2005年02月08日

ライブドア徹底解説

 本日は、週末にSQを控えていることから、オプションの焦点となっている11500円を挟んで小動きに終始する展開となった。現物市場では寄付きから、新日鉄や住金を中心にオイルダラー?と目される外人買いが入って、大商いになっていたし、後場寄りからは値嵩ハイテク株にも買いが入って、アドバンテストが9000円を回復し、更に2時からは都銀株にも公的資金?のような買いが入ってきて、そんなに悪い雰囲気ではないのだが、どうにも日経平均は動かなかったようだ。

 また225先物でも昨日のような派手な手口は現れず、トピックス先物は逆ザヤ商状が継続しており、何度か下方向へ売り込む姿勢は見えたものの結局上へも下へも攻めきれなかったようだ。


 では明日のスケジュールだが

◎10:30 須田美矢子・日本銀行政策委員会審議委員、出張先で金融経済懇談会
に出席、冒頭で講演(13:30から記者会見、北海道・函館)
◎10:30 財務省(理財局国債課):5年利付国債の価格競争入札の実施、
「表面利率(クーポン)は前回1月13日入札の43回債と同じ
0.5%」(予想)。発行予定額は前回と同額の2兆円程度
◎11:00 細田博之・官房長官、定例記者会見(首相官邸)
◎12:30 みずほコーポレート銀行、長期プライムレート(最優遇貸出金利
現行年1.55%)を変更、改訂の場合は10日から適用
◎13:30 KDDI、新コンテンツ発表会、高橋誠・執行役員コンテンツ・メデ
ィア本部長と和田洋一・スクウェア・エニックス社長が出席(港区ス
パイラルホール)
◎14:00 財政制度審議会、財政制度分科会(財務省)
◎16:00 細田博之・官房長官、定例記者会見(首相官邸)
◎17:00 谷垣禎一・財務相、定例記者会見(財務省)
◎19:30 FIFAワールドカップ、アジア最終予選、日本代表−北朝鮮代表
(埼玉スタジアム2002)
◎――― 株式新規公開(市場変更を含む)−ワイエスフード、ワールドインテ
ック、日本テクシード、ホロン、ハビックスがジャスダック上場
◎――― 決算発表−ソフトバンク、日産自動車、石油資源開発、住友化学、
日本郵船、古河電気工業(第3四半期10−12月)、昭和電工(12月
通期)

<経済指標>
○11:00 オフィスの空室状況(1月末、三鬼商事発表)
○13:30 特定サービス産業動態(12月、経済産業省発表)
○15:00 工作機械受注額(1月速報、日本工作機械工業会発表)

<海外>
 ○米 先週のMBA住宅ローン申請指数
 ○米 決算発表−AIG、シグナ、リンカーン・ナショナル、メットライフ、
ナップスター
 ○英 イングランド銀、金融政策委員会(MPC、9−10日)
 ○英 12月の鉱工業・製造業生産
 ○英 12月の貿易収支

 となっている。



 では本日も目に付いた銘柄の解説を入れてみたい。


 多分誰に聞いても、本日一番目立っていた銘柄は、ライブドアと答えるだろう。どうやらライブドアの子会社と併せて、ニッポン放送の発行済み株式数の35%を取得したというニュースが材料である。今後どういう風にニッポン放送株を活用するのかは知らないが、結構大きな材料だ。なんせ議決権の過半数の2/3、つまり全体の1/3以上にあたる35%もの株式を持っているということは商法上では大きなメリットがあり、フジテレビは油断していたはずであり、きっと嫌な顔をしているはずだ。さすがは、某有名FマネジャーだったF氏が、金融面のアドバイスをしているという会社だ。

 ただしニッポン放送株を取得したという材料面からのアプローチは、他のブログへでも行って見ていただきたい。多分そこらへんに一杯載っているはずだ。当欄はあえて、本日同時に発表されているライブドアの800億円分の資金調達となった、ユーロ円建転換社債型新株予約権付き社債の解説にしてみた。

 何故こちら側の説明にしたかと言うと、こちらの内容も今後のライブドアの株価推移に与える影響は、結構大きいと思われるし、また一度理解しておけば、今後は他の銘柄への応用も利くからだ。

 基本的にはJPモルガンが引き受けて、三菱自動車が売り叩かれる元になった下方修正条項付きの優先株とスキームが同じような感じの社債になっているため是非読んでいただきたい。出来るだけ内容を分かり易くするため、直接に株価に影響を与えない、細かい社債の内容は省いてあるが、それでも初めての人にはちょっと難しいかもしれない。ただしこれからの証券投資には必要な知識となってきているため一読をお願いしたいのと、ブログランキングボタンを押してやって欲しい。



後半は、ライブドア社債の恐怖と先物手口分析です。




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 まず、今回発行されたのは、「株式会社ライブドア2010年満期ユーロ円建転換社債型新株予約権付社債」という名称の社債なのだが、長いので「ライブドア社債」と今後書くことにする。

 このライブドア社債の主な特徴として、“行額800億円 第三者割り当て 1億円単位 づ初転換価格=450円 ヅ彰慌然塀だ犠鮃燹´Σ叱妥彰慌然福瓧隠毅訓漾´С式貸借契約有り ということが挙げられる。

 ではこのライブドア社債だが、基本的な仕組みは、ライブドアが800億円分の社債を発行して、現金800億円を集める。そして2010年の満期が来たら800億円分のお金を返す変わりに、ライブドアの株券を800億円分差し上げますよと言うような内容となっている。

 今回、ライブドア社債800億円分を買うのは、リーマンブラザーズの関係会社(Lehman Brothers Commercial Corporation Asia Limited)であるが、△梁荵絢坡笋蠹てとは、一般公募はしていませんという意味であり、つまり貴方がこのライブドア社債を買いたいと堀江社長にイキナリ言っても、買うことは出来ないという意味です。

 そしてこのリーマンブラザーズの関係会社は、1億円単位 にして他の投資家やヘッジファンドに販売することも出来るということです。(ここの部分は転売禁止となっていなかったと思うのだが、自信はあまりない)


 い療初転換価格=450円とは、1億円のライブドア社債を買ったAヘッジファンドさんが、1億円を返してもらう代わりにライブドアの株券をもらう時、一体何株のライブドア株をもらえるのかを書いてあります。つまり、1億円÷450円という計算で求められ、約222000株という事になります。これは逆に言えばAヘッジファンドは、ライブドアの株価が仮に今現在1000円していても、いつでも転換請求して450円の株価で222000株のライブドア株を手にいれることが出来るということでもあります。こうなればAヘッジファンドは大儲けとなり大喜びです。

 ではAヘッジファンドは、ライブドア株が値下がりしていたらどうなるのでしょうか?例えばライブドアの現在株価が400円であったら、現金1億円分をライブドア株450円で転換すると大損になってしまいます。それなら1億円の現金を返してもらって、ライブドアを400円で買い付ければ250000株のライブドア株を買い付けることが出来るからです。

 しかし、百戦錬磨のAヘッジファンドがこの程度しか、自分に有利でない契約のライブドア社債を大枚をはたいて購入するでしょうか?実はここからがこのライブドア社債のミソなのです。

 このライブドア社債には、ヅ彰慌然塀だ犠鮃爐噺世錣譴襪發里付いていて、毎週金曜日を転換価格の決定日として、水・木・金曜日のライブドア株の売買高加重平均価格の平均値の90%の株価を、新しい転換価格として随時変更していくという内容になっています。つまり仮に、水・木・金曜日のライブドアの株価が、全部300円の一本値段だった場合は、転換価格は270円に変更になってしまうのです。そしてこれは転換価格が、Σ叱妥彰慌然覆鳩茲瓩蕕譴討い襭隠毅訓澆泙任蓮⇒論上は転換価格を引き下げることが出来るという約束になっているのです。

 ここでよく考えていただきたいのですが、Aヘッジファンドは転換価格が安いほど、同じ1億円を転換しても、より多くのライブドア株を手にすることが出来ます。例えば当初の450円の転換価格では222000株が手に入りますが、修正後の270円の転換価格では、370000株が手に入るのです。しかし、ここで一つ考えるのは、より多くのライブドア株を保有したからといっても、株価も下がっているのだから、結局のところ時価では1億円相当しか無いではないか、という点です。

 これは確かにその通りなのですが、ではもしその後にライブドア株が上昇したらどうなるでしょう?当然ながら、より多くのライブドア株を保有してあるほうが有利になります。上記の例ですと、当初転換価格で222000株保有しているケースでは、ライブドア株が500円になっても1100万円程度しか儲かりませんが、修正後の転換価格で370000株を手に入れたケースでは、8500万円も儲かります。

 つまり、Aヘッジファンドが一番儲かるケースは、ライブドア社債を引き受けた後に、ライブドア株を下落させて転換価格を引き下げ(出来れば下限転換価格がベスト)そして1億円をライブドア株に転換させ、そしてその後に今度はライブドア株が大暴騰するというケースとなります。

 しかしそうは言っても、ライブドア社債を引き受けた後に、ライブドア株を下落させることなど出来るのか・・・?という疑問が残るのですが、全くその通りです。Aヘッジファンドがすでにライブドア株を大量に保有しているのなら、自分の保有しているライブドア株を市場で大量売却して株価を下げればいいのですが、ほとんどの投資家は保有していません。ではどうするのか・・?

 そこで最後のС式貸借契約有り という契約が結ばれているのです。これは堀江社長が、自分の持っているライブドアの株を、ライブドア社債を購入してくれた方々に、お貸ししますよという契約です。つまり、この堀江社長からライブドアの株券を借りて、市場で大量にライブドア株を売却して株価を下落させ、転換価格を引き下げることも出来る可能性が大いにあるということを意味しています。

 実はこれとよく似た制度で、三菱自動車が大暴落したのは記憶に新しいところですし、同じような制度で不良債権処理の時、ゴールドマンに引き受けてもらった増資のお陰で、三井住友銀行も大暴落しました。(ただしどちらの銘柄も、上記の理由で大暴落後は、大暴騰していますのでお忘れなく)

 今回の説明では厳密には契約内容と違う箇所もあるのですが、分かり易くするためにあえて、シンプルに説明してあります。ただし契約内容の基本的な部分はすべて網羅済みですので内容的にはほぼこの通りとなっています。(間違っていたら申し訳ありません)

 ただしいつも書いていることだが、だからといってライブドアの株が下落するかどうかは別物であり、直接株価には言及しないが、こういうような契約内容であるということを知っておくのと知らないのとでは、投資技術に雲泥の差が出るということは言えるであろうと思っている。

 実際のところは、ニッポン放送株を大量取得しているという大材料も同時に出てきており、株価の上下予測はホント難しいが、転換価格修正条項が付いている株式は、悪材料が出たらトコトン弱いということは言えると思うのだが・・・しかもこの価格修正は多分満期まで続くと思うので要注意だ。(価格修正の期限については書いてなかったはずだが・・・?あまり自身はない)

 ただし今回は、ライブドアの株にはニッポン放送の株式時価価値が常に付いて回るため、三菱自動車のように売り叩けるかどうかは別問題だ。理屈上は、ニッポン放送株の時価総額の35%である約780億円がライブドア株とは別個に保管されているようなものであり、三菱自動車のように赤字の穴埋めに増資して集めた現金が消えているわけではないので、理屈上は簡単には売り叩くことは出来ないため、この点でも今回の仕掛けの、アドバイザーがいかに有能であるかが伺える。ちなみに下限転換価格の157円までライブドアが下落すると仮定したときの時価総額は1000億円ちょっとであるため、この中からニッポン放送分の780億円を引くと、実際のライブドアの価値は220億円になるということになる。つまり800億円増資をする前の日の株価なら、35円程度という意味であり、これはさすがに無理だと思われる。

 ただし、そうは言っても最終的にはライブドアのような個人投資家が圧倒的に多い銘柄の株価は、需給で決まるのも確かであり、高PERを突かれて成長鈍化シナリオが出てきたりする可能性もありえる。ましてや大株主である堀江社長の持ち株を借りてヘッジファンドは空売り出来るのだからなおさらである。またフジテレビ側にヘッジファンドが応援についたりする可能性も十分あるからなかなか面白そうな展開だ。
 
 またそんな面倒なことをヘッジファンドがしなくても、2月25日から株式に転換できるので、450円以上ならどんどん転換して売却すれば、即利益となるケースも出てこよう。つまりあまりニッポン放送の件で株価が上昇すると総額800億円分もの売り物が出てくるという仕組みでもある。

 考えれば考えるほど、明日以降の展開は読みにくいが、ただし、どちらにしても思惑が積もって上方向か下方向かに極端に上下しやすい環境になったことだけは確かなようであり、「これぞライブドアっ」という株価推移を見せてもらえると思われる。ディトレードの腕自慢が大集合してきそうだ。



 ではここからはいつもの先物手口分析です。

 まず225では買い方=安藤1100枚・アムロ800枚、売り方=カリヨン2100枚・バークレイ1000枚となっている。

 トピックスでは、買い方=パリバ1000枚・UBS1000枚、売り方=大きい手口無し、となっている。

 OPでも115Pをカリヨンが100枚ほど買い増しただけで大きな手口は見られなかった。


 では勝手解説だが、安藤証券の買い越しが手口分析で出るのは初めてだが、意味不明だ。売り買いトントンで終わることはよくあるのだが・・・?

 カリヨンは先日から志向している通り、真っ直ぐ下方向を狙っているが、基本的にはSQに11500円を割れていれば不満は無いであろう。

 実はゴールドマンが今回は一番困っており、あきらめがつかない状況に見える。なんせ、115C・Pの両買い建てというポジションが主力であるため、11500円ジャストでSQ値が決着すると、現在建っているオプションの建て玉ポジションでは、建て玉分への投入金額が全額損してしまうからだ。木曜日の寄り付きにSQとなるため、時間が無く厳しい状況だ。

 がしかし・・・、ゴールドマンは11500円ジャストが一番困るので、明日どちらかに動いてくるはずだと見ている。本当は115Cの方を多く保有しているので上方向に大きく持っていくのが一番都合がいいのは確かだが、時間的余裕が無い。ここからは想像だが、今晩のNY動向を見て上昇していたら、CMEを大きく上げて東京市場も上方向をガンガンに狙いに行くし、もしNY市場が下落するなら、CMEを大きく下げて、東京市場でもカリヨンと方向性を合わせて一気に下方向狙いに動くようなケースを考えている。

もちろんながら、ゴールドマンにとってのベストシナリオは、明日前場中に11400円くらいまで下げて115Pを利食いした後に、後場から大暴騰して11600円でSQとかいうシナリオだが、さすがに都合が良すぎるだろうし、カリヨンが阻止するはずだ。

 結論として、明日は±100円幅程度の方向性は出る可能性があるが、上方向はカリヨンと逆なので重く、下方向は案外加速が付く可能性もありそうだ。ただし、はっきりとした相場としての筋の通った方向性が出るわけでは無く、プロ同士の叩きあいであるため、私も含めた素人はSQ通過までは先物はやめておく予定だ。

 基本的には上記の様な思惑が無ければ、明確な方向性が見出せているわけではなく、明日が普通の日なら大した上下も出ずに終わる可能性の方が高いことは当然だ。ただし無理に機関投資家同士の勝負に出て行って、火傷するのは嫌だから、先物は見物しておくと書いているのである。もうちょっとの間は個別銘柄の方が断然面白そうだ。



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下がっていますね。、今日は下がりました。このブログ様の情報によりますと、ニッポン放送を買うお金を出した会社はライブドアの株価が下がったほうがいいらしいです。なぜかは上記のサイトを見てください。説明できません。しかも堀江さんが保有しているライブドアの株を借.
ライブドアの株価が【大学生がいろんなことを考えてみる】at 2005年02月14日 23:29