Kinkoちゃん随筆

書に遊ぶKinkoちゃんの気ままな日常 ・・・現代アートから海外情報、最近なぜか少年隊まで⁈なブログ

南蛮漬け

南蛮漬け

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暑い暑い暑〜〜〜〜〜〜い!!!
先週から日中最高気温が40度越えの毎日。

伝統建築だと家の中は涼しいなあ♥と喜んでいられたのは35度くらいまでの日でしょうか。
建物の外と中の温度は全く違って
つい先週まで扇風機もいらなかったのですが
とうとう買いました。
2台。

それでもさすがに暑くて凍らせたペットボトルを扇風機の前に置いてどうにか耐えています。
(これ、意外と本当に風が涼しくなる!)

予報によれば、あと1週間すると一旦落ち着くみたいですが、
とにかくあと1週間は耐えねばならない。

思考も想像も創造も無理!

元気に生きることだけに集中しなければならない!

と、堂々と言い訳をして、家事だけしている毎日です。

というわけで、食生活は充実している(笑)
今日は南蛮漬け。
せっかく本場ポルトガルで食べてきたからね〜。
久々に作ったけど
やっぱりおんなじ味だわよ。
よくも日本人は忠実に習って何百年も受け継いできたもんだ。

20170619南蛮漬け

せっかくなので魚は切り身で鮭にしてみました。

暑い日には酢が最高!
で、サイドメニューはひじきにレバーの一汁三菜です。
貧血対策バッチリ。
これでせめてスペイン語の勉強くらいはできる元気を確保したいもの。

と、どうしてこんなに超日常な些末な話を書いているかというと、
1時をまわらないと温度が下がってこないから時間を潰しているんだよお。
なんせそれまでは暑くて暑くて難しいことできないの。

で、もう少ししたら水風呂に入って寝る支度をするんです。

まあ何がありがたいって、この建物はエアコン禁止で室外機がないので、夜中になったらきちんと気温が下がります。
だから羽毛布団にくるまってしっかり眠れる。

夜になったら朝までしっかり眠る。
こんな当たり前ができる夏は何十年ぶりなんです私。
小学校卒業以来ないかも。

そう。

実は私にとっては超特別な生活を体験中。

明日は何食べようかな。

書道家 金子祥代 Kinkoちゃん随筆 
http://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに現代に通じるアートの世界を展開中

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旅日記:ポルトガル(2)なつかしい味

(つづき)

そしてなんといっても食べ物です。

ホテルで「ここの名物を食べたいなら、ここに行きなさい。」と勧められたレストランに行ってみました。「この近くの島でとれるバカラオという魚を使った料理がおすすめ」というので言われるままに注文。出てきたのがこれ。
1 南蛮漬け
一見素敵な西洋料理だが・・・

なんのことはない、南蛮漬けじゃん!!!
ここにきて日本料理に会うなんて!?
そうよね〜。南蛮って南蛮だもんね〜。
とは言いながら、南蛮=西洋って思っててどこだかイメージがなかったなあ。

そりゃあ、長崎は出島に出入りしていたのがオランダとポルトガル。
っていうのは歴史オンチの私でも知っていたけれどぉ〜。
蘭学っていう言葉があっても葡学ってないし。
医術とかだけじゃなくカステラも何もかもオランダから教わったイメージがあってポルトガルは宣教師の絵しか浮かばなかったわ〜。
たしかに宣教師っぽい顔の男性にいっぱいすれ違いましたが。

そっかー。
ポルトガルに教わったんだー。
そっかそっかー。
パンをブレッドじゃなくてパンっていうのもポルトガルから来たからだし。
天ぷらもカステラもポルトガルからなのね〜〜。
かるたも金平糖もポルトガルかあ。

なんだか歴史の教科書に急に色が付いた感じです。

写真のバカラオ料理は、南蛮漬けに近いのではなくて、まんま日本の南蛮漬けの味。
魚が小鯵じゃなくてバカラオの切り身ってだけで、我々がよく知っている三杯酢の味そのものです。
まあ、油はオリーブオイルだけどそんなに油が主張していなくてやさしかった。
バカラオバカラオってすんごいめずらしい魚みたいに勧められたから
そうなのかと思い込んじゃったけど、なんのことはない「タラ」のことなので、これまたすんなり食べやすい。
ホテルの人やレストランの人には
「まあ!初めて食べました。おいしいですね!」
という期待されたコメントができず、失望させてしまったけれど、
私の中では違った意味での感動が湧き上がっていたのでした。

この南蛮漬けに限らず、他のレストランも3軒ほど行って豚や鳥、それから炊き込みご飯も食べてみたけれど、
どれも塩梅がちょうどいい。

ボリュームもいい感じで出てくるし、お値段もお手頃。

これは長期滞在でも困らないぞお。

ほかにもこんなのが。
看板には「ボロ」?
あ、違うボーロだ。
1 ぼうろ
そう。
赤ちゃんに食べさせるやつ。
結構大きくなってからも好きだった〜。

ほらほら。
一番右のは卵ボーロですよね。
1 ボウロ
せっかくなので食べてみたら
期待を裏切らず、知ってる味でした。

他にも、ケーキ屋さんに並んでいるケーキの見た目も大きさも
お味も日本のケーキ屋さんと見まごうばかり。
なのにお値段は半分くらい。
なんて素敵な国なんでしょう!

そして。
食い倒れてもチップの心配も要りません!

(つづく)

書家・美術家 金子祥代 Kinkoちゃん随筆 
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