2019年09月

現在の開花状況190917

みなさんこんにちは。

夜は涼しい日が多くなり、ようやく秋らしくなってまいりました。
さて、植物園は黄昏時を迎えつつありますが、
何とか踏みとどまって咲いている植物等をご紹介いたします。
よろしければお越しください。

なお、ヤブ蚊がいます。
事務所ドア前に虫よけスプレーを置いておりますので、ご利用ください。
手に吹きかけ、露出した部分にまんべんなく塗り付けると劇的に効果が出ます。

ハギ

特に下垂性の種類は、傾斜地や川べりなどで映えます。
乾燥地や荒れ地に強く、ランドスケープの材料としては
極めて優秀です。
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ツルボ

夏の間は休んでいて、気温の低下とともに花茎が立ち上がり、
開花します。観賞用に栽培されます。
球根は食べられるとの記述も散見しますが、
食べたことはありません。
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フウセンカズラ
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ゴシュユ
もう少し気温が低下すれば色づき始めます
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パパイア
数も増えてきました。
着色するまではいかないと思います(青パパイアとして収穫)
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ホオズキ
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ローゼル
つぼみの段階で収穫したがく片がハイビスカスティーの原料となります。
とてもすっぱかった印象があります。
真夏の暑さも平気です。
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トウガラシ
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ニチニチソウ
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ステビア
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ワタ
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シュウカイドウ
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モロヘイヤ
2mを優に超す高さとなりました。
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モロヘイヤのサヤ
猛毒なので家庭菜園で育てている方はくれぐれもご注意ください。
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これからますます寂しくなってくるので、
「食べられる薬用植物」などテーマを決めてのご紹介も検討していきたいと思います。

水やりは朝か夕方か

みなさんこんにちは。

本日は水やりについて少し書いてみました。
長い文章ですが、興味のある方はご覧ください。



水やりは朝にするのがよいのか夕方がよいのか?

鉢植えの植物について、特に夏場の水やりについて、以前より議論となってきた(?)ことです。

暑さのピークも過ぎ、一息ついた感じもしますが、夏場の鉢の水やりについて
少し考えてみたいと思います。

 

・水やりが原因となる問題

 夏の水やりで考えるべき問題はどんなものがあるでしょうか。
恐らく、すぐに乾いてしまうことや、まったく逆の根腐れを起こしてしまうことではないかと思います。
しかし、ここでは過乾燥はテーマから外したいと思います。
乾燥すれば与える以外に選択肢はありませんから。

 水やりは朝か夕方かについて考える場合、少なくとも夏の高温期においては、
実際に問題となっていることからも、過湿による害、
つまり根腐れが最も大きな考えるべき要素となると思います。

 

・土壌の三相分布

 土壌は固相(土の部分)、液相(水の部分)、気相(空気の部分)の3つの相より構成されています
(すべてを足すと100%)。
液相や気相は土の粒の隙間にできる空間に水や空気が満たされることによってできる相です。土の量(固相)は一定なのですから、水をたくさん与えると隙間は水がとても多くなり(液相)、空気は水とともに押し流されて気相は減少します。

 つまり、液相と気相は半比例の関係にあることがわかります。



三相変化

・どうして根は腐るのか、いつ腐るのか

 どうして過湿になると植物の根は腐ってしまうのでしょうか。
また、枯死する時間帯はいつなのでしょうか。

 根は私たちと同じように呼吸をしています。
呼吸によってエネルギーを作り出しますから必須の活動であり、
呼吸できなければ、当然のように死に至ります。

土壌水分が多くなると、上記の通り、気相は減少し、利用できる空気(酸素)が少なくなりますので、それが続けば、根は死に至ります。
また、酸欠になると嫌気性細菌が増殖し、植物にとって有害な硫化水素などがつくられ、根を枯死させることが知られています。
いずれにせよ、気相の減少が根腐れを引き起こしていると強く考えられます。

(鉢底部分で根詰まりすると、水が逃げにくくなることから鉢底部分に滞水しやすく
(=気相が減少しやすく)なり、その部分の根が腐りやすいことや
鉢底にいわゆる鉢底石を入れることが推奨されることも、
上記による実際的な現象といえるでしょう)

 

また、植物の呼吸量は温度と強い相関のあることが知られており、
根の温度の上昇とともに呼吸量が増す傾向にあります
(気温が高いと息がハーハーするのに近いものがあるでしょうか?)

さらに、土中の空気(酸素)は植物が独占できるわけではありません。
土の中には微生物がたくさんいて、植物と酸素の取り合いをしています。
ある人の調査によると、鉢植え中の微生物の呼吸量のピークは午後2時であったそうです。
つまり、温度の上昇とともに微生物の呼吸量が増すということです。

 もう一つ加えるならば、異常高温で茎葉が枯れるのと同様に、
地温が根の生育限界を超えると枯死しやすいことです
(耐病性が下がることも含む)。
鉢に光が当たることもあり、土壌は異常な高温となっていることも多いです。
これは経験的な話ですが、大阪では熱帯植物でさえ、鉢の温度は厳しいものがあると言えます。
確信に近い強さで。

これらからすると、根の枯死=根腐れは高温時のお昼に、さらに根詰まりしている(根の量が多く、体積当たりの呼吸量が多い)状態で起こりやすいと強く推察できます。


根腐れ例


・水やりはいつするのか1

 今までの話からすると、少なくとも夏の根腐れを回避するための方法は
「最も気温や地温の高くなるであろう昼間にその植物にとって過湿ではなく、
最も適度な土壌水分量となる、ないしは萎れない範囲で若干乾燥気味となる、
つまり、その植物に必要な気相が確保されるような時間に水を与える」となると思います。

 そして、朝か夕方かは、その鉢植えを日々、見られている皆さんによってのみ判断できるのでしょう。
使っている土の性質や鉢の大きさ、置き場所の日当たり、植物の種類およびそのボリュームによって乾燥するまでの時間は全く異なりますから。

 もちろん植物の種類によっては過湿耐性や耐暑性の強いものもあるので、
水やり時間の厳密性を求める種類はすべてではないでしょう。

 

・水やりはいつするのか2

 長々と書いてきてなんですが、上の結論は正解であって正解ではないかもしれません。

私なりの結論は「皆さんの生活スタイルに合わせて水を与える方向にもっていく」です。
最初の結論を逆説的に見れば、皆さんの水やり時間に合わせて土壌や置き場所など考えたり、植物の選択をすれば対応可能になります。

もし、お仕事などの都合でお昼にしか水をやれないのであれば、
思い切り水はけのよい用土を使う(気相を十二分に確保する)、
乾燥防止のためにやや大き目な鉢を使用する(夏前に根を崩さないよう植え替える)、または乾燥に強い植物とする、日照時間がやや少ない場所に置くなどの対応策が考えられます。
旅行が趣味であれば、多肉植物のように耐性の強いもののみとしたり、自動灌水装置を使うことも一案でしょう。

最高のものはできないかもしれませんが、あくまで趣味程度のことですので、
無理しないで対応していただくことがよいかと思います。
同時に、そのような臨機応変な対応が、知らないうちに知識や経験を身につけさせることにもつながるでしょう。

 

 また、そんなことはよくわからないという方でも、自分のスタイルの中で
元気に育った植物を残して、うまくいかないものはあきらめてしまってもよいかもしれません。
ただし、水やりの正しい方法について、多少の意識は持っていただければと思います。

なお、実際にはもっと複雑な現象が起こっていて、
理論的には十分とは言えないかもしれませんし、私見も入っていることから、
水やりについて考える参考としていただきたいと考えます。

 

・補足

 今回は夏の根腐れを回避する、言わば守りの水やりについて書いています。

しかし、好適な環境下(その植物が最も成長する季節)において、
最も成長を促す水やり方法についてもとても重要です。

一概に言えるようなことではないかと思いますが、
またの機会に事例などをご紹介したいと思います。

現在の開花状況190905

みなさんこんにちは。

日中はまだまだ暑いものの、
雲は秋っぽくなってきましたし、夜は過ごしやすい日が増えてきました。

植物園では、植物が土の上に落としたタネのうち、
一部の種類が一斉に発芽してきました。
もう少ししましたら、私たちも種まきや植え替えなど大きな作業を行う予定です。

さて、現在の開花状況についてお知らせいたします。

ハマナス
開花した花はあっという間にしおれてしまいます。
やはり関西では厳しいです。
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ニラ
暑い夏が過ぎると元気に出てきます。
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ヨメナ
相変わらず
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クワイの花
「吹田くわい」がなにわの伝統野菜に認定されているそうです。
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アセロラ
ビタミンCが豊富なことで知られます。
果実は日持ちが悪く、流通は加工品のみとなっています。
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イランイランノキ
もうつぼみも少なくなってきました。
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ミヤギノハギ
秋の七草。
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ソバ
枯れることなく生き残り、また新しい花が咲きました。
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イチジク
今年植えたばかりですが、成長はとても早いです
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サンザシ
少し色づいてまいりました
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シュウカイドウ
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ワレモコウ
今年はきれいに咲いたように思います。
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コムラサキ
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ワタの花
病気のせいか成長遅く、いまだにワタができていません。
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オミナエシ
秋の七草。
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ニチニチソウ
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ウド
~の大木などとよくない例え、に使われていますが
花は愛らしい姿です。
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ボケの実
目立つ位置に実がついてくれました。
昨冬、光が中まで入るように枝抜きをし、
その効果もあるかと思います。
(今年も減らしたいと考えています)
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トウガラシ
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ハッカ
開花後の8月初旬に刈り込んだものが回復しました。
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フジバカマ
これも秋の七草です
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モロヘイヤ
栄養価が高いと、結構前にブームが起こり、定着しました。
これは6月初めに植えたと記憶しておりますが、
酷暑でも大変元気で、家庭菜園にも良いかも。
ただし、食べる部分は葉のみで、特に種子には強い毒性があるなど、
注意が必要です。
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オオボウシバナ
暑さでヘロヘロになりながらも花数は多いです。
間違いなく水の量が増えたからでしょう
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アイ
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ホウセンカ
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ホオズキ
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ミシマサイコ
3年くらいは同じ場所で栽培しているのですが、
連作による衰えはないようです。
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ダイダイ
とにかく、もっと枝が伸びてほしいです
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カリン
昨年2月に植え替えましたが、少しずつ根付いているようです。
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涼しい時間は落ち着いてご覧いただけます。
よろしければお立ち寄りください。
近畿大学薬学部薬用植物園
開花状況の他、行っている作業
など現在の様子をお伝えします

大阪府東大阪市小若江1-9-7
E-mail:yakuso@phar.kindai.ac.jp
(@を半角にしてください)
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