みなさんこんにちは。
現在の状況についてお知らせいたします。
鉢植えの冬の水やり
この時期になると乾きも少なく、灌水頻度は大きく低下しますが雨が少ない分、
なんだかんだと乾いてしまいます。
植物によってまったく異なるのは当然ですが、
どのくらい土が乾けば水を与えるべきなのか、なかなか難しいです。
この寒い中でも(地上部の状況はともかく)養分吸収を行うのならば、
乾かしすぎるのはよくないと言えるでしょう。
チューリップは「冬も乾かさない」と一般にも知られていますが、
地上部がまったくないにもかかわらず、冬期中ずっと養分吸収を行っています。
一方で、夏のように過灌水によって根腐れなどの障害を起こすリスクは低いものの、
やはりやり過ぎには気をつけたいところです。
多くの種類では、なんだかんだと冬期の灌水量によって生育上の大きな影響は受けないだろうとの
(明確な根拠のない)前提で、勘に頼った水やりとなっています。
しっくりこないなあといつも思いつつ、水やりを行っています。
マンドラゴラ
乾燥地の植物で秋~春が生育期。根はかなり太いことからも過灌水は危険だと予想されます。
ただ、(少なくとも当園では)細根が地表面に集まっていて、この季節にしてはよく乾きます。
しかし、鉢を持ち上げてみると意外と重く、地表近くばかりが乾いているのではないかとの
疑念を抱きます。
こういう場合は、土の通気性が悪く、もっと水はけのよい土を使って深くまで細根を張らせるべきと
考えるのですが、過去にいくつかの用土を試した結果から、あまり変わらないと思います。
(少ない降雨時に多くの水分を吸収できるよう、サボテンのように浅くて、広い根域となる
種類なのかもしれない??)
結果的に、(少なくとも鉢の下層部分については)水をやり過ぎではないか?と思ってしまう
水やりとなっています。生育期は水を好むのだったら助かるのですが。
なお、現在、すべての水やりはAM11:00~PM2:00の間に行っています
クリスマスローズ
冬だから、との意識はなく、表面が乾いたら水を与えています。
新しい葉も出ていますし、クリスマスローズなんかの養分吸収特性は調べられていないでしょうが、
動物でいうところのペンギンやホッキョクグマのように、寒さなんかはみじんも感じず
養水分を吸収しているのだろうと思います。
でも、1か月前に比べるとその活動はゆっくりでしょう?から、
少々乾いてもあわてる必要はないと思っています
ユリ
秋にロゼット状の葉を出す一部の種類を除いて、
下根(底盤部)からの養分吸収はほとんどない(少なくとも影響を与えるほどではない)と
されていることもあり、下根やりん片が水分欠乏によって障害を受けない程度~
下根の成長に必要な水分供給程度の水やりでも問題ないのかもしれません。
でも表面が乾いて少ししたら水を与えています。そこまで必要はないようにも思えます
オケラ
冬期に地上部が枯死する宿根性の植物。乾燥にも強そうな太い根を持っており、
営利生産ではおがくずのような資材に包んで春の植え付けまで保管するそうなので、
恐らく水を与えなくても根が枯れることはないのでしょう。
しかし、細根は冬も生きており、細根の有無で初期生育は大きく変わってくるはずです。
営利生産では良質な土壌や管理によって貯蔵によって細根がなくなっても十二分にカバーできますが、
当園は非常に怪しい管理となるので細根を十分にはらせて春を迎える必要があります。
よって、過乾燥にすることはありません。それでも、水は必要以上に
与えているでしょうか?扱う種類が多く、表面が乾いたまま待とうにも何日前に水を与えたか
覚えていないこともあり、頻度が高くなっていると思いますが、鉢底から水がたっぷり出るほどの
灌水ではなく、適度に湿っていればよいという水の与え方となっています
アロエ
これらは冬の寒さに弱く、当園で越冬できるかはぎりぎりの植物です。
水を与えすぎると確実に障害を受けますので、雨の当たらない場所に置いています。
そして、さすがに数か月も水を与えないと下葉がしなびて維持できなくなるので、
1か月に1回などかなりの低い頻度で、少量の水を与えます。
戸外での越冬試験は3年目で、今回はやや寒風の当たる場所で試しています。
本来は地植え、または巨大な鉢に植えてこそ本来の姿を見せるので、
今回の試験にパスすれば大鉢に植え付ける予定です。
なお、他園では戸外に植栽されていますが、まったく改良されていない
マイナーな植物は出所(自生していた場所)によって性質が異なる傾向が強いので
慎重な(やや慎重すぎるような気もしますが)対応をしています
最低10℃の部屋にあるアロエは乾いたら少し待って水を与えています。
神経質にならずとも問題ありません
シンビジウム
戸外越冬可能な小型種です。
本来、冬期は水やりを控えめにして根の腐敗を避ける対応がされると思います。
この低温では水分をあまり必要としない上に、根が腐敗した場合のリカバリーには
数年という期間を平気で要する植物だと思います。
しかし、つぼみが膨らんでいるので過乾燥もよくなさそうです。
花のためには最低10℃、最高25℃以下の場所に置くべきでしょう。
寒風の当たる最悪の場所に置かれているのですが、花のことは気にせず、
とにかく控え気味で管理しています
センブリ
雨の当たらない場所に置いています。
よくわからないのですが、表面が乾いてさらに少し待って与えています。
もうしばらくするとロゼット葉は枯れると思いますが、
植物体は小さくて、根も細いので過乾燥にはならないように注意しています。
キンカン
キンカンも地表近くに根が多く集まっており、冬でも表面はすぐに乾いてしまいます。
しかし、下層は乾いていないようです。
台木に何を使っているのかは知りませんが(カラタチ?)、カンキツ類の多くが浅根性なので
そのようになってしまうのでしょうか?
夏は猛烈に乾くので、これ以上水はけをよくするわけにはいきません。
冬はあまり灌水頻度を高くしたくはないのですが、
どの程度まで水を控えて問題ないのかいまいちわからないです。
表面だけさらっと水を与えるのがよいのでしょうか。
恐らく、その程度が無難かもしれません。
ウイキョウ
1か月ほど前にポット苗を植え付けました。もちろん根は張っていません。
こういう鉢では表面が完全に乾いていても、
ほんの少し土をよけると完全に湿っていることも多いです
実際には根があるであろう場所近くの土をよけてみて確認し、
乾いていたら水を与えます。今回は必要なさそうです。
冬の水やりは土をよけて確認しながら与えることも多く、
意外と時間が必要となります。
土をよける場所が近すぎました。根を傷めています
キクの植え替え、株分け
当園でキクを植えたままにすると根の障害が発生、大きく衰退する
といったことになるので、毎年植え替えています。
当園のやり方はおおざっぱで、本来は3月に入って気温も上昇すると
それぞれの冬至芽から発根が見られると思いますので、それらを
小分けして植えつけます(おそらく)。
根がついていなくても挿し芽もできます
時期的には早いのですが構わず掘り上げ。
まともに根がついていました。過去にはほとんど根がなくて驚いたこともあります。
しかし、ウイルス感染がひどい
スコップで半分に割りました。
今年の茎の周囲に新しい芽ができますので、できるだけ芽を傷めないように
古い茎を切り裂くようにハサミで小さくしました。
いくつかの芽は大きなダメージを受けたかもしれませんが、
問題ないと思える芽がいくつかあればOKとしています(ハサミの入っていない側)。
これをほかの場所に植え付けます。
推奨できるやり方ではありません。
私も春の開園やほかの植物のことを気にしないなら、
地上部を全カットしないで冬至芽を充実させ、
暖かくなりだした頃に植え替えるかもしれません。
通路の土壌改良
すべての通路部分についても土壌改良を行います。
画像はシャクヤクとボタンの箇所で堆肥と有機質を混入しましたが、
多くの場所では(予算の関係もあり)堆肥は少なめで、固まった土壌を
ほぐすのが主目的です。ひどく硬いです
サルビア
よく咲いています。ごく一部ですがタネもできているようです。
葉は低温による障害を受けていますが執念ですね
ホソバオケラ
マオウ
地上部がほとんど枯れてしまいました。
本当に大きくなってくれない
現在の状況についてお知らせいたします。
鉢植えの冬の水やり
この時期になると乾きも少なく、灌水頻度は大きく低下しますが雨が少ない分、
なんだかんだと乾いてしまいます。
植物によってまったく異なるのは当然ですが、
どのくらい土が乾けば水を与えるべきなのか、なかなか難しいです。
この寒い中でも(地上部の状況はともかく)養分吸収を行うのならば、
乾かしすぎるのはよくないと言えるでしょう。
チューリップは「冬も乾かさない」と一般にも知られていますが、
地上部がまったくないにもかかわらず、冬期中ずっと養分吸収を行っています。
一方で、夏のように過灌水によって根腐れなどの障害を起こすリスクは低いものの、
やはりやり過ぎには気をつけたいところです。
多くの種類では、なんだかんだと冬期の灌水量によって生育上の大きな影響は受けないだろうとの
(明確な根拠のない)前提で、勘に頼った水やりとなっています。
しっくりこないなあといつも思いつつ、水やりを行っています。
マンドラゴラ
乾燥地の植物で秋~春が生育期。根はかなり太いことからも過灌水は危険だと予想されます。
ただ、(少なくとも当園では)細根が地表面に集まっていて、この季節にしてはよく乾きます。
しかし、鉢を持ち上げてみると意外と重く、地表近くばかりが乾いているのではないかとの
疑念を抱きます。
こういう場合は、土の通気性が悪く、もっと水はけのよい土を使って深くまで細根を張らせるべきと
考えるのですが、過去にいくつかの用土を試した結果から、あまり変わらないと思います。
(少ない降雨時に多くの水分を吸収できるよう、サボテンのように浅くて、広い根域となる
種類なのかもしれない??)
結果的に、(少なくとも鉢の下層部分については)水をやり過ぎではないか?と思ってしまう
水やりとなっています。生育期は水を好むのだったら助かるのですが。
なお、現在、すべての水やりはAM11:00~PM2:00の間に行っています
クリスマスローズ
冬だから、との意識はなく、表面が乾いたら水を与えています。
新しい葉も出ていますし、クリスマスローズなんかの養分吸収特性は調べられていないでしょうが、
動物でいうところのペンギンやホッキョクグマのように、寒さなんかはみじんも感じず
養水分を吸収しているのだろうと思います。
でも、1か月前に比べるとその活動はゆっくりでしょう?から、
少々乾いてもあわてる必要はないと思っています
ユリ
秋にロゼット状の葉を出す一部の種類を除いて、
下根(底盤部)からの養分吸収はほとんどない(少なくとも影響を与えるほどではない)と
されていることもあり、下根やりん片が水分欠乏によって障害を受けない程度~
下根の成長に必要な水分供給程度の水やりでも問題ないのかもしれません。
でも表面が乾いて少ししたら水を与えています。そこまで必要はないようにも思えます
オケラ
冬期に地上部が枯死する宿根性の植物。乾燥にも強そうな太い根を持っており、
営利生産ではおがくずのような資材に包んで春の植え付けまで保管するそうなので、
恐らく水を与えなくても根が枯れることはないのでしょう。
しかし、細根は冬も生きており、細根の有無で初期生育は大きく変わってくるはずです。
営利生産では良質な土壌や管理によって貯蔵によって細根がなくなっても十二分にカバーできますが、
当園は非常に怪しい管理となるので細根を十分にはらせて春を迎える必要があります。
よって、過乾燥にすることはありません。それでも、水は必要以上に
与えているでしょうか?扱う種類が多く、表面が乾いたまま待とうにも何日前に水を与えたか
覚えていないこともあり、頻度が高くなっていると思いますが、鉢底から水がたっぷり出るほどの
灌水ではなく、適度に湿っていればよいという水の与え方となっています
アロエ
これらは冬の寒さに弱く、当園で越冬できるかはぎりぎりの植物です。
水を与えすぎると確実に障害を受けますので、雨の当たらない場所に置いています。
そして、さすがに数か月も水を与えないと下葉がしなびて維持できなくなるので、
1か月に1回などかなりの低い頻度で、少量の水を与えます。
戸外での越冬試験は3年目で、今回はやや寒風の当たる場所で試しています。
本来は地植え、または巨大な鉢に植えてこそ本来の姿を見せるので、
今回の試験にパスすれば大鉢に植え付ける予定です。
なお、他園では戸外に植栽されていますが、まったく改良されていない
マイナーな植物は出所(自生していた場所)によって性質が異なる傾向が強いので
慎重な(やや慎重すぎるような気もしますが)対応をしています
最低10℃の部屋にあるアロエは乾いたら少し待って水を与えています。
神経質にならずとも問題ありません
シンビジウム
戸外越冬可能な小型種です。
本来、冬期は水やりを控えめにして根の腐敗を避ける対応がされると思います。
この低温では水分をあまり必要としない上に、根が腐敗した場合のリカバリーには
数年という期間を平気で要する植物だと思います。
しかし、つぼみが膨らんでいるので過乾燥もよくなさそうです。
花のためには最低10℃、最高25℃以下の場所に置くべきでしょう。
寒風の当たる最悪の場所に置かれているのですが、花のことは気にせず、
とにかく控え気味で管理しています
センブリ
雨の当たらない場所に置いています。
よくわからないのですが、表面が乾いてさらに少し待って与えています。
もうしばらくするとロゼット葉は枯れると思いますが、
植物体は小さくて、根も細いので過乾燥にはならないように注意しています。
キンカン
キンカンも地表近くに根が多く集まっており、冬でも表面はすぐに乾いてしまいます。
しかし、下層は乾いていないようです。
台木に何を使っているのかは知りませんが(カラタチ?)、カンキツ類の多くが浅根性なので
そのようになってしまうのでしょうか?
夏は猛烈に乾くので、これ以上水はけをよくするわけにはいきません。
冬はあまり灌水頻度を高くしたくはないのですが、
どの程度まで水を控えて問題ないのかいまいちわからないです。
表面だけさらっと水を与えるのがよいのでしょうか。
恐らく、その程度が無難かもしれません。
ウイキョウ
1か月ほど前にポット苗を植え付けました。もちろん根は張っていません。
こういう鉢では表面が完全に乾いていても、
ほんの少し土をよけると完全に湿っていることも多いです
実際には根があるであろう場所近くの土をよけてみて確認し、
乾いていたら水を与えます。今回は必要なさそうです。
冬の水やりは土をよけて確認しながら与えることも多く、
意外と時間が必要となります。
土をよける場所が近すぎました。根を傷めています
キクの植え替え、株分け
当園でキクを植えたままにすると根の障害が発生、大きく衰退する
といったことになるので、毎年植え替えています。
当園のやり方はおおざっぱで、本来は3月に入って気温も上昇すると
それぞれの冬至芽から発根が見られると思いますので、それらを
小分けして植えつけます(おそらく)。
根がついていなくても挿し芽もできます
時期的には早いのですが構わず掘り上げ。
まともに根がついていました。過去にはほとんど根がなくて驚いたこともあります。
しかし、ウイルス感染がひどい
スコップで半分に割りました。
今年の茎の周囲に新しい芽ができますので、できるだけ芽を傷めないように
古い茎を切り裂くようにハサミで小さくしました。
いくつかの芽は大きなダメージを受けたかもしれませんが、
問題ないと思える芽がいくつかあればOKとしています(ハサミの入っていない側)。
これをほかの場所に植え付けます。
推奨できるやり方ではありません。
私も春の開園やほかの植物のことを気にしないなら、
地上部を全カットしないで冬至芽を充実させ、
暖かくなりだした頃に植え替えるかもしれません。
通路の土壌改良
すべての通路部分についても土壌改良を行います。
画像はシャクヤクとボタンの箇所で堆肥と有機質を混入しましたが、
多くの場所では(予算の関係もあり)堆肥は少なめで、固まった土壌を
ほぐすのが主目的です。ひどく硬いです
サルビア
よく咲いています。ごく一部ですがタネもできているようです。
葉は低温による障害を受けていますが執念ですね
ホソバオケラ
マオウ
地上部がほとんど枯れてしまいました。
本当に大きくなってくれない