いわゆる名言・金言・警句、人間世界の現象と人の心を端的に射抜く言葉を、
ゲーテは数多く残しています。
この本は、その中から特に有用な部分、
現代の人が読む事でゲーテから大いに学ぶ事のできる言葉を集めたものです。

五つの章に分かれてこの本は成り立っていますが、
その都度いくつかの言葉を著者がわかりやすく解説しています。
著者自身の体験した具体例も交え、また時には脇道にそれたりもしつつ、
ゲーテの言葉をわかりやすく教えてくれています。

つっこみどころがそここにあったりしますが、
いきなり堅苦しい格言集に入るよりも絶対に面白いと思います。

この本を読んで座右の言葉を手に入れたりすると、かっこいいですよね。
ちなみに部室には、これのにもに『ゲーテ格言集』(新潮社)も置いてあるので、
好き勝手に読んでみてください。

たまに欄外に副代表のひとりごとが書かれてるかもしれないけど、
気にしないように……。

今回は内容が面白かったので、一部を引用してみます。
蕎蓮峙杣する」から、最高を知る、という項目。

――私は尺度という意味で、もう一つ心がけていることがある。
 それは、「ノンフィクションは読むがフィクションは読まない」
 「クラシックは好きだけれど歌謡曲はダメ」というふうに、ジャンルで好き嫌いを言わない、
 ということである。

  どんなジャンルでも、頂点の人たちを見ていくと、胸にくるものがある。
 浪曲も「広沢虎造はいいな」と楽しむ事ができる。
 頂点のものには普遍性があるとわかったのである。
 (中略)
 例を挙げれば、自分が「『少年ジャンプ』が好き」だとしたら、
 ろくに読みもしないで「『少年マガジン』なんて全然面白くない」と忌み嫌うような極端さだ。
 他のものを知ることで、自分の興味の牙城を崩されるような気持ちになるのだろうが、
 まったく無意味である――



……(;^ω^)

これからはマガジンも読もうと思います


座右のゲーテ -壁に突き当たったとき開く本 (光文社新書)座右のゲーテ -壁に突き当たったとき開く本 (光文社新書)
著者:齋藤 孝
販売元:光文社
発売日:2004-05-15
おすすめ度:4.0
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