2018年08月

地域にちなんだ植物

みなさんこんにちは。

薬用植物園は、漢方をはじめとする医薬品に用いられる植物や有用植物
さらには、いにしえの時代に薬用として用いられていたものを
植栽、展示いたしておりますが、地域にちなんだ植物も少しばかり
ありますので、ご紹介いたします。

・稲田桃
昨冬に播種したばかりで現在、育苗中です。

かつて、稲田地域(稲田の地名が残っている地域は、かつて稲田村という
村であったそうです。よって、その周辺を含む地域のことだと思われます)
では、江戸時代に盛んに桃の栽培が行われ、京都などにも出荷されていたそうです。

その後、自然災害や栽培種の転換によりすたれていったそうですが、
わずかに残されていた老木から苗木を育て、植栽する取り組みがされています。
(東大阪市のホームページでも紹介されています)
この苗は稲田桃を栽培している方から種子を譲り受け、播種したものです。
今冬にでも地植えする予定で、5年後にはある程度実るのではないかと思います。
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・河内木綿
江戸時代から明治時代にかけて河内地方(現在の大阪府東部地区)では
綿花栽培が非常に盛んであったそうです。
(八尾市立歴史民俗資料館のホームページで紹介されています)

その後は、輸入品の増加や機械を使った新しい製造法の導入などにより
栽培されなくなったそうですが、現在は、八尾市の方々によって
保存の取り組みがされているようです。

写真の株は、保存活動をされている方より苗を譲り受け、植栽したものです。

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・原始ハス
東大阪市一帯はかつて沼地であったそうです。
そこでは1500年前よりハスが花を咲かせていたとされ、
それを原始ハスと呼ぶようになりました。
(現在は市内にある個人邸のハス畑が大阪府の天然記念物に指定されています)

写真の株は購入したものなので、間違いないとは言えませんが、
戦前までは比較的多く自生していたそうで、「原始ハス」という名のハスは
普通に流通しています。
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現在の開花状況0822/バナナのようす

こんにちは。
残暑厳しい日が続いておりますが、
夕日の色合いなど、わずかながらも秋の気配を感じるようになってきました。

さて、現在の開花状況についてお知らせいたします。
多くが以前にご紹介したものと重複いたしますが、ご了承ください。

フジマメ
花はずっと咲いていますが、酷暑時には着果しません。
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ニラ
ニラレバ炒めのニラですが、家庭菜園をされる場合は
食用品種を選んで植えると良いでしょう。
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ノゲイトウ
観賞用に売られているケイトウの一種です。
赤やピンクの暖色系が一般的ですが、涼しげな花色の品種もあるようです。
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トウガン
たくさんできてしまうのですが、
味はさっぱりしていて、夏バテの方でも食べやすいと思います。
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ハマゴウ
高温も全く平気なようです。
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ワレモコウ
四季便りでもご紹介しております。
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オミナエシ
二つの系統が混在しているようで、開花期が完全にずれています。
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ムクゲ
開花期はとても長い。さすがハイビスカスの仲間です。
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ソバ
4月に播種した株が開花・結実し、こぼれたタネにより生育したもの。
諸事情で灌水を増やしたために(本来の生育を見せて)大きくなりました。
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タカノツメ
もう一つのキャロライナリーパー含め、水やりをこまめに行ったためか、
昨年より大きくなっています。
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ホソバクサボタン
地際より新芽が伸びて返り咲きしました(種子と混在しています)
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コガネバナ
越冬した株であれば6月より開花。
本年播種したものなので、開花は遅くなりました。
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イランイランノキ
香水原料として知られています。
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バナナ
上側が8月3日、下側が現在のようすです。
上段写真、頂部付近の赤みを帯びた部分が蕾となります。

最初の3段くらいは果実が肥大していますが、それ以降は落果しており、
たくさんはできていないようです。

施肥と灌水をきちんと行って、少しでも熟してくれたらよいと思います。
DSCN3622

DSCN3640

マンゴーのようす

5月下旬に植え替えたマンゴーのようすをご紹介いたします。
なお植え替えたときのようすはこちらにございます。

約2か月が経過して、新しい芽も成長してきました。

黄土色の葉は2回目の萌芽です。
DSCN3572

下側の緑色の葉が1回目の萌芽のときの葉となります。
DSCN3573

画像を見てもわかります通り、茎は細く貧弱であるので
さらなる萌芽によって葉の枚数を増やすことが必要かと感じます。

下の写真は7月2日に撮影したものです。
1回目の萌芽のようすになります。
たくさんの芽が出ましたので、1枝2芽としております。
DSCN3336

バナナにも花芽が出てまいりました。
この時期の発雷に絶望感も漂いますが、
後日にでもご紹介いたします。

オタネニンジンのタネをまきました

みなさん、こんにちは。
本日も本当に暑い一日となりました。
こんな年が続くと、感覚的にこの暑さが
標準的なものとなってしまうのではないでしょうか。

オタネニンジンの果実が熟しましたので、
本日、そのタネまきを行いました。
3月28日にご紹介しました通り、まずは胚を発達させるための処理です。

オタネニンジンの果実。コーヒー豆のようにも見えます。
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そのアップ。褐色の干からびた感じの果実は早くに熟したものです
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果肉を洗い流しました。
他の種類もそうですが、果肉には発芽を抑制する物質が含まれている
(それによって植物体上で発芽するリスクを低減させることができます)
のできれいに洗います
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胚を発達させるには種子を湿らせた上で、涼温下に置くことです。
ビニール袋に赤玉土と混ぜることにしました。
バーミキュライトや鹿沼土、砂などの無機物が最適です。
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水を入れ過ぎないように注意します。
今回は極めて薄い濃度の殺菌剤溶液で湿らせました。
現在は部屋の片隅に置かれています。
晩秋に鉢やトレイに播種すると4月頃に発芽してきます。
半分程度は発芽してほしいと思います。
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どうしても暑さによって生育不良となることもあるので、
毎年、ある程度の個体数を育苗していく予定です。



近畿大学薬学部薬用植物園
開花状況の他、行っている作業
など現在の様子をお伝えします

大阪府東大阪市小若江1-9-7
E-mail:yakuso@phar.kindai.ac.jp
(@を半角にしてください)
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