暦の上ではもう秋の訪れなのですが、まだまだ猛暑が続いています。今年は雨も多く、まるで梅雨が何ヶ月も終わっていないような錯覚すらします。

会社の倉庫を整理していると、販売には適さないサイズの端材が出てきました。極端に小さなカケラや砕けた物はチップ再生や廃棄するしかありませんが、たとえ不揃いでも板状であれば何とか使い道を考えたいもの。昭和生まれはもったいない精神が染み付いているのです(笑)。
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という事で事務所の横にある側溝に被せるフタを作ってみました。素材はクリです。家具や小物工芸に使われる事が多いのですが、縄文時代から家屋建材として土台に使われたり、線路の枕木に用いられたりもします。加工しやすい割に耐水性や耐虫性に優れているんですね。歩行者や車両も通るので、念の為に仕上げでクレオソート系防腐剤を塗布してあります。

さて私オールドルーキーの話です。デザイン専門学校で木工を含む造形全般を習得して就職したのはデザイン事務所でした。自動車から電化製品、日用雑貨まで幅広く手掛けていました。出来上がる製品はプラスチックでも、試作品の段階では木製の場合も多いです。角材を旋盤で挽いて、ジュースの缶やペットボトル、シャンプーや白髪染めの瓶などを作ったりしました。

そんなある日、国から変わった業務依頼があったのですが、次回に続きます……。