みなさんこんにちは。

連日の暑さが体にこたえますが、植物もやはり疲れ切ったような状態です。
現在の状況についてお知らせいたします。


鉢を例年以上に寄せ合っています、、、、
ほんの気休め程度ですが、少しでも夏越しの助けになればよいかと思います。
ほとんどの自然環境では、地面を覆うようにいくつもの種類が
繁っていますが、これらが地温の上昇を避け、地中の水分環境を安定させ、
また、いくつもの種の葉が交差することによって比較的適切な光環境が
得られているようです。
鉢植えのディスプレイでは、より見栄えのする配置で、鉢を隠すことに加え、
上記のような安定した環境をつくることも期待されています。
海外の話になりますが、イギリスのGreat Dixter Gardenのディスプレイは
庭に興味のある人の間では知られていました。
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ベラドンナ
今年も全滅かなと思いつつ、ほんのかすかに越夏を期待しています。

ハウス内での春前の育苗ができないこともあって開花も遅れ、
枯死前にぎりぎりで採種を繰り返しています。
秋の発芽もかなり気温が下がってからなので、戸外育苗はどうしても遅れます。
特別な管理で夏越しを目指したり、インキュベーターなどで秋に早目の
発芽を目指すようなことはできるだけしたくないと思っています

屋外鉢植え
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屋外鉢植え雨よけ下
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露地植え。これは枯れてしまうでしょう 
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イランイランノキ
日焼けするので遮光下にて展示しています。
香水原料ですが、花の香り自体はあまりよいとは言えないかもしれません
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ニチニチソウ
元気に生育しています。
誰でもそれなりに育てられて、酷暑にも強く、優秀です。
この花色は暑苦しい。
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ホソバクサボタン
発芽がものすごく遅れた個体ですが、この暑さの中よく咲いています。
生薬としては根を利用します
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ハッカ
多くの植物同様、生育のスタートは遅れ、やや小さめですが
開花し始めました。連作に強いとされる品種
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ニガキ
今年もクマゼミの人気No.1で手の届く範囲に30匹、樹液は滴り落ちて
衰弱しないかと心配です
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ミソハギ
ハチに人気。
お盆に飾られる花として知られています
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ハトムギ
熟してきました。
水不足で小さいが、展示としてはほどよい大きさとなりました。
ジュズダマとかなり近い植物。ジュズダマでお茶をつくる方もおられるようです
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ミシマサイコ
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ヒカゲノツルニンジン
暑さに耐えながら何とかぎりぎりで咲いているようです。
寒冷地なら簡単に育てることができます。
日本薬局方収載生薬の基原植物ですので、植栽していますが、
植物本来の姿を見せるべき植物園としては、こんな植栽に意味があるのか!
と思ってもしまいます。
根にはオタネニンジンのような強壮作用があるとされています。
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オオバコ
ネコの寝床となっているようです。
アケビ棚の下にあり、ほどよい日陰になっているのでしょう。
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ゲンノショウコ
少しですが咲いています
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キバナオウギ
これも本来の姿とは遠いですが咲いています。
昨年のような暑い秋とならず素直に気温が下がってくれれば採種できるはず
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トウキ、ヨロイグサ
そろそろ採種の時期です。
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タバコ
今年は小さいです。
タバコ農家の畑では、早目に育苗も行って
比べ物にならないくらい大きくなります
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ローゼル
ほかの植物の抜き取りにともない植え付けました。
さすがに時季外れの植え付けなので、落ち着くまで遮光します
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カキ
目線近くでご覧いただけます
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ナンバンギセル
一部早めに出てくる個体があります。本番はもう少し後になります
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