2022年10月

現在の状況221027

みなさんこんにちは。
現在の状況についてお知らせいたします。


サザンカ
早咲きの品種です。
ツバキと同じく種子油を軟膏基材などに利用します。
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フジバカマ
開花し始めました。
利尿や解熱、通経薬としてのほか、
皮膚がかゆい時には浴湯料として使ったそうです
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堆肥を与えました
ウメ、モモ、アンズに牛ふん堆肥(バークと混入したもの)を与えました。
本当は土の表面を軽く耕すぐらいが望ましいです(より広い場所に
植栽し、株元から離れて施肥できる場合)。
今回は何もしないで様子を見る予定です
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寒冷紗を取り外しました
直射日光でも問題ない程度に気温も下がってまいりました。
もう少ししたら、さらに他の場所の寒冷紗も外していきます
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シャクチリソバ
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サルビア ヒスパニカ
チアシードが収穫されます。
暖かいメキシコに自生していますが、短日性が強いのでしょう、
開花は晩秋となり、すべてが開花する前に低温障害を受けてしまいます。
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ミツバアケビ
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カキ
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ヤマシャクヤク
もうお亡くなりになられた元園長が2015年に持ってこられ植えたものです。
寒冷地植物なので生育は緩慢ですが、ようやくここまで大きくなりました。
画像の芽が来年発芽するものですが、本当に芽数が増えてくれました。
かつては薬用として利用されていました。
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キカラスウリ
地下茎です。土が硬いせいか露出しています。
カラスウリとは比べ物にならない大きさになります
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イチジク
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ナンバンギセル
寄生植物で一緒に植えているススキの養分を吸収して成長します。
葉はなく、いきなり花茎を出して開花します。
ミョウガやサトウキビにも寄生し弱らせるので、地域によっては
害草とみなされることもあるそうです
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現在の状況221021

みなさんこんにちは。
朝夕は冷え込む日もあり、ますます秋が深まってまいりました。

花も少なくなり、ますます代わり映えしなくなりつつある
植物園ですが、現在の状況についてお知らせいたします。


ヒキオコシ
開花最盛期となっています。
日本各地に自生し(大阪含む)、身近な健胃薬として
利用されてきました。
夏と秋に地上部を切除、乾燥させたものを煎じて飲用します
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キャロライナリーパー
一気に赤みが増しました。
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ミツバアケビ
アケビと比較して果皮はより濃い紫色となっています。
山形県が生産量の9割を占めています。
生薬としてはつるを利用しますが、食用としては果皮をあく抜きして
肉詰めや和え物などにして食べられています。
大阪ではミツバアケビよりアケビの方が育てやすいです
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ウコン類
寒さで葉が黄化してきました。
葉全体が黄化すれば収穫となります。
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ヒマワリ
ずいぶん長く咲いていますが、本当に終わりが近いです。
分枝性のヒマワリは開花期が長く、観賞用に向いていますが、
(食用油などの)食用には1本立ちの品種が栽培されます。
(同時に種子が実り収穫時期を迎える、
ほぼ同じ高さに実るので機械による効率的な収穫が可能などの理由から)
ロシアとウクライナが大生産国なので油も高騰しています
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サジオモダカ
春と秋の2回開花します
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リンドウ
夏場は遮光するので草姿は乱れ気味。
なかなか癖の強い種類で、根腐れも起こしやすいので、
鉢植えで管理しています
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オリーブ
岡山県で収穫が始まったとニュースでやっていました。
半分弱が色づいた状態で収穫されていましたが、
用途や品種でタイミングは異なるらしいです。
病気も少なく、観賞用としても(大きくなりますが)悪くない。
軟膏剤などの基材としてのほか、やけどなどをした際に皮膚を保護する目的で
使用され、薬品として販売もされています
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サンシュユ
まだまだ少ないのですが、恐らく移転後最も着果量の多い年だと思います。
横に別品種の苗木を植えた効果が出てきたのでは??
恐らく自家不和合性なのではないかと思っています
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左側が地植え3年目の「金時」という選抜種。
2株を1株のように仕立てていく予定

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フジマメ
不良地でもすさまじく大きくなる点では、
今まで見た中で最も旺盛な生育をする植物の一つで間違いないでしょう。
生活に困ったら育ててみようかと思います
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アフリカンマリーゴールド
センチュウ対策用ですが、暑さ、寒さにも強く開花期が長いです
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シャクチリソバ
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ミシマサイコ
ついに花が終了となりました
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カリン
あと2~3週間で収穫期となるでしょう
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現在の状況221013

みなさんこんにちは。
現在の状況についてお知らせいたします。


ヨメナ
長く咲いています。
前にもご紹介しましたが、若芽は嫁菜ご飯などに利用されます
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実生
秋まき種が発芽してきました。
本来は11月に植え付けですが、開園期間とその後の土壌改良にかかる期間
から厳寒期の植え付けとなっています
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ゴシュユ
気温の低下によって一気に色づいてきました。
完全に色づいたら収穫、乾燥させて生薬として利用されます
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ヒマワリ
相変わらず鳥たちの餌となっていますが、
本当にきれいに食べています
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ホウキグサ
とんぶりは全体的に茶色くなったころ、コンバインなどで収穫、乾燥させ、
ゆでた後、外皮を取り除き出荷されます。
加工が難しく、生産が広がらないらしいです。
種子は本当に小さいですから、大変なのかもしれません。
通販でも販売されてますが、やや高価なようです。
一度食べてみたいです
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ゲンノショウコ
すさまじい増殖力で一気に広がってしまいました。
今冬にある程度整理したいと思います
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アケビ
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サンザシ
一気に落果しはじめました
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ショウガ
成長はほぼ止まりつつあります。
10~11月が収穫期。
冬期は15℃以上に加温された温室内で来年用の種イモを保管します
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ツルドクダミ
満開となりました。
塊根を生薬として使用しますが、
生薬名 何首烏(カシュウ)の由来は「何」という人の
「首」が「烏(カラス)のように黒くなった(白髪が黒くなった)
ことにちなむそうです。
実際に市販の育毛剤にも利用されています。
なお、葉はドクダミと似ており、それが和名の由来となっています
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キャロライナリーパー
ほぼ成長は止まりました
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ショウキズイセン
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アイ
満開となっています
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ハッカ
夏の開花と比較して明らかに花色は濃くなっています。
品種は北海道で育成された「ほくと」。
この品種のことや北海道の生産の歴史も記載された記事を
ネット上で見ることができます
https://www.tokusanshubyo.or.jp/tokusann%20pdf21/21-12.pdf
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モロヘイヤ
気温も下がり、ほとんど成長は止まりつつありますが、
何とか種子を実らせようとしているようです(猛毒です)。
モロヘイヤの植栽も場所の関係でしばらくお休みの予定です
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サンシュユ
熟したころに果実を収穫し、果肉を乾燥させたものを
生薬として利用します。
また、果実酒などにもされます。
なお、枝には乳酸菌がついており、枝を使ってヨーグルトを
つくることもできるらしいです。
乳酸菌だけではないでしょうから難しいかもしれません
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インドジャボク
温度があれば咲き続けるインドジャボクも花が終了しました。
もう、熱帯系の種は温室内への取り込みを考える時期となりました
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カトレア
秋咲き種。
今年の生育は今までで一番悪いかもしれません。
花数がさみしい
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平日の10~16時に開園しています。
よろしければお立ち寄りください。

現在の状況221006

みなさんこんにちは。

現在の状況についてお知らせいたします。

クコ
ほんの少しですが実がついています。
果実を乾燥させたものがクコシで滋養強壮作用があるとされます。
薬膳料理にもおなじみ。
また、根の皮には解熱作用などがあり、清心蓮子飲などに配剤されています。
葉や若芽も薬用とされる一方で食用としても利用されてきました。

なお、下の画像にある通り、ずいぶんと茂ってしまいました。
今冬に移植を計画しています。
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ラッカセイ
赤い茎のようなものが見えますが、これが地中に潜って
落花生をつくります。
この赤い茎は、花の付け根の部分にあった子房柄(しぼうへい)と
呼ばれるものです。
ラッカセイ油は軟膏剤などの基剤として用いられます
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ゴシュユ
少し色づいてきました。
移植のダメージからもある程度は回復したようで、
今年は葉も大きく育ちました
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チャノキ
ひっそりと咲き始めました
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チョウセンアサガオ
株自体は落葉が進みヘロヘロな状態ですが、
最後の力を振り絞って開花しています。
涼しくなったためでしょう、(本来は夜に開花して朝にはしぼむのですが)
明るくなっても咲いています。
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ローゼル
手で触れている「がく」の部分がハイビスカスティーになります。
ビタミンCやクエン酸が豊富で健康にもよいとされています。
酸味の強いお茶になります。
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ショウキズイセン
ヒガンバナの仲間で遅咲きの種類です。
ヒガンバナの分類はややこしくてショウキズイセン(L. traubii)と
オーレア(L. aurea)という種は非常に似ています。
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カニナバラ
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カキ
色づき始めました
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ヒキオコシ
開花し始めました。
地上部を薬用として利用し、夏と秋の2回収穫が行われるそうです。
健胃作用のあることで知られ、市販の胃腸薬にも用いられています。
なお、ヒキオコシも大きくて場所を使いますので、
今年限りでしばらくはお休みの予定です
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ステビア
寒さに弱いとしていますが、地植えにしたこの株は
3年ほど越冬しています。
少なくとも落ち葉をかぶせるなどの防寒対策を施せば
越冬の可能性は十分にあるといえそうです
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ゴマ
すっかり葉が落ちました
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オリーブ
色づき始めました
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近畿大学薬学部薬用植物園
開花状況の他、行っている作業
など現在の様子をお伝えします

大阪府東大阪市小若江1-9-7
E-mail:yakuso@phar.kindai.ac.jp
(@を半角にしてください)
ギャラリー
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