまらなく痛快だったんだ。


    202:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 00:53:02.12 ID:T7AA0Ab80
    電気が復旧した頃には、僕たちの体は死体みたいに冷えて、
    風邪でも肺炎でもなんでも来いって感じだったね。

    どこかで暖まりたかったけど、既にどこの店も閉まっていて、
    携帯にはバイト先から着信が何件もきていて、
    雪にタイヤをとられて車が動かなくなって、
    どっから手を付けていいのか分からないような状況だったな。

    けれどもそのとき、時計の針が、十二時をさしたんだ。
    そう、この瞬間、繰り返しは終わりを告げる。

    ここから先は、僕たちも完全に知らない世界だ。

    本物の元恋人は、歯をがちがち言わせて震えながら、
    消えそうな声で、「さむいね」と僕に微笑みかけた。
    それだけ喋るので精いっぱいだったんだと思う。

    思えばさ、ここ十年、僕は寒さを分かち合う相手さえいなかったんだ。


    204:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 01:01:16.11 ID:T7AA0Ab80
    なんでかな。その時ふいに、僕は幸せな気持ちになったんだ。
    代役の二人は今後も僕らの席に座り続けるだろうし、
    後期の単位は既に取り返しがつかないし、友達はいないし、
    おまけに今すぐ凍えて死にそうで――けれども、幸せだったんだ。

    これからは、何があっても、大抵のことは平気な気がしたんだ。
    僕たちなら、それなりに上手くやっていけそうな気がした。
    それはいかにも根拠のない自信だったけど、
    根拠がない自信ほど、強力なものもないんだよ。

    混乱してたのかもしれないけど、ひょっとすると、そのときの僕は、
    一周目の二十歳のクリスマスより、幸せだったかもしれない。
    だとしたら、それって、本当に本当にすごいことだよ。

    十年ぶりの、ハッピークリスマスってやつだったんだ。


    205:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 01:05:02.90 ID:T7AA0Ab80
    朝方に帰宅した僕は、眠気もまったくなくて、
    なんだか生まれ変わったような気分だった。

    僕が恋人から貰ったプレゼントをごそごそやっていたせいで、
    僕のベッドで寝ていた妹が、目を覚ました。
    眠たげな目で、枕元にある僕からのプレゼントを眺めて、
    少し遅れて、「おおー」と満更でもなさそうに言った。
    寝起きの妹って、ちょっとだけ一周目の面影があるんだよ。

    僕はベッドに腰掛け、「なあ」と話しかけた。

    「兄ちゃんは、十年後から戻ってきたんだよ」

    妹は寝ぼけた顔で、やっぱり、「おかえりー」と笑った。
    僕はそれが大のお気に入りだったから、
    「ただいま」と言って妹の頭を撫でた。
    妹は不服そうに僕の顔を見つめたけど、
    内心、そんなに悪い気はしていないみたいだった。


    206:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 01:07:29.74 ID:kzbyqIXi0
    目から体液が出そうなんですがどうすればいいでしょうか


    207:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 01:08:53.37 ID:Gi1fzlQp0
    ( ´;ω;`)ブワッ


    208:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 01:10:14.22 ID:T7AA0Ab80
    「兄ちゃんは、十年後から戻ってきてたんだ。
    僕は十歳から二十歳の人生を、もう一度やり直したのさ。

    そのときの僕には、これから自分が犯す過ちだとか、
    本当にやるべきことというのが、分かったんだ。
    なろうと思えば、神童にだって、予言者にだってなれた。

    でも、僕はなにひとつ変える気がなかったんだ。
    前と同じ人生を送られれば、それだけで十分だったからね。

    しかし僕は、一周目の再現に失敗してしまったんだ。
    周りの幸せだったはずの人たちにも、悪い影響を与えてしまった。
    ――ただ、だからこそ、僕は知ってるんだよ。
    僕たちは、もっとまともになれるはずだったってことを。
    微妙な違いで人は変わるし、変われるんだってことを。

    ちょっと歯車がずれて、こんな風にはなってしまったけれど、
    それは些細な違いであって、僕らがまともになれない理由はないはずなんだ。
    だからさ、もう一度、あの日々を取り戻そう。そろそろ、反撃開始と行こうじゃないか」

    プレゼントを抱えた妹は、やっぱり、「よくわかんない」と答えた。
    いずれわかるさ、と僕は言った。


    209:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 01:16:18.67 ID:T7AA0Ab80
    というわけで、物語はここまでです。
    最後まで読んでくれた方、ありがとうございます。

    今日もこの場を借りて宣伝……というか、
    すでに何人かに指摘されちゃってますが、
    そうです、作者は「げんふうけい」の僕でした。
    http://fafoo.web.fc2.com/other.htm


    214:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 01:30:16.54 ID:PgRitVbC0
    >>209
    乙!面白かったー
    リアルタイムで見れたの初めてだ


    216:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 01:31:03.01 ID:gOSq5fGp0
    乙でした!
    いつもありがとう


    220:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 02:06:58.75 ID:ByApdrqDO
    >>1
    お疲れ様でした!!
    終盤は鳥肌立ちっぱなしだたww
    心地いい清涼感の中寝ることが出来ます。ありがとう


    221:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 02:12:53.11 ID:oRSuJDOn0
    いい話だった!
    乙です!


    228:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 06:31:14.88 ID:nnu/z0ZG0
    こんな面白いのは初めてだ


    231:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 08:15:30.26 ID:EJmXb57f0
    乙でした!
    やっぱりげんふうけいさんでしたか。


    271:名も無き被検体774号+:2012/10/23(火) 21:25:58.63 ID:axLb7Wpg0
    本出したら作者買いしてもいい


    277: 忍法帖【Lv=3,xxxP】(1+0:8) :2012/10/24(水) 23:33:28.28 ID:Px5ZvgOEO
    これげんふうけいさんの作品の中で一番好きです


    250:名も無き被検体774号+:2012/10/22(月) 21:05:19.27 ID:1sPauLT70
    >>1乙!
    面白かった


    元スレ:http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1350567480/
    十年巻き戻って、十歳からやり直した感想


    【画像あり】元交際相手の子供(8)を暴行して逮捕されたビルダー

    おしっこだけでみかん育ててるんやが枯れかけとる

    【衝撃】ウ●チした後こうやってお尻拭くヤツがいるらしいwwwwwwwwwwwwwww

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      コメント

      1.気になる名無しさん2012年10月25日 10:13  ▽このコメントに返信

      なげぇ

      2.ひなだお2012年10月25日 10:23  ▽このコメントに返信

      ひとけただぁ

      3.ひな2012年10月25日 10:24  ▽このコメントに返信

      なげぇよ!

      4.気になる名無しさん2012年10月25日 10:26  ▽このコメントに返信

      これは面白い!
      十分本にするに値するわ。その後のストーリーも読みたい

      5.気になる名無しさん2012年10月25日 10:32  ▽このコメントに返信

      君といた未来のために

      6.気になる名無しさん2012年10月25日 10:42  ▽このコメントに返信

      うーーーん
      イマイチ……

      7.気になる名無しさん2012年10月25日 10:46  ▽このコメントに返信

      村上春樹かっつーの

      8.気になる名無しさん2012年10月25日 10:50  ▽このコメントに返信

      活字読むにしても短編ばっかりなんだが、
      これ本にしたら何ページくらいになるかな?

      9.気になる名無しさん2012年10月25日 10:57  ▽このコメントに返信

      失敗した自分の影響が周りの人間にも出たって所が、身につまされるようで痛かったです…

      10.気になる名無しさん2012年10月25日 10:57  ▽このコメントに返信

      読後感が心地良い
      面白かった

      11.気になる名無しさん2012年10月25日 11:02  ▽このコメントに返信

      素晴らしき哉、人生!!

      12.名無しさん2012年10月25日 11:09  ▽このコメントに返信

      中々面白かった。
      もう少し細かく書いて欲しかったかな。後日談も

      13.気になる名無しさん2012年10月25日 11:10  ▽このコメントに返信

      他所でもまとめられまくってるけど、本当に面白い
      サリンジャーの文体をこういう風に使うとは
      しかし、ここも嫉妬厨の連投叩きになるんだろうな…

      14.気になる名無しさん2012年10月25日 11:16  ▽このコメントに返信

      これは良い厨二

      15.気になる名無しさん2012年10月25日 11:18  ▽このコメントに返信

      せんぱやの人! 幼馴蝉の人じゃねえか!

      16.名無し2012年10月25日 11:18  ▽このコメントに返信

      これ本にならないかな
      みんなにめっちゃ進めたい

      17.名無し2012年10月25日 11:21  ▽このコメントに返信

      いちいちクサすぎるし長すぎるし途中で読むのやめたわ

      18. 2012年10月25日 11:23  ▽このコメントに返信

      読み物としても五流
      オカ板あたりでやってろ

      19.気になる名無しさん2012年10月25日 11:26  ▽このコメントに返信

      読みやすい。すんなり感情移入できるし、わくわくする。面白かった!

      20.2012年10月25日 11:31  ▽このコメントに返信

      ドッペルゲンガーの出自とか、そういうのが一切不明で整合性が無い。
      まあネット上のなんちゃってSFとしてなら、それなりの読み物なんじゃないの。

      21.気になる名無しさん2012年10月25日 11:32  ▽このコメントに返信

      いいね

      22.気になる名無しさん2012年10月25日 11:32  ▽このコメントに返信

      これは賛否両論で真っ二つになるだろうな。

      23.気になる名無しさん2012年10月25日 11:39  ▽このコメントに返信

      良かった

      面白かった
      有難う

      24.気になる名無しさん2012年10月25日 11:40  ▽このコメントに返信

      こういうの久々に読んだけどいいな
      読みやすかった

      25.気になる名無しさん2012年10月25日 11:41  ▽このコメントに返信

      映 画 化 決 定

      26.気になる名無しさん2012年10月25日 11:41  ▽このコメントに返信

      長い、疲れるわ

      27.名有り2012年10月25日 11:48  ▽このコメントに返信

      面白い

      28.名有る2012年10月25日 11:54  ▽このコメントに返信

      これだけ設定をアメリカナイズしておいて「昭和や大正」と出てくる所はいただけないな。

      29.気になる名無しさん2012年10月25日 11:59  ▽このコメントに返信

      これいろんなところでまとめられてて
      コメ欄で絶賛されてるけど
      正直3流もいいところだろ

      この上辺だけの村上春樹サリンジャー感

      30.気になる名無しさん2012年10月25日 12:05  ▽このコメントに返信

      目頭が熱くなった
      どうやら俺が暗いのは二周目だからのようだ

      31.気になる名無しさん2012年10月25日 12:09  ▽このコメントに返信

      なげぇ読んでないけど
      ラノベみたいな語り口だな
      読んでないけど

      32. 2012年10月25日 12:12  ▽このコメントに返信

      一流作家様()が湧いてるな
      おもしろかったよ

      33.2012年10月25日 12:12  ▽このコメントに返信

      面白かった~(*´∇`*)

      34.気になる名無しさん2012年10月25日 12:12  ▽このコメントに返信

      サンタで誘導のところなんて映画でやったら感動的にも撮れるな

      35.気になる名無しさん2012年10月25日 12:25  ▽このコメントに返信

      ご想像にお任せ展開よりも
      終わらない繰り返しの絶望か幸せな日々を最後に描いて欲しかった

      36.気になる名無しさん2012年10月25日 12:39  ▽このコメントに返信

      本にしたりするには書き方浅過ぎるけど、充分に評価される物はあると思うよ。
      ラノベみたいじゃ困るけど、最近売れてる小説って書き方がクド過ぎで
      こんぐらいのも読み易くて良いかなって思う。

      37.2012年10月25日 12:42  ▽このコメントに返信

      結局リア充様の自虐風自慢

      38.ななし2012年10月25日 12:45  ▽このコメントに返信

      カーテンの隙間から女子中学生が・・・の人だ!!
      やっぱりこの人の発想好きだ

      でも1周目の2人っていつ死んじゃったの?それとも死んでなくて突然消えただけなのか、世界ごと消えちゃったのか・・・
      あと1周目の彼女は煙草吸ってたのかな?
      その辺り少し触れてほしかったなー

      39.気になる名無しさん2012年10月25日 12:47  ▽このコメントに返信

      二周目だと思っていた俺だけど実は、三周目か四周目なのかも知れない。
      だって、俺の隣に居た子は既に死んでいるんだもの。
      さぁ、五周目こそ頑張るぞ!!

      40.気になる名無しさん2012年10月25日 12:54  ▽このコメントに返信

      ※38
      1周目の二人はクリスマスの日の停電となった交差点で起きた玉突き事故で死亡
      2周目の二人はその事故が起こる現場に向かう最中、1周目の二人だった事を初めて確認し合い2周目の人生をスタートさせる
      2周目で生まれていたドッペルにより発生しているお互いが経験した複製達の人生を、2周目の二人が助けた
      タバコ云々は、あくまでも主人公の自己崩壊を防ぐイベント的に俺は捕えた

      ※図書館の書物が正確な情報であるなら、二人はドッペルケンガーとして10歳~20歳までをやり直し、一周目で終わっていた人生を
      自分が思う最高のパートナーと、再開する事が今後出来るって事じゃないんか?

      41.気になる名無しさん2012年10月25日 12:58  ▽このコメントに返信

      ちょっとヨーロッパ風だな

      42.2012年10月25日 13:01  ▽このコメントに返信

      小説節強すぎて鼻につく
      萎えた

      43.2012年10月25日 13:21  ▽このコメントに返信

      そんなに春樹が好きか
      まるで春樹しか読んだことないような文章書きやがって
      キモイんだよ

      44.気になる名無しさん2012年10月25日 13:39  ▽このコメントに返信

      創作家ってすごいな
      俺もいつかこうなれたら……

      45.気になる名無しさん2012年10月25日 13:39  ▽このコメントに返信

      厨二臭が半端ないw
      それがこの作者の良さなのか?

      46.2012年10月25日 13:51  ▽このコメントに返信

      で、出たー~みんなが絶賛してるのを批判しちゃう奴www
      そういう人の方がよっぽど厨二やんwww

      話はけっこう面白いし、別に商売としてじゃなくて趣味として書いてるんだから批判する必要なんてないやろwww

      47.ノリオキ2012年10月25日 13:56  ▽このコメントに返信

      書き方が独特で主人公の話し方に引き込まれた(゚o゚;;
      大原まり子先生のタイムリーパーを読み終わった時のような全身が鳥肌立つような感覚だったo(^▽^)o

      おもしろかった!!

      48.イマイチ2012年10月25日 13:56  ▽このコメントに返信

      村上春樹が嫌いだからかもしれないが、あまり面白くない

      49.気になる名無しさん2012年10月25日 13:59  ▽このコメントに返信

      解釈を変えると
      一周目の自分が死ぬ間際に見た幻覚とも思えなくもないな
      自分が過去に戻ってこの事故をないものとしたかったが
      いろいろあって自分の思惑とは違うものになりながら目的を達成

      50.名無し2012年10月25日 14:06  ▽このコメントに返信

      いい短編小説だった

      51.名無しの名無し2012年10月25日 14:12  ▽このコメントに返信

      途中で読むのやめた
      長い
      とかわざわざコメントするやつどんだけ暇なんだ?

      52.気になる名無し2012年10月25日 14:18  ▽このコメントに返信

      村上春樹村上春樹とくどいくらいに村上春樹が出てくるが、こういう感性で物書く人は多いだろう、ビッグネームを出して、それを比較して、模倣と喚くのは、それは愚か者の模倣だろう。
      作風が嫌いと言えば、それを覆すのは難しいし、それは個人として正しい感情だから、なんともいえないけど。
      せめて、村上春樹でもなく、サリンジャーでもなくこの人の文を読んでやれよ、それが物書きと読者の関係だと私は思う。個人的に思う。
      どうせ・・・と思って読んだら面白かった、ってこともあるって。

      53.気になる名無しさん2012年10月25日 14:19  ▽このコメントに返信

      この文章が好きか否かで村上春樹が好きか否かがよくわかるw

      54.気になる名無しさん2012年10月25日 14:23  ▽このコメントに返信

      クリスマスのステマ
      >>250に騙された

      55.気になる名無しさん2012年10月25日 14:24  ▽このコメントに返信

      ※48

      すげーよく分かる

      56.気になる名無しさん2012年10月25日 14:26  ▽このコメントに返信

      買った本にのっていたらそこそこ面白かったなーで終わるだろうけど
      リアルタイムで遭遇してたら神とあがめていたかもしれない

      57.気になる名無しさん2012年10月25日 14:27  ▽このコメントに返信

      何故かは分からないが全然引き込まれない。

      58.気になる名無しさん2012年10月25日 14:32  ▽このコメントに返信

      サリンジャーですか

      59.名無しさん2012年10月25日 14:42  ▽このコメントに返信

      面白かった

      60. 2012年10月25日 14:52  ▽このコメントに返信

      厨ニって書き込んでる奴は自分の語彙力の無さを自覚した方がいいよ
      何を批判したいのか伝わらないよ

      61.2012年10月25日 14:56  ▽このコメントに返信

      これリアルタイムで読んだ
      良かった!

      62.気になる名無しさん2012年10月25日 15:01  ▽このコメントに返信

      読みやすかったよ

      63.2012年10月25日 15:26  ▽このコメントに返信

      げんふうけい って初めて知ったんだけど有名なの?
      面白かったよ。これくらいの長さなら電車とか寝る前に読みたい。

      64.気になる名無しさん2012年10月25日 15:29  ▽このコメントに返信

      いいなぁ、これ。大好物だ

      65.気になる名無しさん2012年10月25日 15:30  ▽このコメントに返信

      アイデアは面白い

      66.気になる名無しさん2012年10月25日 15:33  ▽このコメントに返信

      絶賛する人はなにゆえ批判意見に過敏になるのか

      67.気になる名無しさん2012年10月25日 15:36  ▽このコメントに返信

      読みやすいし普通に面白かった

      68.気になる名無しさん2012年10月25日 15:40  ▽このコメントに返信

      結構粗い展開の進め方だったけど丁度よかった。大手出版会社が電通と手を組んで宣伝したら必ず売れるわ。この作者はこれから楽しみ

      69.2012年10月25日 15:50  ▽このコメントに返信

      絶賛してるのはどうせ録に小説も読んだ事のない様な糞餓鬼だろ
      精々吠えてろ、いつか自分がどれだけ無知で恥ずかしかったか気づく日が来る

      70.気になる名無しさん2012年10月25日 15:51  ▽このコメントに返信

      あんま面白くないからオチだけ見ようと思ってスクロールしたら「鳥肌立った!」「面白い!」ってレスが多かったから我慢して読みなおしたがやっぱあんま面白くなかった
      好みが分かれるのかな

      71.2012年10月25日 15:57  ▽このコメントに返信

      小説全然読まないけど外国語を和訳した感じの文体だったけど村上春樹に似てんのかね

      72.気になる名無しさん2012年10月25日 16:10  ▽このコメントに返信

      批判するのは勝手だと思うけど、この程度で長いとか言ってるやつって色々大丈夫なのだろうか?

      73.2012年10月25日 16:29  ▽このコメントに返信

      1レスだけ読んだ

      村上春樹の文体をコピーする技量は認めよう
      しかし、それで2chに自分の小説を書き込むっていうしょっぱさを考慮すると、どうしても読むことが出来ない

      多分、今まで小説を読んだことなんて殆どない痛い中高生が村上春樹にはまって、勢いで書いちゃったんだろうな、とか、いつか黒歴史になってアーアーってなるんだろうな、っていうむず痒さ

      とまぁ柔らかく言ったけど、要するにこんな世間知らずの小説はどうせ読むに堪えないから俺は読まん
      わざわざ読んで批判してる人はお疲れ様。逆に絶賛してる人は、まぁ何というか、お疲れ様

      74.2012年10月25日 16:32  ▽このコメントに返信

      この人有名な人なの?面白かったよ

      75.気になる名無しさん2012年10月25日 16:44  ▽このコメントに返信

      妹とか文体がライ麦っぽいな

      76.気になる名無しさん2012年10月25日 16:44  ▽このコメントに返信

      先が気になって最後まで読んじゃったということは多分面白かった

      77.気になる名無しさん2012年10月25日 16:57  ▽このコメントに返信

      げんふうけいの人の作品にしては心情描写が多くて気付かなかったw
      逆にいつもの独特なテンポの会話が少なくて新鮮。おもしろかった

      78.気になる名無しさん2012年10月25日 17:00  ▽このコメントに返信

      語り口といい展開といいとても面白かったです。 こういう出来事って実はあるのかなー

      79.名無しさん2012年10月25日 17:00  ▽このコメントに返信

      わかりやすいし面白かったよ。
      普段小説とかあんま読まないからかな、純粋に入り込んで楽しめた。サンキュー

      80.気になる名無しさん2012年10月25日 17:08  ▽このコメントに返信

      1週目幸せなんだな。俺も似たようなもん書いてるが、1週目クソで2週目良いっていうありきたりな物語だわ(中身はドロドロだが)。面白いのが悔しいな。

      81.気になる名無しさん2012年10月25日 17:09  ▽このコメントに返信

      春樹春樹言ってるやつは春樹読んだことあるのか?
      たいして似てないぞ、どう見ても野崎の文体だろ
      それにこの話、文体はおまけみたいなもんで、
      ストーリーテリングの面白さと人物の変化を楽しむ作品だろ?

      仮に伊坂とか森見がスレ立てたとしても、お前らは叩くんだろうな
      「文体が気取ってる」「中二病」「人真似」とか言って

      82.2012年10月25日 17:11  ▽このコメントに返信

      悪くはない。
      ショートショートとして読み進められた。

      だが物足りないな。
      もう少し続きを見たいな。

      83.気になる名無しさん2012年10月25日 17:14  ▽このコメントに返信

      この人だったのか・・・。

      84.気になる名無しさん2012年10月25日 17:36  ▽このコメントに返信

      ライ麦畑を思い出したって書き込もうとおもったら既に何人もいた
      読んだ事ないからわからんけど、村上春樹もこんな感じなのか
      でも、あんまり村上春樹とかサリンジャーとか考えないで読んだほうがいいと思うよ。
      文体が似てるから気に入らない、ってちょっと勿体無いと思う。

      85.気になる名無しさん2012年10月25日 18:02  ▽このコメントに返信

      やっぱりな、げんふうけいの人だったか。
      ssスレで新作を探しまくってたけど、
      今日はタイトルでそんな気がしていた。

      おまえの作品は好きだ。
      こんな話を読みたいやつはきっともっといるはずだ。

      このページを開いてよかった。
      これからもがんばれ。

      86.気になる名無しさん2012年10月25日 18:13  ▽このコメントに返信

      やっとライ麦畑を買ってみようという気になった

      87.気になる名無しさん2012年10月25日 18:24  ▽このコメントに返信

      小説とか読まない人間だけど
      引き込まれたわ

      88.気になる名無しさん2012年10月25日 18:40  ▽このコメントに返信

      死ぬほど 
      ひ・き・こ・ま・れ・た!!!!

      89.気になる名無しさん2012年10月25日 18:45  ▽このコメントに返信

      これが噂に聞く振り込めない詐欺か…w

      90.気になる名無しさん2012年10月25日 18:52  ▽このコメントに返信

      面白かった。

      91.気になる名無しさん2012年10月25日 19:03  ▽このコメントに返信

      妹のくだりいらないし、なぜ一周目通りにやったのにどうやって踏み外したのか書けよ
      結局肝心なことをかけない雰囲気だけのSS

      92. 2012年10月25日 19:10  ▽このコメントに返信

      自分がドッペルゲンガーである話とか面白そうだよなぁ
      すっきりさくさくまとめてるけど広げようと思えば結構広げられそう

      93.気になる名無しさん2012年10月25日 19:16  ▽このコメントに返信

      シュタインズゲートとか好きなんだうなこのゆとりは

      94.気になる名無しさん2012年10月25日 19:37  ▽このコメントに返信

      少しだが勇気をもらったし面白かったな

      95.気になる名無しさん2012年10月25日 19:37  ▽このコメントに返信

      1週目では2組のカップルがほぼ同じ行動をとっていたってことでいいのか?
      なら面識があったはずで、2週目で気づかないのはおかしくね?

      96.気になる名無しさん2012年10月25日 19:37  ▽このコメントに返信

      俺は村上春樹の本を結構読んだが別に似てるとは思わなかったな。
      言われてみるとある種の読みやすさが似てるかもしれないが
      この小説の言いたいことは>>73と最後の締めで綺麗にまとめられてるな
      筋が通ってるしなかなか良かったと思う

      97.気になる名無しさん2012年10月25日 19:38  ▽このコメントに返信

      物語か・・・実話かと思ってwktkした俺乙

      98.気になる名無しさん2012年10月25日 19:50  ▽このコメントに返信

      これは成長物語だな
      10年で20年分の体験をしたんだ
      そのぶん同時期の一週目の僕よりは青春を上手く生きられなかったとしても
      それでも余りあることを2週目の僕は学んだんだ
      結果僕は一週目よりも一回り大きな僕になれたんだな。

      99.気になる名無しさん2012年10月25日 20:10  ▽このコメントに返信

      スクエニとかいうゲーム会社のクソみたいなシナリオライターに見てほしいわ

      100.気になる名無しさん2012年10月25日 20:20  ▽このコメントに返信

      とても面白かったな

      妹が家出をした理由とか
      一周目の自分との会話とか気になったわ

      101.気になる名無しさん2012年10月25日 20:21  ▽このコメントに返信

      おもしろかった。
      コメ欄に変なのが沸いてるが気にするな。
      いつもの批判厨だ

      102.気になる名無しさん2012年10月25日 20:24  ▽このコメントに返信

      アメリカのドラマのような雰囲気
      ひとまず、もとが気になる

      103.気になる名無しさん2012年10月25日 20:53  ▽このコメントに返信

      個人的にはあまり面白くなかった。ありふれた小説風?という印象。
      でも「現代人に足りないもの」、「感じにくくなっているもの」が多かった気もします、
      だから面白いという人がここだけでもこれだけいるんだと思う
      その時代の人間がその時代のものを消費してこそ『物』という意見を自分で持っているのですが上で書いたとおり現代人に少ない感じにくいものが多く詰まっているのなら小説化、商品化するのもいいと思います。

      104.気になる名無しさん2012年10月25日 21:08  ▽このコメントに返信

      ごめんつまんなかった

      105.気になる名無しさん2012年10月25日 21:12  ▽このコメントに返信

      春樹よか野崎だろ普通に。
      春樹は野崎をこれでもかってくらい意識してああなんだし。
      しかし米欄は一流の物書き様や評論家様が多いのか?
      ああ、批判から入りたがるコミュ障か。

      106.名無し2012年10月25日 21:34  ▽このコメントに返信

      お世辞じゃなく面白かった

      107.?!2012年10月25日 21:44  ▽このコメントに返信

      めっさ面白い(゚∀゚)

      2chでほんまに面白いと思ったひさしぶりぶりの作品や(●´∀`●)

      本出してほしい

      108.気になる名無しさん2012年10月25日 21:47  ▽このコメントに返信

      全然長くないと思うが…
      俺は面白かったよ。

      109.もしもし2012年10月25日 22:10  ▽このコメントに返信

      文章が気持ち悪い

      110.2012年10月25日 22:24  ▽このコメントに返信

      おもろかった。ただでこれだけいいと思えたのは初めてだな。有名な作者なの?

      111.気になる名無しさん2012年10月25日 22:47  ▽このコメントに返信

      人の影響力というものの大きさと、それに対して日頃どれほど無神経でいるか。
      なるほど、と納得させられた点も多い。

      112.気になる名無しさん2012年10月25日 23:48  ▽このコメントに返信

      ※105
      お前も批判厨を批判してるから
      その言葉ブーメランだけどな

      113.2012年10月25日 23:48  ▽このコメントに返信

      いやー凄いな
      あんまこうゆうの読まない派なんだけど、なんか引き込まれた。

      機会あったら「げんふうけい」さんで探してみる

      114.村上春樹2012年10月26日 01:48  ▽このコメントに返信

      こんなものに励まされてないで、現実を逞しく生きろよ。

      115.2012年10月26日 02:04  ▽このコメントに返信

      ※114
      む、むらかみはるきだああぁ!!()

      116.気になる名無しさん2012年10月26日 02:06  ▽このコメントに返信

      一周目のふたりはクリスマス家でまったりテレビ見てて、ニュースで事故を知っていた。
      その事故の映像に二周目のふたりの車があったから行動を起こしたんでしょ?
      米欄で一周目のふたりも事故で死んだみたいに解釈してる人多いんだけど。

      117.名無し2012年10月26日 02:28  ▽このコメントに返信

      一周目の二人が家でまったりしながら見てたニュースに一周目の二人が乗った車の事故映像…??(´・ω・`)
      ん?(´・ω・`)
      二週目の主人公がバイト先で見てたニュースに一周目の二人の乗ってる車の事故映像が写ってたんじゃ、助けるの間に合わないし …?????

      文章うんぬんは好みやし賛否両論はわかるけど、なぜみんなそこを疑問に思わんの???(´・ω・`)

      118.2012年10月26日 03:42  ▽このコメントに返信

      なんだこれめっちゃ好きだ。

      119.気になる名無しさん2012年10月26日 04:22  ▽このコメントに返信

      俺これ好きだわーw

      120.いいななし2012年10月26日 05:17  ▽このコメントに返信

      >117
      もう一度読めばわかると思いますが、テレビのニュースを見たときは、まだ青い軽自動車は出発してないですよ。
      なので、事故現場になるであろう場所に待機して、停電が予定通り起こり、交通整理をすることで、事故は起こらないのです。

      長くなってもいいから、主人公がどうやって落ちぶれるか、妹か嫌われるか等のエピソードもみたいです。

      121.面白かった。2012年10月26日 06:04  ▽このコメントに返信

      サリンジャー+伊坂幸太郎みたいな感じで。

      122. ‐2012年10月26日 06:25  ▽このコメントに返信

      なろうにでも投稿しとけ

      123.気になる名無しさん2012年10月26日 11:01  ▽このコメントに返信

      すっげえな
      筋やキャラは好きじゃないが
      めちゃくちゃ読みやすいし内容もかなり良く出来てる

      124.気になる名無しさん2012年10月26日 12:15  ▽このコメントに返信

      洋書の訳みたいな文体のドヤ感がウザくて読むのをやめた。

      125.気になる名無しさん2012年10月26日 12:16  ▽このコメントに返信

      良かったな、バタフライエフェクトを観たことない人ばかりで。

      126.気になる名無しさん2012年10月26日 13:30  ▽このコメントに返信

      こういうの書けるようになりたいわ

      127.名無し2012年10月26日 14:04  ▽このコメントに返信

      120さん
      でも、ニュースの映像にぐちゃぐちゃになった青い自動車を見たってなってません??(;ω;`)
      自分たちの事故映像を見てから出発するなんてー!どゆこと!!?…って頭パンクしそうなんですが(;ω;`)笑

      128.気になる名無しさん2012年10月26日 17:42  ▽このコメントに返信

      なんでこんなに絶賛されてんの?
      しかも冒頭とラストをかぶらせて綺麗に完結させたように見せるなんて素人の単純な発想じゃないか。

      129.120さんではないが2012年10月26日 18:37  ▽このコメントに返信

      ※127
      1週目にも2週目にも自分(と自分の彼女)と代役(と代役の彼女)が存在していて、
      1週目では自分は部屋でテレビを見ていて、代役は車で事故る
      2週目では自分は交通整備をしていて、代役は助かる

      ニュースでぐちゃぐちゃになった青い自動車見たってのは1週目のこと

      130.気になる名無しさん2012年10月26日 18:51  ▽このコメントに返信

      出だしが村上春樹訳の「ライ麦畑に捕まえて」風だった。。。。



      最後まで読んでねーけど

      131.2012年10月26日 19:08  ▽このコメントに返信

      記憶がそのままなら勉強いらんやろw

      132.名無し2012年10月26日 20:09  ▽このコメントに返信

      129さん
      なるほど!!
      つまり代役は代役ではなく、そもそもそっくりなだけの他人だったんですね!(・∀・)

      133.気になる名無しさん2012年10月26日 21:15  ▽このコメントに返信

      「クリスマスに死ぬなんて運の悪い人間もいるんもんだなって思ってさ」←死んだのお前じゃないの?なんで客観的なの?
      この言葉いった(思った)のって一周目の自分でしょ?
      プレゼントとか紅茶とかテレビのくだりのあといつの間に車乗ってたの?

      134.気になる名無しさん2012年10月26日 21:52  ▽このコメントに返信

      やっぱりげんふうけいの人か
      面白かった

      135.気になる名無しさん2012年10月26日 22:23  ▽このコメントに返信

      こういうのを読むと、人生って悪くないなって思う。

      136.ゆとり乙2012年10月26日 22:24  ▽このコメントに返信

      これを「長い」って言ってるのはゆとり

      137.気になる名無しさん2012年10月26日 23:52  ▽このコメントに返信

      情景をよく表現できていると思う。場面の移り変わりも自然。
      俺の人生が2周目と近似しているから共感できた
      「レノン・レジェンド」は中学のとき輸入盤買ってよく聞いてたなぁ

      138.気になる名無しさん2012年10月27日 00:47  ▽このコメントに返信


      普通におもしろかった。

      前に灰の街のお話も読んだことあったんだけど
      同じ作者さんだったんだ。

      好きだな、才能あると思うよ。

      139.気になる名無しさん2012年10月27日 03:48  ▽このコメントに返信

      すごく良かったけど、まったく同じ文章を書く人を知ってる
      彼女は村上氏にファンレターを出して、ご本人から返事をもらっていた
      こんなところで会えたと思っていたけど、まさか別のハルキニストだったとは

      諸先輩がたを押しのけて自分の場所を作るには物まねだけでは難しいよ
      劣化●●とラベルが貼られる前に、自分の持ち味を見つけてください、まだ若いんだから

      140.気になる名無しさん2012年10月27日 10:33  ▽このコメントに返信

      やべえwww全部読んでしまったwwwww
      げんふうけいさんって気づかなかったよwwwwめっさ面白かった!うp乙!
      最後の方の怒涛の展開がよかった・・!そしてハッピーエンドなのが読後のそう快感を与えますね!
      これからも是非頑張っていただきたい!

      141.気になる名無しさん2012年10月27日 10:44  ▽このコメントに返信

      ※133
      1週目→リア充組、自宅でニュースを見る。非リア(組?)、交通事故で死亡。(青い自動車)
      2週目→リア充組、クリスマスイベントに参加後に死亡予定だったが、非リア組に救われる。
      っていうことだと解釈した

      142.気になる名無しさん2012年10月27日 12:05  ▽このコメントに返信

      久々の良スレ
      1乙

      143.気になる名無しさん2012年10月27日 12:24  ▽このコメントに返信

      村上春樹とサリンジャー野崎訳を合わせたような文体だな
      ストーリーはすごくいいけど話の展開が読めてしまうのと、話の展開に飛躍があるところがちょっとな。
      もうちょっと完成度上げたら金出してでも読みたいレベル

      144.気になる名無しさん2012年10月27日 15:22  ▽このコメントに返信


      本になっても読みたいお

      145.気になる名無しさん2012年10月27日 15:44  ▽このコメントに返信

      最初にコメ爛読んで、「これはクソつまらないだろう」そう思って読んでみたが、
      残念ながらその推測は外れた。
      二週目の人生を送った後にこの文章読むと何とも言えないほどの感動に包まれる。
      一週目の人生とは違って。

      146.気になる名無しさん2012年10月27日 16:30  ▽このコメントに返信

      これは面白いな
      センスあるわ

      147.気になる名無しさん2012年10月28日 00:47  ▽このコメントに返信

      春樹春樹うっせーな

      普通に面白かったわ
      それで十分だろ

      148.気になる名無しさん2012年10月28日 14:02  ▽このコメントに返信

      げんふうけいさん
      毎回楽しませてもらってるから、また書いてほしいなぁ。
      次も楽しみしてます!!

      149.嵐山光三郎2012年10月28日 14:10  ▽このコメントに返信

      ますます快調、げんふうけいさんこれからもがんばってね!

      150.気になる名無しさん2012年11月10日 16:54  ▽このコメントに返信

      一人が村上春樹といえば皆その名を口に出し真似し知ったかぶりをする
      みんなが言ったことをまるで自分が知ってるかのように
      春樹の文体が~春樹好きじゃないから~サリンジャー~

      批判するなら他人の意見を借りるなよ、語彙が無いように見えるぞ

      151.気になる名無しさん2012年11月22日 00:39  ▽このコメントに返信

      金取ってるわけじゃないんだから何をそんなに批判するのかわからん
      つまんなかったならさっさと他のことした方が有意義だぞ

      152..2013年01月09日 02:08  ▽このコメントに返信

      面白かった!

      153.気になる名無しさん2013年02月13日 13:16  ▽このコメントに返信

      すごい。面白かった。

      154.気になる名無しさん2013年02月13日 21:33  ▽このコメントに返信

      伊坂くさくて好きなSSだったなぁ

      155.気になる名無しさん2013年02月20日 15:01  ▽このコメントに返信

      批判してる奴なんなの?何様のつもりだよw
      じゃあお前はこれよりいい話を書けるのか?って思うわ

      まあそんなことより素晴らしかった!!感動した!!
      これからも期待!!

      156.うちゃとぴ2013年06月26日 12:46  ▽このコメントに返信

      昨日、1作品読んで追いかけています。

      面白い!
      次の作品に行きます。

      22歳・・・楽しみです!

      157.気になる名無しさん2013年10月08日 20:27  ▽このコメントに返信

      こういう作品を夢でも見たい

      158.気になる名無しさん2013年11月18日 04:27  ▽このコメントに返信

      素人の人が一生懸命書いたんだろうね。
      これだけ長いんだから、もう1ヒネリ欲しかったな。
      誰に何と言われようと、これからも頑張って書いて下さい。

      これで面白いって言ってるヒト、読書量少なすぎ。
      図書館行って本を読むか、手当たり次第にマンガ読んだら?

      159.★★☆2014年02月13日 18:31  ▽このコメントに返信

      好き嫌いはあるだろうけど、玄人ぶって批判してる奴らがウザいw

      160.気になる名無しさん2014年08月26日 03:11  ▽このコメントに返信

      無茶苦茶に面白い!!

      161.気になる名無しさん2014年11月23日 21:38  ▽このコメントに返信

      まずネットの小説やSSにクオリティーとか求めてない
      確かに文体が個性的でプロに比べたらかなり劣ってるけど、こういう物語嫌いじゃない

      162.気になる名無しさん2015年12月16日 01:47  ▽このコメントに返信

      主人公がそのうち「やれやれ」とか言いそうだなあと思いながら読んでいたが
      こめ欄にも春樹の名前があって安心したわw

      163.気になる名無しさん2017年09月10日 21:47  ▽このコメントに返信

      書き方が気にくわないがまあまあだった

      164.気になる名無しさん2018年06月16日 23:41  ▽このコメントに返信

      10年巻き戻ったら、丁度高校生活をエンジョイしてる年だよ。あの頃に戻りたい(>_<)

      165.気になる名無しさん2018年06月16日 23:45  ▽このコメントに返信

      読んでないけどつまらんかった

      166.気になる名無しさん2018年06月16日 23:45  ▽このコメントに返信

      三秋さんの元SSまとめられてたのか…

      167.気になる名無しさん2018年06月16日 23:46  ▽このコメントに返信

      くっさw

      168.気になる名無しさん2018年06月16日 23:50  ▽このコメントに返信

      三秋縋、スターティングオーヴァー

      169.気になる名無しさん2018年06月16日 23:56  ▽このコメントに返信

      壮大な嘘松

      170.気になる名無しさん2018年06月16日 23:56  ▽このコメントに返信

      これならなろう読んでた方がマシ

      171.気になる名無しさん2018年06月16日 23:57  ▽このコメントに返信

      三秋縋さんのスターティングオーヴァーやっけ?

      172.気になる名無しさん2018年06月17日 00:08  ▽このコメントに返信

      実はドッペルゲンガーが3週目の僕だったとかって展開かと思ったんだがなぁ

      173.気になる名無しさん2018年06月17日 00:08  ▽このコメントに返信

      とんでもねぇ嘘松だな!!!
      なんだこれ!?

      174.気になる名無しさん2018年06月17日 00:09  ▽このコメントに返信

      爽やかでひねりも効いて後口の良い物語でした。
      村上春樹というよりも原田宗典の短編に近い雰囲気で切れ味がよかったです。

      175.気になる名無しさん2018年06月17日 00:10  ▽このコメントに返信

      読んでないけど多分嘘松

      176.気になる名無しさん2018年06月17日 00:11  ▽このコメントに返信

      長すぎ
      せめて2ページにしてくれ

      177.気になる名無しさん2018年06月17日 00:23  ▽このコメントに返信

      これ書籍化してるぞ

      178.気になる名無しさん2018年06月17日 00:23  ▽このコメントに返信

      こういった恥ずかしい妄想をネットでできるのも才能だなあ〜と思う

      10歳の脳ミソに今の記憶やら知識をうつしても数日で忘れるわ
      おまえは仕事の見積りやらなんやら10代の自分につもこんでも全て理解できるか?(笑)
      生まれ変わりチート話はそれを忘れてる

      179.気になる名無しさん2018年06月17日 00:28  ▽このコメントに返信

      三秋縋さんの世界観ほんと好きだわ

      180.気になる名無しさん2018年06月17日 00:29  ▽このコメントに返信

      面白い面白くないならわかるが
      妄想とか嘘松言ってる奴ってどんな知能してんだ

      181.気になる名無しさん2018年06月17日 00:29  ▽このコメントに返信

      春樹春樹言ってる人は村上春樹しか小説を知らなさそう

      182.気になる名無しさん2018年06月17日 00:32  ▽このコメントに返信

      批判しかできないゴミは間違いなく性格歪んでるから病院行った方がいい
      手遅れだろうけど

      183.気になる名無しさん2018年06月17日 00:34  ▽このコメントに返信

      ※180
      ネタにマジレスしちゃう君の知能が心配や

      184.気になる名無しさん2018年06月17日 00:37  ▽このコメントに返信

      読んだ上での感想なら絶賛しようが批判しようが個人の自由だろ

      185.気になる名無しさん2018年06月17日 00:39  ▽このコメントに返信

      ※183
      どう見てもネタじゃない奴が居るんですがそれは

      186.気になる名無しさん2018年06月17日 00:44  ▽このコメントに返信

      翻案を翻案と、創作を創作として見れないお子さんが増えたなぁって
      というか今のガキって活字読まなくなったよね

      187.気になる名無しさん2018年06月17日 00:48  ▽このコメントに返信

      はっきり言ってめちゃくちゃ面白かった。

      188.気になる名無しさん2018年06月17日 00:49  ▽このコメントに返信

      三秋縋はもう一個のやつのが好き

      189.気になる名無しさん2018年06月17日 00:50  ▽このコメントに返信

      タイトルからして全く惹かれない

      190.気になる名無しさん2018年06月17日 00:54  ▽このコメントに返信

      この話が気に入った人は「三日間の幸福」も読もう

      191.気になる名無しさん2018年06月17日 00:57  ▽このコメントに返信

      スレなげえな って思ったらコメ欄が長かったのね

      192.気になる名無しさん2018年06月17日 01:04  ▽このコメントに返信

      僕ちんの好きなものは批判させないんだぁぁって奴にネットは向いてないよ笑

      193.気になる名無しさん2018年06月17日 01:14  ▽このコメントに返信

      本を読めとは言わないけどこういうのはあんまり読まない方がいいよ

      194.気になる名無しさん2018年06月17日 01:23  ▽このコメントに返信

      クッソ面白かった。

      195.気になる名無しさん2018年06月17日 01:26  ▽このコメントに返信

      マザー2の攻略本を思い出した

      196.気になる名無しさん2018年06月17日 01:28  ▽このコメントに返信

      これは嘘松


      つーか相変わらず再掲は批判の嵐だなぁ!?管理人さんよぉ〜

      197.気になる名無しさん2018年06月17日 01:32  ▽このコメントに返信

      ※178
      つもこんで先輩落ち着いて

      198.気になる名無しさん2018年06月17日 01:50  ▽このコメントに返信

      2012の記事か
      当時も読んだ記憶あるわ
      面白かった

      199.気になる名無しさん2018年06月17日 02:53  ▽このコメントに返信

      よくわからん。

      200.気になる名無しさん2018年06月17日 02:55  ▽このコメントに返信

      盛り上がる場所が分からない…
      楽しめないのは残念…

      201.気になる名無しさん2018年06月17日 03:12  ▽このコメントに返信

      文章がキモいわ

      202.気になる名無しさん2018年06月17日 03:54  ▽このコメントに返信

      ※183
      面白くないネタはネタとは言わないんだぞ
      空気の読めないボケナスと言うんだ

      203.気になる名無しさん2018年06月17日 03:56  ▽このコメントに返信

      やっぱ小説好きの素人?さんが書く文は誰かの模倣っぽくなつてしまうよね。

      それが鼻に付く人もいるだろうさ

      204.気になる名無しさん2018年06月17日 04:08  ▽このコメントに返信

      ダメだ見れない
      臭すぎて恥ずかしい

      205.気になる名無しさん2018年06月17日 04:22  ▽このコメントに返信

      嘘松

      206.気になる名無しさん2018年06月17日 04:26  ▽このコメントに返信

      2012年頃のスレなんて臭くてなんぼやろ、若い頃の自分に戻って読め

      207.気になる名無しさん2018年06月17日 04:26  ▽このコメントに返信

      何も生み出せないやつは文句さえも借り物

      208.気になる名無しさん2018年06月17日 05:01  ▽このコメントに返信

      図書館でタバコを吸ってた元恋人とバイトで一緒になった元恋人は別の人物ってことだろ?
      これ、元恋人と言われる人物が途中から代役と表現され出したことになんの言及もないのがとてもわかりにくい

      209.気になる名無しさん2018年06月17日 06:17  ▽このコメントに返信

      最初読んだだけでうわきもっと思って即行米欄見に来たら、春樹っぽいからか…あいつ大嫌いだわ

      210.気になる名無しさん2018年06月17日 06:47  ▽このコメントに返信

      仮に戻れたとしても10代の頃の記憶なんて大して残ってないから模倣なんてむりだろ

      211.気になる名無しさん2018年06月17日 07:20  ▽このコメントに返信

      なんか偉そうに小説家かぶれ〜みたいに言ってる奴がいますが、この作者=げんふうけい(現・三秋 縋)は小説家として現在そこそこ売れてる方なので、あまり、したり顔で文学批評もどきを展開すると恥をかきますよ。

      212.気になる名無しさん2018年06月17日 07:24  ▽このコメントに返信

      スターティング・オーヴァーってタイトルで加筆修正版がメディアワークス文庫から出てる(敢えて言うのも怪しいが関係者じゃないです)

      213.気になる名無しさん2018年06月17日 08:25  ▽このコメントに返信

      面白かった。普通っぽい人ばっかでよかった。

      214.気になる名無しさん2018年06月17日 08:33  ▽このコメントに返信

      くっだらね
      小説家と言っても要するになろう作家の2ch版だろ
      売れてるから批判されないならケータイ小説はさぞ絶賛の嵐だったんだろうなあ

      215.気になる名無しさん2018年06月17日 08:33  ▽このコメントに返信

      吐息からウンコの臭いがしそうな文章
      見るに堪えんな

      216.気になる名無しさん2018年06月17日 08:54  ▽このコメントに返信

      書き出しで無理だった

      217.気になる名無しさん2018年06月17日 09:03  ▽このコメントに返信

      一周目で事故にあって死んで、二週目に入ったのかと思ったけど
      そういうことではないのか

      218.気になる名無しさん2018年06月17日 09:23  ▽このコメントに返信

      ワナビ!ワナビ!

      219.気になる名無しさん2018年06月17日 09:39  ▽このコメントに返信

      この程度で長いって、今までまともに読書してない無気力な人間なんだろうな。もう一周やり直せよw

      220.気になる名無しさん2018年06月17日 10:10  ▽このコメントに返信

      ワナビの創作くっさ

      221.気になる名無しさん2018年06月17日 10:59  ▽このコメントに返信

      これ映画化しろよ

      222.気になる名無しさん2018年06月17日 11:16  ▽このコメントに返信

      翻訳風の文体のせいか、言い回しが臭いんだよなあ。舞台がそれこそ海外とかだったら良いんだろうけど、現代日本の若者の話し言葉として考えると不自然過ぎて鳥肌立つ。あと妹は必要だったか? 所々妹の描写が萌えオタ向けで気色悪かった。

      223.気になる名無しさん2018年06月17日 11:18  ▽このコメントに返信

      これ2chの投稿だから文体のキモさが際立ってしまうのかな
      仮にも掲示板なのに周囲を無視して黙々と投稿し続けてるし

      224.気になる名無しさん2018年06月17日 11:39  ▽このコメントに返信

      一行目からくせーよ

      225.気になる名無しさん2018年06月17日 14:48  ▽このコメントに返信

      批判多すぎだろ…
      この人の小説全部持ってるけどこの作品が一番面白くないっていっておく。
      逆に言えばこれが最低ラインとか素晴らしい小説家じゃない?

      226.気になる名無しさん2018年06月17日 14:50  ▽このコメントに返信

      コメント欄にプロ小説家に文句いってる無学大量に沸いてて草

      227.気になる名無しさん2018年06月17日 15:51  ▽このコメントに返信

      プロ小説家様が2chに自信作をちまちまコピペしていたとは笑えるな
      最後自分のサイトを宣伝する時どんな気持ちだったんだろ
      惨めにならんのかな?

      228.気になる名無しさん2018年06月17日 17:10  ▽このコメントに返信

      面白かった。やっぱりいつみてもいいね

      229.気になる名無しさん2018年06月17日 18:22  ▽このコメントに返信

      ※227
      プロになったのはこれを書いた翌年だよ

      230.気になる名無しさん2018年06月17日 18:41  ▽このコメントに返信

      昔と今で評価正反対で草。やっぱ嘘松が流行ったせいでこういうのは極端な嫌われるようになったね

      231.気になる名無しさん2018年06月17日 22:39  ▽このコメントに返信

      2018年はコメが荒んでるなぁ・・・。
      村上春樹よりは遥かにましだと思うが。

      232.気になる名無しさん2018年06月18日 01:00  ▽このコメントに返信

      主人公とヒロインは同じ高校だったわけでしょ?名前とかで気づかないもんなのかな……

      233.気になる名無しさん2018年06月18日 14:55  ▽このコメントに返信

      時代が変わったんだなぁ

      234.気になる名無しさん2018年06月18日 20:01  ▽このコメントに返信

      臭すぎて最後まで読めたもんじゃない
      自分の体験談を語りたいのか単なる創作を書き込んでるのか本当に何がしたいのかよく分からない

      235.気になる名無しさん2018年06月18日 23:56  ▽このコメントに返信

      >>234
      どう読んだら体験談になるんだよ笑笑
      馬鹿はラノベでも読んどけ笑笑

      236.気になる名無しさん2018年06月19日 11:25  ▽このコメントに返信

      うーん、あんまり好きじゃない

      237.気になる名無しさん2018年07月18日 23:30  ▽このコメントに返信

      単純に文章が臭すぎる

      238.気になる名無しさん2018年08月22日 15:03  ▽このコメントに返信

      普通に面白かったけどコメ欄酷いな…
      批判するなとは言わないけど中身が無さすぎるんだよ
      寒いだの痛いだのそんなもんお前に合わなかったってだけじゃん

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