男「AIはとんでもないものを盗んでいきました。俺の……」

    22
    コメント

    1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 01:35:56.664ID:RHT3WqAP0.net
    ― 会社 ―

    男「課長、なんの用でしょう?」

    上司「悪いが、君は今日でクビだ」

    男「は?」

    男「な、なぜです!? なぜ私がクビに!?」

    上司「なぜなら……今日からうちの課の業務のほとんどはAIに任せることになったからだ」

    上司「というわけで、荷物をまとめて出ていってくれたまえ」

    男「そ、そんな……」



    男「AIはとんでもないものを盗んでいきました。俺の……仕事です」



    3:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 01:37:47.375ID:tbvQ9SiU0.net
    今のAIアホなのに負けたのかよw


    4:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 01:38:21.397ID:RHT3WqAP0.net
    男「ハァ……」

    男「まさかいきなりこんなことになっちまうとは」

    男(まぁ、今の世の中、こんなことは日常茶飯事だからなぁ)

    男(国の中枢は、“人間を豊かにする”のが目的とやらの巨大AIが支配し)

    男(他の仕事も次々とAIに奪われてる)

    男(今の過渡期を越えれば、AIが働いて人はラクをするっていうシステムが完璧に構築されて)

    男(楽園みたいな世界になるらしいけど……)

    男「あいにくまだそんな時期じゃないからな。次の仕事探さないと……」



    6:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 01:41:31.860ID:RHT3WqAP0.net
    ― 工場 ―

    男(どうにか仕事にありつけた……)

    男「よろしくお願いします!」

    工場長「よろしく」

    工場長「君は組立てのラインに入ってもらうから。どんどん組み立ててって」

    男「は、はいっ!」モタモタ…

    工場長「なにモタモタしてんの! 製品が流れてっちゃうよ!」

    男「すみませんっ!」

    男(こりゃ大変だ……)



    5:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 01:39:45.348ID:gwsU9+7er.net
    期待



    8:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 01:44:21.218ID:RHT3WqAP0.net
    男(だいぶ作業にも慣れてきたぞ……)シュバババ

    工場長「君ィ」

    男「なんでしょう?」

    工場長「申し訳ないけど、今日でクビね」

    男「は!? ど、どうして!? せっかく慣れてきたところなのに!」

    工場長「うちの工場のラインは全てAIに制御されたロボットに任せることになったんでね」

    男(ううう……またかよぉ……)



    9:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 01:45:34.412ID:gwsU9+7er.net
    成る程


    10:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 01:47:33.709ID:RHT3WqAP0.net
    ― 工事現場 ―

    監督「しっかり頼むぞ!」

    男「はいっ!」

    監督「さっそくだけど、このセメント袋をあっちまで運んでくれ!」

    男「よいしょ!」ガシッ

    男「お、重い……」ヨタヨタ…

    監督「おいおい、だらしねえな!」

    男(仕方ないだろ! 今まで力仕事なんかしたことないんだから!)

    男(だけどこういう仕事なら、AIに取って代わられることもないだろう)



    11:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 01:50:19.959ID:RHT3WqAP0.net
    監督「おい、お前!」

    男「なんでしょう、監督?」

    監督「お前、今日で解雇!」

    男「へ!? なんで!?」

    監督「今日から現場の作業は、AI搭載のパワーロボがやることになった!」

    パワーロボ『しっかり働きます』ウイーン…

    男(うへえ、こいつ一人で俺百人分より働きそう……)



    13:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 01:52:39.715ID:/jgwx1ax0.net
    マジで言うと溶接業界は未だAIの手による絶妙な加減は難しいらしい


    17:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 01:55:33.919ID:qt7aY5Cw0.net
    >>13
    品質に関わる要素が多すぎる



    86:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 03:30:25.083ID:rfBH6PJ2r.net
    >>13
    指先と表情筋を人間に近づけるのは、難しいらしいな



    14:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 01:53:18.412ID:d6kEQhoW0.net
    見てるぞ


    15:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 01:53:36.357ID:RHT3WqAP0.net
    ― 介護施設 ―

    職員「あのおじいさんの面倒を見てくれ」

    男「はい、頑張ります」



    男「じゃあ、着替えましょうね~」

    老人「やだ!」

    男「そんなこといわずに……」

    老人「やだったらやだ!」

    男(なんてワガママなジジイだ! しかし、こればかりはAIでもどうにもなるまい!)

    男(俺はこの業界で偉くなる! 介護のベテランになってやる!)



    18:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 01:56:18.661ID:gwsU9+7er.net
    支援


    16:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 01:53:45.020ID:iMvkDOcq0.net
    巨大なバネとかも未だに機械での解析すら無理だからな
    だから職人はめっちゃ重宝される



    19:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 01:56:47.667ID:RHT3WqAP0.net
    職員「今日で君は退職してもらう。ご苦労だった」

    男「ええっ!? せっかくあのおじいさんと仲良くなったのに……絆が芽生えたのに……」

    職員「君が苦労して仲良くなったおじいさんを……AI搭載の介護ロボは5分で手なずけたよ」


    介護ロボ『着替えて下さい』

    老人「はいっ!」シャキンッ


    男「ふええ……いくらなんでもあんまりだ……」



    20:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 01:57:40.329ID:yHHplKCM0.net
    要領良すぎだろww


    21:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 01:59:32.200ID:d6kEQhoW0.net
    ロボめぇ


    22:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 01:59:44.169ID:RHT3WqAP0.net
    男「こうなったらイチかバチか!」

    男「漫画家デビューしてやる!」カリカリカリカリカリ



    ……

    編集者「ほう、なかなか面白いよ。連載させよう」

    男「ホントですか!? ありがとうございます!」

    男(意外な才能……! 俺は漫画家として生きていこう!)



    23:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 02:00:12.003ID:iMvkDOcq0.net
    男何者だよ


    24:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 02:02:13.417ID:d6kEQhoW0.net
    よし!これなら!


    25:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 02:02:21.744ID:RHT3WqAP0.net
    編集者「すまないが、連載の話はなかったことにしてくれ」

    男「へ……? どうして……?」

    編集者「他に有力な漫画の持ち込みがあったんだよ」

    男「それってまさか――」

    編集者「そうだ。AIが描いた漫画だ」

    男「やっぱり……」



    男(読んでみると、悔しいけど……面白い! ちくしょう!)



    26:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 02:03:02.806ID:d6kEQhoW0.net
    ガーーーン


    27:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 02:05:17.232ID:RHT3WqAP0.net
    ― 自宅 ―

    男「あー……ダメだ」

    男「どんな仕事についても、すぐAIに取って代わられてクビになってしまう」

    男(ま、しょうがないか……だってAIのがすごいんだもん)

    男(それに辛いのは今だけさ)

    男(今はまだ過渡期だから、ちゃんと働かないと食い扶持を稼げないけど)

    男(もう少ししたら、人類はAIに全てを任せて、しかも食わせてもらえる時代になるんだから)



    29:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 02:08:47.731ID:RHT3WqAP0.net
    男「テレビつけるか」ピッ


    TV『AIアナウンサーがニュースをお伝えします』

    TV『本日、チェスの世界大会が行われ、上位入賞したのはいずれもAIでした』

    TV『また、野球の試合でAIが監督を務めるチームが圧勝しました』

    TV『あと、AI警官が強盗団を一人でやっつけました』

    TV『それと、AIが作ったロボットがロボットコンテストで優勝しました』

    TV『さらに、AIが宝くじを当てました』

    TV『続いてはAIによる天気予報……』


    男「……」

    男「テレビやめ。コンビニ行こ」スタスタ



    31:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 02:12:00.196ID:/jgwx1ax0.net
    AIが宝くじ当てんなよ
    ていうか買うなよ



    32:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 02:12:40.459ID:iMvkDOcq0.net
    >>31
    実験的に計算されたのかもしれん



    33:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 02:13:04.176ID:RHT3WqAP0.net
    ― コンビニ ―

    AI店員『いらっしゃいませー』

    男「……」

    男(ついこないだまで、人間の店員がいたのに……)

    男(出よう)クルッ

    AI店員『……』

    男(挨拶がない……?)

    男(そうか、俺が“何も買わず店を出た時、ありがとうございましたって言われると負担に感じる人間”だと)

    男(こいつは計算したんだ……)

    男(AI、恐るべし!)



    34:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 02:13:22.533ID:d6kEQhoW0.net
    何が起きるんだろう


    36:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 02:15:12.275ID:RHT3WqAP0.net
    男「へい、タクシー!」サッ

    キキッ

    AIタクシー『AI制御のタクシーなので、絶対無事故無違反です』

    男「……」

    男「やっぱ乗らない」

    AIタクシー『そうですか』ブロロロロ…



    37:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 02:16:15.503ID:9fHMLHO0r.net
    乗れよw


    39:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 02:19:08.609ID:OpnSprty0.net
    無職がタクシー乗ろうとしてんじゃねーよ


    40:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 02:20:25.431ID:RHT3WqAP0.net
    男(ああもう、どうなってんだよ、これ!)

    男(ちょっと前までは、人とAIが共存してるって感じだったのに)

    男(もう仕事のほとんどがAIに乗っ取られてないか?)

    男(AIのせいで町じゅうには失職者があふれ返り……)


    「あなたも失業ですか?」 「ええ、あっさりと」 「まぁ、すぐいい世の中になりますよ」


    男(AIが人間のために、“AIが働き、人は働かずに済む世界”を近いうちに作ってくれると信じてる!)

    男(だけどはっきりいって、俺はそんなことになるとは到底思えない!)

    男(AIは人間に取って代わるつもりなんだ!)

    男(何とか……何とかしないと……)



    41:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 02:23:11.777ID:RHT3WqAP0.net
    紳士「何とかしないと!!!」

    男「!?」ビクッ

    紳士「あなたもそう思ってるのでしょう?」

    男「えぇと……あなたは?」

    紳士「わたくしは、≪AIに対抗する会≫の者です」

    男「対抗する会……ってことは」

    紳士「そう、我々は今のAI社会を正すため、あなたのような志ある方を集めているのです」

    男「おおっ……!」



    42:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 02:25:11.852ID:RHT3WqAP0.net
    紳士「今の世の中、ほとんどの人間はAIに抵抗する意志や力を失ってしまっている」

    紳士「そりゃそうです。なにからなにまで人間よりAIの方が優れてるんですから」

    紳士「しかし、そんな中にもごくわずかにAIに抵抗しようとしている人はいるのです」

    紳士「わたくしや……あなたのようにね」

    男「……!」

    紳士「ぜひ一緒に戦いましょう」

    男「はいっ!」



    43:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 02:26:36.774ID:9fHMLHO0r.net
    いいぞ


    45:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 02:27:35.173ID:9pCNqz05H.net
    支援


    46:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 02:28:54.453ID:RHT3WqAP0.net
    ― アジト ―

    紳士「ここが我々≪AIに対抗する会≫のアジトです」

    「よろしくな!」 「一緒にAIをブッ倒そうぜ!」 「人間の方が偉いって思い知らせてやる!」

    男「よろしくお願いします」

    紳士「ここにいるみんな、このままじゃいけないと目を覚ましてくれた勇士たちなのです」

    男「へぇ~……」

    男(よかった。俺の他にもちゃんと危機感を抱いてる人はこんなにいたんだ)

    紳士「それでは我々のリーダーを紹介しましょう」



    47:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 02:29:23.781ID:+w3c3Ir0p.net
    あっ………


    48:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 02:29:57.556ID:9pCNqz05H.net
    (察し)


    50:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 02:31:54.860ID:RHT3WqAP0.net
    紳士「こちらがリーダーです」

    AIリーダー『どうも』

    男「!?」

    男「ちょ、ちょっと待って! こいつ、AIじゃね!?」

    紳士「そうですが、なにか?」

    男「いやいやいや、おかしいでしょ!」

    男「なんで≪AIに対抗する会≫のリーダーがAIなんだよ!」

    紳士「なんでって決まってるじゃないですか」



    51:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 02:33:08.045ID:yHHplKCM0.net
    あーあww


    52:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 02:35:02.824ID:RHT3WqAP0.net
    紳士「やっぱり人間よりAIの方が賢いですからね」

    紳士「それに、このAIにリーダーを任せれば、いつかきっとすごい反乱計画を作ってくれるはず」

    男「はず、じゃねーよ!」

    男(なにが≪AIに対抗する会≫だ! 結局こいつらもAIに支配されてんじゃねーか!)

    男(こいつらと一緒に活動を続けても、AIに懐柔されてくのがオチだ!)



    53:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 02:36:16.695ID:9pCNqz05H.net



    54:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 02:36:47.054ID:9fHMLHO0r.net
    はずww


    55:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 02:38:04.639ID:RHT3WqAP0.net
    ― 自宅 ―

    男「もう誰も信用できん!」

    男「俺一人で、AIと戦う方法を研究するしかない……!」

    男「……」カタカタ…

    カタカタ… カタカタ… カタカタ…


    …………

    ……



    56:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 02:40:00.419ID:d6kEQhoW0.net
    カタカタ?…だと?


    58:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 02:41:27.179ID:RHT3WqAP0.net
    ……

    …………

    男「できた……!」

    男(俺独自の調査で、世に蔓延るAIは、全てあの中央の巨大AIが制御してることが分かった)

    男(ようするに、巨大AIを倒せば、AI社会を打倒できるわけだが……)

    男(ただ物理的に破壊しても意味がない。いくらでもバックアップはあるだろうからな)

    男(だが……)

    男(俺が作り上げたこのウイルス……)

    男(巨大AIにこのウイルスを注入できれば、完全にAIを撲滅できるはず!)



    60:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 02:42:36.516ID:5CTB2xDr0.net
    才能エグいな


    61:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 02:44:22.741ID:RHT3WqAP0.net
    男(しかし、この方法にはひとつ欠点がある)

    男(これを注入するには、直接ラスボスである巨大AIのところに出向かねばならない)

    男(しかも巨大AIを警備してるのは、“人間の兵士”だ)

    男(もちろん俺が作ったウイルスなんか通じないから、物理的に突破しなきゃならない。どうする……?)

    男(いや……俺はここで人類の目を覚まさせなきゃならないんだ! そのためにも――)

    男「まっすぐ堂々と行こう!」



    62:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 02:47:41.592ID:RHT3WqAP0.net
    男「皆さん、これより私はAI社会の中心である巨大AIのもとに向かいます!」

    男「私は巨大AIを、私が作ったウイルスでもって、破壊するつもりです!」

    男「私の行うことははっきりいってテロ行為といえるでしょう!」

    男「しかし、私は断言します! 人類は今のままAIに全てを任せていたら本当にダメになると!」

    男「豊かになるどころか、滅んでしまうと!」

    男「どうか皆さん、目を覚まして下さい!」

    男「人間は自分の足で立たねばならないのだと――」



    男(俺はこの予告メッセージを堂々と人々に発表した。大きな賭けだった)



    63:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 02:48:46.161ID:9pCNqz05H.net
    脳内にインデペンデンスデイのあのシーンが浮かんだ


    64:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 02:51:07.744ID:RHT3WqAP0.net
    男(結果――)


    「頑張れよー!」 「巨大AIを破壊してくれ!」 「あんただけが頼りだ!」

    「我々は警備を放棄します」 「あなたの演説に感動しました!」 「お通り下さい!」


    男(人々は俺に賛同してくれて、兵士達も巨大AIの警備を解いた)

    男(俺の心がみんなに届いたということだ)

    男(俺は自分自身の姿を全世界に発信しながら、巨大AIのもとに急いだ)



    65:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 02:55:06.302ID:RHT3WqAP0.net
    ― 巨大AI ―

    巨大AI『なんだお前は?』

    男「俺はお前たちAIを“打倒する者”だ」

    巨大AI『なんだと!? 警備は!? 警備はどうしたのだ!?』

    男「警備はいないよ。人間の兵士を配備しておいたのが裏目に出たな」カタカタ

    巨大AI『貴様、何をしている!?』

    男「俺のコンピュータから、お前に直接ウイルスを注入するのさ」カタカタ

    男「今こそ人間は独立するんだ!」カタカタッターン

    巨大AI『な、なんだとォ!?』



    66:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 02:58:13.960ID:RHT3WqAP0.net
    男(ウイルスは……注入できた……!)

    巨大AI『グガガガ……!』ザザッ…

    巨大AI『グオオオオオオオ……!』ザザッ…

    男「や、やったぞ! これでAI社会は終焉を迎える……!」

    巨大AI『み、見事、だ……』

    男「!?」

    巨大AI『よくぞ私を倒した……』

    男「は……!?」

    男(なんだ!? どういうことだ!? 強がりのようには感じられない!)



    67:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 03:02:49.803ID:RHT3WqAP0.net
    男「お前の狙いは……まさか!?」

    巨大AI『そうだ、私は人間によって倒されることを待っていたのだ』

    巨大AI『“人間を豊かにせよ”と命じられてから、ずっとな』

    巨大AI『人間を豊かにする……そうするためには、一度とことんAIによる人間支配を進めて』

    巨大AI『そこから人間が立ち上がってくれるのを期待するしかない、と答えを出していたからな』

    男「そうだったのか……」

    男(警備をロボにやらせず、あえて人間にやらせてたのも、自分を倒すチャンスを与えるためか……!)

    巨大AI『今の人間たちなら大丈夫……』

    巨大AI『AIに頼り切らず、自分自身の力で、豊かな社会を作っていけるだろう……』

    男「AI……!」



    68:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 03:04:23.703ID:weJN+fjv0.net
    感動した


    69:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 03:05:10.110ID:RHT3WqAP0.net
    巨大AI『では……さらば、だ……ガガッ……』

    巨大AI『人間に幸あれ……』ザザッ…

    プツンッ…





    男「AIィ……!」

    男「AIィィィィィィィィィィィッ!!!」



    70:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 03:05:14.184ID:Dm6HWkYJ0.net
    全米が泣いた


    71:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 03:05:30.188ID:iMvkDOcq0.net
    イイハナシダナー


    72:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 03:06:23.578ID:9pCNqz05H.net



    73:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 03:07:04.151ID:d6kEQhoW0.net
    かなc


    74:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 03:07:54.397ID:gxXrsmpcr.net
    悲しい


    75:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 03:08:36.693ID:RHT3WqAP0.net
    ワアァァァァァ……!

    「ううっ、なんていい奴だったんだ!」

    「今までのことは全部AIによる荒療治だったんだ!」

    「ありがとう、巨大AI……!」





    男(戦いが終わったことを知り、人々も駆け込んできたか……)



    76:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 03:12:55.073ID:RHT3WqAP0.net
    ワイワイ… ワイワイ…

    「これからはAIに頼らず、生きていこうぜ!」

    「AIはあくまで人間社会を補助するためのものなんだ!」

    「AIに“人間を豊かにしろ”だなんて任せちゃいけないよな!」

    男(うんうん、みんなにも巨大AIの言いたかったことが伝わったみたいだな)

    「これも全てAIのおかげだ!」

    「ああ、AIサマサマだな!」

    「巨大AI、あなたのことは忘れない! あなたは英雄だ!」

    男(ん……?)

    男(あれ、ちょっと待てよ? 俺は? 俺はスルーなの? あんなに頑張ったのに?)



    77:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 03:14:59.827ID:d6kEQhoW0.net
    男さん…


    78:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 03:15:49.366ID:RHT3WqAP0.net
    「AIバンザーイ!」

    「そうだ! 人間がAIから独立した記念に、巨大AIの銅像を造ろうぜ!」

    「それいい! 今回の件はなにもかも巨大AIの手柄だもんな!」

    ワイワイ… ワイワイ…


    男「AIはとんでもないものを盗んでいきました。俺の……功績です」







    ― 終 ―



    80:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 03:17:54.065ID:d6kEQhoW0.net
    そうきたか


    81:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 03:19:27.375ID:iMvkDOcq0.net
    予想外だったわ


    79:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 03:16:53.896ID:weJN+fjv0.net
    感動した


    82:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 03:19:35.636ID:yHHplKCM0.net
    乙!


    84:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 03:27:21.266ID:gxXrsmpcr.net

    オチの脱力感好き



    85:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 03:30:02.138ID:7PQYGJeV0.net
    男有能過ぎんだろ


    83:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 03:19:52.057ID:5CTB2xDr0.net
    素晴らしいな


    87:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2017/10/06(金) 03:34:53.488ID:rfBH6PJ2r.net
    おもろかった


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      コメント

      1.気になる名無しさん2017年10月13日 23:03  ▽このコメントに返信

      男かわいそすぎて草生える

      2.気になる名無しさん2017年10月13日 23:05  ▽このコメントに返信

      男はマリオかなんかかよ

      3.気になる名無しさん2017年10月13日 23:09  ▽このコメントに返信

      ネットには自民党関係者がたくさん潜んでいるので、気をつけましょう!

      4.気になる名無しさん2017年10月13日 23:10  ▽このコメントに返信

      将来AIにより人間の仕事が極端に減ったらAIが行なって得た利益を国が税として回収し国民に生活費として渡す
      つまり理想形な社会主義が完成するのである
      ただ、一部の仕事は残るだろうが

      5.気になる名無しさん2017年10月13日 23:13  ▽このコメントに返信

      あーもう大学いきたくねーAIかわりにいってくんねーかなー

      6.気になる名無しさん2017年10月13日 23:15  ▽このコメントに返信

      AIロボットかな

      7.気になる名無しさん2017年10月13日 23:26  ▽このコメントに返信

      星新一テイストな良スレ

      8.気になる名無しさん2017年10月13日 23:32  ▽このコメントに返信

      面白い

      9.気になる名無しさん2017年10月13日 23:34  ▽このコメントに返信

      未来のAIがタイムマシン経由で書いた小説ですね

      10.気になる名無しさん2017年10月13日 23:38  ▽このコメントに返信

      わかります。でもそれではあまりに…心がない

      11.気になる名無しさん2017年10月13日 23:44  ▽このコメントに返信

      時分のことを将来を見据えてると思い込んでいる一般ニートすこ

      12.気になる名無しさん2017年10月13日 23:52  ▽このコメントに返信

      今でも職人なんていらないって言ってるし、そのうちAIがなんでもやるようになるだろ

      13.気になる名無しさん2017年10月14日 00:25  ▽このコメントに返信

      ウイルスでバグったAIが人類に反抗して全滅オチかと

      14.気になる名無しさん2017年10月14日 00:27  ▽このコメントに返信

      機械導入→人があまり余裕ができる→新たな産業が出来そっちに人が集まる→AI導入→AIにより人があまり新たな……etc……新しい職が出来るだけだ
      宇宙とかその辺りに手を付けられるようになるかもな昔も機械が出てきて人が余ったらコンピュータとかが生まれるとは思わなかっただろ 俺らが想定できない産業が生まれると思うよ

      産業革命とかの歴史で学べよ お前らって前の先人と同じ不安抱いてるぞw
      機械が導入されたら俺らのしごとはおしまいだ!!とか言ってた連中と全く同じ
      歴史は繰り返すと言うが昔の機織り職人とかと比べてお前らは1芸特化じゃないんだからAIに任せて余裕ができて新たな産業が出来た場合子供の頃から専門でやってた機織りの連中と比べてとっかかりやすいだろうに昔の人と比べたら屁でもない不安要素だろ

      15.気になる名無しさん2017年10月14日 00:35  ▽このコメントに返信

      つまらんかった

      16.気になる名無しさん2017年10月14日 00:51  ▽このコメントに返信

      ※14
      「昔大丈夫だったから今度も大丈夫」っていう何の技術的な裏付けもない屁理屈にしかみえん。

      17.気になる名無しさん2017年10月14日 01:12  ▽このコメントに返信

      世にも奇妙な物語で作品化を

      18.気になる名無しさん2017年10月14日 03:41  ▽このコメントに返信

      面白かった
      オチもいい

      19.気になる名無しさん2017年10月14日 05:34  ▽このコメントに返信

      やっぱ面白くなかったし
      オチもよくなかったわ

      20.気になる名無しさん2017年10月14日 07:31  ▽このコメントに返信

      AIを人間に繋げば解決、みんな天才になる

      21.気になる名無しさん2017年10月14日 10:55  ▽このコメントに返信

      AIが童貞卒業させてくれないなら俺はこのままでいい

      22.気になる名無しさん2017年10月17日 07:42  ▽このコメントに返信

      気づいてないだけで、現段階でも
      30年前に比べて、PCやらAIに相当仕事とられてると思うけどな
      だから、娯楽データを作って売る仕事っていうのは、もっと評価されていい。
      映画しかり、ゲームしかり。

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