日日保谷通信

Daily Hoya Commnications 日々思いついたネタを世情とは別次元で綴る私的日記サイトです

高田馬場で写真展と飲み会

17日はAlt_Mediumでやってる井上雄輔さんのWINDOWS展を見に行きました。
そこで旧知の石井陽子さんとひがしじさんと落ち合って、からの写真を語る会。
後から井上さんも合流して、井上さんの展示を語る会という主旨だったのだけど、なかなか話は脱線してあちこちへ。でも、オフラインで写真を語る会合も久しぶりだったので、いろいろ楽しい飲み会となりました。

井上さんの作品はコンテナ作品もWINDOWSもタイポグラフィー的ですが、そこが自分のやってる事と似てる気がし、なかなかツボです。どちらも同時併行して進められてきたというので、やっぱりなぁ〜と思いました。こういうのはなかなか一つやって終わらせて次に行くとはならないように思います。
気になる、引っ掛かるモノというのは基本続いていくものだと思えるのです。

さてさてシリーズ構成の作品群をまとめる、あるいは制作を進める時にキーとなるのは、やはり画面構成にあって、井上さんも自分のルールを作って制作を進めていくという事でした。面白いというか制作進めていくときの実感として、途中でルールを変えるというかルールからはみ出たものを拾い上げる切り替えや、そこから新しいルールを見つけて制作していくという進行も、なんだか納得いくところでした。

展示のほかに、私家版のWINDOWS作品集もあり、そこにはもちろん展示されていない作品がたくさん掲載されていました。この作品集がヤバい出来で、手作りとは思えない凄いクオリティ。聞いたら製本関係もやられていたらしい。

展示の点数も抑えて、一見地味な感じの展示でしたが、広い会場でこれでもかと沢山展示してる煩い感じの展示風景とは真逆でひとつひとつの作品を良く見てくださいねという主張のようでした。

会規は9月28日までですが、一見の価値あり。

井上雄輔さん
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銀座の写真展

昨日9月16日は銀座に出たので、すごく久しぶりに4丁目の角のSONY Imaging Galleryにチェックイン。丁淮人(ていかいじん)さんのIllusion Engineという展示。
武蔵美の造形構想を出た方で、すでに写真じゃない。私には、見ても意図するところが入ってこなかったのでしたが、なかなか恰好良い展示。写真も取り混ぜた現代美術のようでした。共感とか没入というのには行かなかったけど、刺激を頂いてきました。

それからCO-CO PHOTO SALONで展示中の大門美奈/正明夫妻による二人展 Bright Britainにお邪魔しました。お二人にお会いするのは凄い久しぶりでした。
どちらの作品か明示しないで並べて展示するのは、ちょっと斬新かも。どれがどちらかというのは、俄かには判別しないのでしたけど、ふと、それほど良く分かるほどにはお二人の作品を見てきていないなぁと思い返しました。それでもよぉ〜く眺めていると、なんとなく撮り方の傾向見たいのが分かるかもしれません。距離感の違いみたいなところかな。

全く正反対の2つの展示でしたが、それが写真という表現方法の幅なんだなと感じたものでした。

Impression of B&W - colorだけど
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DISCOVER AKITA SAKE 2022

3年ぶりに開催された秋田の酒蔵による試飲会に参加してきました。
チケットは秋田出身の小野会長がゲットしてくれたのです。
新宿のKEIO PLAZA HTLで午後2時からと午後4時からの2回に分けた開催でしたが、我々は2時からの最初の会でした。簡単なおつまみセットがついて28の蔵の4〜5種類のお酒が試飲できます。
過去に飲みすぎて参ったこともあるので、今日は軽く(少しずつ)色々堪能させていただきましたよw。

お酒のラベル写真などはInstagramにアップしたので、そちらをどうぞ。
https://www.instagram.com/tokyopeil/

試飲会が始まる前に、すぐお隣のOM SYSTEM GALLERYで開催中の「 noriko kita: FROME」展を拝見しました。ギャラリーの中と表と両方で展示されていましたが、中の展示よりも小ぶりに出力された表の展示のほうが良い印象を受けました。マット?(光沢感の少ない)の紙に出力されていたのが良かったのかも。
綺麗な色の写真を拝見して、なんとなくリラックスした感じをもって試飲会の会場へ向かったのでした。
で、会場は完敗が始まると修羅場というか飲んで回ってという繰り返しなので、会場でなにやらMCが話してるけど、それらも上の空で、ただひたすら味わうという修練の場なのでありました。
一応会場に出されていた貴醸酒は一通りいただきました。同じように貴醸酒といっても、そこは作り手で全然違うものになっていて、それは面白い発見でした。

そのあと東口で懐かしの桂花ラーメンで太肉麺を食して解散となりました。

夕刻祐天寺のPaper Poolにお邪魔してAldo Schwartzさんの「写真の道 - The way of photography」展を拝見。個人的に甥っ子にSchwartzというのが居るので、なんか近親感がありました。
雁皮紙にPlatinum Paladium Printというので、これも懐かしい感じです。
写真の道と言いつつ、茶道をテーマにした写真。客人を迎え入れるところから送り出すところまでのシークエンスを上手く切り取っていました。映像を学んでいる現役の大学生ということで、なかなか切り取り方が面白いと思いました。

そういえば新宿は熊野神社の秋祭りなんですね〜 しばらく行ってないから忘れていました。

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グループ展巡り 9月13日

9月に入って、知り合いの参加するグループ写真展が多くなってきました。

写真光学研究会 写真展 第二章 JCII CLUB25 9月13日〜9月19日
「アルブレヒト・ウィルヘルム・トロニエとは何か」 


トロニエの設計したレンズを使った作品とレンズの解説などを合わせた展示。いろいろ資料の原典を探求していて、まさに研究の成果でした。

東京8x10組合連合会写真展 江東区文化センター 9月10日〜9月16日
こちらは8x10カメラを使った写真の展示。いろんな手法で個性を競っていました。

日本針穴写真協会 会員展  江東区文化センター展示室 9月13日〜9月19日
8x10写真展と同じ建物内での展示、この2つのグループは良く会期が重なることがあります。
一挙両得で見られるので歓迎です。

こうしてみると、3つの展示会とも「縛り」を取り入れたグループ展ですが、「縛り」というのがテーマとかお題というので無く、機材縛りなのでした。

英国大使館前
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写真展巡り 9月9日

今日は四谷のD21スタジオで開催されてるArt Potluckを皮切りに兼本さんと二人で六本木、銀座と巡ってきました。
・Art Potluck 絵画、インスタレーション、写真、工芸品等々23名のアーティストによるジャンル混合のアート展です。携帯画面に昆虫の絵を描いた作品の展示が面白かったですね。3日間のみの開催なので、興味あるかたは早め忘れずに。
・六本木フジフイルムスクエア
植田正治のカラー作品展示、内藤忠行・佐藤仁重 New York X New York2人展、山中湖フォトグランプリ展、FUJI Xシリーズ企画展など目白押し。ちょうど2FでFUJIの新カメラ発表内覧会があったらしく、いろいろカメラマンの方が多かった。
・キヤノン銀座 小澤太一 赤道白書展 赤道にかかる11か国を巡って撮影してきた写真の集大成。テーマのせいか、よく見かける旅写真のような切り口とは違った、それの上を行くCultureとかLifeとかを感じさせる展示。展示だけでなく、写真集も重厚な作品でした。モノクロで抑えた感じが効いてるように思いました。
一つ取り上げるとしたら、やはりDMのメインビジュアルになってるウエディングドレスのお母さんの写真かなぁ。良かったです。

目黒ギャラリー行脚

今日は午後から目黒方面を行脚
・JAM Photo Galleryさんで大和田ゼミ修了展 面白いアイデアの作品が並んでいましたが、人数多め?か一人分の作品が少なめでした。もう少し見たかったかな。
・そこから先週は見逃した新山清さんの展示をみようとCOSMOSさんの倉庫ギャラリー展示へ。そして、またしても色々と面白いものを見せていただきました。古い写真雑誌系がすごいです。
みたかった新山清の橋の写真も良かったのですが、ビンテージと並べていろいろな紙にプリントされてる展示が興味深いものでした。安い紙にプリントされたものが、妙に昔の雑誌の頁みたいで良かったりとかw いつも発見のあるCOSMOSさんでした。
・ふげん社さんのギャラリーは2Fと3Fは別の展示。2Fはチェコの作家。アメリカ文化の影響だよというトランピングという(キャンピングみたようなこと?)を写している作品。そのせいか、私なんかの知ってる昔のチェコのイメージとはずいぶんちがっていました。
・3Fでは川口翼さん「夏の終わりの日」というモノクロームのノスタルジー日記? コンセプトとイメージ(画像)はあってる感じだけど、セピアというのが妙にマゼンタしてて気になってしまった。そして、2点だけトーンを乗せてない黒があったけど、あれはどんな意図か? 会場にいた作者の方に聞けばよかったかな?
・道を渡って金柑画廊さんで、イヘリムさんの「着せ替え風景」
これは建物や街並みを時間と記憶の階層をレイヤーに見立ててクリアなシートを重ねて表そうかという面白い試み。ページを繰るようにレイヤーを辿っていけるアイデアも中々。現在、多摩美の博士課程に在学中という若い作家さんで、きっとこれからもどんどん化けていきそう。力いっぱいというような力んだパワーじゃなくて、方の力の抜けたしなやかな若いパワーみたいのが良い感じでした。
・油面から祐天寺まで歩くと、今日はちょっと気温が低くなったとはいえ汗かきました。Paper Poolでは延期になっていたValoi展で出展者元気の証を拝見してきました。N林さんのLED露光が安定してて、これはコントラスト調整化の仕組みだろうから、なんかとてもポテンシャルありそう。K池さんの青みのトーニング?サイアノかな?も面白かったのでした。

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2022年9月1日

9月1日というと防災の日ということなんですが、今年もまだCovid-19の陽性者数結構多くいるし、世界を見回すとパキスタンでは大洪水で国土の3分の1が冠水してるというし、中国では大干ばつの後に洪水警報とか、ほかにも山火事や熱波だったりと例年以上に災害が多いようだ。しかも自然災害だけじゃなくウクライナではロシアが戦争しかけてるし、クーデターによる軍政下で酷いことになってるミャンマーとか、アフガンやアフリカでも内戦状態の国って結構ある。
そういや、インドネシアはジャカルタから首都移転するの決めたとかで、地盤沈下による慢性的な洪水も原因の一つらしい。

コロナで、戦争で、自然災害でと重なってくると経済恐慌におちいった100年前の状況に似てきてるよなぁとつい思います。なんとかPre-warならぬPre-disastersの状況に回復されんことを願います。

9月1日 防災の日の一市民の願い

Ongoing/undergoing constructionは ”安全第一” safty firstで参りましょう。

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二人展の作品でトライした事

7月にCOCO PHOTO SALONで行った二人展で、自分のメインになる作品
海景の4点組はキャンバスにプリントしてメディウムを乗せたものでした。

4点を並べた展示というのは、つなげて展示すればパノラマのような広い海の画となるところですが、そこで、あえて並べてもひとつながりとならないように、重なりのある4枚の写真を並べて展示したのです。そうするとワイド感が減ってきて、横に広いけれど大きな景色のように見えるという効果を期待したのでした。

そういうトライもあったのですが、この作品での一番の狙いはテクスチャーのコントロールでした。
写真のプリントは印画紙でもインクジェット出力でも、それぞれスムーズ(Glossy)とかマット(Mat)の用紙を選ぶことができます。そしてそれぞれの用紙が見せてくれる表情に好みや絵柄とのマッチングがあるので、その使い分けなども作風に関与してくるところでしょう。

ちょっと話を変えて、人の作風に深くかかわるところで、絵画ならタッチですとか文章なら文体というものがあると思います。写真では何でしょうか?コントラストの出方?色調?ほかにもいろいろあるでしょうが、なかなか差異の出しにくいものかもしれません。
プリントをするときの焼込みや覆い焼きといったような手法によってプリントの仕上がりは大きく変わりますが、それらはタッチというような画風を決定づけるようなものとはちょっと違うかもしれません。

先に書いたように、写真のプリントでは用紙のテクスチャーによる見え方の差異というものが大きいのですが、それは一つに決めると混ぜて使う事は難しいので、そこが悩みどころです。最初に面質を決めると、それに合った絵柄やプリントが求められます。

そこで、テクスチャーの出し方というのが、きっと絵画でいうところのタッチに一番近いところのように思えて、もっと自由に使い分けできないだろうか?というのが今回トライしたところだったのです。

冒頭に記したように、マットのキャンバスにプリントした図柄は少しやわらかくふわっとした仕上がりになります。光沢(Glossy)の面質であればもっと締まった感じになります。それで今回の絵柄ではマットな柔らかさを出したい部分と、透明感のある締まった描写の部分とを使い分けする必要がありました。

海景の写真で、空の雲、海の波はGlossyにして締まりと透明感を得る。水平線(地平線)付近の夕日の光に包まれた部分は柔らかさを残します。それをキャンバスに塗り込んだメディウムで表現しました(メディウムとしたけれど、今回はアクリル・ガッシュを使用) 海の部分には粗いタッチの盛り上げを残して波の感じを出しています。これは会場でスポットを当てると波の光のように見えて効果的でした。

そして額装してみると、キャンバス地であることが事の他、額とのマッチングの良さを見せてくれました。

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Artizon Museum

柴田敏雄と鈴木理策 写真と絵画と銘うった展示を見に行ってきました。

写真仲間で評判が良いようなのと、今週末までなので行ける時に行っておこうと思い立ち、ちょうど台風が消滅して雨もなく気温も高くないので、都合よくいってこれました。

写真と絵画を並べた展示は、私にはよくわかりませんでした。
説明というか章立てになってる解説文を読んでないのもありますが、並べて見せようとしてる世界が掴めないと言った感じ。がんばって写真を大きく展示した横に小さい絵とか、そういうのもなんだか。
逆で大きな絵画のわきに小さな写真だったらどうなんだろう?説明写真みたくなっちゃいそう。

それぞれ写真はかっこよかったり、名だたる方の作品だからダメなわけではないんですが、絵画のほうだってセザンヌとかほかにも有名どころの作家だし。でも、なんだろう比べてどうするのか、そこのところが、やはり私にはわかりませんでした。
雪舟の掛け軸に並べて両人の作品を展示してる一室もありました。
雪舟の水墨画はそもそも深山幽谷というか禅の思想を見える形にしたところだと思うのだけど、そこにそれぞれ別の意図で制作された写真作品を提示してみても、私にはイデアの着地点が見えてきませんでした。

わからなかったのは自分の理解度の問題ですけど、並べての比較ではなくて夫々の作品をまとめて見せてくれたほうが、作者の意図みたいなものが見えてきて良かったのではないかなぁと全く別の思いをもってしまいました。
もしかすると、入口にあった格好良い展示が印象強かったからかもしれない。


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そこから階を下りて、ミロやピカソの版画がありました。これは素直に面白かった。なんか感想としては、写真は絵画を目指さない方が良いなというものでした。
自分も絵のような写真を作るんだとか思っていた時があったけど、写真には写真の良さというか目指すべき地平があるのだろうなと思うのでした。

今回の並べて展示された写真作品は、作者が絵画と並べることを意識して作られたものではないだろうし、さて、どんなものなんだろう?

でも、お金を払って見にきた分は元を取ったというか、見とくべき展示なのかもしれません。

よくわからない感想になってしまったw

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二人展 - Two Horizons

CO-CO Photo Salonで兼本玲二さんとの二人展を開催する運びとなりました。

CO-CO Photo SalonのHPで紹介されていますが、そのテキストから

ふたつの地平とは、全く別の時間と場所で撮影された⼆つの海のシリーズですが、
そこには⼆つの別のイデアがあるのと同時に⼆つのシリーズに通底する⿎動のようなものがあります。

海景に遥かな時間を遡って思考を巡らす作家もいますが、ここで⼆⼈の作家は遥かな地平(⽔平)と時間の彼⽅に未来をイメージしています。

それぞれの地平の彼⽅に何をみるのか、それは⾒る⼈を含めて夫々の者に託されているのです。


Two Horizonsとは「二つの地平」という事ですが、それは二人の写真家の描く地平の事であり、もうひとつ私たちが今見ている現在の地平とそれに続く未来の地平の意味を込めたダブルミーニングであるのです。

今回の展示のステートメントです。

写真は現在しか撮れない、そして写真に撮ったものはすべて過去の事であると言われます。写真とはその瞬間をとらえる、まさに記録の要素が大きい、記録に向いたメディアでしょう。

 

でも、過去も今も変わらず此処にあるものを写すことができるならば、未来につながる今を写すことができるのではないでしょうか?
 

100年続く景色、100年後の景色とはどういうものかと探し始めたのはそういう事がきっかけだったのです。

どうすれば100年後の景色を撮れるか、それを実践するために、歴史を振り返って、現在との違いを検証するところから始めてみようと考えてみました。

昔と今を比較して見ることができる事、それは写真のよきところです。

すると町の景色、野山の景色に、時間の経過とともに移り変わってきた痕跡を見つけることが多くあります。

 

そうして、100年以上続いてきたものなら、100年後にまで残ることができるだろうと思い至ります。それは100年後を予言するという事ではなく、過去から続く現在の中に、未来へとつなぐものを見出す行為。そしてそれを未来まで存続させていくという意思の表れになるのでしょう。

それは未来を創るという事に繋がります。

 

今回の展示会では、二人の別々の写真家が見つめる未来の地平が奇しくも同じように、海の水平線に象徴されるところ、過去から存続するそして未来に通じる変わらぬもの、となったことに時代の共時性を感じています。


二人展 - Two Horizons
兼本玲二 / 宝槻稔 
CO-CO Photo Salon
2020/07/20 WED 〜 2020/07/28 THU  Close 07/24 SUN
12:00 - 18:00  Close 15:00 on last day

https://coco-ps.jp/

DM全

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