2018年07月

現在の開花状況0731

みなさんこんにちは。
台風が過ぎれば、平年並みの気温となる予想でしたが、
今週も連日の猛暑日となりそうです。

さて、現在、開花している植物などをご紹介いたします。
既出のものもあるかと思います。

ゴシュユ
雌雄異株ですが、日本にある大半が雌株だそうです。
中国から渡来した際に雌株ばかりきたそうです。
果実を生薬として利用しますが、雌株だけでも実がなります。
葉もいかにも「薬」と思える香りがします。
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トウガン
淡白な味で煮物などにおなじみですが、1100年前の書物に記載されるなど
古くから利用されてきたようです。
ダイエット食としてもよいとか?
生薬としては種子を利用し、消炎や鎮咳、去痰などの作用があるとされています。
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ニラ
下痢止めに良いとされ、利用されてきました。
強壮作用もあることがスタミナ食と言われるゆえんなのでしょう。
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ミシマサイコ
ずいぶんと咲きそろってきました。
昨年落ちた種より発芽、成長した株も含まれるのですが、
この厳しい土壌でも元気に育っています。
一方で、ポットに播種したものは7月に半数が立ち枯れにより
枯死しました。
大半の種類が鉢植えで生育良好となっていますので、
珍しい逆パターンとなりました。
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オミナエシ
先日ご紹介したオトコエシと同じ薬効があります。
秋の七草の一つとしてもおなじみです。
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キンミズヒキ
全草を乾燥させたものを煎じて飲むと、
下痢止めの効果があると利用されてきたようです。
種子は動物の毛に付着して運ばれるようで、
服にもかなりついてしまいます。
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コガネバナ
著名な生薬で多くの漢方にも配合されています。
多年草ですが、5月に播種したので、株は小さく開花も遅れました。
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フウセンカズラ
観賞用として販売されています。
独特な種子がよく知られています。
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以下は以前にもご紹介したと思います。

チョウセンアサガオ
とげとげの果実。
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ブルーベリー
よく熟していますが、鳥にはさっぱり人気がありません。
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ハマゴウ
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アイ
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ニチニチソウ
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フジマメ
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8月4日より19日まで一時閉園させていただきます。
よろしくお願いいたします。

鉢植えも厳しい

 みなさんこんにちは。

 植物園は敷地面積や土壌の現況により、
一定の植物を鉢植えで展示・栽培しております。
 しかし、これらの植物も暑さのために
ダメージを受け、夏越しに少々の不安を覚える状況であります。

 さて、本日は鉢植えの夏対策について少しご紹介いたします。
鉢植えの場合の高温障害については、
地植えと同じく葉面温度の上昇によって起こる障害のほかに
地温(=鉢温)上昇による根への障害も考えられます。
 推測の範囲ですが、実際は後者の場合が多いのではないでしょうか。
同じ植物でも地植えしたものは元気なのに、鉢植えしたものはひどく萎れるといったことは
多く見受けられます。
 いずれにせよ、地温上昇は植物に大きなストレスを与えるので、
防止することが望ましいです。

 以下はその一例です。

バラを二重鉢により保護します。
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二回り大きな鉢に入れ、断熱性の発砲スチロールを敷き詰めます。
風で飛ぶ場合は板状のままでもOKです。
ある程度、熱を遮断するものなら、例えば新聞紙などでもOKです。
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表面にバーク堆肥や腐葉土などをマルチングすると
地表面への太陽光の照射を防ぐことができます。
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人前に出す場合は、ヤシ繊維、化粧用のバークチップなどで
隠すと良いかもしれません。
これだけで鉢温は劇的に変わるはずです。
(今度測ってみたいと思います)
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 寄せ鉢を行うのも効果的です。
多くの鉢を固めて並べることにより、
鉢に直射日光が当たらなくなります(葉が茂ることにより)。
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遮光ネットも効果的です。
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 これらの対応により、乾きも多少防がれることとなり、
水枯れのリスクを低下させることもできるかと思います。
ネット上でたくさん紹介されていると思いますので、
参考にしてみてください。

 なお、前回のブログで初めてコメントをいただきました。
ありがとうございました。
閲覧される方も限られるこのブログですので、励みになります。
年に一回でも結構ですので、またよろしくお願いいたします。

猛暑が続いています

みなさん、こんにちは。
連日ひどい暑さとなっており、
ちょっと外に出ただけでぐったりしてしまいます。

晴れの日の園路は40度を超えています。
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植物も見たことがない程に萎れていて、
夏越しできないものも多く出るのではないかと思う状況です。

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カワラナデシコは一部が枯死

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強烈な葉焼けです

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アンミも高温の影響でしょう

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ドクゼリモドキ

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アサガオは乾きも相まってひどい萎れ方をしています

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カノコソウもかなり焼けました

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ステビア。乾燥ではなく、高温のみによる萎れです
これが毎日ですから相当なストレスがかかっているでしょう。

とても植物園に来て下さいと言える状況ではありませんが、
現在の開花状況もお知らせいたします。

ウコン
秋ウコンの名もありますが、だいたい夏に開花しています。
カレー粉の原料であり、二日酔いする方の強い味方です。
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オトコエシ
生薬名は乾燥させると醤油の腐ったようなにおいのすることから。
オミナエシも同じ敗醤として利用されます。
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タバコ
この葉を採取してタバコがつくられます。
専売公社時代は栽培も禁止されておりました。
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ハマゴウ
海岸に自生しています。
実や葉には香りがあり、線香の原料として使われていたそうです。
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ナツメ
ずいぶんと実が大きくなってきました。
補中益気湯、小柴胡湯、半夏瀉心湯、平胃散など多くの漢方に
配合されています。
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なお、植物園は8月4日(土)~19日(日)まで
閉園とさせていただきます。
よろしくお願い申し上げます。



ラベンダーの剪定をやってみました

 みなさんこんにちは。

 6月22日にラベンダーの紹介をいたしましたが、
4日に(早くも)剪定を行いましたので、
そのご報告です。

 まだ、ある程度開花していたこともあり、注意深く見ていなかったのですが、
蒸れによって葉の枯死(特に下側の枝の折り重なった部分について)が
進んでいることを確認いたしました。

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(きれいそうに見えますが、下側の枝は・・・・)

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(ずいぶんと枯れてしまっています)

 蒸れた枝を地際部分で切除してみると、下の写真のようになっていました。

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 切り戻すと生きた葉がほとんどなくなってしまうので、
枝単位でみるとこれらは越夏できない可能性が高いと思われます。
もちろん残すとさらに蒸れることが懸念されます。

 4日の時点で雨天が続く予報となっていましたので、
枯死が一気に進むと思い、夕刻でしたが剪定を行うこととしました。
 かなり大きくなる品種なので、コンパクトに仕立てる余地を残す
剪定を行いたいところです。
もちろん、風通し良くし、蒸れを防ぐことが第一目標です。

1.まずは、蒸れた枝を地際より(取り過ぎないように注意しながら)
 切除していきます
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 ずいぶんと切りましたが、枝数は十分確保されています。
2.残った枝の状態や数を確認するために花茎を刈り込みます。

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 すっきりした感じです。
特にサイド部分は、髪でいう刈り上げたようになっています。

3.まだ、枝が多いように思うので、全体のバランスを考えながら
(と言っても、だいたいで十分です)透かしていきました。

 下の画像のようになりました。


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 かなりすっきりしたと思います。
風通しは十分確保され、これで蒸れたら「仕方なし」です。
株によっては、画像のように枝の下位部分からも側芽が発生しています。
 今回の剪定によって枝内部まで太陽光が入り、さらなる側芽の発生、充実が
はかられれば、初秋にさらに切り戻すことも可能でしょう。
蒸れによって枯れ込んでいる場合は、枯葉を除去しておくと
側芽の発生を期待できます。

 大阪のように夏に高温となり、雨も多い地域ではラベンダー栽培は向いていません。
しかし、数少ない有利な点は、秋の(切り戻し後の)生育期間が長いことです。
涼しくなると例え強剪定をしてもきちんと生育し、(今やると枯れると思います)
2回程度は摘芯(芽の先端部を摘んで分枝を促す)できます
(昨年はこれで苗をかなり大きくできました)。
 従って、大きく切り戻してコンパクトに仕立て直すことも可能なわけです。
3つのラベンダーは近くに植え過ぎだと思うのですが、数を減らすのはリスキーなので、
植栽間隔はこのままに秋に仕立て直そうかと考えています。

 なお、もう一つ行った方がよい作業を記載しておきます。
4.できれば花茎は葉のついた節まで丁寧に切除します。
  (いずれにせよ、枯れ込みます)

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(中途半端な位置で切った花茎。病害発生の原因ともなり得るので
丁寧に切除することが望ましいです)

 ラベンダーの剪定は寒冷地と暖地でまったく異なるので、
数少ない暖地での経験と10分ばかしのネット検索によって推測したものです。
よって、今回の方法が正しいと言い切れないのでご了承願います。
(理論的には正しいかと思います)

現在の開花状況0709

 西日本を襲った豪雨は広島や岡山など多くの地域に
甚大な被害をもたらしました。
 被災された方々には心からお見舞いを申し上げます。
また、居住地が豪雨に襲われた際の備えをしておかなくてはならないと
考えさせられました
(市役所HPより洪水ハザードマップをダウンロードしました)。

 さて、植物園で開花している植物をご紹介いたします。

アサガオ
種子が強力な下剤として知られています。
アサガオに詳しい方は、特にピンクの花をご覧になって
気付かれたかもしれませんが、厳密にはアサガオではありません。
アサガオだけではなく、マルバアサガオやその他の種の血の入った
種間交雑種です。
最近は種間交雑系の品種が増えたために、お昼まで開花するものも
多く見かけるようになっています。
青色の花も種間交雑しているのだろうなあ。
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ハッカ
これは北海道の北見市で育成された「ほくと」という品種で、
一般に入手可能です。
かつては、世界一の輸出量で市内にはハッカ御殿と呼ばれる
大きな邸宅が建てられました。
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ダイズ
=エダマメです。
薬用には黒色の豆が使用されるそうですが、
今回は茶豆と呼ばれるものを植えました。
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オニユリ
りん片が生薬として使用されます。
最強に強いユリで野生化しているものもあります。
なお、茶わん蒸しに入れるユリ根は「コオニユリ」という種の
りん片です。
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アイ
ご存知、藍染に使われます。
「すくも」という状態にするのも職人技のようですが、
今はインターネットでも入手できるようです。
葉はてんぷらにして食べられるとありましたが、本当でしょうか。
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オオボウシバナ
ツユクサを巨大化したような花です。
染料として草津市近辺で生産されてきた歴史があり、
草津市の花となっています(「あおばな」と呼ばれており、
現在もわずかながら栽培されているようです)。
市のホームページでは、薬用としての利用の歴史が書かれており、
町では食品への利用も推進されているようです。
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ダイコンソウ
明るい半日陰や一時、直射日光の当たるような場所で
無難に育つようです。
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サネカズラ
枝をつぶしたり、皮を剥いで水に浸しておくと粘り気のある成分が
出て、かつてはそれを整髪料に使用したことから「美男蔓=ビナンカズラ」
の名もあるそうです。
ちなみにこれは雄花です。
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アキカラマツ
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ムクゲ
韓国の国花です。
当年枝開花するので、冬期中に強く剪定してこじんまりとした
姿にしています。
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ブルーベリー
もちろん、暑さに強いラビットアイ系です。
自家受精しづらい傾向にあるので、
開花期の近い二品種を隣り合わせで植えつけています。
実は農園のようには大きくなっていません。
色々と気を配って管理しないといけないのでしょう。
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ヨメナ
若い芽や葉は食用になることで知られています。
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ウルイ
オオバギボウシという種です。
東北地方では若い葉を山菜として食べる習慣があり、
生産、販売もされています。
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ヒカゲノツルニンジン
根を生薬として利用し、強壮効果があることから
栄養ドリンクなどにも使用されています。
また、上品な花が咲きますので、日陰の庭の植栽にも
向いているでしょう。
これは播種から3年目で開花したものですが、
先日の大雨で一部が腐ってしましました。
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 ひとまず、このようなところでしょうか。
ヒマワリやニチニチソウなども開花しております。
暑い日が続きますが、体調には気を配っていただき、
少し余力がありましたらお立ち寄りいただければと思います。















近畿大学薬学部薬用植物園
開花状況の他、行っている作業
など現在の様子をお伝えします

大阪府東大阪市小若江1-9-7
E-mail:yakuso@phar.kindai.ac.jp
(@を半角にしてください)
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