このタイトルは「楢(ナラ)」を言葉に例えてみた個人的なイメージです。

堅くてカチッとしていて、派手さはなくてもそれでいて地味すぎず、表情は豊か。真面目なのに話すと会話が弾む人みたいな。

ナラ材を専門に使う家具作家さんのアトリエでタンスを拝見しました。
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キチッとカチッとしてるのに風合いは柔らかくて。わずかにテーパーを付けた脚座が自己主張しすぎないアクセントになっていて印象に残ります。
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同じくテーブルです。常に目にするからこそ奇をてらわない優しい柾目にされているのでしょうか。

家具材としてのナラは優等生だと思いますが、ナラと言えば昔に観た『楢山節考』を思い出します。とても重厚で複雑な感情が交錯する映画でした。単に楽しいとか格好いいとか感動すると言ったものでなく、観終えてから何十年経っても忘れられないメッセージ性がありました。

ずっと楢が採れる山を舞台にしているのかと思ってましたが、原作の設定は甲州なのでどうもナラ材とは関係がなさそうです…