気温35℃を超えると蚊は活動しないんだとか。
周囲にヤブ蚊の多い名古屋営業所、喰われずに済む、とコレ幸いに炎天下の中、丸焦げになりながら選別業務をこなしています。
何年前の事だったか忘れました。
営業所に見慣れない1台のトラックが停まり。
(新規のお客さんかな…)と思いながら仕事を続けているとカジュアルな格好をした年配の男性が降りてきて「*☆○$#%〒¥、ここに受取りのサインを…」差出された伝票に、言われるがままに受領印を押すと深々とお辞儀の後、晴々とした表情のまま徒歩でどこかに消えて行かれました。トラック置いたまま…。

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よく見ればこのヒノノニトン、北見ナンバー。
おーこれか!本社のお下がりを名古屋に送るから、って言われてたヤツや!

あの徒歩で帰ってったオッサン、「陸送屋」って職業があるんですねーその時は知りませんでした。
まさか北海道からオール陸路で来たとは思えません(フェリー使ったであろうかと)が、車で来て徒歩で帰る、という絵面の斬新さに当時は目が点になったのを覚えています。

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コイツ、さすがは北海道らしく寒冷地仕様でパートタイム四駆。本州でも冬のハイシーズンでの内陸部山間部への配達には頼もしいヤツでした。
本州ではモノ珍しい北見ナンバー、お巡りさんに止められる事もしばしば。盗難車にでも見えたろか?失礼な!

長らく名古屋で大活躍だったコイツもあちこちガタがきては修理し、を繰り返しいい加減もうそろそろ…という潮時を迎えたころ、本社に相談すると「じゃあ本社に返してよ」と。

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結構長期の出向期間を終えたコイツを北見へ運ぶ為、再び陸送屋さんを依頼。
今回やって来たのは免許取立て18歳の「トラック萌え女子」。

今の免許制度ではトラック乗るには普通免許のひとつ上位の「準中型」が要るらしいのに、この女子はこの免許からいきなり取ったとか。色んな趣向のかたがいらっしゃるものですね。

目をキラキラ胸をキュンキュンさせながら運転席に乗り込み、およそ免許取立てとは思えないハンドル&ミッションさばきで颯爽と北の大地へ出発していきました。車がガタボロすぎてトラックを嫌いにならなきゃいいけど…。


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涼しげな北海道で第三の余生を謳歌してください。
長らくお世話になりました。