さて日にちは替わって4月30日、今日で4月も終わりの日。
休み前に到着していたカメラを修理することにした。
こいつはシャッターが止まって動かなくなってしまった奴だ。Zeiss IkonのSuper Nettelという。1934年に発売されたカメラだから、まぁ、うちの爺様の年に近い。
このカメラは鎧戸式のシャッターで、本当はいじりたくないのだが、止む無く開けてみる事にした。やはりそこらじゅう油が固まっているようだ。アルミのボディもサビているところもある。潤滑を良くしてやったらシャッターはスムーズに動くようになった。
低速も渋る事無く動き出した。やれやれというところで、見るとシャッター幕の間に白っぽい物が見えた。このシャッターは巻いてある状態だと、まんま簾みたいなのだが、簾に巻き込まれているようだ。ピンセットで取り出すとフィルムの切れ端だった。
ライカのバルナック型では良く経験するのだが、Super Nettelの鎧戸でもあるんだとは初めてだ。
バルナックはフィルムを詰めるときに入れにくいから切れてしまったりするんだが、裏蓋がパックリとれてしまうZeiss系でも、こういうことはあるらしい。低速のつまりはフィルムの切れ端が原因だったかもしれない。まぁ、おかげで調子が良くなった。
開けたついでだからレンズや、ファインダーも綺麗に磨いたのだが、このカメラのもう一つの面倒な部分であるピントあわせのドレーカイル・プリズムも内側が曇っているようだが、これは開けて後からセットする方法を知らないので、クリーニングはあきらめた。まぁ、初めよりはクリアになって見えやすくなったので、良しとしよう。
天気が良かったので試し撮りをしたけど、この3枚玉はなかなか良く写る結果だった。
この項 了
休み前に到着していたカメラを修理することにした。
こいつはシャッターが止まって動かなくなってしまった奴だ。Zeiss IkonのSuper Nettelという。1934年に発売されたカメラだから、まぁ、うちの爺様の年に近い。
このカメラは鎧戸式のシャッターで、本当はいじりたくないのだが、止む無く開けてみる事にした。やはりそこらじゅう油が固まっているようだ。アルミのボディもサビているところもある。潤滑を良くしてやったらシャッターはスムーズに動くようになった。
低速も渋る事無く動き出した。やれやれというところで、見るとシャッター幕の間に白っぽい物が見えた。このシャッターは巻いてある状態だと、まんま簾みたいなのだが、簾に巻き込まれているようだ。ピンセットで取り出すとフィルムの切れ端だった。
ライカのバルナック型では良く経験するのだが、Super Nettelの鎧戸でもあるんだとは初めてだ。
バルナックはフィルムを詰めるときに入れにくいから切れてしまったりするんだが、裏蓋がパックリとれてしまうZeiss系でも、こういうことはあるらしい。低速のつまりはフィルムの切れ端が原因だったかもしれない。まぁ、おかげで調子が良くなった。
開けたついでだからレンズや、ファインダーも綺麗に磨いたのだが、このカメラのもう一つの面倒な部分であるピントあわせのドレーカイル・プリズムも内側が曇っているようだが、これは開けて後からセットする方法を知らないので、クリーニングはあきらめた。まぁ、初めよりはクリアになって見えやすくなったので、良しとしよう。
天気が良かったので試し撮りをしたけど、この3枚玉はなかなか良く写る結果だった。
この項 了