2019年05月

現在の開花状況 190529

みなさんこんにちは。

5月も終わりを迎えつつありますが、
植物園では春の花が概ね終了し、初夏の花が開花しつつあります。


コモンラベンダー
北海道で植えられている種類となります。
暑さに弱く、何より多湿、長雨に対する抵抗力があまりありません。
過去のブログをご覧いただいている方は、ラベンダーが全滅したことを
ご存知だと思います。
相当に水はけのよい(その他、日当たりもよい)場所
(恐らくラベンダー用に特殊な構造とした土壌)でない限り、
長年維持することは難しいかと思います。
開花後は日照時間の短い場所で越夏させ、気温の低下とともに
植え替え、刈り込みを行って肥培したいと思います。

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ハナショウブ

鉢植えで管理していますが、開花直前に池へ入れました。
基本的にハナショウブは湿地で育てません。
(菖蒲園は、開花時期に池に水を張っているだけで、
普段は水がありません)
なお、菖蒲湯のショウブは下側の写真の植物で、花はとても地味です。
疲労回復や血行促進に効果があるとされています。
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ヒマワリ
越冬したヒマワリが開花しました。
3m位まで草丈が伸びています。
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セイヨウノコギリソウ
園芸品種を植えております。
なお、ノコギリソウという植物は国内にも自生しています。
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ドクゼリモドキ
ドクゼリに似ていることからこの名がつきました。
果実は白斑治療薬の製造原料として利用されているようです。
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アマチャ
満開になりました。
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ベラドンナ
すごく巨大になってしまいました。
程よい遮光で、昨年よりはずっと生育がよいです。
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ウツボグサ
花が終わり、花穂が枯れかかった頃に収穫するので
夏枯草(カゴソウ)の名があります。
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ザクロ

満開です。
販売されているザクロはとても大きいですが、
アメリカやイランから輸入されており、
それらの苗木も入手可能となっています。
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コガネバナ
重要な生薬です。
50以上の一般用漢方製剤に配合されています。
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クマツヅラ
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ビワ
気がついたら色づいていました。
いろいろと調べて対処する予定でしたが・・・
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ワサビノキ
葉は食べられるそうです。
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ハルウコン
ウコンとは異なる植物で、精油成分を多く含み、
健胃や消化促進などの働きがあるとされています。
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バナナの花
葉は枯れてしまったのに、けなげに咲き続けています。
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ハアザミ
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ヒレハリソウ(コンフリー)
ハーブの一種として知られていますが、
葉や根を摂取することによって健康被害が出る可能性のあることが
知られています。
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現在、植物園ではフォトコンテストを開催しています。
気軽なコンテストですので、ご応募いただけると幸いです。

現在の開花状況 190522

みなさんこんにちは。

一気に気温も上がり、週末には30℃の予想も出ています。
暑いのは本当にダメです。

一昨日よりフォトコンテストが始まりました。
応募があるのだろうか、と不安な日々を過ごすこととなりそうですので、
精神安定のためにも応募をお待ちしております。

さて、現在の開花状況についてお知らせいたします。


カワミドリ
海外産品種ですが、種名がrugosaとなっていましたので、
カワミドリとしております。
アニスヒソップの仲間です。
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ヒソップ
著名なハーブ。鉢植えで少しだけ咲いています。
地植えは場所を相当に選ぶでしょう。
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マドンナリリー
香りのよいユリです。
キリスト教における純潔の象徴。
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イトハユリ
タネをまいて3年目
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トウキ
赤みを帯びた茎が特徴のヤマトトウキです。
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ローマカミツレ
適度に光を遮られたキンカンの下。
それなりにあった場所なのでしょう。
ジャーマンカモミールと似ていますが、
こちらは多年草です。
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ザクロ
とてもよい色
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ウツボグサ
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アマチャ
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ヒレハリソウ
コンフリーの名で知られます。
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タンジン
満開になりました。
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セイヨウエビラハギ
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クララ
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イトヒメハギ
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オカゼリ
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ムラサキウマゴヤシ

アルファルファ。スプラウトが食用となっています。
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これからも順次、季節の花が開花してまいります。
近くにお越しの際にはお立ち寄りください。

「現在の開花状況 190515」 と 「マカ」

みなさんこんにちは。

薬用植物園の開花状況についてお知らせいたします。
そして、マカの状況についても少しお伝えします。

イトハユリ
日本薬局方に収載されているビャクゴウの基原植物です。
薬局方では和名の記載はないものの、イトハユリは
幅広く認識のある和名であるので、その名で記載しています。

春にタネをまくと、遅くとも2年後には開花します。

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ニッコウキスゲ
植え替えを行ったためか、花数は寂しいです。
日に当てて、乾かさないように管理します。
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カニナバラ

ロサ カニナの名が通りがよいでしょうか。
四季便りでも少しご紹介しております。
小さな苗を購入し、鉢で2年間養成してきましたが、
今冬に地植えする予定です。
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スペインカンゾウ
甘草と書く通り、甘味料としても多用されています。
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シロバナムシヨケギク
開花し始めました。
蚊取り線香の原料として盛んに生産されていました。
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セイヨウエビラハギ
ヨーロッパでは医薬品として扱われ、
国内でもエキスが医薬品成分として配合されているそうです。
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ロサ ガリカ オッフィキナリス
薬剤師のバラと呼ばれ、かつては薬剤師が花弁のジャムや砂糖漬けを
作っていたそうです。
まだまだ株は小さく、開花は少しです。
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セイヨウカノコソウ
カノコソウに似ていますが、草丈が大きくなります。
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ムラサキツユクサ
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スイカズラ
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クワ
果実が熟してきました。
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マカ
白マカの名で入手したものは、温室から戸外へ出した後、速やかに肥大し
画像の通りとなりました。
やや暑がっているようにも見受けられますが、葉量も十分です。
さらに気温が上昇すれば、遮光を施し、越夏を試みたいです。
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赤マカとして入手したものは地上部がほとんどなくなりました。
下画像の緑の部分は、唯一開花し、結実しつつある株です
(発芽能力については不明)
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ポット植えし、別箇所で管理している赤マカからは新しく出葉しています。
(なお、冬期は無加温ハウスにて保管)
夏後の気温低下による発芽ならば、合理的であるのですが、理由はわかりません。
今後、どのようになるか見守っていきたいと思います。
(マカを推奨しているわけではありませんので、悪しからずお願いいたします)
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シャクヤクやダイダイ、ノイバラなどは終了しました。

過ごしやすい天気が続いています。
お近くにお越しの際には、お立ち寄りください。

現在の状況190507

みなさんこんにちは。

長い連休も終わり、
その間に元号も平成から令和になりました。
気持ちも新たに植物園の管理・運営を行っていきたいと思います。

さて、連休の間に開花植物は大きく変わりましたのでお知らせいたします。


ヒメタツナミソウ 白花
薬草ではないようですが。
鹿児島県の奄美群島北東部にある喜界島という島の特産種です。
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ダイダイの花
ダイダイの選抜品種が香水用に栽培されている通り、
大変よい香りがします。
カンキツ類は甘い香りのものが多いような気がします。
実は酸っぱいけれども。
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ヒヨスの仲間
一応、ヒヨスのような作用があるようです。
ちなみにヒヨスも開花しています。
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スイートピーも開花中
これ以上気温(特に夜温)が上がれば、厳しくなりそうです。
(夜温が5~10℃程度でよい花を咲かせたと思います)
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ノイバラも満開となりました
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ハマナス
皇后になられた雅子さまのお印だと報道されていました。
北海道に多く、地場産業にしようとヒップ等を用いた商品開発も行われています。
恐らくビジネスチャンスと思っておられるでしょう。
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ヒナゲシとヤグルマギク
アマ、アブラナは終了しました
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スイレン
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コウホネ
出葉もこれからなので、本格的な開花はまだ先です
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ヤクヨウサルビア
地植えにすると大きくなるのですが、
滞水による枯死のリスクが高まりますので、鉢植えにしています。
やや乾燥気味を好み、十二分な排水性を求められます
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ソバ
ちょっと葉色が悪いようです
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シャクヤク
結局、例年のつぼみの枯死はほとんど見られず、開花しました。
センチュウ対策が実った!と言いたいところですが、
ここまで劇的に回復すると「たまたまこのようになった」他の要因
があると考えざるを得ないです。
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カノコソウ
精神を安定させる作用があり、
「〇の母」という商品名の市販薬にも配合されています
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アカバナムシヨケギク
「シロバナー」は来週くらいに開花しそうです。
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ダマスクローズ
香りがよいのは気温も低く、湿度も高い早朝(もしくは夕方)です。
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ムラサキツユクサ
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タンジン
よい土と言えない中、生育の安定感は抜群です。
開花期も長いので、関西では観賞用にもよいと思います。
ちょっと重たい感じもするのですが
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カミツレ=ジャーマンカモミール
ハーブの代表格
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オドリコソウ
乾燥しにくく、強い光も当らない、
オドリコソウにとって好ましい環境に初めて移したものの
道を塞いでしまいました
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ナルコユリ
ようやく、見れる程度に増えてきました
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マムシグサ
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ユキノシタ
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ベラドンナ
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コンニャク
葉が出るのはもう少し暖かくなってからですが、
花が咲きました。
ご存知の方も多いかと思いますが、匂いはあまりよくありません。
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ローズゼラニウム
属名はペラルゴニウムですが、旧名のゼラニウムの名が浸透しています。
近隣でもいろいろな種類が開花しています。
乾燥にも強いので、育てやすいのでしょうか?
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ジギタリス
満開です
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イチハツ
今冬に地植えしましたので、まだまだ小さいです
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セッコク
国内にも自生するデンドロビウムの仲間。
樹木にくっついて生育する着生ラン。
神社などでも見ることができるかもしれません。
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チャイブ
ハーブの一種として著名。
葉はネギのように細長く、ネギのように使用できます。
寒冷地では仕方がないほど増えますが、大阪ではどうだろう?
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ノアザミ
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今の季節が暑くもなく、落ち着いてご覧いただける時期ではないかと思います。
お近くにお越しの際にはお立ち寄りください。
近畿大学薬学部薬用植物園
開花状況の他、行っている作業
など現在の様子をお伝えします

大阪府東大阪市小若江1-9-7
E-mail:yakuso@phar.kindai.ac.jp
(@を半角にしてください)
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