おすすめ漫画、教えます。

漫画好きの、漫画好きによる、漫画好きのためのブログです。

カテゴリ: ヒューマン



禁断の愛とセックスの全てがこの漫画にある

『黄昏流星群』は恋愛話に特化していて、ストーリーによって主人公が変わってくる。
主に中年、いや、初老の恋愛話が繰り広げられていて、40代や50代、70代の恋愛模様が描かれていることもある。

若いラブコメ漫画って山ほどあるけど、ここまで高齢の人たちがラブストーリーのメインになる漫画って唯一無二だと思う。


ex-image (1)




この漫画を読んで思ったことがある。


絶対に中年・初老の恋愛の方がおもしろい!

歳を重ねているだけに、人生経験も多く、恋愛するにも人間関係などにしがらみが多い。
つまり、不倫などの禁断の愛も多い。



若い男女がいくら辛い恋愛してるっていっても、初老に比べたら、いたってシンプルな恋愛をしていて面白味がない。

歳をとってからの恋愛の方がドラマがあって、どんな形であれ、美しさがあると黄昏流星群が教えてくれた。


そして、人によって恋愛の形が全く違うよね。




少し話を紹介するが、(多少のネタバレあります。)



ある70代のおじいちゃんは、生まれてはじめて風俗にいって風俗嬢に恋をして、それから身体を壊した奥さんをその風俗嬢が介助して、幸せに3人で暮らす生活が始まります。


中年のお医者さんは、ボケがはじまった同級生の母の診察を続けていたら、無意識に同級生の母への恋心が芽生えており、彼女が亡くなった後淡い気持ちになります。




こんな切ないラブストーリーが、さまざまな形で描かれているのが「黄昏流星群」

恋愛は、いつも島耕作のようにモテる人が主役とは限らない。 
恋愛は、誰でも一人一人が主役なのだ!
  


そして、改めて言いたい。


中年・初老の恋愛がいちばんおもしろい(笑)




[まとめ買い] 黄昏流星群(ビッグコミックス)(1-50)




ギャグ漫画の頂点、「稲中」の再来!!!

ある日、突然ウチの姉が持ってきて、「これを読みなさい。稲中の再来。」と言い放って、私の部屋に置いていったのがこの漫画。

そこから見事にハマった(笑)



これは「高校アフロ田中」、「中退アフロ田中」、「上京アフロ田中」、「さすらいアフロ田中」、「しあわせアフロ田中」というように、シリーズ化している。

主人公はアフロヘアーの田中ひろしであり、高校からの田中の人生が描かれている。


おもしろい漫画は数あれど、腹抱えて笑える漫画って少ないよね。
これはめっちゃ「高校」から「しあわせ」まで全部笑えた。

つまり、この作者が私のツボにはかなりハマった。



どちらかというと、この漫画は主人公の田中ががっつり笑いをとりにいくというよりかは、田中をとりまく周りの人間がやらかしてくれるのでおもしろい。

高校時代は基本的に田中と仲の良い4人、岡本、村田、大沢、井上がメインで出演しているが、田中の成長にともなって、高校時代の友人とは疎遠になり、取り巻くキャラクターも変化していく。

これが、アフロ田中の特徴的なところであり、楽しめる大事な要素である。


つまり、高校を中退して働くようになっても、その職場、職場でおもしろい人物が次々と現れるのである。


あとはさわやかなエロスに高感度がもてるだろう。



笑いのセンスはなかなか抜群である。

先日、「監獄学園(プリズンスクール)」の記事において、笑いのセンスが非常に高いというようなことを書いたが、「アフロ田中」においても同様のことがいえる。

「監獄学園(プリズンスクール)」過去記事はこちら


ギャグ漫画として飛び抜けている感がある。

もちろんツボにはまるかどうかは人によるが、少なくとも私にとってはトップレベルに笑えた。


あとは、肩の力を抜いて読めるのが非常にいい。
正直、ちょっと落ち込んでいた時期に読み始めたのだが、嫌なことを簡単に忘れることができるくらい没頭できた。

気楽に、延々と笑って読める漫画としては他にはないだろう。



「老人アフロ田中」とかまで永遠に続いてほしい(笑)



[まとめ買い] 高校アフロ田中(ビッグコミックス)



2010年、マンガ大賞3位かな。
2015年、佐藤健・神木隆之介のW主演で実写映画化。

かなりヒットした作品で、知っている人も多いと思うが、改めてすすめさせていただく。



これは漫画家が主役の漫画であり、連載する雑誌は少年ジャンプが舞台となっている。
つまり、ジャンプ編集部の裏側などが事細かにわかり、ジャンプの漫画家のリアルな心境がわかってくる。

主人公は叔父に漫画家をもつ真城最高(以下・サイコー)と作家志望の高木秋人(以下・シュージン)の二人の同級生で、彼らが組んでジャンプの連載を目指すというもの。

二人ともそれぞれ天才なんだよね。


サイコーはストイックで作画を描くのがとにかく上手い。そしてシュージンはストーリーを作る天才。
このような二人が組むと、すごい漫画が生まれるのは必然である。



この「バクマン。」自体も原作・大場つぐみ作画・小畑健という二人の天才が描いている。
特にこの大場つぐみさんは、私にとって思い入れが強い。

というのも、大場つぐみさんはかつて少年ジャンプで連載していた「とっても!ラッキーマン」の作者ではないかと都市伝説的にまことしやかに囁かれている。

大場つぐみさんは話をつくる天才なんですよね。
ただ、絵が苦手なようで、それを理由にかなりの作品をボツにされてきたとか。


ボツネタはバツの書かれた箱に入れられ、そのような作品を繰り返すと大バツ組(おおばつぐみ)と呼ばれるとかなんとか。


ちなみにあの「デスノート」も大場つぐみ・小畑健のタッグで描かれた作品である。
つまり、ストーリー作りの天才・大場つぐみに絵の上手い漫画家がつけば最強になるのである。


私は子どものころ、まわりの皆が一番好きな漫画を「ドラゴンボール」「スラムダンク」と挙げる中、唯一「ラッキーマン」と言い続けていた。

それぐらい大好きな漫画家だった。




「バクマン。」は登場するキャラクターがとにかくいい。


そして、ライバルである少年漫画界において究極の天才・新妻エイジなどが活躍し、この漫画をより一層おもしろくしている。

「バクマン。」を読んだ人は、だいたいこの新妻エイジの虜になる。

「新妻エイジかっちょええ~。」
ってな感じに(笑)


それぐらい、それぞれのキャラクターが満点なんだよね。




総じて、漫画界の裏側がよくわかる「バクマン。」はおもしろい。
ただし、裏側を詳しく描くがあまり、少年漫画としては読むのに時間がかかるかもしれない。

最近、少年漫画でも中身が濃いのが多くなってきた気がする。
「ジョジョ」も後半時間かかるよね(笑)



漫画好きなら一度は漫画家になりたいと思ったことがあるのではないだろうか。
そんな人は一度読んでみると、子どもの頃の気持ちがよみがえってくる。



ちなみにBAKUMAN(バクマン)の下の部分を隠すと、

RAKIIMAN(ラッキーマン)になりますね(笑)



[まとめ買い] バクマン。 モノクロ版(ジャンプコミックスDIGITAL)
[まとめ買い] バクマン。 カラー版(ジャンプコミックスDIGITAL)



不幸な星の下に生まれた少年たちは、現代社会で何を思い、どう生きるのか。

ずっと読もうと思っていた漫画である。
モーニングを毎週買い始めたころ(島耕作を読むため。)、独特の絵で描かれている漫画があるなぁ、と思っていたら、それが『ギャングース』だった。

いつか、最初から読みたいと思っていたら、テレビのバラエティ番組『にけつ』ケンドーコバヤシさんがこの漫画についてしゃべっていた。
内容は、共演者の千原ジュニアさんにそっくりな「千原女」と呼ばれるいうキャバクラ嬢が出ているとのこと。

余計に、これは読まなければと思った。(笑)



これは、少年犯罪を中心に取材するルポライターの鈴木大介さんが原案を書いているので、底辺を生きる少年たちがかなりリアルに描かれている。
ストーリーとしては、家庭環境に恵まれない少年3人が窃盗団を結成し、犯罪者を対象にした窃盗「タタキ」といわれる生業を行っていく。

少年らは親がいなかったり、壮絶ないじめにあっていたり、少年院で育ったりと、非常に不遇な人生を送っており、社会の底辺といわれる環境の中、生き抜いていく。


正直、想像する以上に過酷な人生を送っている。



読み始めたとき、絵の雰囲気から「闇金ウシジマくん」のようなバッドエンディングが多発する、テンション下がる物語かと思えば、なかなかギャグありのおもしろい漫画である。

というのも、少年たちにとってはこれが当たり前の環境であり、一歩間違えば死んでしまうという場面に何度も遭遇しながらも、当人らは明るく楽しんで生きている。
これを見れば、たいていの人達はどんなに自分の育った環境が恵まれていたかと考えさせられる。



この漫画の特徴的なところは、主に裏社会が舞台となっているため、一般人には少しわかりにくい世界であるため、裏社会の専門用語なるものの説明が細かくページの余白に書かれている。

私の友人は、この漫画を読んだ感想として、
「余白の説明ちゃんと読み過ぎて、読み終わるまで時間がかかった(笑)」
と話していたが、もちろんそこはとばしてサクサク読める。

ただ、私としてはそこが非常に勉強になり、理解が深まるため、ぜひ読んでほしい。


我々にも身近な犯罪?でもある「オレオレ詐欺」などの犯罪手口が詳しくわかるため、防犯のためにも知っておきたいところだ。

あ、この漫画は読むことによって防犯意識を高めてほしいと強くうたっている。


つまりこれは防犯漫画である(笑)





改めて言うが、自分がどれだけ幸せな環境で育ったか再確認したい方は、ぜひ読んでほしい。



[まとめ買い] ギャングース(モーニングコミックス)



コメディ要素が多くなってきた古谷漫画

ずっとシリアスな作品が続いていた古谷実の漫画だが、久しぶりにギャグの多い作品だったと思う。
久しぶりに古谷漫画で人が死ぬことはなかったのではないかな?

これは主人公が完全にクズですね。私好みです


先日、待ち合わせをしているときに古本屋で見つけて1巻だけ読んでみることに。

主人公・中丸タケヒコは幼少期を妹のとともに過ごし、両親のことをほとんど知らないまま祖父と共に3人暮らしをしているが、タケヒコは31歳は14歳から17年間ひきこもりでまったく働かない。というか、全く家から出ない。

妹は小学校の教員で、タケヒコはとにかく妹のことを溺愛しているが、自身が妹を不幸にしていると思い、社会的自立を目指して上京する。


人間、17年もひきこもると、独自の価値観や感性が出来上がるものだ。
タケヒコは17年間、ほぼ妹と祖父以外の人間とコミュニケーションをとっていないので、自尊心ばかり成長し、他者を尊重することが全くできない。
非常に自己中心的である。

そのため、東京で出会ったホームレスの谷川や大学生の河合に横暴な振る舞いばかりをして困らせてしまう。
そのあたりで、古谷パワー発揮です。
なんとも変態的でキテレツな仕打ちをしてるところが「らしい」と思う。
ギャグの部分は『稲中』を思い出させてくれる。


やはり、少しエロスな部分も兼ね備えていて、興味をそそる作品となっている。
今回は『ヒミズ』などのようにグロい要素は抑えているので、グロが苦手な人は安心できる。


これを読んで思ったのは、人間はどういう状況に置かれていても、何とか生きていけるもんだなってこと。

会社を離職するものや、自殺志願者も出ているので、ある意味、人生についての哲学的な要素が備わっている。

人生で悩んでいても仕方がない。

社会不適合者だが、生命力だけは強いタケヒコから「反面教師」として学ぶことがあるかもしれない。


ひきこもりの行く末に興味のある方必見です。



[まとめ買い] サルチネス(ヤングマガジンコミックス)

このページのトップヘ