十思

1.欲しいと思うものを見たら、足ることを知って自戒することを思い、
2.大事業をしようとするときは、止まることを知って民の安楽を思い、
3.高転びしそうな危ないことを思うときには謙虚に自制することを思い、
4.満ち溢れるような状態になりたいという願望が起これば、老子の
  『江海のよく百谷の王たる所以は、其の善く下るを以ってなり』で、
  満ち溢れる海はすべての川より低いことを思い、
5.磐遊したいと思うときは、必ず限度をわきまえ、一方に逃げ道を
  用意してやるのを限度とすることを思い、
6.怠け心が起こりそうだと思えば、始めを慎重にして終わりを慎む
  ことを思い、
7.自分の耳目を塞がれているのではないかと心配ならば、虚心、部下の
  言葉を聴くことを思い、
8.中傷を恐れるなら、まず自ら身を正して悪をしりぞけることを思い、
9.恩恵を与えるときは喜びによって賞を誤ることがないように思い、
10.罰を加えようとするときは怒りによって重過ぎる罰にならないように思う。