紀尾井文学会

上智大学紀尾井文学会の公式ブログです。日々の活動報告から書評なぞまで。

ガブリエル・ガルシア=マルケス

第一回現代世界文学読書会

この時期になると、テレビに映る熱い高校球児たちに釘づけのS井です。皆さんはどのような夏をお過ごしでしょうか。

さて、今回は去る8月2日に死魔馬先輩主催で行われました現代世界文学読書会の様子や私個人の感想などを書かせていただきたく思います。
今回の読書会では主催者が『生者・死者』というテーマに沿って選んだ7つの作品を扱いました。扱った作品については以下の通り。

01. 目取真俊(日本: 1960〜)
『面影(うむかじ)と(とぅ)連れ(ちり)て(てぃ)』
02. ホルヘ・ルイス・ボルヘス(アルゼンチン: 1899〜1986)
『不死の人』
03. ダニロ・キシュ(ユーゴスラビア−フランス: 1935〜1989)
『死者の百科事典』
04. チヌア・アチェベ(ナイジェリア: 1930〜)
『呪い卵』
05. 莫(モー・)言(イエン)(中国: 1955〜)
『秋の水』
06. ガブリエル・ガルシア=マルケス(コロンビア: 1928〜)《*1982》
『失われた時の海』
07. イサベル・アジェンデ(チリ−アメリカ: 1942〜)
『私たちは泥でつくられている』

『生者・死者』のテーマは2回に分けて扱う予定であり、ヨーロッパの作家については2回目に扱うこととして今回はアジアや南アメリカなどの作家の作品を選んだそうです。

詳細については続きを読むからお願いします。

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『百年の孤独』ガブリエル・ガルシア=マルケス(新潮社-ガルシア=マルケス全小説)

百年の孤独 (新潮・現代世界の文学)
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1967年、 未開の地より一冊の書物が世に放たれた。突如として現れ出たこの異形の怪物はたちまち世界を戦慄させ、人々に未曽有の時代の到来を告げた。百年の孤独―それは物語の混沌。千の雑多な挿話から成るこの大いなる物語は、開始早々からやれ錬金術だの、幽霊だのと、なにやら胡散臭いが、それでいてどこか魅力的な代物をちらつかせて夢とも現実ともつかぬ魔術的世界へと読者を巧妙に誘い込む。そうして一歩作品内へと足を踏み入れるや否や、読者は瞬時に自分が霧深い魑魅魍魎の世界に取り込まれたことを理解する。行けども行けども出口は見えず、然りとて引き返すにはもう遅い。半ば諦めながら、あてもなく言葉の迷宮を彷徨う うちに、しかし読者はそこに奇妙な悦楽のあることに気付くのだ。常軌を逸した出来事に、登場人物たちの不可解な死に、我々は逐一驚き、呆れ、感嘆する。そ うして食い入るように読み進めているうちに、我々はもう迷路の出口に立っている-世界に物語が溢れだす。それは物語のための物語(H)
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