必ず、マネーゲームは頭のいい奴が勝つ!!

少々古い漫画だが、2017年になりドラマ化して再び脚光を浴びることになって驚いたのと同時に嬉しかった。
カイジシリーズはギャンブルの話が多いのに対して社会的、政治経済的なマネーゲームに特化して描かれているのがこの『銀と金』だ。


金融や、人間同士の取引により、大金を手にして登りつめようという人間の欲望が渦巻いている。


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主人公は右の平井銀二(通称・銀)と、左の森田鉄雄(自称・金)
裏社会を頭を使って金の力で牛耳る平井に対して、ギャンブルに溺れた生活から平井に憧れ、大金を得るために平井のような生き方を目指して奔走する物語である。

どちらかと言えば、森田の方にスポットが当てられており、事実上の主役は彼だろう。
森田は元ギャンブル依存症だが、平井にその才を見込まれてみるみる頭角を現していく。



この漫画の良いところは、政治家や銀行頭取、大手企業の社長、詐欺師など、敵対する相手は様々な分野のトップが多く、各分野において非常に勉強になるところが多い。


たとえば、競馬に詳しく人にとっては基本的な情報かもしれないが、日本中央競馬会は農林水産省(旧農林省)が管理しており、利権をもつ農林水産大臣との取引によって競馬を通じて大金を得る勝負に出るなど。


競馬を管理するのが農林水産省なんて、ほとんどの人知らないんじゃないかな。
理由としては、乗り物の"馬"が畜産物(農業資源)ということで。

したがって、ボートは国土交通省(運輸省)、競艇・オートレースは経済産業省(旧通称産業省)が管理するなど、多くの人が知らないことを平井は何でも知っている。


平井が表社会のことも裏社会のことも全て教えてくれる。



つくづく漫画って勉強になる。

私が漫画を愛してやまない理由は、娯楽はもちろんだが、自分の知らない世界を疑似体験して勉強になるというのが半分以上を占めている。


活字もよく読むが、漫画は描写が描かれており、目で見て理解しやすいという利点がある。

そういう点では、この『銀と金』はためになった。



また、平井の仲間には警視庁OB元検事元新聞記者詐欺師など、各分野のプロフェッショナルがおり、専門的な分野で彼らが力を発揮するというのも魅力である。

その中で、森田は社会の悪者に立ち向かっていく。



この漫画のタイトルは「金と銀」ではありません。

「銀と銀」でもありません。

「赤と青」でもありません。


「銀と金」でございます。

まずは、金が銀より上(前)という固定概念を振り払おう。

どうでもいいか。



[まとめ買い] 銀と金