TP00から武蔵野崖線をスライスしてきたけれど、東京23区でいうと一番標高(東京湾平均海面)の高いのが練馬区と西東京市と武蔵野市の三重点付近。その少し東側の練馬区関町にある。約TP58となる。
これは丁度23区と市部の境になっているけれど、それから西へ進めば山へ向かってだんだんと標高が上がっていく。東へ進むと海に向かって下がっていく。東京とはそういう地形の街だ。

そして現都庁舎の建っている新宿の西口はTP40
昔の淀橋浄水場は、たしかに周囲よりも少し高い土手に囲まれていた。それでも現在の高層ビル群は掘り下げた貯水槽の底の部分に建っているわけだから、実際にはTP35くらいになるのかもしれない。

都庁のビルへ登ってみる。都心方向を見ると高層ビルや電波塔が目に入ってくるのは、やはり東京のスカイラインだ。で、くるりと振り返ると西には丹沢の山々の向こうに富士山が見える。これは東京のではなく、日本のスカイラインと言うべきものだ。

新宿という名の起こりである、江戸時代に四谷大木戸の外に作られた内藤新宿の街は、都庁から見下ろすと新宿駅から都心に向かって伸びていく。甲州街道に沿って進んでいけば、四谷大木戸があり、その先に半蔵門がある。都庁の反対側は青梅街道に淀橋の橋がかかっている。江戸時代、その外は畑の続く田舎だったとあるから、上町下町の旅も淀橋まででお開きとしましょう。

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借景 TP40 都庁舎の上

私の住んでいた辺りは、ちょうど右窓の下隅ギリギリのあたりだった

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