みなさんこんにちは。
現在の状況についてお知らせいたします。


ユリ
イトハユリとオウゴンオニユリ(花弁に斑点のない個体も含む)を
プランターまたは鉢植えしています。
前者は日本薬局方収載生薬ビャクゴウの基原植物(L. pumilum)にあたり、
後者は基原植物オニユリに極めて近い植物です。
当園の規模にしては、多くの個体を保持していますが、いずれも種子からの繁殖で
一人前となるのに3年以上を要するため多くの予備を維持しています
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レンギョウ
左4ポットが他園よりいただいた枝を挿し木したもので、
右が当園にあった株の挿し木苗です。

レンギョウは果実を生薬として利用しますので、花だけでなく果実も
実らせたいところですが、長年、着果しない状態が続いてきました。
どうもレンギョウは(他種も?)雌しべが雄しべより長い長柱花と
その逆の短柱花があって両タイプの個体がないと結実しないそうです。

左右のポットの葉には違いがあり、本当にいずれもレンギョウかどうか
断定は難しいですが、左:短柱花 右:長柱花を咲かせます。

当園の地植えのレンギョウ(少なくともそのように同定された)は
センチュウ害がすさまじく、枝枯れが頻発する不安定な状態が続いていたので、
挿し木とともに処分しました。

挿し木した2タイプの苗を1鉢に寄せ植えすることで、センチュウ害を避けつつ
安定して結実させられないかと考えています。
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サンショウ
何とか夏を越え生き残ったものの、夏越しだけを考えていたために
昨年は日照不足であったと思われるアサクラとブドウサンショウです。
今年はもう少し日に当てていきたいと思います
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クソニンジン
地に下ろすまで結構長い時間がかかります
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フジ
鉢植えですが来週には満開となりそうです
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ウメ
病害が発生しています。広がらないうちに対処します
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ウメの接ぎ木
ずいぶんと無茶なところへ接いでいますが、
そういう部分はまったく活着していませんでした
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ヒロハセネガ
他園では当たり前のようにあるのかもしれませんが、
当園では慎重に対処してきました。
こぼれ種からの実生も見られ、ここの環境でも安定した生育を
見せてくれるようです
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ハシリドコロ
バックヤードで管理していた予備苗を植えつけました。
暑さに弱く、小川のほとりなど一定の湿潤条件を求めるような植物は
当園の環境では厄介な存在です。落ち着いてくれるとよいのだが
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トキワイカリソウ
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アケビ
開花しています。
人工授粉しないと着果は厳しいので、ミツバアケビの花粉付けも行いました。
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アルピニアオキシフェラ、リョウキョウ
いずれも地上部は完全に枯れてしまいました。
地下部が残っていればよいのですが
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クリスマスローズの実生
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ツルニチニチソウ
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ヤマザクラ
初花となりました
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カギカズラ
真夏も直射日光下にあったためか枝が日焼けしているようです。
なお、カギの部分を他植物などに引っ掛けることによってつるを伸ばしますが
引っかかったカギの部分は太くなるようです
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ソバ
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クズ
カイガラムシを駆除しようと癒合剤を塗布したら枯れてしまいました。
枯れた場合のために予備苗を用意しておいたのですが、
50%以上の確率でうまくいくと思っていました
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イブキジャコウソウ
開花し始めました。シバザクラのような雰囲気です
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ブルーベリー
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パパイア
苗を植えつけました。5年ぶりくらい。
前回は秋まで高温が続き着果数が激減していたように思います。
品種によって違うでしょうが、暑すぎてもよくないようです
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キンセンカ
目がチカチカするような色です。
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